気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

★2

アブソリュート・デュオ 1

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「盾は 人を守るものだ」


MF文庫Jから刊行しているラノベのコミカライズ作品。
原作は4巻まで刊行中。
入学試験からデュオのパートナー登録のところまで。

うーん、1巻はまだそれなりに楽しんで読んでたんですが。
最新刊読んだ後によむとちょいと微妙。
本編のイメージがついてきて、あまり集中できなかった感があります。

理事長の黒さとか、トラの素直じゃない感じとか。
透が迷っているところとか、ユリエの身体能力とか。
表現の仕方はいい感じではあると思いますが。
それなりにいいコミカライズ。

しかし、今見ると、ここまで守ることに固執しているのに、願いがなぁ。
早い段階で「アイツのようにはならない」と誓っていれば、主人公がもっと好きになれたように思うんですが。
巻を追うごとに、どうにも悩みすぎというか、動いてなさすぎというか、パッとしない印象が積み重なっていったんですよね。
多分、2巻以降は手を出さないんじゃないかなぁ。

アブソリュート・デュオ 1 (アライブ)
成家慎一郎
メディアファクトリー
2013-11-22

アブソリュート・デュオⅣ 黎明せし異能の境界

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「……でもな音羽。今日は護れたよ。大切な人を、護れたんだ……」


正直失速したかなぁ、という感じ。
というか、いつまでも同じ陣営、同じ敵を使いまわしていると、予定調和で面白くない。
そろそろ別の敵キャラ出せよ、と思います。
次回で第一部完、そして更にその次から第二部~ってことらしいですけど、読んでも一部完までかなぁ。

主人公が自分を「復讐者」と内心で思っている割には甘い。
これ結局最後には、仇の復讐対象すら許してしまうパターンじゃないのか。
いや、勘弁してくださいよ、って感じ。
盾使いだから、かつて大切なものを護れなかったから、他のものは護りたいと思う。
偽善ですね。それを自覚していればまだしも、こんな精神で「復讐者」と思ってるんだから笑える。

力の誘惑に負けたみやびを止める部分も、割とあっさりしていたかなぁ。
どうせなら一巻まるまる使ってしまえばいいのに。
みやびを止める⇒別の戦いを行う⇒みやびとデートイベントって流れは、真ん中の戦いが邪魔と言いますか。

真ん中の戦いも、敵陣営がどんどん小物化していった感が否めなくて。
いや、被害出てくるあたり、力的には上昇しているんですが、どうにも見せ方が中途半端。
学園側の思惑もよく判らないというか、どうでもいい感じになってきましたし。
なんか、上位陣営の会議がもたれていましたが、単語がくどい。鍵カッコ多用しすぎでしょう、という感じで。
これは悪い厨二感。
別のラノベで、こういう感じのいくつかの組織のトップが会議をするっていう感じのイベントありましたけど、もうちょっとスムーズだったかなぁ、と思います。
単純にやっぱり文章のくせとか見せ方の問題になるんじゃないかと。
 

そして不滅の神域封剣 

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――軽々しく助けを求める人間だったら、少し手を貸してやるだけでいい。
   だけど、もしも、そうでない人間が助けを求めたら、何を敵に回しても見捨てるな―― 


過去の事故により、特殊な身体能力を得た主人公。
窮屈な思いをしながらも現代社会を生きていた。
しかしある日、自宅の倉庫で謎の光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
そこは、魔力増幅装置としての剣とその力が全てと言えるような世界だった。 

力もつ少年が、助け求める少女に呼ばれる。
で、その少年はその世界の常識に縛られない強力な力を持っていた。
まぁテンプレですな。

王道だから、主人公が一度絡まれて力を発揮するとか、少女に言い寄る男が事件を起こして少年を怒らせるとか、イベントもわかりやすい出来となっていますな。
ただまぁ、王道だから面白いっていうのは、加減を間違えると、テンプレで予想できてしまうからつまらないっていう事になってしまうわけでして。
個人的にはこの作品は後者。
テンプレ通りの材料をうまく活用できずに、盛り上がりもオチもちょっと物足りない感じになってしまってる。

主人公の身体能力の礎になっている刀はいったい何なのか。
鞘を持つ少女と、刀を持つ少年。
あからさますぎる気もするんですけど、どうして気付かないのか。
いや、主人公が刀についてよく判っていないからって説もないとは言わないけど、なんかなぁ。
あとは、やたらと祖父の言葉を引っ張ってくるのも微妙。
そうういうのは決め所でびしっというから決まるものだと思うんですけどね。

そして不滅の神域封剣(レグナーレ) (MF文庫J)
真崎まさむね
メディアファクトリー
2013-08-22

晴れた空にくじら 浮船乗りと少女

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「その浮船、私にください」


冒頭の言葉が全ての始まり、といいますか。
空を飛ぶ不思議な生き物「浮鯨」からとれる「浮珠」を用いて飛ぶ船がある世界のお話。
今でこそ飛行機や飛行船ありますけど、昔はそんなものはなかったわけで。
そういう少し前の時代の地球を舞台にしたお話。
巻頭に明治37年ごろの東アジア周辺地図が乗っているんで、それぐらいなんでしょう。

イラスト好きで買ったんですが、文章が合わなかった感じですねー。
やたら説明が多く感じて、どうにもつっかえつっかえ読むもので、読む速度が上がらない。

浮くための「浮珠」が足りず日本に戻れずにいた2人と、「浮鯨」を狩る捕鯨をやっていた少女が出会い、浮船がまた空を飛ぶ、という展開。
まぁ、戦争開始しているから、あまり悠長にしてもいられないんですが。雪平は結構のんきですよね。
浮船の修理しているところに、敵国の兵が乗り込んできたりとか。
なんとか飛ばしたら、船に追われたりとか。
色々イベントはあったはずなのに、盛り上がりに欠けると感じたんですよね。
どうにも勢いが足りないように思えました。

晴れた空にくじら 浮船乗りと少女 (GA文庫)
大西 科学
ソフトバンククリエイティブ
2008-07-15
 
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ちゃか

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