気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

★4

左遷の錬金術師の解決薬1

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「有効な手がないのでしたら、私が処置します」

 

セラ・ラスコットは国家錬金術師。

しかし彼女が興味があるのはポーション等の研究のみで、国家錬金術師ギルド内部での勢力争いにはさっぱり興味がなく……その結果、彼女は左遷されることになったわけです。

名目上は、冒険者ギルドが反乱を企てている疑いがあるから現地に行って内偵してこいというものにはなっていましたけど。

民間の武力組織である冒険者ギルドを、王国は良く思っておらず……一度は潰そうとして過去まであって、お互い険悪な関係である模様。

そんな関係の場所に内定にいくとか、身の危険もある仕事なわけですけれど。

 

その疑いがかかったのが、ポーションに使う素材の供給が顕著に滞っていることで。

反乱が真実だったらセラの身も危ういけれど、素材関連でのトラブルが起きていた場合、知識豊富な人材がいるのは手助けになる。

政治闘争の結果ではあるけれど、セラは知識も豊富で適任と判断されたそうですね。

現地に向かう隊商の馬車にお邪魔して、護衛の冒険者が負傷した際も、的確に処置してましたし、実際腕は良いんですよねセラ……。

 

あからさまに歓迎されていないムードでも、気にせずやるべきことに着手していましたし。

そもそも、歓迎されていないからって逃げ帰るくらいなら、錬金術師ギルドでの政治闘争ガン無視で研究に没頭とかしてないか。

道中で助けた冒険者……恩義のアウリオが、折に触れ手助けしてくれたのはありがたかったですね。

予期せず現地協力者が得られた形になるわけですし。

素材不足に困っているのは現地でも同じで、代替品の情報を示したり、魔物被害にあった人々を助けることで少しずつ彼女が認められていくのが良かったですね。

……セラ、とある異名を騎士団からつけられていましたけど、腕は本当に確かなので、はい。左遷される原因となった現地で起きていた問題、解決の道筋を見出してましたからね。実に頼もしい。

彼女の完全オリジナルポーションだけは絶対に呑みたくないですが。

滅亡国家のやり直し 今日から始める軍師生活5

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「その覚悟はあるか?」

(略)

「覚悟がなければ、そのような提案は致しません。そして、滅ぼしたあとのことも考えています」

 

帝国との同盟を締結させ、無事に帰国したロアたち。

一番の懸念点が解決したとはいえ、ルデクの隣国は西のゴルベルもあり……立て続けにルデクに敗れて勢いが落ちている国ではあるけれど、ルデクと争えないところまで追い込まれているわけでもない。

リフレアと本格的に戦いを始める前に、なにかしらの決着をつけたい所ではありましたが……。

 

これもまた、ロアの導いた奇縁というか。以前逃れて来たフランクルトが、ロアから頼まれて信頼できるゴルベルの知人に手紙を託していて。

それを受けて、ゴルベル内で王が変わり……さらに、新王が息子を連れて終戦を願うために乗り込んできたわけです。

ルデクのゼウラシア王が、ゴルベル新王を受け入れてくれる度量の広い王様で良かった。

 

同盟を結んだことで足場が固まり、裏切り者、第一騎士団のルシファルとの決着をつける事が出来たのは、何よりでした。

しかし、それですべてが終わったというわけではなく。リフレアという国を放っておいたら、また新たな策略を練るかもしれない。

少し落ち着いたことで見落としていた、とある出来事についてロアは仮説を立てたわけですが。……彼の悪い方の想像が当たっているんだろうなぁ、という方面での信頼がある。

同盟を結んだゴルベルで催し物をやったりしてた場面は楽しかったですけど、まだまだ争いの種は尽きませんねぇ……。

女たるもの!

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「今の生活や今のわたしのことわたしは気に入っているんで」

「何気ない言葉だったとは思いますがそうさせてくれた あまつかさんには感謝です」

 

同級生の少女に、教室で書いていたファッションデザインを褒められたことで、東京にでて衣装デザイナーを目指して励んでいる少女・鶴野さん。

夏休みに帰省した際に、自分の転換点となった言葉をくれた同級生・天塚さんと再会したわけですが。

1週間の帰省中、会う日も会う日も天塚さんの隣には違う男性が居て……。

 

言葉を濁して複数人相手に気のある素振りを見せていて、「悪女どころでは無く極悪人だけど」と鶴野さんに評されていましたが。

鶴野さんからしたら憧れの相手だった天塚さんですけど、夢に向かって進む才能ある鶴野さんの姿が天塚さんからみたら羨ましい存在だった、というのが良いですね。

天塚さんの為の服を作って、新しい場所に彼女を連れて行って。そこからも交流が続いて「付き合ってることになってる」距離感の2人のやりとりがあるのも好き。

 

他のエピソードは、「クリぼっちアピする女達の真実……」。

人気アイドルカップルの女子2人。クリスマスぼっち同士、一緒にケーキを食べてるのをアピールしてるの良いですね。「ケーキ焼けたよ」って持ってきてるコマの隅っこにいる絵が可愛くて好き。

『「かわいい」は呪い』でも同じ2人が描かれていて、いっつもかわいいと言われ続けて、もうわかったと言いつつ、1週間言われないと不満を抱いてしまうの微笑ましい。

 

別短編。ハンドクリームだしすぎちゃった~って、分けてもらう時に「友人」のラインを超えたからかい方をされた少女がやり返してるの、良いですよね。可愛い。

 

バレンタインでチョコ配り屋さんやってる少女と、それにつき合っている子。お互い冗談っぽくやりとりしていたのに、思わず「私の分はないわけ!?」って叫んでしまってから、本音のやり取りが始まるのが実に良かったです。


ロードマギアの弟子6

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「改めて言語化するならばそうだな――」

「僕は急ぐのを止めたんだ。」

「つまりのんびりやる事にした。急ぐと周囲と無駄に衝突して疲れるしそういうのは結局遠回りじゃないかね?」

 

44話~53話を収録。サブタイトルが「アストールの戦い312」で、大規模魔術戦の規模の大きさがうかがえるというか。

港湾倉庫の調査に赴いたルカ達の視点、クオンの弟子としてザザと対峙するガルの視点、領主と対峙する王子たちの視点、そしてカージャと対峙するクオンの視点と4か所で物語が進んでいくからこそですけどね。

魔術師と正面切って戦うクオンとガルの戦場が一番苛烈なのは間違いないんですけど、紫の蛇や領主の勢力を抑えるというのも重要ですからね。どの場面も良かった。

 

電子版で読んでるからか、一部カラーイラストになってる場面とかがあるんですが。

炎を使うザザと、それに対抗するために水の魔剣を振るっているガルの戦闘シーンは熱かったですねぇ。

使い魔ごしに結界術を使って援護してくれるソロスの存在もありがたかったですけど。

会議をなんどもすっぽかして九星としての存在を怪しまれているクオンとは逆に、長く魔術都市にこもっていたソロスは、ザザの判断基準を当初受け入れがたい素振りを見せていましたが。

少しずつ傭兵から変化していってるとは言え、まだまだ武人としての価値観があるガルはザザを理解して、戦いになるだろうと理解しているのが好きです。

限界までクオンから与えられた武器とか、自身の才覚で戦おうとしていたのも良いし……切り札を斬るタイミングを間違えなかったのも良い。

 

カージャはカージャで、人身売買とか犯罪組織とつるんでいたりとか、悪徳魔術師ですけどちゃんと腕を磨いているのも確かで。

術理が分からない格上であるクオン相手にも、しっかりと抗って、いくつかの術には対策を立てていたのはお見事。

ではありますけど……クオンがどの場面でも焦ってないからなぁ……。まぁ、クオンの魔術の腕前が見られたのは嬉しかったですね。

マーダーミステリー狂気山脈 陰謀の分水嶺 THE COMPLETE GUIDE

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誰が呼んだか“狂気山脈”

 

マーダーミステリーゲーム『狂気山脈』シリーズ三部作の、ストーリー、世界設定、制作風景などについての解説だったり、シリーズ製作に協力したクリエイターの方々のコメントだったり、製作陣の鼎談だったりが収録されたコンプリートガイドの名に恥じないボリュームに溢れた1冊。

シナリオの概要とか背景とか見られるの、やっぱり楽しいですねぇ。

 

TRPG版の『狂気山脈~邪神の山嶺~』はプレイヤーとして回った経験があり、マーダーミステリー版は全て動画視聴勢なんですが。良いですよね、狂気山脈シリーズ。好きです。

キャラクタープロフィールで各キャラの設定もあったり、キャラごとに違うシルエットにしたいというデザイン面の紹介があったり、やっぱり細部にこだわりがありますねぇ。

 

マーダーミステリー版『狂気山脈』のシステム面とかのこだわりとか、ゲスト寄稿の部分とかでも触れられていたのが良かったですね。

あとは舞台裏として、全シリーズの盤面とかそれぞれのシナリオで入手できるアイテムについての解説パートもあったのが楽しかった。動画視聴してしまったので、もうプレイヤーとしては遊べませんがGM回してみたい気持ちもあるんですよね……5時間超の骨太シナリオなので、中々踏み切れてませんが。

TRPGもマダミスもネタバレしてしまうと楽しめない遊びなので、「ここのこだわりポイント」良いですよねぇ、って直接的に言えず丸い感想しか言えないな……。

ガイド役の天使を殴り倒したら、死霊術師になりました~裏イベントを最速で引き当てた結果、世界が終焉を迎えるそうです~6

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1人で抱え込まないでって約束を破って、悪いことをしたって自覚してるんだからいいじゃない。それとも、怒って欲しい?」

「いえ、その……はい。申し訳御座いませぬ……」

「いきなり隠し事なしなんて難しいもんね。ちょっとずつで良いから、私を頼って欲しいな」

 

5巻に続き、ほぼオリジナルな書籍独自ルートを突っ走る6巻。

冒頭の想定外のイベントが発生しまくって混乱してる運営陣のトークがぶっちゃけすぎで笑えた。

新エリアとか色々開拓が進んで、善良な上位層が初心者エリアに不在なことが増えて悪質なPKとかが増加しているっていうのは、起こりえるだろうなぁって納得したし。

ゲーム本編が想定していたストーリーから完全に外れているし、ミィナ一派はリンネへの攻撃をリアルでも行い始めてるって言うのは頭が痛い問題でしょうし。

でも管理AIメガリスさん、古の巨人復活イベント三か月後予定だったってマジィ? なんかリンネ達が妥当したけど、950レベルのボスとか蹂躙されるのでは……? いやアレはいろいろ噛み合って混乱してたから問題が悪化したのはあるけども……。

 

ミィナ一派の行動を受けて、華胥の夢や同盟ギルドたちがルナリエットへの報復を宣言。

守護結界を張るゲリュディオン、驕るだけの事はある防御性能を見せてくれたのでWEBよりはちょっと評価上向きましたね。

でもゲリュディオンがミィナを宝物庫に連れてって巨人絡みの騒動起こした一因でもあるしな……という気持ちも無くはないが、冒涜的な扱いも受けていたのが発覚したので、はい。

 

リンネ発案のゾンビアタック封じも効果を発揮して、既知のルナリエット戦力相手には余裕勝ち出来そうだったのはお見事でしたね。

予期せぬ横槍が入って、それによって犠牲も出てしまったことで、快勝ムードとはならなかったのが残念ではありますが。

 

ルナリエットの騒動を終えて、巨人イベで切り札を使って以降調子を崩している姫千代の故郷に足を運ぶことになったリンネ達。

元々姫千代のためにも向かうつもりだったけれど、加賀利の地で戦争が起きているという話もあり、予定を早めることに。

船がない状態で向かう方法がちょっとトンデモなくて、無茶するなぁと思いましたけど。これまでずっと無茶してきて、願いを掴み取ってきたのがリンネですからね。今回も、なんとか間に合ったのでヨシ!

ガイド役の天使を殴り倒したら、死霊術師になりました~裏イベントを最速で引き当てた結果、世界が終焉を迎えるそうです~5

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「私達は一人じゃない」

『…………!』

「皆で皆と力を合わせて、勝利するのよ!!」

 

し、知らない展開だー!! あとがきでもオリジナル展開が99%とか書かれていましたした。

リンネ達の行動の結果、バビロニクスというアミューズメントパークが出来たり、勢いづいているバビロン陣営。

華胥の夢のメンバーみたいに速攻転職に踏み切れる人ばかりでもなく、ローレイ陣営で立場があると引くに引けない人も、そりゃまぁいるでしょうね。

 

……ただ、今回取り上げられたミィナは可愛い売りして自分たちの信者からゲーム内はおろかリアルでも金をせびる悪徳プレイヤーなので、自業自得というか。

宝物庫を見せてもらえるっていう特殊イベントを引いた際に、そこから特殊アイテムを持ち逃げするし。余所で試運転してたら失敗して、より大きなトラブルを招き……それをリンネの名を騙ることでヘイト擦り付けようとしてくるし。

WEB版よりも「嫌な奴」度が上がっていたと思います。思いっきり叩きに行けるから、良い悪役だと言えますが。

 

リンネが持っていた死の芸術に封じられていたマリアンヌ。芸術神と呼ばれ、亜神属性まで持っている存在ですが……ステラヴェルチェでのリンネの振る舞いに新たな芸術を感じとり、従者になっていたのは笑えた。

カヨコさんに招かれて、彼女の故郷に赴いた際に、純粋な少女ティアラを新しい従者にしたりもしてますし。

リンネは一回従者離脱を経験したこともあってか、より真摯に住人たちと交流するようになってるのが良いですよね。

 

規模が大きく、レベルが高い敵と戦う羽目になったリンネ達。

WEB本編でも他のプレイヤー達を引き離す勢いで特殊イベント引いたり、ダンジョンレアボス倒したりして、レベルアップしてましたが。それを上回るジャンプアップして笑っちゃった。



お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 after the rain2

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「周くんの方が大切です」

 

1425話と書き下ろし小説「それは正しく夢なのか」を収録。

料理を任せているから、片づけを担当している周くん。

手を滑らせて真昼お気に入りのグラスを割ってしまって……真昼がちょっと文句を言う姿勢になっていましたが。

真昼が怒っているのはグラスを割ったことではなく、割った直後に怪我するかもしれないのに欠片に素手のまま手を伸ばしたことなんですよね……。

そして割ったことを気にしている周の負い目を突いて、一緒にグラスを買いに行く約束を取り付けている真昼が強い。

 

あとは3話存分につかった「うっかりによる三度目のお泊り」がやっぱり微笑ましくて好き。

千歳とよく遊ぶようになって、真昼の世界が広がったわけですが。暗くなると危ないからと周が当然のように出迎えに行って。当然のように周の部屋まで一緒に行ったので、真昼が鍵を千歳の部屋に忘れてきたことに気付くのが、この2人らしい。流れるように一緒の部屋に帰るんだもんな……。

彼パジャマ(この時点では彼ではない)やってる真昼、可愛いな……。原作者あとがきでも「この時間軸だと何故付き合ってないのか、と原作者が思っている」という厚い保証付き。

 

真昼視点で周の良いところが挙げられている「皆の知らない良い所」も良いですよね……。

褒められているの慣れているハズなのに、周の言葉には照れまくっちゃう真昼が可愛い。

愛さないといわれましても 元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる6

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「苦しいのはおまえがこれから生まれるからですよ」

 

オルタでの日常が、おおむね穏やかに続いていました。

第四王子たちが訪問することになった原因、ソーヤ国という海向こうの国からきた使節団がやってきたわけですが。

使節の何人かは、ジェラルドの父母と一緒にドリューウェット城まで行って、そちらでもおもてなしがされることになって。

一部はオルタの迎賓館に残って、そっちの対応を第四王子とジェラルドが担当することになっていましたが。

 

そうやってジェラルドが不在の間に、神官たちが屋敷に訪問してきたりするのが面倒くさいというかなんというか。

神殿勢力、ソーヤ国相手にも縄張り争いとしてアビゲイルと仲が良いとアピールしてきたりするみたいで……増長が過ぎる、とジェラルドに叩かれることになっていたので、ざまぁとしか。

過去の戦火からも遠く、被害も薄かったことで私兵団が緩み切っていたのもありますし。あっちもこっちも締め直さないといけないジェラルドは大変だ。

アビゲイルを守るために過保護すぎる部分がジェラルドにはありますけど……それを抜きにしても、普通に規律が緩んでるのは良くないですからね。徹底的に叩いてもらいましょう。

 

今回、ジェラルドの義姉にあたるステラが出産するまでになってましたが。

懐妊にアビゲイルが気付いた描写から、ついに出産までに来たのかぁ、とちょっと生まれたばっかりなのに感慨深い。

アビゲイルが伝えたユスリナの効果もあって、産み月までつつがなく過ごせていたらしいのでそれも良かったですねぇ。

 

魔王の森を残して領地が水没したせいで、現地で証拠を集めることが難しくなったせいで、ロングハースト関係者の処刑は先送りになっていたみたいですけど。

時間が過ぎたことで、養母ブリアナの刑が執行されたりと動きもありましたが……終わり際に、それまで秘匿していた魔物寄せだとか色々情報が出て来たせいで、他国からの探りが入ったりしたので、死んでからもなお祟るか……という感じ。

 

第四王子と似た部分のあるソーン国の使節の一人、ソーヤリー卿。善性ではあるけれど、立場に見合った腹黒さというか、策謀も当然使ってくる人物で。

自分と違う考えの人間もいて問題が大きくなるから、次回以降の使節からはアビゲイルを隠した方が良いと言ってくれたのは、正しく助言ではあるんでしょうけど。

その時に「いつか自国にアビゲイルを招きたい」ってことも吐露してたし、アビゲイルの天恵について察してるの面倒すぎるなぁ……という気持ちもある。


愛さないといわれましても 元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる5

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「お前はボス失格です」

 

変わらずオルタで過ごしているアビゲイルたち。

若手が幅を利かせていた私兵団、可もなく不可もないながら大佐までなったはずなのに仕事嫌いな上官までいて……緩み切っていた現場を、ジェラルドは叩き直す恐怖政治に着手。

当人もあまり荒っぽくなるのは好んでないみたいですけど、「上官の怠惰は部下を殺す」と大佐から仕事と指揮権まで分捕って采配振るっているのは有能。

 

ロングハーストの土地、恵まれていたと思われていましたが……アビゲイルが再訪し、離れてからも凋落が続いていったそうで。

魔王の森を残して領都が水没したとか言うんだからとんでもないというか。前世魔王なアビゲイルがいたからこそ保たれていたんだなぁ……というのがよくわかる。

 

 

アビゲイル、魔王としての視点を持っているのもあって、なんだかんだ上位者としての振る舞いを心得ているんですよね。あちこち常識抜け落ちてるけど。

見るべきところはちゃんと見ていて、ロドニーがキッチンメイドと仲良しなところとか知ってるの、なんか好きですね。いっつも好奇心であっちこっち走り回っている小動物感もありますけど。

閑話でそのキッチンメイドのエピソードが挟まっていたのも嬉しかったですね。奥様に振り回されつつ、仕事をしっかりこなしている良い子でした。

調理風景見に来たアビゲイルが、目を輝かせて眺めているから料理長が興が乗って、オムレツめっちゃ高く挙げている場面とか、微笑ましくて好きです。

 

港町ということで、他国からの使節が訪問することが決まったり。その対応のために外交につよい第四王子がやってきたり。

海のボス争いがいったん落ち着いた……と思ったら、森のボスまで挨拶に来たり。あっちもこっちもバタバタしてましたが。

王子についてリックマンもやってきて、アビゲイルの天恵について以前よりも知ることになりましたけど。それでも変わらず友情を示してくれたのが、実に良かった。

どもりまくって挙動不審になってしまうけど、何だかんだ大物ですよねリックマン。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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