気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

『ショップ』スキルさえあればダンジョン化した世界でも楽勝だ

『ショップ』スキルさえあれば、ダンジョン化した世界でも楽勝だ3 ~迫害された少年の最強ざまぁライフ~

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「悪には悪なりの筋の通し方ってもんがある。俺は――嘘や偽りで、人を利用するつもりはねぇ」

 

表紙の女性が新キャラかと思ったら、新キャラは新キャラでも主人公が変身した姿だったのには驚き。

これまでは回復効果のあるアイテム、食料品、武器とかを扱う商品としての活動がメインでしたが、あの女性姿は「ダンジョン討伐請負人」というダンジョン攻略を担当する戦闘ポジションで。変身薬を活用しまくって、覆面生活しているのは面白いですね。

ショップスキルでの強化や、戦闘用のアイテムを持ってたりするので元々戦えないわけではなかったわけですけど。

 

世に悪党の種は尽きまじ、というか。

福沢さんから再生師としての鳥本に依頼が来て。知人の奥さんが負傷したから直してほしい、ということで。そこは問題なく治ったわけですが。

……後日、その一家が暴徒に襲われて家族が殺され奥さんは攫われたとか言う悲報を聞く羽目になるわけです。

 

「イノチシラズ」を自称する暴徒に襲われた、という被害が他にも続出する中で、ダンジョン討伐請負人・虎門シイナとして活動を始めた主人公は「イノチシラズ」の下っ端から接触を受けることになるわけです。

「イノチシラズ」を纏めている崩原は、悪にも悪の流儀があるというタイプの人間で、強盗事件には関わっていなかった。実は崩原に執着している流堂という男が、配下に命令して名を偽って崩原の悪評を広めていた結果みたいですけど。

……崩原に絶望を与えるために、手段選びませんし。それに巻き込まれる側からすればたまったものじゃないですねぇ……。まぁ崩原狙いってのを抜きにしても、流堂の性質が悪辣なので、どのみち似たような犯罪起こす集団として、ダンジョン発生した世界で暴れまわったでしょうけども。

『ショップ』スキルさえあれば、ダンジョン化した世界でも楽勝だ2 ~迫害された少年の最強ざまぁライフ~

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『君は……幸せになりたかったのではないですか?』

 

ダンジョン発生によって、日常が変化してしまった世界。

建造物がダンジョン化することによって、避難する人々とかが続出していたり、インフラ整備も停止している状況。

そんな中で、食糧だったりマジックアイテムを入手できる『ショップ』スキルを得た主人公は、スキルの対価として使う金銭を順調に稼ぐ生活を送っていたわけです。

姿を変えられる変身薬を常用して、傷を治せる再生師・鳥本として恩を売った医師家族の家にお世話になりつつ、時に食料品販売を行う海馬になって、時に武器を扱う死の商人円条ユーリになったりしていくわけです。

 

流通が停滞している中で、食糧を求めて暴徒と化す危険な輩も現れ始めて。

無法地帯と化しつつある日本で、食料品販売できる海馬の存在が今後もかなり重要になっていきそうではあります。

荒んだ世界で武器を扱うことには危険が伴うだろう、というのは自覚していて。

ショップスキルで場所を入れ替えられるスイッチドールとかを仕入れてたり、使い魔のソラを派遣して情報収集したりはしていましたけど。

 

最初に接触した『平和の使徒』というのは、ダンジョン攻略を主としつながらも組織だって行動して、困っている人を助けたりする良い組織でしたけど。

それを見て接触してきた『祝福の羽』は、この混乱した状況の中で子供を攫ったり、洗脳して兵士に仕立て上げるヤバい連中で。

主人公、かつていじめられていて誰も味方してくれなかった経験から、人を信じられない状況に陥ったわけですけど。今回とか、子供が非人道組織に攫われたと知っても、ソラに懇願されなければ自分で救いに行こうとはしなかったりしてて、人間不信極まった結果とも言えますけど。問題を知りつつ、手を差し伸べないっていうの、自分の嫌いな奴らと同じようなコト仕掛けてたよなぁ……という気はしましたが。そのあたりをソラが補ってくれているから、まぁ良いか……。



『ショップ』スキルさえあれば、ダンジョン化した世界でも楽勝だ~迫害された少年の最強ざまぁライフ~

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『いいか日呂、納得できねえもんに背を向けるようなダセぇ生き方だけはすんじゃねえぞ』

 
BOOK☆WALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで8月31日まで。

通っている学園の理事長の孫に逆らって、虐められている主人公。

どれだけ虐げられても心折れずに我を通したのは凄いですけど……教師もクラスメイトも、見て見ぬふりという消極的な加担をしていたせいで、人間不信気味。

逆らっても過激化するだけだから、と適当にやり過ごしていたようですが……ある時、世界中に「ダンジョン」が出現。

あらすじで「ダンジョン化現象」と書かれていますが、学校や家屋などがランダムにダンジョンと化し、強力な力を持ったモンスターが誕生するようになる、という異常現象で。

 

彼の通っていた学校がダンジョンとなり、突然の事態に教師や生徒が混乱している中、冷静に一人脱出を選んで。

家に帰った彼は突如『ショップ』というユニークスキルに目覚めます。ダンジョン化以降、電波が絶たれたりガスや電気などのライフラインも途絶える中で、任意の商品を購入できるスキルはかなり便利ですよね。

 

残高のある通帳からショップスキルで使えるように入金できるし、通常の食品ばかりではなくて、一時的に力を向上させるパワーポーションだったり、特殊能力付きの武器や靴なんかもあって、汎用性は高い。

強力な装備はそれだけ高価なわけですが。ライフラインが絶たれた世界で食材販売したり、金持ち相手に特別な薬を売ったりしてお金を稼いで、準備を整えていくというのが基本パターン。

 

整えた装備を活用してダンジョン攻略して恩を売ったり、その過程で彼を気にしていたけど救えなかったクラスメイトの少女と接点が増えたり、虐めの主犯と決着をつけることになったり、タイトルから連想できるイベントを着実に進行していく作品でした。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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