気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

あせびと空世界の冒険者

あせびと空世界の冒険者5

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「彼女は仲間です 死なせるわけにはいきません!」

 

とりあえずグラムたちの元から離れたユウたち。

あせびの正体が知られてしまったので、隠れたほうがいいんじゃ、とユウは言いますが。

彼女はユウと一緒にいることを選んで。

 

あせびと一緒に帰還した船長。

彼が借りたウォルデシアの船。壊して沈めるように指示を受けていたのでそうしたそうですが……

船長もかなり強かで。雲が濃く大気が有害なため人が住んでいない低空域大陸と呼ばれる島があるエリアに沈めたとか。

まだ船が残っている可能性は高い。その為ユウは船から技術とか情報を取ってきて、古代大陸へ行く手がかりにしようとしてるみたいです。

 

我欲で妨害しようって輩がいて、気に食わないなぁ。

あれだったらまだグラムの方がマシだ。

是非とも無事に戻ってアイツに痛い目見せてほしい所です。

船の機関がやられたためちょっと無茶な手に出てますが……ここでユウまで倒れると衛士いなくなって帰還絶望的なんですが。

 

巻末のオマケ漫画であせびのスペックについて話がされてましたね。

同じ人型モジュールで、ダリアと同じような速度で動けなくもない。けれど、その動作を制御するプログラムがないため、壁に激突したりするから、結局は使えないとか。

この辺りは戦闘用とか目的に応じてプログラム構成が違ってるって事でしょうかね。気になるところです。

 

あせびと空世界の冒険者4

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「あせびさんは大切な仲間でかけがえのない人だ」

「もしも」

「こんな形で彼女を失うくらいなら 俺はここで死ぬことを選ぶ」

 

かつてユウが言った言葉。

「知性によって統率された竜魚には敵わない」。

それを実感させられる展開。ダリアが暴れていることもあり、グラムが対策を打っていったけれども、だんだんと追い込まれて。

動力炉が停止し、あちこちで心折れかける乗員も出てきて。

 

……そこで例の科学者が持っていた砲台が発射されて。                               

ユウが兵器に飲みこまれたあせびを助けようとしますが、グラムはそれを阻み。

死んだ仲間に責任がある。古代島に辿り着くことで、その死が無駄でなかったと証明しなくてはいけない、とグラムは叫ぶ。

グラムの心情も分からないではないですが、大分歪んでしまっているようにも思える。

視野が狭くなっては要るんだろうなぁ……

 

古代島へたどり着こうとするものを妨害する存在。

その意志。人型モジュールを、竜魚を駆使し、道を阻む「何者か」。

果たして、ウォルデンシアにいったい何があるというんでしょう。

……これだけの妨害があるのに、あせびを託された船長はどういった巡り合わせで、そこに至ったんだろうか。事故だろうとなんだろうと排除しようって意識が見えますがねぇ。

 

巻末には、ユウがあせびの秘密を知った半年前のエピソード。

ユウは前から変わらなかったのなぁ、という話。衝撃的なシーンであせびの秘密を知っていましたが、それはそれとしてあせびの心配を出来るのは良い子だなぁ……

そして、グラムの喪ってしまったものの話が描かれていました。

……名が売れている分、色々と背負ってしまうものはあるんだなぁ、という感じで。短いながら、グラムの背景を上手く書いてた気がします。

 

あせびと空世界の冒険者3 

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「ゴメンおっちゃん」

「俺は狼狽えていい立場じゃなかった」

 

グラムが過去の失敗から誇り見失っているのと、遺跡研究の貴族がいい感じにいやなヤツで、このままコイツら失敗してくれないかなぁ、と思う気持ちがわいてきます。

でも、ユウとあせびさんは夢はあるけれど、二人だけでできることって少ないからなぁ。

実際操縦の腕とかに関してはハイトのが上で、衛士としてもユウはグラムに叶わない。

どこかで、ユウとグラムが手を獲れるようになればいいと思うんですがね。

 

貴族の奴は、一発痛い目見ればいい。

あわよくば、あの兵器の暴発に巻き込まれて吹っ飛ばないだろうか。

まぁ、兵器暴発する時点であせびも危険な目に遭うからそれは無理か。

 

古代都市ウォルデンシア。

感情を持ち、思考し、人と同じように動く人型のモジュール。

それだけの能力を持ち、敵側は竜魚を操る怪しげな技まで持っていて。

どうにもパーツがつながらないというか、ユウの親父を逃した人物と竜魚を操る勢力の行動のちぐはぐさがきになります。

あせびの存在把握してなかったみたいですし。

ダリアとその主。いったい彼らが何のために妨害にいそしんでいるのか、謎が深まるばかりで気になる事しきりです。

 

あせびと空世界の冒険者2

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「せっかくの申し出だけど 断ります」
「今言える理由は二つ 一つはそれだと俺の旅ではなくなるという事……」
「そしてもう一つは あなた達では古代島へたどり着けないと思うからです」

幻の古代島を求める少年ユウと、共に行動する少女あせび。
同じ目的で動いている、暴風のグラムが彼らが手に入れた地図を求めて、接触してきて。
第三次外空域遠征船団の隊長。
国の支援を受けている彼らの方が、船・人員・資金とそろっているだろう、とハイトは言いますが。
それでもユウは自分の器量と裁量で挑みたい、と語って。
衛視としての景観が浅く、あせびには並以下の腕と言われてますが。

島を脱出するときに、竜魚の群れに襲われたりとハプニングもありましたけど。
まぁ、巡り合わせもあって、とりあえず危地を脱しています。
グラムが最強の衛士と言われるのも納得な腕を披露してくれたのはいいですねー。
現状、理想は高いものの、実力が伴わなくて、イイトコロ少ないですけど、ユウの成長はあるのだろうか。

竜魚の群れを操っている怪しい存在なんかもいて不穏な感じですね。
ユウの教官が彼について語っていましたが。
腕だけではないものがある、と。違う視点でものを見ているから、同じ物であっても違うように見えているんじゃないかと感じさせる相手だったそうで。
それが、彼がグラムに対して放った言葉につながっているんだと思いますが。
……怪しい存在が接触してくるのが予想以上に早くて笑いました。
どうにも古代文明を追うということは、一筋縄ではいかないようですけれど。
結局夢を追うしか道がないんだろうから、どう問題を乗り越えるのかが見ものですな。


あせびと空世界の冒険者 1

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「そして願わくば・・・」
「彼女に 人生を与えて欲しいのです」

若干絵が好みからは外れているのですが。
他の世界観、ストーリーやキャラクターとか物語の構成要素の方は好みなんですよねー。
実際楽しんで読みましたし。

空に浮かぶ島で人々が生きる世界。
島を渡る時には飛行船とかを使うわけですが。
空は安寧の場所ではなく、人や船を襲う竜魚と呼ばれる獣がいる。
しかし法によって一般の船の武装は制限されており、竜魚対策としては、衛士という専門の訓練を積んだ護衛を乗せることがほとんどだった。
砲門増やして重くするよりも、小回りの利く衛士の方が、効率はいいという話。
こんな島ごとに分離された状態で守られている『法』ていう者をいったいどこが出しているのかは少し気になりますが。

人類の領域は最盛期に比べて十分の一程度まで縮小しているとかなんとか。
その原因とかも気になるところですが、主人公たちは、そんな最盛期のウォルデシア時代と呼ばれる文明の違算を探すために旅をしていた。
衛士の少年ユウと、彼と旅するアンドロイドのあせび。

あせびさんがツンデレで可愛い。
これだけ高性能なアンドロイドを作成する技術があったってことは、他の方面でも同様に発達していたはずで。
実際、現在の十倍の勢力圏があったという話ですから。
どうしてその技術が今に残っていない風なのか。過去何があったかっていうのが気になるところ。
「既に崩壊した、過去存在した現在よりも高度な文明社会」っていうのは、まぁよくある設定ではありますが。うまく調理できれば、おいしくなる素材でもあるので、頑張ってほしい所。
過去の問題を描けるところまで続いてほしいと願います。


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ちゃか

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