「今回はその、本当にミアがいてくれて助かった。俺もそうだけど、皆が無事だったのはミアのお陰だよ。ありがとう」
聖都での騒動を超えたソラ達が次に向かったのは、エーファ魔導国。
目的はエレージア王国で別れた冒険者ルリカ、クリスとの合流。2人は友人探しの旅でラス獣王国を訪れていたようですが、ギルドを介した伝言がしっかり届いたのは何よりでした。
ルリカ達の旅の予定もあって、すぐに魔導国で再会とはいかなそうでしたが。ソラ達はその待ち時間で名物の魔導学園やダンジョンに足を運んで、しっかり新しい街を堪能してましたね。
魔導学園は入学シーズンではなかったみたいですけど、旅の途中でレイラと知り合っていたのが良い方向に働くことに。
……いいところのお嬢様っぽかったですけど、領主の娘だったとは。レイラの父から口を聞いてもらえたことで、色々と学ぶ時間を得られたのはありがたい。
足を運んだダンジョンで問題が発生して閉じ込められたりと、相変わらず平穏ばかりとはいきませんでしたけど。トラブルに見舞われつつも生還し、ルリカ達とセラの再会をお膳立てすることにも成功して、目的大分達成できてて良かったですね。
前回から旅に同行することになったミア。あくまで彼女を連れ出すための手段でしたが、ダンジョン探索などを経てソラがこれからもついてきて欲しい、といえるような関係になれたのもヨシ。