気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

おっさん竜師第二の人生

おっさん竜師、第二の人生2

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「リスクはある……が、賭ける価値もある、か」

 

アルトレオ連邦で新たに生まれた飛竜の子供レノ。

その愛らしさは隣国からやってきた王女アーシェを魅了するほど。……まぁ彼女もともとそういう気質だったというか、無類の動物好きでアルトレオに来るたびにいろいろと要求してきたっていうんだから、ねぇ。

 

最初は管理しきれなかった野良猫とかだったそうですが、次第に要求がエスカレートして珍しいアルビノの陸竜とかも持っていかれたそうで……それでしっかり交換条件とか出してるならいいですけど、ミレーナの方が折れていたって書かれているのは気がかり。

アーシェがミレーナを慕っているのは間違いないとしても、我がままばかりでは王女としてダメでしょう。

 

しかも、今回は周囲を巻き込んだ交竜戦まで始めるし。連れてきた女騎士はアルトレオの騎士を馬鹿にしてるし。いやまぁ国力を測る重要な場だからこそ、気合が入るのはわかりますけど。

ガルンモッサのマルクと言い、相手を侮る人材をそんな舞台に出すのって恥ずかしくないんですか……?

礼儀知らずを出したことでレイフ騎士団長が、ガルンモッサも落ちたものだって言ってるので、内心はどうあれ外面を装う程度のことはするべきって考え、あの世界でも一般的なんだと思ったんですけど。

 

アルトレオが良い職場で、ドルトの周囲にいるのも彼を認めてくれている人ばかりですから、周辺国のキャラに超えるべきハードルや無能さからくるトラブルといったイベントトリガーを任せて、主人公たちがそれを解決するって構図はわかるんですが。

敵にも最低限の格が欲しいというか、ねぇ。ガルンモッサの国王とか、竜師が必要だからってドルトを攫ってでも働かせようとして、失敗したら投獄するし。

騎士団長の制止を無視して交竜戦して、負けたら騎士団長を解雇していくし。愚王の子もアレな存在だってのが明らかになって、落ち着ける未来はまだまだ遠そう。

あとドルト、1巻では竜は兵器だと言っておきながら今回の交竜戦に関しては「徒に竜を傷つける行為」とか言ったりするのは、一貫性が感じられずに残念だった。


おっさん竜師、第二の人生

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「あぁ、思い出した。俺は、竜が好きだったんだな」

 

軍事国家ガルンモッサ。

獰猛な竜を従える竜騎士団の力を駆使し、戦乱の大陸において最強を誇った。

しかし近年は平和な時代が続いており……そうすると竜騎士団の維持にかかる費用の負担が問題になってくる。

そこで当代の王が取った対策が、彼が不要と判断した人材を城から追い出す……それも身分が低い者から、というものなんだから最悪です。

そうやってまで工面した資金を王は国のためではなく、自分の欲のために使ってますしね……。

 

主人公のドルトは城に唯一残っていた、竜師――竜の世話や、調教などのもろもろを引き受ける職業――であったが、彼もまた解雇されることになって。

竜師はどうしても負担が大きいので、ドルトは田舎に帰って農業でもするか……とそれを受け入れますが。

その話を聞きつけた彼の才能を知る隣国アルトレオの王女に誘われ、異国で竜師を務めることになります。

 

竜師が少なく、対応しなきゃいけない業務は多い。だからドルトは名づけが108号とかの数字形式で、愛がないとか言われてますが。

効率重視で成果を上げてきたのは確かで、アルトレオの竜師ケイトとは別のやり方でしっかり管理してるのはすごい。

そのうえで自分のやり方とは違うけど、ケイトはケイトで竜に慕われてるだと相手を認められるのもよいですねぇ。

 

ガルンモッサは王だけじゃなく、ほかの騎士達ですらドルトを軽視していて。

彼の指導を聞き流していたことで竜すらも侮り、被害が出たりしてましたが……いったい何をしているのかと。

本当にこれが最強と呼ばれた時代があったんですか、と腐りつつある国をみて悲しくなりますな。というか、強かったこそ戦乱の中で大きな態度取れてたのかもしれませんけど、いまの有様では攻め込まれたら実はあっさり負けるのでは……?
そのほうが竜たちにとっては幸せかもなぁ、なんてことを考えました。

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ちゃか

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