「お前達は 触れてはならないものに手を出した」
原作3・4巻のエピソード九校戦編のコミカライズ、完結巻。
幹比古が意地を見せる場面からスタート。
この場に立てているのはCADや術式にアドバイスをくれた達也のおかげ。
けれど、全て達也のお蔭で済ませてしまうのは彼自身が許せなかった。
だからこそ、カーディナル・ジョージを倒すことで証明とする! と覚悟を決めた彼は格好良かった。
九校戦で悪巧みをしていた組織を潰したあたりは容赦なさに驚きましたが……
一部では成功していたように、彼らのやり方は裏の組織として目的を果たすという観点では間違ってないんですよね。
ただまぁ、手を出す場所を間違えたというか。あの兄の逆鱗に触れてたがゆえの当然の末路と言いますか。
十文字先輩が達也に結婚相手を勧める話のあたりだとか会話が減っていたのは少し残念。
あそこで達也が天敵認定するあたりのやり取りが結構好きだったんですが。
相変わらず兄妹で完結している二人で、いっそ安心すらしますけど。