気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

きのこ姫

神様の予言書 俺の未来がアニメでは雑魚死だったので拒否します!!

ico_grade6_3h

「答えありきで結果は出せない……と言いたいので?
「はは、偉そうに説教垂れる気はないけど、答えを写し書きしたところで公式は理解できないって事さ」

 

主人公のギラル君は、とある村で暮らしている善良な子供だった。

しかし村が野盗に襲われ……さらにその野盗は近くの町を治める領主とも繋がっていて……頼れるものの無い彼は、結局は自分の村を滅ぼしたのと同じ野盗に堕ちて。

最後には、勇者の強さを示すためにやられるモブキャラとして、死んでいくのだった……。

……という展開のアニメを、野盗に滅ぼされた村から逃げ出したギラル君は、一時的に迷い込んだ異世界で見ることになったわけです。

 

それを見せたのは引きこもってアニメを見ていたニートの青年。ただギラルには、アニメとか異世界の技術なんてものは分からず……未来を垣間見ている彼が「神様」みたいに思えた。

ニートの彼も、子供を放り出すほど冷酷でもなく。容姿が違うからかモブ悪役のギラルとギラル少年が繋がりはしなかったみたいですけど。

家事を手伝ってもらうという労働を与える代わりに衣食住を与え、簡単な勉強も教えてやった。そして少年の純粋さにあてられて「神様」と慕われる自分でありたい、と再起を決意出来たあたり、完全にくさり切ってなかったみたいで良かった。

 

ギラル君、だいたい一ヶ月くらい地球に居たみたいですが、異世界に戻ったとき、現地の時間はほとんど流れていなかった。

「神様」に教えを受けた彼は、苦しくても盗みに手を出すような事はなく……アニメ本来の流れとは違う行動をとったことで、異世界での庇護者を得て成長していくことが出来たわけです。

 

そして三年、鍛えられて冒険者としての実績を作ってきた彼は、恩人が結婚したことでパーティーが解散してソロ活動を始めることに。

ギラルが「予言の書」というアニメ、24話……つまり2クールやるそこそこ力の入った作品らしいんですよね。そして本来のギラルみたいに、悪徳に触れたことで悪役に堕した存在が複数存在するし……大規模な事件だって相応に起きる。

断片的とはいえ未来を知る身で、どうにか対策を取りたいと動いている彼の善性の心が心地よいですね。

 

……とはいえ、物語で言う勇者みたいになにか後ろ盾があるわけでもなく、情報が不足しまくっていて打てる手も限られていたわけですけど。

人探しの一環として盗賊退治をして、匿名で事後処理を国に投げていたことで一部の人々には認知されており……それが、結果として彼が未来を変えていくのに必要なピースとなるんだから、情けは人の為ならずとはこういう事か。

 

悪役側に四天王ポジションがいるみたいですし、その堕落前の姿も何人か目撃できましたから、少しずつそれらの事情に踏み込んでいく展開になるんでしょうね。

……書籍版は2022年刊行で続きないので、打ち切られてしまったっぽいですけど、WEB掲載は続いてて完結してるっぽいので読んでみようかなー。

ホラー女優が天才子役に転生しました~今度こそハリウッドを目指します!~2

ico_grade6_4

「わたし、たのしくなってきちゃいました」

「は?」

こんな最高に燃えるシチュエーション、そうそうないよね。

 

ホラー女優、桐王鶫。彼女の存在は、あちこちに影響を与えていたようで。

つぐみの友達となった珠里阿の母親も、共演した経験があったり、比べられたりして散々だった様子。

一度ついた悪いイメージを払しょくするのは大変だから、と娘に厳しく「いい子」であるように指導したり、良いものを与えていけば良く育つだろうという考えで、効率よく接しすぎていたようで……。

 

それ故に、珠里阿ちゃんは寂しさを覚えていて。自分が悪い子になってしまった時、錯乱してしまうくらいには、縛られていた。

そんな彼女の問題をつぐみは体当たりで解決してましたが。今度は美海ちゃんとギクシャクしてしまって……と子役たちが抱えている問題が連鎖して向き合っていく展開になるのは上手いと思いました。

ぶつかり合いながらも問題を超えて行って、彼女達は成長していますが……小学生くらいの子たちが対峙するにはどれも重いなぁ、とは思いました。家族とのすれ違い、才能の差などなど。

既に子役として働いている彼女達にたいしての妥協も無いって事で、信頼できる描写ですけどね。

 

合間にドラマなどの演技パートも入っていて、作品としての魅力が更に深まったように感じる2巻でしたね。

しかし、亡くなって大分時間がたつのに爪痕が残っている辺り、桐王鶫って本人の自覚よりもはるかにレベルの高い女優だったんじゃなかろうか。

天上の四隅に張り付けるとか言ってるし。特に「鶫」の影響を受けてる……と言うか妄信の粋に到達してそうな女優さんからは「CGなしで空を飛べた」とか言われるとか、えぇ……。

 

母親と過去の縁がある珠里阿ちゃんが女友達3人のなかでも、つぐみのライバル枠になるのかと思っていましたが。そこには凛ちゃんが入ってきそうな雰囲気ですね。

ますます変化していきそうな状況に、続きが楽しみになりました。3巻出て欲しいなぁ。

ホラー女優が天才子役に転生しました~今度こそハリウッドを目指します!~

ico_grade6_4

「そんなおもしろそうな役、やらないなんてもったいないです」

 

悪役ばかりを演じると、役者自身にそういうイメージがついて嫌われかねない。だから、敬遠する人もいるようですが。

貧乏育ちで家庭にも問題を抱えていた桐王鶫は、悪役でも「面白そう」と手を挙げる気概を持ったホラー女優で、ハリウッドを目指す夢もあったが……事故で死亡。

 

気が付いた時には、令和の時代に転生。なんの因果か名前は同じ「つぐみ」で……裕福かつ愛情にあふれた家庭に生まれ、今世でも女優になりたいと願うように。

とある事故に巻き込まれ入院した結果、記憶を取り戻したようですし引き続きついてない。ただ、ハーフ美少女という容姿の強みに、前世の経験を覚えた状態。更に、かつて努力を重ねて習得した技術を扱える天性の才覚があって……役者になるべき子って感じが強いです。

 

両親も突然女優になりたいと言い出した娘を、全力でサポートしてくれてるのはいいですけど……事務所を新設したり、子役オーディションにコネでねじ込んだり色々と無茶してますよね。

まぁオーディションの方は元々、女優の子供たちを取る出来レース的な側面があった所に殴り込んだ形で、不快感はないですけどね。それどころ、監督を筆頭に関係者の思惑をぶち壊して実力を見せてくれたのも面白かった。

 

前世の「鶫」の影響を強く受けている現役関係者たちのエピソード。そして今世の「つぐみ」が出会った同年代の子役たちが抱えている事情。それらに加えて、出演作品の描写など。情報が多いですが、かなり丁寧に描いてくれたという印象です。

 

亡くなってしまった「鶫」の影は年長者たちだけではなく、つぐみ自身にも影響を与えていて。前世は夢こそあったけれど貧乏・家族と問題を抱えていて、両親から与えられる愛を上手く実感できてなかったりするんですよね。

つぐみが仲良くなった子役仲間も、それぞれに影を抱えていてハラハラする部分もありますが、どうか幸せになってほしいなと願わずには居られません。

 

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ