「貴女は騎士です、ミト。武蔵において、戦士団でも、傭兵でも、総長連合や番屋でもない。彼らとは別の、一つの力としての騎士が貴女です」
ゆえに、
「その証明を、御願いします」
聖譜歴1648年。大規模な禊祓を行う武蔵は行っていた。
その事業を行っている時にたびたび、梅組も彼らが口にする昔あった同じような事例。
当時武蔵にいなかった正純が知らなかったエピソード。
この機会に聞いてしまおうと、狼の語りが始まるわけで。
回想中に現在から厳しいツッコミ入ってるあたりは相変わらずというか、本当いコイツラ共食い好きだよなぁ、というか。
中等部ということもあり、あちこち未熟だったり、外道度抑え目だったりします。
だから、本編になれているとちょっと物足りない感じも。
薄いし(シリーズ比)。いやこの薄いっていうのは決して表紙のキャラの胸部装甲的意味じゃ……
……まぁ、ラノベとしてはこれぐらいが正しいといいますか。
普通だったら、これで、ちょっと厚いかなとか言われる感じじゃないだろうか。
慣れとはかくも恐ろしいものか。
男子どもも回想では登場するから表題のガールズトークな感じは少なかったかなぁ。
一応現在のチャットでは女子しかいないと思いますが。
後書きでなんか「個人の年表がある」みたいなこと言ってますが。
本当に川上さんどこまで設定練り込んでこのシリーズ始めてるんだろうか。
恐ろしいにもほどがある。この短編は短編で面白かったんですが、過去編でいえばBD特典のきみとあさまでの方が面白かったですね。
外道さになれたせいで、ちょっと物足りなかった。というわけで本編はよ。