気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

しの

母をたずねて、異世界に4~実はこっちが故郷らしいので、再会した家族と幸せになります~

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「父上と母上を驚かせてやる。協力してくれるよな、スイ」

「ああ、もちろん。僕らの……この戦いで、きみは家族を幸せにするんだ」

 

ミントと言う娘も出来て、異世界に馴染みつつあるスイ。

そんな彼がいつものようにシデラの街を訪問したら、母やカレンとも知り合いである第三王子ノアップと婚約者パルケルが襲来して。

王子と言う立場ではあるけど、冒険者としての活動もしてるとかで。フレンドリーに接してくる御仁ではありましたが。その割に王族らしい、振る舞いもしてるちぐはぐさがあった。

 

王族とは言え、貴族との関係を無視できるわけでもなく。

柵の中でそれでも足掻こうとしていたノアップをスイが認めて。この世界でも通じる美味と言う武器で相手の横っ面叩きに行ったのは痛快でした。

 

そうやって日々の問題を乗り越えて、穏やかな暮らしをしていた中……可愛い娘であるミントが倒れて。

突如、属性相克に陥ってしまったミントを助けるために、スイたち一家は奔走することに。

とは言え、『魔女』が複数人揃っても属性相克をなんとかするのは容易なことではなくて……かつてそれを成し遂げたスイに望みが託されることに。

そしてスイは、今まで思い出せなかった記憶を取り戻し、ミントを救った上で幼なじみと向き合うことになったわけですが……一言、良かったですね。

母をたずねて、異世界に3~実はこっちが故郷らしいので、再会した家族と幸せになります~

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「しかと見たな、我が雛たちよ。いいか? 変異種は恐ろしい存在だが、あの一家はこの世で最も心強い。だから案じるな、海のことは必ずやなんとかしてくれる」

(略)

「加えて――よくよく心に刻んでおけ。この世には、我ら竜族でも叶わん魔導の使い手がいることを。……逆らわんとけよ? 怒らせるとおっかないし」

 

雨季が近づいてきたある日、ドラゴンの友人ジ・リズたちの住まいを訪れることになったスイたち。

海が近いことで、スイはワクワクしてましたね。旨味に関しての知見が薄い異世界では、昆布で出汁取りたいなぁとかいうスイの欲求は今一つ理解されてませんでしたが。

そうやって訪問した先では、ドラゴンたちを慕って近くで暮らしている、蛇の下半身を持つ種族ラミア達と遭遇。

ジ・リズと一緒にスイたちを歓迎してくれたんですが……。

 

歓迎の席ではなぜか、海の幸が出てこなかった。

そのことに疑問を持ったスイが聞いたところ、海に変異種が住み着いてしまったという話が聞けて。ラミア種たちは生きるために魚を摂取しなくてはならないのに、漁に障りがある状況なので彼女達の糧を確保するために、スイたちに提供することができなかった、と。

そんな話を聞いて黙っていられるスイではなく……海中に巣食っているせいでジ・リズたちもどうにもできずにいた変異種を、下調べをしたとはいえ危なげなく撃破しているの強すぎるな……。

 

そうやって魔の森の奥にある家に帰ったら……解体場として使っていた、以前ジ・リズが血を巻いた場所に、巨大な植物が生えているのを目撃。

人型を取ることも可能な、植物の魔物アルラウネだと母が見抜いていましたが……アルラウネは希少な存在であまり詳しくないとか。

危険だと考えるなら早いうちに処理するという、魔女としての母の言葉もありましたが。スイの勘で一旦待つ時間を作ったのは良かったですねぇ。可愛い家族であるミントが増えることになったわけですから。

なにか知ってるだろうジ・リズを招いて話を聞いたところ、アルラウネは善性の存在だから心配しないで良いとお墨付きもらえたのは良かった。

 

天鈴の魔女と呼ばれる母の過去についても明かされましたが……あの過去のわりに、大分真っ当に育たれたんですなぁ……って正直思ってしまったというか。それだけ旦那さんとの出会いが良い影響を与えてくれたんですねぇ……。

旦那さんとの再会が叶わなかったのだけは残念ですが、今息子たちを可愛がって良い家族で来てるのは何よりです。

母をたずねて、異世界に。~実はこっちが故郷らしいので、再開した家族と幸せになります~2

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「だがなスイ。『さすがあの人の息子だ』なんて言わねえぞ。これは……こんなすげえことは、当たり前に出来るもんじゃねえ。確かにお前はあの人の血を継いじゃいるだろうが、だからってそれが、俺たちを助けた理由にはならんだろう? 俺たちは他ならないお前に救われたんだ。お前が来てくれたから、お前がここに来ると決めたから救われたんだ、スイ」

 

地球で父子家庭で過ごしていた翠は、家事に精通していた。

なんというか流石現代日本人というか。料理にも結構こだわりがあって、科学が発展した世界で学んだ基礎とかもあって、母ヴィオラと幼なじみのカレンからも好評だった。

危険地帯の森の奥でも、翠の結界で家は守られているし、変異種だろうと蹴散らせる実力者しかいないからなハタノ家……。

 

ただ変異種がなんとかなるとは言っても、純粋な距離や森の中を進む大変さっていうのはあって。近くにあるシデラ村(実際には街と呼べる規模がある)までは5日程度かかる模様。……とはいえ不眠不休で三日で済むとか言ってる当たり、カレンもトンデモですが。

ヴィオラの魔力を感知したスイの両親と知己がある竜族ジ・リズがやってきて、空から運んでくれることになったのはありがたい。

ちなみに竜であっても変異種を相手取れるものは限られるそうですね。

カレンとヴィオラにショコラという、異世界屈指の実力者に囲まれているのと、住んでる場所のせいもあってか「ものの常識がまったくわかっとらんぞ」とジ・リズにスイが突っ込まれてるの笑っちゃった。

 

ジ・リズのお陰で短期間で街へ移動できたスイは、異世界で初めて家族以外の人と接することになるわけです。……人に会う前に竜に合ってる当たりスイもなかなかのトンデモ経験してますが。

突如街に竜がやってきたシデラ村の人々も大変だよな……。まぁ、なんだかんだ強かな人も多いし、スイの両親の事を知ってる人もいて、スイの知らない異世界で過ごした父の話を聞けたのは、彼からしても嬉しかったことでしょう。

短いながらも良い時間を過ごせたことで、彼らの危機を知ったスイが駆けつけるのにも納得がいきますし。

家族との交流の一環であった料理パートも後々に影響してくるのが良かったですね。

母をたずねて、異世界に。~実はこっちが故郷らしいので、再会した家族と幸せになります~

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「だから、大丈夫。僕はここで生きていく。ぼっくの生まれた世界であるここで。家族であるみんなと一緒に、生きていくよ」

 

父と愛犬のショコラと2人と1匹で暮らしていた主人公の翠。

彼は父が事故で亡くなった後、遺品整理をしていたら山奥にある土地の権利書を発見して。

父が定期的に掃除をしていた場所らしいし、予定では今月行くつもりだったようだから、やり残したことを引き継ごうとして、その家に足を延ばすことに。

そして家についたタイミングで……翠とショコラは異世界へと飛ばされることになるわけです。

 

まぁあらすじでバレてるので言ってしまうと、実は翠はそもそも魔法のある異世界の生まれであったとか。

違う世界から人や物がやってきたりする「境界融蝕現象」というものが、翠の故郷にはあって。それによって翠たちは異世界から地球に行ってしまったようです。

翠の父は、地球から異世界に行ってそこで結婚して翠を授かり、そして再び地球に戻って亡くなったらしいですが。翠の生まれ故郷はあくまで異世界側であった。

……そして「境界融蝕現象」で別れ別れになってしまった幼なじみや翠の母が、異世界には健在で。再び現象が起きた時に再会しやすいように、翠の母たちが備えていたのが良かったですね。

 

実際、翠が転移したのは異世界側で危険地帯とされている『虚の森』の深奥部で。

翠の母と幼なじみは上澄みの実力を持っているから、距離や支援物資を運んでいる関係とかで多少の時間こそかかったものの、問題なく到達できてましたが。

変異種と呼ばれる危険な魔物が跋扈する、一般人からすれば危険地帯のど真ん中で。

翠自身も実力者の子供としてその才能の片鱗を見せてくれましたし、実はショコラも異世界由来の種族で頼もしい力を発揮してくれたし。何より、亡くなった翠の父も色々と備えをしてくれていたのが良くて、家族の絆を感じる物語でしたね。

ダンジョン付き古民家シェアハウス

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(私たちの家だ。誰にも渡したくない)

 

新型ウィルスによるパンデミック……が落ち着いた現代。

ワクチンなどで順応していったとは言えど、変化がなかったわけではなく。

内定をもらっていた企業が倒産してしまったり、バイト先・就職先が閉店することが決まってしまったり、先行きが不安になった男女4名。

同じバーを行きつけにしていたことで意気投合して付き合いが続いていたものの、そのバーも閉店することになって。

 

4人のうちの一人、美沙が以前相続した祖父母の家が田舎にあることを思い出して。

仕事を失うと家賃の支払いなども心許なくなるから、という事で彼女はそこへの引っ越しを決意。そして仲良し4人組でのシェアハウスを提案して。

各々の事情もあって、それが受け入れられることになって。

土地がそれなりにあるから家庭菜園もやったり、所有する山でキノコや山菜取ったりして生活の足しにしようとしていたわけですが。

 

そんな古民家の中に、謎の扉を発見。調べてみたところ、それはスライムなどの魔物が出てくるダンジョンに繋がっていた、と。

ダンジョンに入ったことでスキルやら魔法やらを習得したり、そこで獲得できるお肉を美味しく食べたりして、まぁまぁ楽しく「ダンジョン付きのシェアハウス」を楽しんでいる物語でしたね。

ダンジョンは資材の宝庫であり、それを公にすると取り上げられるかもしれないから、報告を選ばず自分たちで探索するにとどめていたわけですけど。

その割に収納スキルを使った引っ越しをしたり、幸運効果のあるアクセサリーが現実でも使えるのか検証をやったり、ポーション使って作った野菜をフリマアプリで出品したり、割と脇が甘いので、近いうちにツッコまれそうだよなーみたいなところは気になった。



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