気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

しゅがお

恋は夜空をわたって2

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『御簾納ちゃん――』

(略)

『思ったよりちゃんと「配信者」なんだね』

 

後輩少女からの好意を保留していた主人公が、ひと月の時間を経てついに返事をすることに。待たせ続けたのはアレでしたけど、しっかりと考えて答えを出したのは偉い。

しかし、ようやく返事を貰ったというのに御簾納はそれを断ってしまって――。

決して御簾納ちゃんが彼を嫌いになったわけではなく、今もなお好意は育まれていて、距離を縮めたい、触れ合いたいっていう欲求もある状況で。

 

どうして告白を断られたのか/断ってしまったのか。

それぞれの視点で悩んだり、対面したときにテンパってしまったりする様が、青春していて微笑ましさを覚えますね。

まぁしっかりと思いを告げあったのに、付き合ってませんという話を聞くことになった、御簾納ちゃんのラジオのリスナーだとか、駆け出しミュージシャン・ハセリバーのファンだったりは気が気じゃなかったでしょうけど。

 

主人公の妹である二胡がじれったさとかも相まって、独自に行動を開始。

御簾納と接点を持ったうえでラジオ出演まで果たすとか、思った以上にアクティブでちょっと笑っちゃった。

告白を保留したのには、いくつか理由があって。それぞれにしっかりと答えを出した上で、最後には告白の方にも決着がつくので良かった。

もどかしい恋愛模様もそれはそれで美味しいですけど、ここまでハッキリと自覚している以上引っ張りすぎるのもアレですからね……。

恋は夜空をわたって

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『――「サキさんは、先輩とは仲良くされているんでしょうか?」とのことですが。あー、結構言い合いにもなりますよ。そんなにこう、人のタイプが合うわけじゃないんで……』

『――でも、そばにいたいって思うんです……』

 

とある高校の図書委員で知り合った先輩男子・長谷川壮一と後輩女子の御簾野咲。

普段はつれない態度のクールな後輩だと思っていたが、ある晩に適当な配信を付けたら彼女らしき声がそこから聞こえて来て……。

ラジオのように話しかけたり、送られてきたメールに対応している配信。そのテーマは恋で……オマケにトーク内容からすると、御簾野が恋しているのは自分かもしれない。

 

そんな疑いをもった主人公が、彼女に探りを入れに行ったり、悪いとは思いつつ配信を聞くようになってお便りを送ったり。

それは普段と違う行動として御簾野の目に移り、「先輩私の配信聞いてる疑惑」として、逆に探りを入れられたりもするんですけど。

 

見ていると本当にもどかしいんですよねぇ。

思い立って配信を始めるだけではなく、それを続けた御簾野も中々根性があるし。

探り合いの中で離れかけてしまった距離を、主人公が自分から詰めに行ったのはなにより。まぁ妹からの発破とかも必要なヘタレ部分ではありましたが、秘密を打ち明けられたのは一歩前進でしょう。

中々微笑ましくもあるので、見守りたいですねー。秋予定の2巻も楽しみです。

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ちゃか

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