気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

しろー大野

パンツァ―ポリス1935

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「おじさんは、フーバーのために宇宙へ行くのよね? ヴァルター、あなたは?」

(略)

「まだ見たことのないものを見たいという好奇心や、誰よりも遠くへ行きたいという向上心、ってのはどうです? 僕の好きな言葉なんですけど」

 

鈍器製造職人、川上稔の出発点。

ゲーム小説大賞の金賞受賞のデビュー作。

昔から変わらないなぁ、という安心の雰囲気を感じます。

 

精霊式機関という流体が結晶化した「精霊石」で動く機関が存在して。

それを利用した兵器なんかも多く開発された世界。

ただ、コレは便利な一方で、精霊石が月の光に共鳴し出力を暴走させてしまうという性質ももっていて。

人類初の友人宇宙船の打ち上げに失敗したこともあり、宇宙へ行く方法を模索することは諦められてしまった。

けれど。折れずに備え続けた男も居て。そんな十五年の願いの果てが描かれています。

 

主人公たちは、大気圏脱出が可能な、進化する機体なんてものを作り上げて。

軍に協力する形で資材だとかを得ていたので、方針の違いから追われることになってますが。

彼らは最初から最後まで宇宙しか見ていなくて、全ての障害を乗り越えて目的を達成したんだから大したものです。

初期作品で、厚さもそこまでではないので、川上節は感じますが大人しい部類ですかねぇ。

 

パンツァーポリス1935 (電撃文庫 か 5-1)
川上 稔
メディアワークス
2000-10
 

ダブルクロス・リプレイ・トワイライト3 さらば愛しき快男児

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大悟:俺だって、あのころに戻れたらどれだけ幸せだろうかと思うさ。けど、時は戻りやしない。
(略)
大悟:泣いてるばかりじゃ……想い出にすがるばかりじゃ、前には進めない。ただ、取り残されていくだけだ。


トワイライトシリーズの完結巻。
「第一話 快男児故郷に帰る~帝都壊滅計画~」と「第二話 快男児よ永遠に~降臨! 恐怖の月面総統~」の二話収録。

一話のタイトルにもある通り、ついにあの快男児が日本へ帰ります。
最も、同時に副題の帝都壊滅計画と向き合い、過ぎ去ってしまった時間に痛みを覚えたりもするわけですが。
ハンドアウトの時点で大凡予想は出来ていたわけですが。
大切だったもの。離れていたために壊れてしまったもの。
そうした過去と対峙するシーンは、大悟の格好よさが光っていました。
ダブルクロスの、しかもこの「悪魔的天才」とかキワモノの敵ばかりが出てきているトワイライトシリーズとは思えないほど、ミドル8シーン目の料亭での静かな決別のような、格好いいシーンが描かれようとは。
いや、大悟は常にこれぞまさしく快男児という感じで活躍してくれて、良い場面が多くあるんですけども。

ギョームは予言書の力が衰え、なんか飲んだくれになってますし。
そういうロールプレイをして、落ちぶれながらも、最後の一線は超えず踏みとどまったあたりはいい感じです。
フィンとクリスは今回は、サポートとしての面が光ってましたかね。
大悟、戦闘特化してて探偵のくせに情報収集壊滅的ですし。
2巻までの経験もあるので、4人での交流に危なげなく、1話のクライマックスとかで、判れて行動するときも安心してみてられましたけど。

そして、今回の敵もまたレベル高かった……なんだよ「メフィメフィ」と笑うとか。
設計図から弱点が知りたかったら「知識:超神秘機械工学」で判定してもらおうかとか……なんだその摩訶不思議技能。トワイライトの世界は本当頭おかしいな!(褒めてる)

二話が、リプレイの最終話となるわけですが。
敵は一話で登場した悪魔的天才ファウストと、総統。
月面総統の恐ろしさよ……あれ、実際撃たれたら回避方法ないからなぁ……。
大悟の決断が、潔かったといいいますか。
敵ですら救おうとするその心意気が、彼の信条というか、粋を感じさせて、これぞ快男児と思わせてくれるのでしょう。
これ以上ないほどネタリプレイではありますが、笑えて、でも決めるところでは決めてくれる中々良質な作品だったと思います。


ダブルクロス・リプレイ・トワイライト2 熱き夕陽の快男児

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大悟:婦人に手を上げぬとは、見上げ心意気だな。
GM:「あたりまえじゃない。強くなければ生きていけないけど、優しくなければ生きる資格がないのよ」


「第一話 ダンディ襲来!! 快男児必殺拳」、第二話「快男児VS復活の超魔神」を収録。
相変わらず、このトワイライト・ステージというか、このリプレイはいい意味で頭おかしい。

ギョーム:(嬉しそうな顔で)すごい、このシーンはすごい! なんだこのカオスっぷり。

このセリフが全てを表現してるといっても過言ではない。
かなりカオスなごった煮、闇鍋風ではあるんですけど、決してつまらなくない。
むしろいろいろ混ぜ込んだなんでもありな状況だからこそ、光っていて、目移りするとでも言いますか。

どうしてこんなぶっ飛んだ敵がホイホイ出てくるんだ。
ダンディとか。ダンディとか、2話のラスボスとか。ダンディとか。
……ヤバい、ダンディに浸食されて頭がおかしくなりそうだ。
GMの頭の中身が少し気になる。

大悟の盟友だった、「アラビアのロレンス」。
彼と交わした約束のために、大悟はファティマという女性を救うために動き出す。
クリスや、ギョーム、フィンもそれぞれの事情から、ファティマの持つ情報を求めて、接触していくわけですが。
あちこちで名前を聞いたことがある有名人が「トワイライト風」に色づけられて登場してくるのが面白い。
こういうのはこのステージならでは、ですね。
「オーバークロック」収録のモダンタイムズで同じようなことができるように公式のデータ出てましたけど。

ナチが推進する「ギルガメッシュ計画」なる怪しい計画。
それに必要なアイテムを奪い取り、時に奪われたりといい感じに均衡状態を作ってましたが。
敵の計画が進行した結果復活するラスボスがアレなのか。
読んでいて笑いが止まらなかった、実際にプレイしている時にあの言霊を食らったら、悶絶してしばらく起き上がれない自身があります。
面白かった。そして同時にカオスだった……


ダブルクロス・リプレイ・トワイライト 東邦の快男児

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大悟:……弱いってのは、嘘だな。
(略)
大悟:(中略)……それでも、命を張ってでも守りたいものがあるんだろう?
GM:「……はい!」
大悟:……なら、それだけで既に、君は強いんだよ。


ダブルクロスのリプレイ。
今回は、現代ステージではなく、黄昏時。
第二次世界大戦付近の時代を舞台にした、特殊なステージです。
レネゲイドウィルスなんでみつかっていないので、その超常の力にそれぞれ別の理由をつけるんですよね。
魔術だったり、心身の鍛錬により会得した武術だったり。

ナチスが栄えた時代でもあるわけですが、そのナチスからしてレネゲイドの力の虜になって、おかしなことになってますし。
どれだけおかしいかというと、例えば、列車を作り替えて襲い掛かってきた場面。
元が列車だからレールの上走っているくせに、攻撃よけて「もとよりアイゼンドラッヘに線路など要らぬのだよ!」と叫んだり。
PCに「列車にしてる意味がねぇー!」ってツッコまれてましたけど。

巨悪ナチスの暴虐に苦しむ人々を救え!
という何とも分かりやすいコンセプトとなっています。
PC1の大悟も、これぞまさしく快男児って感じで、敵を痛快に打ちのめしてくれますし。
GMが田中天さんなので、いい感じに頭おかしいですし(褒めてる
あちこちで腹筋が辛い。
第二話のボス……というかある種のギミックが、ミドルの時点で超強力だったのに、封印解除されたクライマックスでの突拍子もなさには驚いた。
あそこで「畜生振ってみろ!」って言われたらどうしたんだろう。いや、振ってるだけで日が暮れるからやらなかったでしょうけど。



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