「って我どこかに連れてかれてる!?」
「このまま持ち帰ろうと思って」
「役目があるといっておろう!」
コミカライズ作品。
高度なAIをNPCに搭載した自由度の高いVRMMOゲームを舞台にした作品。そのゲームの名は『異世界』とシンプルなものでしたが、作り込みはかなりのもので。
隠し要素として「世界の謎」というものがあって、必要な条件を満たすと特殊な報酬を貰えるが、事前に答えを知ってしまうと報酬を貰える資格を失う、みたいな制限が掛けられていたりして。
そういう検知技術がしれっと導入されているあたり、いろんな技術が発展していてそれを押しまず注ぎ込んでるなぁって言うのが分かる。
主人公のキャラネーム・ホムラは昔からのゲーム友達と一緒にプレイすることにして。
仲間内でワイワイプレイを楽しみつつ、それぞれソロでプレイする時間もとっており……ホムラは一人で動いている時にやたらと世界の謎だったり、隠し要素を拾い上げていって。
運営本部のキャラクター、黒影にA・B・Cと書かれている手抜きデザインでしたが、運営側もびっくりするような展開を、早々に引き当てていったの、笑えるんですよね。
彼と契約することになった獣、白のコミカルさもコミカライズでより伝わりやすくなっていて良かった。