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「……マメーよ」
「あい」
「ひょっとして、理由がわかったのかね」
「ん」
お姫様が鹿に変身してしまう。
そんな異変を解決するために儀式を行ったマメーの師匠グラッピナ。
一度は成功したかに思われましたが……なぜか、再び姫は鹿の姿になってしまって。
グラッピナ、しっかりと魔女協会本部宛に手紙送ってるの偉いですよね。「マメーは特殊だから、植物系専門の魔女の派遣してくれ」、「規則に則って一時的に拠点を移すから報告」、「解呪に失敗したため、増員を希望する」と真っ当な報告ばっかりなのに、それを「なんのかんの言っても『万象の魔女』なんだから上手く対処するでしょ」と申請を受理しない協会長よ……。
実際、その後の展開を思えば呪いの一件はグラッピナやマメーの力で対処できたわけですけど。それにしたって、申請を聞き流す協会にはなんの意味があるんだ……? とは思いましたね。
グラッピナ、魔女としての経験が豊富なだけあって、解呪に一度は失敗してましたけど犯人と対峙した時に即座に見抜いたりしてましたし。
マメーも言葉遣いこそ拙いですけど、そのグラッピナの教えを存分に吸収した魔女の雛なので、お姫様に掛けられた呪いの真実に最初に気が付いていたのが良かったですね。
その対処についても、彼女とゴラピーたちならではの解決方法を見つけてましたし。
……ただそれが次の問題に繋がりそうなのが、厄介ではありますけど。
グラッピナは呪いをかけた犯人を一目で見抜くし、たまたま手を貸してもらえることになったブリギットは隣国の情報収集を瞬く間に終えてくるし。
半端に関わってしまったので事後対応にも手を貸してくれましたが、魔女が国から距離をとってるのも頷ける規格外な力を見せつけてくれましたのも良い感じ。
……それだけに、グラッピナの怒りを買いそうな行いを平然と続けられるエベッツィー村の住人達には「命知らずだな」……以外の感想が無い。