気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ともぞ

鑑定能力で調合師になります 1

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「行ってらっしゃい。楽しい異世界旅を」

 

神様の力によって、異世界に転移することになった、というなろうのテンプレですね。

例によって、転移の時に神様から能力をもらったりしているんですが。

それが物品の情報が見られる「鑑定」能力で。

 

本人の希望でもらった能力とはいえ、なろうの異世界モノとしてはかなり弱いスキルですね。

人の鑑定もできるけど、主観が入るから信用できるものじゃない。

この世界の住人が知らない情報が出てくることもあるけど、本人がそれを把握していないから火種になりかねない危うさがあるし。

鑑定能力を活かして素材集めして、調合を楽しんでいるので、主人公のツカサ自身は文句ないんでしょうが。

 

途中からは安定して作れるものが増えて、余裕が出てきてはいましたけど……今後もこの調子でいくとなると、どっかしらでつまずきそうですけどね、ツカサ。

本人のスペックも低いし、能力もピーキーすぎるし、活用の幅が割と狭い。

すぐさま危険視される存在ではないですけど、権力者に嫌われた瞬間に詰むような気が。無双するでもなく、主人公が試行錯誤して、失敗も交えながら調合を行っている描写が続くのは読んでいて疲れる。
もうちょっと山と谷があるといいかなぁ、という感じがします。平坦過ぎるとさすがに物足りない。 

次の巻は、多分買わない。

 

Astral

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「ありがとう明くん。……私を見つけてくれて」
桃香が言ってくる。
「明くんが気づいてくれなかったら、ずっと迷子になってたね」

昔の作品ですが、再読ー。
たまに読み返したくなるんですよねぇ。
事故にあった高校生須玉明。
それ以来彼は、この世にとどまっている幽霊が見えるようになって。
会話したり、身体を貸したりなんかもできるので、未練解消の手伝いなんかをしています。

別に、一から十まで救おうとしているわけではなく。
例えば、初恋の幼馴染。例えば、画家志望だったクラスメイトなど。
彼の活動範囲にいた知人と会話したことがきっかけで。
幽霊の事情を知ってしまった時、それに力を貸さずにいられないという感じ。

一話ごとに違う幽霊と出会い、彼女たちとわずかな時間を共にして。
残された時間で、後悔は果たされるのだろうか、とそんなお話。
2話の絵の話と、3話の少女たちの話が結構好みですね。
彼女たちとのこれから先がないとしても、重ねた時間に嘘はない、という感じが。
合作が完成しなかったら厚士はまだ燻っていただろうし。
川名さんと出会わなかったら、由佳里はいなくなっていたかもしれないし、手紙が届けられたから、彼女は前に進めただろうし。
上手く回りすぎている感じはありますが、生きているそれぞれが、答えを見つけられている優しさがあるのはいいかなぁ、と思います。

Astral (電撃文庫)
今田 隆文
メディアワークス
2003-08

異世界で生きていく方法

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「冒険者をやっていればかならずどこかで、何らかの形で身近な仲間の死を経験することになる。それは避けられない現実だ。慣れろとは言わないが、耐える方法は知っておくべきだ」
(略)
「それはな、簡単だ。考えるな!」


小説家になろうの書籍化作品。
例によって、チートスキルを獲得しているわけですが。
スキルボーナス。
レベルアップによって得られるポイントを任意のタイミングで好きな場所に割り振れる。
基本のスペックは低いけれど、そのチートによって、色々と器用にこなしていく、という展開。

言語が分からないままではあったものの、幸い村の教会に保護してもらえて。
そこで過ごすうちに、教会での雑務を手伝ったり、村の周辺の魔物退治を始めたり。
異世界転移ものとしては分かりやすく冒険者活動してますねぇ。
ゴブリン、オーガと判りやすいモンスターを対峙していってお金稼いだり、経験値得たりと、順調にやっている感じではあります。
護衛任務で街へ赴いたり、そこで冒険者として活動しつつ、いろいろ情報を得たりはしていますが。

なろうものの書籍化で、よくある青年~中年だった主人公が高校生に変化しています。
いやまぁ、悩みがリアル過ぎてもアレだとか、購買層に合わせて年齢の調整をしたとかそういう話なんでしょうが。
なろうの書籍化だなぁ、という感じで全体的に軽い。
スルスル読めるんですけど、記憶にはあまり残っていないような気がします。
多分次は買わないんじゃないかなぁ。


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