「そなたにも問おう。今宵、そなたは何を成す」
(略)
「一切の敵をねじ伏せる、そんな獅子になるよ」
書籍加筆要素の、セラキアの蒼珠。
そこからついに誕生した霊獣はククルと名付けられ、レン以外にもクラウゼル家の人々に懐いて楽し気にすごしているようで、微笑ましくて良かったですね。
庭で遊ぶのも好きでよく泥汚れしてるけど、お風呂は嫌いでしょげたり暴れたりしてるの、対応するのは大変そうですけど可愛い。
メスっぽくて、リシアたちが面倒見てるシーンが多いのも、可愛さが重なってて良いですよねぇ。
レンにもしっかり懐いてて、彼が外に出るときしれっと鞄に入り込んでたところとかも好きです。
……つい霊獣トークで盛り上がってしまった。
本編はレンが久しぶりに帰省したら村は以前より発展していたり、地下水脈を通ってきたのかアスヴァルの角が彼の故郷近くに流れ着いていたり、話題の尽きない春を過ごして。
夏にはリシアたちがパーティーに招かれて帝都に行くことになり、レンも同行することにして。レンはあくまでエレンディルに一緒に来ただけで、帝都観光したりしてましたが。
ついにイグナート侯爵と顔を合わせることにもなって。イグナート侯爵からの助言もあって、レンが学院への入学に前向きになってくれたのは良かったですねぇ。
リシアも結構喜んでいましたし……パーティーで、彼を慕う少女としてリシアとフィオナが対面してたりする一幕もあって。譲る気はないけど、ドロドロした嫉妬を見せるのではなく相手を思いやれる2人が好きです。
原作ではありえなかったレンとイグナート侯爵の繋がりから、ゲームでは敵専用だった剛剣をレンは学べることになり。リシアもまたゲームとは違う流派に手を出していくことに繋がっていって。
効率の良い狩場みたいに、レンのゲーム知識が生きる場面もありますけど、どんどん原作からはズレていくし、そもそもレンは3部作の途中までしかプレイできてないので、そのうち知識の活用も出来なくなっていきそうですが。
……現時点でも先達を驚かせる腕前を見せているので、そのころにはもっと実力を伸ばして、その腕前で困難をねじ伏せられるようになっていそうです。
4巻の製作も決定しているとのことですし、続きを心待ちにしています。