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「……研鑽を積めば、仙人の域も超越できそうじゃのぅ」

 

現代社会に潜んで暮らしていた、仙人の鋼。

仙人といっても、寿命が150歳くらいに伸びるけど寿命は存在して。

弟子を取ることなく仙術の研究に打ち込んでいたけれど、かつて一度見た真人と呼ばれる仙人よりも上位存在にまで至ることは叶わず……そのまま死んだ。

死後、仙人としての修行をしていたからか魂となっても意識が残っていた鋼でしたが。現世に未練はないわけではなかったけれど、そのまま輪廻の輪に溶けようと思っていた。

 

その途中で死に瀕した魂が傷付いた存在をみつけ……「どうにかその傷を癒してやりたい」と願った瞬間、魂の器を治すことは出来た。

しかし、元の少年の魂はそのまま輪廻の輪に溶けてしまい……異世界の貧乏貴族タルコット男爵家の次男、コーディくんの肉体をもらい受けるような形で、鋼は異世界転生を果たすわけです。

 

コーディの記憶や知識を宿した鋼は、コーディとして異世界で生きていく事を決めるわけです。

魂の器が修復されたことで扱えるようになった魔術研究に打ち込むことに。

落ちこぼれ扱いされていた少年が躍進することで、注目を集めて変なやっかみを買うことにもなったりしてましたが。

供養というわけでもないけど悪い付き合いを断ち、仕返しも実行しつつ、交友関係を広げつつ新しい研究にも着手している行動力は凄まじい。