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「物事には、どんなに悲劇的なことだって、何かしら意味やいい面があるんだ。それが見えているかいないかの違いでね。確かに近すぎて見えないことはあるけれど、折角こんなに遠くまで来ることができたんだ。いいところをたくさん見つけて、今のこの時間を楽しめばいい」
ジヤの行動によって、リンクスが命を落としてしまって。
親しい人物の死に際に居合わせて、自分のポーションで助けることも出来ず……。
マリエラは、迷宮を斃す覚悟を決めてレオンハルト将軍の下に赴き、これまで隠れてポーション提供をしていたが、自分が錬金術師だと名乗り出ることになったわけですが。
前向きな決意ではなく、後悔からの行動だったこともあって……思いつめて、ジメジメした状態に陥っていたわけです。
そんな空気を、「仮死の魔法陣」から目覚めたマリエラの師匠フレイジージャがやってきて、吹っ飛ばしてくれたのは良かったですね。
懐かしい人物と再会して、変わらぬ師匠の振る舞いに久しぶりにマリエラも笑えてましたし。涙を流して泣き言を零すことも出来たわけです。
「みんなちょっとずつ悪いんだよ」とマリエラだけのせいではない、と彼女を立ち直らせてくれたのはお見事。
その後将軍たちとの交渉の時も、マリエラというカードをどう扱うのか探ったり、年長者らしい老獪さを見せる場面もあって、その顔の時は頼れる師匠であったんですが。
……酒呑んでふざけたおしてる場面も多々あって、マリエラも大変だったんだろうなぁ……という気持ちになった。
まだ特級作れるようになってないのを見て、マリエラを鍛えるパートではふざけ倒してたからなぁ。そんな師匠に対抗するために、「もー!」ってなってる時の方が燃えて、マリエラは伸びるんだよ、っていう考えがあるみたいでしたけどね。
あと少し見え方変わったのは、妄執に囚われて禁術に手を出したロバート君。
変革の中で「アグウィナス家の娘」として、囮になる覚悟すら決めていた妹のキャロラインを心配して動いてたし。ポーションの市販を急激に進めると問題が多すぎることとか、なんだかんだ優秀な部分もあるんだなぁ……と思いました。抜けてる部分もそこそこありましたけど。