気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

はらけんし

女子校の『王子様』がバイト先で俺にだけ『乙女』な顔を見せてくる

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「――――俺は君の教育係だから。立華さんを守ってあげるのが俺の役目だと思うんだ」

「…………そうか」

 

同じ町にある男子校・蒼鷹高校と、女子高・雀桜高校。

代々学校ぐるみで仲が良く……雀鷹カップルなんて言われるくらいに、カップル成立して薔薇色の高校生活を送るって言うのが黄金パターンだったみたいです。

しかし、雀桜高校に立華一織という少女が入学したことで状況が一変。彼女は『雀桜の王子様』として女子たちの視線を独り占め。

一織と同世代の蒼鷹校生たちは、恋人を作ることが出来ず灰色の青春を送ることに。

 

主人公もまさにその煽りを受けた世代であり、雀桜の生徒と話すこともなく高校2年生に進級してしまった。

まぁ彼は彼で「雀鷹カップルなんて言われてるくらいだし、簡単にカップルにはなれるんじゃないか」という思って進学した部分もありつつ「誰でもいいわけではない」って考えているタイプで、友人の佐々木ほど飢えてるわけではなかったみたいですけど。

 

そんな代わり映えのしない日常が続くかと思いきや、バイト先の新人として『王子様』がやってきたことで、彼の生活が変わっていくことに。

先輩バイトとして一織の教育係を任された夏樹くん、真面目に仕事してるなぁ……というか。

『王子様』の為に雀桜校の生徒が殺到して、それまでの体制で回すのは大変なくらいお客様がやってくる状況になって。

スタッフからも「現状じゃ回りませんよ」という声が出て、客寄せになってる一織の評判通りの態度を前面に出した王子様接客を一時取りやめようって方向になってましたが。

教育係の夏樹くんは、一織に我慢を強いるのではなく自分たちが頑張ればなんとか回せると主張して、みんなもその勢いに乗った結果通ってました。

 

一織相手のパーフェクトコミュニケーションではありますけど、店的にはそれでいいのかという部分はある。一応、かなり早めに次の新人を採ってくれたり、出来る事はしてますけど。負担強いすぎるのも良くないぞー、と思いつつ当人たちが良しとしたからな……まぁ。

学校生活でも雀桜の人気者である一織との縁が出来たことで、体育祭の応援に雀桜の生徒を呼ぶことにも成功したりと、影響範囲がデカいんですよねぇ一織。

少しずつ交流を進めていく中で、2人の関係が進展していくの良かったですね。読みやすいラブコメでした。

極振り拒否して手探りスタート! 特化しないヒーラー、仲間と別れて旅に出る6

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「しかし奴らは我が領民に手を出した! それは絶対に! 絶対に許しはしない!」

 

ダンジョンを攻略しアルッポを去ったルークは、国境を越えて鉱業が盛んな国ザンツへと足を延ばして。

しかし時期が悪く、季節は冬。

これまではアルッポのダンジョンまで足を延ばせば、そこは切り離された環境であるため、冒険者にとって冬場の良い稼ぎ場所になっていたようですけど。

そこが攻略されたことで計画が破綻した若手冒険者なんかも散見されて。ルークにとっても想定外の状況ではありましたが。

 

……冬で往来にも制限が出るし、食材にだって制限が出てくるから、冬支度って言うのは本当に大切なものだそうですが。ルークは本当にそのあたりさっぱりで。

情報収集をした結果、王都に足を延ばすことを決めたわけですが。

そこで以前アルノルンで冒険者登録した時に話したニックと再会。登録を止められそうだった時に、受付のエリンを説得した人と言われてそう言えばいたなぁと思うなどしましたが。

彼の紹介で宿を見つけることが出来たりして、手探りで旅をしまくっているし、婚約破棄された少女の前で「あの騒動の!」的なコトを口走ったり失言もそこそこあるわりには、何だかんだ強かに生き延びてますよねぇ、ルーク。

 

ザンツは国や教会の上層部が腐敗していて。

真っ当な人も当然多くいるんですが……それでも権力者ほど腐敗が進んでいて、暗躍してる輩も居て。

そんな中でルークは多少怪しい人物を目撃したり、巻き込まれた孤児の子を助けたり。婚約破棄された令嬢に回復魔法を教える役を任されたりと、騒動の端っこの問題に関わっていくわけですが。

……最終的には、彼の与り知らぬところですべての問題が解決していたのは、ちょっと笑った。一応ルークが目撃した情報で、真面な司祭が動いてくれていたり、彼が魔法を教えた令嬢が「聖女」と神聖化され、この地に残っていた聖女伝承もあって民心を引き付けたことなんかもあって、ルークのしたことは結果として良い未来を導いてるんですがね……。

 


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ちゃか

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