気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ふーみ

魔王を倒した俺に待っていたのは世話好きな、ヨメとのイチャイチャ錬金生活だった。5

ico_grade6_3

「ねえイザヤさん。他の女の子たちと接して、あらためてわたしをどう思いますか?」

 

ヨメが突然開始した「レンタルイザヤ」というサービス。

おさわり厳禁ながら、他のヒロインズが速攻で申し込みしてるのはちょっと笑いました。

ロゼはおさわりしてもらおうと思ったけどルールに敗北、ノエルは「イザヤ先生を借りられる」という字面の面白さにつられて申し込んだけど、特にしてほしいことはなし。

その一方でマリーはちょっと揺れている中で、イザヤがとても刺さる言葉をくれて……どうしようもない恋心を認めることになったわけです。

 

最初期からライバルだったヨメとマリーがラブ・バトルを勃発させていくことになって。でもマリーはアピールを続けるなかで、イザヤの心を動かせてないことを分かっている、というのが無常です。

その一方で、家族との折り合いが悪いマリーの問題解決を図る際には手を貸すんだからイザヤもお人よしではありますが。

問題を乗り越えた後にヨメがマリーに提案したのは、予想していなかったコトだったので驚きましたが。とりあえずの決着したけど、未来ではどうなっていくんでしょうねぇ。……より規模大きくなってても驚きませんが。



魔王を倒した俺に待っていたのは世話好きな、ヨメとのイチャイチャ錬金生活だった。4

ico_grade6_3

「錬金術師の女性と、冒険者の男性で結婚するのって、実は結構多いんですよ。ちょうどお互い無い物を補い合えるし、相性が良いらしくて」

「俺とヨメみたいなものか?」

 

冒頭毎回酔いどれシーン挟んでくるの、伝統芸ではあるけどたまには違う味も欲しい感はある。

2巻で夏のバカンスを堪能したわけですが、今度は北方で雪遊びしにいくわけですよ。

北の島国スノーヴィーク。錬金術の普及を目的として、錬金術アカデミーの公務扱いで足を運ぶことになったとか。

 

そうやって足を運んだ先で、イザヤはまたしても因縁のある相手と出会うんですが。

魔王の仮面をつけて、「復活した魔王」を自称する少女ナナはイザヤとのキスを狙い、ヨメたちに阻まれることになるわけですが。

ナナはそれでも諦めず行動を続けることに。その過程で、彼女が秘めていた想いとかも色々発掘されることになって。

 

スノーヴィークが亡くなっているヨメの父親の出身地であり、銀髪や白い肌という特徴を受け継いでいる、という前振りもしっかり意味があったのは良かったですね。

戦闘になるとイザヤがサクッと解決してくれるのは頼もしいし。まぁ毎度ヒロインと良い展開になってるのはアレですが。もうちょっとヨメ大事にしてあげて



魔王を倒した俺に待っていたのは世話好きな、ヨメとのイチャイチャ錬金生活だった。3

ico_grade6_3

「みんなに愛されてるってことですよ、イザヤさんは」

 

イザヤがヨメに養われているヒモ状態だと、親戚にパートナーとして紹介するの面倒ですね、とかヨメが言い始めて。

錬金術アカデミーで教鞭をとって欲しいという依頼が、ヨメとマリーに持ち込まれて、それにイザヤもついていくことに。

ヨメの魔力補給役ってだけではなく、自衛のための武術を教える役割を期待されたそうです。

 

ヨメにマリー、ロゼッタと言うイザヤの周囲にいる女性陣は何だかんだ名の知れた錬金術師なわけで、生徒たちに歓迎されていたのは良かったですね。

……王立アルケミストガールズアカデミーっていう、女子校だったのはアレですが。ヨメ、イザヤのわきの甘さ知っているのに女子の巣窟に連れ込んでどうするの。

最初こそ人相の悪さに引かれていたけど、剣技の実演で普段と違う姿を見せてもらって、すぐに絆されている学生たちはちょろくて心配。

 

そしてイザヤはまた学園で、才能のある女の子と交流をもつことになるわけですが。

今回メインになるのは、隣国ノエリージュの王女であるノエル。

十三歳という若さありながら、ヨメやマリーが十五歳の時にまとめたようなレポートを、去年書き上げていた才女。

まぁ才能とか立ち位置があって孤立していたんですが……一人になった時にウキウキ歌ってる愉快な面もあるのが面白いな。

重い物背負い込んでる部分もあって、間違えた道に進みそうだったわけですが、イザヤが引き留めたのはお見事。魔神相手に一騎打ちでサクッと勝てちゃうイザヤ凄すぎ。

魔王を倒した俺に待っていたのは世話好きな、ヨメとのイチャイチャ錬金生活だった。2

ico_grade6_3

「俺は知らなかっただけだ」

(略)

「人の出会いは人を変える。それこそ、錬金術のようにな」

 

ヨメとイザヤのパートナー生活は相変わらず進行中。

イチャイチャはしてるけど、進展はしてないっていう意味ではあるんですが……。

言い訳しつつマリーが遊びに来たりしている中、ヨメの誘いで夏のバカンスに行くことになって。

 

ヒロインズの水着姿が見られるのは、まぁ可愛くて良かった。

イザヤが改名する前、ソロの冒険者として活動し魔王討伐する前の姿を知っている、ロゼッタという少女が彼を追いかけてやってきて。

拠点を持たない流浪の錬金術師でありつつ、イザヤと冒険していたこともある、ソロ適正の高い人物。一人であろうとした彼女が唯一執着したのがイザヤだった、と。

 

「かつてのイザヤ」とは違う振る舞いをする彼に対して、思う所があるようでしたけど。

昔の女を名乗って引っ掻き回しにこられたことで、ヨメたちもまたイザヤを問い詰めたりするわけです。

イザヤを連れていきたいロゼッタと、ヨメとの時間を選ぶイザヤ達とではどうしても主張がぶつかるわけで。ロゼッタの攻勢を乗り切った後、やりあっていた相手だったけど彼女の窮地を協力して助けることになる展開は良かった。



魔王を倒した俺に待っていたのは世話好きな、ヨメとのイチャイチャ錬金生活だった。

ico_grade6_3

「でも、わたしはイザヤさんとの錬金術を信じたかった。いえ、イザヤさんだけじゃない。……青臭いこと言いますけどね、わたしはたくさんの人たちとのつながりを信じたかったんですよ。キスはその象徴だと思ってください」

 

魔術が盛んなメジャイルに生まれたが、剣のみに専念し、ソロで活動しダンジョンに潜り続ける青春を送った主人公のイザヤ。

彼はその剣技から勇者と称えられるほどだったが……ある日、魔王を打倒したとき、最後に呪われてしまった。正確には、死に際の魔王がイザヤの肉体を乗っ取ろうとしてきて、それに抵抗は出来たが魔王の魔力を押し付けられてしまったそうです。

そしてその結果、「魔王と同質の魔力を持つ、破壊の化身」として国を追われることになってしまった。

 

その後、彼は西の果ての島国アルリオンに流れ着いて……森の中にログハウスを作り、一人で暮らしていた。

部屋は汚いし食事は適当だし、でダンジョンに青春をささげた男の粗い一人暮らし、って感じでしたが。木工という趣味を持っているだけ、まだ人間味はありますけど。下手したら「日々修行しかしてません」みたいな、それこそ剣みたいな男になっていたかもしれない。

……ソロ歴が長すぎて言葉足らずの部分あるので、今でもその傾向があるのは間違いないですけど。

 

ある日森の中で魔物に襲われていた少女、ヨーメリアを救って。彼女は助けてもらったお礼として、甲斐甲斐しく世話を焼いてくれて。

しばらくはログハウスにヨメが来る形を取ってましたが、よりよい暮らしの為にヨメの工房に招待されることになって。

世話好きのヨメと交流することで、一人のさみしさにイザヤが気付き、距離が縮まっていくのがいい感じですね。

 

知識と技量は確かながら魔力量が足りないヨメを、人に魔力を与えられる能力を持っているイザヤがフォローできる、というのも凸凹噛み合う感じで良かったですしね。

……イザヤと触れ合うことで魔力譲渡が出来るんですが、それを他の女性キャラに実践してるところに居合わせて、可愛い嫉妬してるヨメが可愛かったですね。

恋人代行をはじめた俺、なぜか美少女の指名依頼が入ってくる3

ico_grade6_3

「もしかしてヤキモチ焼いてくれた?」

「……っ!」

 

家族間での報連相を破った龍馬のことを、カヤが追求。

彼が姉のことを思ってバイトを始めたという背景はわかるけど、高級なものには当然理由があって。実はかつてカヤも行っていた恋人代行業の問題について追及されて……家族の同意を得られずバイトを辞めることに。

 

まぁ危ない仕事で稼がれても嬉しくない、という姉の感情を理解できていなかったことや、リスクについての把握が甘かったことを突き付けられた上での決断ではあるんですけど。

龍馬にとっては大切な姉でも、読者目線でそこまで印象のないキャラからそこまで言われてもなんか納得いかないみたいな気持ちが若干沸く。

理屈でいえば正しいのはカヤの方なのもわかりますけどね。

 

そして龍馬はバイトを辞めることになって。追及のきっかけになった葉月への連絡はカヤが済ませたし、初詣で愛羅との契約も清算した。

そのうえで姫乃と向き合って、育まれていた恋心について打ち明けて付き合うことになることになって。姫乃推しだったので、幸せな未来についても描いてくれたのは嬉しいですけど駆け足だったのは確かですねー。



恋人代行をはじめた俺、なぜか美少女の指名依頼が入ってくる2

ico_grade6_3

「……姫乃は、シバとの時間……一番大切にしたい、から」

「……ッ!?」

「だから、写真は撮らない。一人で集中しない」

 

今回は表紙のキャリアウーマン、神城葉月さんが龍馬を恋人代行として指名することに。

酔っぱらって倒れててる彼女を龍馬が発見して、タクシーを呼んで彼女を託したっていう接点がその前にできていて。

その時と同一人物なのではないか、と興味をもった葉月が指名したという流れ。

仕事ができるからこそ葉月はいろいろとため込んでいるものがあったようで、龍馬がそこにフォロー入れていたあたり、スペックだけでいえば恋人代行業向いてる感じがします。

 

ただ脇が甘いのも確かなんですよね……。

葉月は弱みに付け込むことこそしませんでしたけど「こういうトラブルだって起こりうるんだぞ」という実例を見せつけてきて。

翻弄されて従いそうになっていたあたり危ういので、そういう面では不向きだともいえます。

 

姫乃との交友も順調で、クリスマスデートを楽しんだ結果として代行業のルールを超えて彼女に触れてしまうなんてことも起きたわけですし。

龍馬と一緒に居る時間を楽しんで、思いを育んだ姫乃がその気持ちを自覚したりもして。そのタイミングで葉月が龍馬の姉のカヤと同じ職場にいて、2人のデート風景を目撃したことで彼が恋人代行していることに気付いて追及される、ってエンディングを迎えるんだから、容赦がないというか。ケジメとして必要なイベントではありますよね。


新米錬金術師の店舗経営7 疫病を退治しよう

ico_grade6_3

「無駄とは言わないし、いつか大きな結果を出すのかもしれない。でもね、それまで研究を続けられなければ、無意味なの。利益を出せる錬成と、趣味――とまでは言わないにしても、長期的な成果を期するもの。バランスを取らないとやっていけないのよ」

 

サラサが責任者を務めているタイミングで、領地で疫病が発生したんだからサラサはついていないというべきか。錬金術師として対処に当たれる有能な人材がトップにいてくれた状況を喜ぶべきかは、ちょっと悩ましいですね。

任命事由であった盗賊への対処は終わり報告書も終わったけど、任を解かれる通知が来てない以上はサラサが責任者になるわけで、ついてない寄りの方が大きいかもなぁ……。

懸念事項に迷惑王子の情報が含まれているなんて聞いたら、特に。

 

急いで村からサウス・ストラグへ駆けるサラサに、アイリスがなんとかついてこれるように成長してるのは良かったですね。

前回縁があったミスティの兄であるレイニーも協力してくれてますが、これはサラサがいてこそですから、迅速に対処できたのは良かった。

 

さらにレオノーラ預かりとなっている錬金術師のマリス。

借金漬けになったためにどうにも心配が勝る子ではありましたが、病気の治療薬を作りたい一心で錬金術師を志したとかで、知識は頼れるって状況にあったのも大きい。

サラサが全権代理である以上、サウス・ストラグで指示を出す必要があって。それはそれで大事な仕事なんですけど、現場には出られない。

いろいろな事情を加味してマリスが立候補してくれたのは本当にありがたかった。

実際思った以上の被害が疫病で発生している中で、現地で生きた情報を得て完全な治療薬とはいかなくても、進行を遅らせる薬を改良したりしてて特化分野では優秀ですね……。
誰がかけてもこれだけ迅速に解決することはできなかったでしょう。お見事でした。

 

容量拡大バッグ、登録名は「オシャレなバッグ」らしくて開発者のこだわりを感じた。

でもそれはそれとして通称である容量拡大バッグの方が広まっているのが笑える。変な名前ではなくても、実用性重視になっちゃうよねカバンって。

やたらと察しのいい俺は、毒舌クーデレ美少女の小さなデレも見逃さずにぐいぐいいく3

 ico_grade6_3

「さっきからドキドキが止まらないの。今まで生きてきた中で、たぶん一番ドキドキしてると思う。これ以上ドキドキしたら死んじゃうかもしれないわ」

(略)

「でもね、私、がんばるから……言っても、いい?」

 

熱を出した上に微睡んだ状態の小雪からキスをされた直哉。

しかも翌朝には彼女はその事実を忘れてしまっていた。

そのまま伝えると彼女の許容量パンクしちゃうだろうしなぁ、ってひとまず隠す判断をしてましたが。

それはそれで抱え込んでる直哉がギクシャクする事になるんだから、中々珍しい絵が見られましたね。

 

これまでガンガン行こうぜ! と攻め込んでいた直哉君の意外な弱点と言うか。

色々と察しがついてしまうせいで、思うように動けなくなるとあぁも弱るのかと思うと……幼馴染の巽が大爆笑してたのも、正直分かる。

友人に相談しつつ、忘れてしまったならファーストキスをやり直そうとか割といい方向に話まとまったと思ったんですけどね。

攻勢に出ようとして失敗したりしてるのはなかなかに新鮮でした。

 

プロローグが小雪父と直哉父が海外でバッタリ遭遇して意気投合したらしい、って話で。

その後本編に出てきた時には関係が変化してるの、展開早くて笑ってしまったけど、漏れ聞くだけでも直哉父のトラブル吸引力はすさまじいみたいですから、納得しかないのも困る。

直哉以上の察しの良さというか、あそこまでいくともう超能力かなにかでしょ……。アイコンタクトで完璧に意思疎通で来てしまうあそこの父子、怖いよ。

 

勉強会もしたりして着実にイベントはこなしているのに、最後の一線が超えられない。

そんなタイミングで直哉の両親が帰国。父が直哉と同じ読心妖怪な反面、母は常識人っぽいのが救いか。

家族で知り合いになったし、一緒に旅行でもと展開が加速するの面白かったな。まぁその後タイミングが合わなかったりしてたんですが。

口絵になっているシーンに辿り着いてくれたのは本当によかった。小雪、頑張ったね。

これまでの積み重ねをみているからこそ、そりゃエピローグで出てきた新情報に対しても友人たちはああいうリアクションになるよなぁ……って納得が強かった。


やたらと察しのいい俺は、毒舌クーデレ美少女の小さなデレも見逃さずにぐいぐいいく2

ico_grade6_3

「でも、これは俺の問題じゃない。綴じ者は小雪だ。それで……小雪には、自分の力で道を切り開いてもらいたいんだ」

「私の、力で……」

「そう。小雪はどうしたい?こういうのは本人の気持ちが何より大事だからさ」

 

小雪のトラウマとなっている過去。

ある雨の日、仲が良いと思っていた友人が、小雪の悪口を言っていたクラスメイト相手に頷いたあと「大嫌いよ」と言うのを聞いてしまった。

 

それはそれとして現在の小雪は、スマホで取った直哉の隠し撮りを見て心を揺らしたりしてるので可愛いんですけど。

直哉との交流で小雪の態度も柔らかくなってきていて、棘のある言動が減ってきた事で仲良くしてくれる女子が出来たりと、日常が楽しくなってるのも良し。

友人になった彼女達が小雪の背中を押してくれたりもするんですが……直哉が相変わらずの察しの良さで怖い。

展開が予想出来てもそれはそれとして好きな相手とプール行けるとか最高じゃん! ってテンション上げる辺りは彼も普通の男子なんですよねぇ。

小雪が実は泳げない問題とかもありましたが、普通にイチャイチャして満喫してたの読者目線でも楽しかった。

 

実は結衣の妹が直哉が好きで小雪のライバルか?! みたいな一幕があったり。かつて疎遠になってしまった友人との再会があったりと順調にイベント発生してましたが。

直哉の察しが良い能力、話を重ねるたびに思いますけど当人も認める通りチート級なんだよなぁ。でも、だからって自分が解決しても良い決着にならないなって時は小雪の判断を尊重したりする姿勢も見せてくれるの良い。

序盤で直哉が、終盤で小雪が体調を崩して互いにお見舞いに行くシーンもあって、本当に微笑ましくてもう付き合ってるよね……みたいな2人が好きです。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ