気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ほのぼのる500

最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。@COMIC6

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「お前たちの素早い判断に感謝する」

「一緒に戦うよ」

 

1921話を収録。

「緑の風」が裏切り者だろう、という情報を聞いてもなお「炎の剣」と「雷王」のメンバーは全員組織壊滅のために協力することを決めてくれて。

ラットルアが子供を気にかける性格で、組織の噂がある。そしてアイビーが不審な視線を感じたと伝えている。

そういう事情から彼がアイビーについてくれてるのは、安心できますね。

生活魔法が使えない人は珍しくない、とかこの世界の常識について色々教えてくれたりしてるのもアイビーにとってはありがたい話です。

 

緑の風のミーラが、仲間を連れてアイビーに接触してくる一幕もありましたが。

ソラによる問題なし判定を下される人物も一緒だったり。これまで逃げおおせている周到な組織の関係者とは思えない粗さをラットルア達も感じ取っていました。

ソラが取り締まりは失敗したというけれど、組織にとって何か問題が起きているのではないか、と推察してました。……実際ギルドマスターとかもそういう風に考えているみたいでしたけど、そういう所に気付けるから本当に9歳かと疑われることになるんだよなぁ。

あとカルアさんのデザイン、結構好みでしたね。可愛い。


巻末書下ろし小説が「ある自警団員視点」だったんですが。
雰囲気的に掲載最後の話であるアイビーの作戦結構した後の、巻き込まれ自警団員視点っぽくて、掲載タイミング早くない? とはちょっとなりました。
内容的には、自警団員の真面目に働いていて仲間の裏切りに心を痛めている青年の話でしたが。そんな話が、ボロボロ出てくる位に規模が大きい最悪の組織なんだなぁ……と改めて思いました。


最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。@COMIC5

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「一緒に組織を捕まえるために 協力してくれないか」

「――いいですよ」

 

1618話を収録。

ソラセンサーで無害判定された「炎の剣」と「雷王」が、オトルワ町への道中アイビーについてくれたり、オトルワ町についてからも気にかけてくれたのは助かりましたね。

……それだけ「組織」に対する警戒心とかがあって、アイビーの事を心配してくれていたわけですしね。

 

ギルドが最近つくった制度である「保護者代理制度」を使ってでも、アイビーを守ろうと考えてくれたのは良かった。ただ、制度を悪用したわけではないと示すために1年間活動を共にする必要があるから、逆にアイビーを困らせるだろうと冷静に判断してくれる人もいてバランスが良い。

アイビーも頼れる人たちが居て良かったけれど……町にくるまで不快な視線を感じることが無かったから、独断行動をとって不審者の存在を確定させて。

 

……その行動で、「炎の剣」たちも裏切り者の存在を感じ取って。仲間を信じたい気持ちもあったけれど、アイビーもまた嘘を吐くような子ではない。

そして、仲間に裏切りの影を感じ取ったラットルア達がアイビーを信じて、組織を壊滅させるために行動を開始しすることに。

そんな彼らを信じてアイビーがソラの存在を明かしたりして、危険な戦いが始まろうとする前だけど、ほのぼのする時間があったのは良かったですね。



最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。@COMIC4

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「俺たちがついてるよ」

 

1215話を収録。

アイビーが捨て去った故郷ラトミ村。収入源であるザロの実の収穫が上手くいかず、村長はかなりあらぶっていました。

「なぜ収穫が上手くいかない!」と文句を零して「頼りにしていた占い師がいなくなったから」と返されて暴力で返そうとするの、端的に言って終わりですよ。

農民も農具構えてただやられるだけじゃないぞ、という構えをとったりしてましたが。それでも村長派ではない村人たちは、続々と村を離れて行ってるような状況で。泥船も泥船だなぁ……という感じ。

 

一方のアイビーはソラとアダンダラと一緒に旅を続けていて。

強力な魔物であるアダンダラが同行してくれていることで、他の魔物や動物が近寄らず快適な旅を続けられていたのは安心できました。

アダンダラがアイビーにすり寄ってるコマの画とか、微笑ましくて良いですねぇ。

しかし一般的には危険とされている魔物で、アイビーがテイムしているわけでもないので、存在を公にすることが出来ず。

 

道中の森で危険な魔物が目撃され、その討伐の為の準備をしていた冒険者集団と鉢合わせたことでアダンダラとは別行動をとることに。

最初に良心的な冒険者グループ『炎の剣』と会えたのは幸運でした。良い交流できてますしね。魔物が想定よりおおくて、アイビーは足止めを喰らう形になりましたが。

滞在するならできる事をしたいと「ゴミ出し係自薦」してるコマのアイビー可愛かったです。

……ただ、ヴェリヴェラ副長が最後に伝えてくれたように、オトルワ村には人攫いの組織が存在していて。複数の冒険者グループが集まった討伐隊の中にも、その関係者が潜り込んでいた。気配を察知できるアイビーは、その不快さを感じ取って怯えてましたが。

ソラが危険人物を伝えてくれたりしたのは、一つ安心できる要素でしたね。誰が敵なのか分からない状態で、ずっと警戒を続けてるとすり減っちゃいますから。

最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。@COMIC3

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「でもお世話になった占い師さんに言われてるんです

 世界を見て回って視野を広げなさいって 私ももう少しいろいろ見て学びたいんです」

 

911話が収録された第3巻。

アイビーがオグト隊長さんたちに会いに行って「あまり私の事言いふらさないで」と言いに行ったタイミングで、既に隊長さんはもう仲間全員に流してしまった後で。

手遅れでへにゃってなってるアイビーが可愛くて良い。

彼女に懐いているアダンダラが、抱き着かれてゴロゴロ言ってるポカポカって書き文字書かれているコマとかも微笑ましくて良いんですが。

 

アイビーのテントを盗ろうとした、ゴロツキども。

実は殺人までやってたメンバーが混じっていたとかで、報奨金が金貨まで行ってたのは驚き。

隊長たちとの縁があって、声掛けしててくれたからフォローも入ったしで、ホッとしましたね。一歩間違えばアイビーも危なかったでしょうし。

ちょっと暴走気味なところはあれど、彼が保証人になってくれたおかげでアイビーも商業ギルドに口座をもてたりしたので、かなり助けられている。

 

ラトミ村のこと、アイビーが名と性別を偽っていることなんかにも気付きつつ、黙っててくれたことがどれだけありがたかったか。

星なしという秘密を打ち明けられるほどアイビーも覚悟は決まっておらず、オグト隊長たちも信用を得られなかったと零す場面もありましたが。次の村に、取り締まりが強化されているとはいえ危険な組織が活動しているという情報を知った上で、アイビーの旅を止めようとしなかったのが、地味に好きなところです。



最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。@COMIC2

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「ソラありがとう あなたのおかげで生き延びた」

 

5話~8話と番外編、書きおろし小説「残念、逃げられた!」を収録。

負傷してしまった箇所をソラに覆われたアイビー。食事の時と同じ泡が出ていて、「ソラは人を食べるらしい」と思っていたら……ソラが不意に離れて。

離れる時コロコロ転がっていくの可愛いですよね。そしてその後腕を見たら、怪我が治っていた。ソラが青ポーションみたいな効果を発揮できるの、一人旅しているアイビーからすると結構ありがたいですよね。

 

有機物も無機物も食べられたりだとか。劣化ポーションを餌として食べているけど、それでは説明がつかないほどきれいに怪我が治っていることとか。ソラ関連では疑問が尽きないけれど、頼れる旅の仲間がいるのは良いですよねぇ。

親に見捨てられての一人旅だったのが、ソラといることで笑顔が見られるし、心の余裕もでてる気がする。

 

旅を続けて町かと思うくらい立派な門のあるラトメ村に辿り着いたアイビー。

ラトミ村から来たと伝えたら、あの村で何かがあったようで子供の一人旅というのを抜いても、やたら心配されて。

テントを買おうかと思っていたタイミングで、自警団の隊長さんが声をかけてくれたり、お店を紹介してくれたりして。その後、トラブルに巻き込まれたときも自警団がしっかり機能して、いちゃもんつけてきた馬鹿を捕まえてくれたし。安定している村だな、と思いましたね。

「なにか買うのか?」って声かけられてビクウッってなった後ドキドキして涙目になってるデフォルメアイビーが可愛かったです。

 

その後、アイビーが森に入った時ソラがひとりで跳ねだして。行った先には傷ついた魔物が居た。アダンダラ、と呼ばれるあったら死ぬと言われ恐れられている魔物でしたが……。

ソラに治療されたのをわかっているのか、アイビーには妙に懐いて。

デカい猫が懐いてくるの、可愛いですよね。アイビーのために狩りをしてきて獲物分けたりしてるの、絵面は微笑ましい。アダンダラという魔物の脅威を知ってる人は驚くでしょうが……。

番外編で狩りの実演してもらってるのも可愛かったのでヨシ!

最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。@COMIC1

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「私はアイビー 君は“ソラ”だ!」

 

同名作品のコミカライズ。崩れスライムのソラが本当に崩れててカワイイ。

5歳の時にお祈りをすることで、才能……自らの持つスキルが示される世界オードグズ。

主人公の少女は、しかし「星なし」と呼ばる能力しか授からず、両親はおろか村からも見放されることに。

 

唯一、占い師だけは助力してくれたこと。彼女は前世の記憶を持っていたこと。そういったことも影響していたでしょうけど。

そうやって5歳から8歳までの3年間、森でのサバイバル生活を送っていたわけですが。

……少女への協力がバレて村長の反感を買い、病気の時に薬を貰えずに占い師が死亡。

そして少女が作った森の隠れ家、その一つが問題の家族に見つかってしまって……彼女は一人、旅に出ることになるわけです。

 

自分の名前をアイビーと変えた少女は、旅を始めて早い段階で崩れスライムのソラをテイムすることに成功して。

変則ながら2人旅となったのは、彼女の心の励みになったことでしょう。

ソラ、食事風景とかコミカルで見ていて和みますしねぇ。……けがの治療に仕える青ポーションを食べるのは、一人旅では困りものですが。

巻末4コマで、朝の運動しているアイビーの真似してるソラとかも可愛かった。

 

罠を仕掛けて狩りをして、それを売って旅の資金にしているのが賢いというか。それを肉屋さんとかに認められて、お礼を言われて嬉しそうにしてるアイビーが可愛いですねー。

生まれ故郷がアレだったから、感謝されるのが当然じゃないんだよなぁ……。幸せになってくれ……。

最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。7

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「信頼するのは当たり前です!」

(略)

「私を信じて力を貸してくれるんですよ? 信頼しないわけないですよね?」

 

ハタヒ村で行われる祭りに参加しようと、余裕を持ったスケジュールで現地入りしたアイビーとドルイド。

表紙イラストがイメージしやすいですけど、白い服を着て色を付ける粉を投げあう楽しそうな祭りのようです。

門も昔はちゃんと絵を描いていたけど、色粉を投げられて上書きされまくった結果、子供のラクガキみたいになってしまったとか。

 

以前関わった組織が、この村にも手を伸ばそうとしていたようで……。

功労者として名前の挙がっているアイビーとドルイドに、ギルドマスターや自警団団長が接触してくる一幕もありました。

トップがすぐ来るのではなく、以前ドルイドに助けられた経験と特殊な技能を持っている人物を先触れに出してくるあたり、有能ですねぇ。

これを見るとハタウ村のタブローたちはまだ未熟だったんだなぁ、って感じ。

 

フォロンダ領主が貴族の義務として祭りに顔を出していて、アイビー達に会いに来ていたのも縁を感じて良かったですね。

変わったスライムをテイムしているアイビーは、テイマーではあるけど立ち位置特殊ですよねぇ。でも、ソラ達との信頼関係はしっかり築けているのは良し。

40年の経験を持つベテランテイマーの先達との出会いもあって、その人からも認められてましたし。良かったですね。スライム達が遊んでる挿絵が可愛くて良かった。



最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。6

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「たぶん、何かあったら駆けつけて助けてくれるよ。これまでのアイビーの話を聞いていたらそう感じる」

 

怪しげな魔法陣からサーペントを救い、なんとかハタウ村に戻ってきたアイビーとドルイド。

自警団のタブローに相談しようと思っていたのに冒険者ギルドに来てしまったり、記憶に齟齬が生じていたのが恐ろしい。

それでも2人いたから、互いの認識の違いを埋めて相談できたのは良かったですけど。

ここでも秘匿情報に触れることになるんだから、アイビーは本当にもう。

 

……まぁテイムしてるソラ達が特殊過ぎてアイビー自身が秘匿すべき情報の塊だからなぁ。

今回ソルっていう黒いスライムが新しく仲間に加わりましたしね。同行はしてくれるし、名前も付けさせてくれるけどテイムの印はつけさせてくれない変わり者なんですが。

 

記憶の欠落を確かめるために、知っている人の名前を振り返って。

ギルドのサービスである「ふぁっくす」を使って、メッセージを送ることに。文面考えるときに無意識でつぶやいてるの可愛い。

そしてそんな可愛いアイビーの同行者ドルイドに対して、知人がみんなどんな奴なのか気にして質問してきてるの笑う。

 

冬も終わり、魔石の代金ももらってアイビー達は旅を再開することになって。

これまでの旅を経て、色々と諦めていた部分のあったアイビーが自分で可愛い服を選んだのも良かったですよねー。挿絵ついてて微笑ましかった。

最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。5

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「アイビーは可愛いね。これから悪い男には気を付けるんだよ」

 

冬を超える拠点として目途をつけていたハタウ村に無事たどり着いたアイビーとドルイド。

2日歩きどおしだったため、宿について丸2日寝入ったそうで。なかなか挑戦的なスケジュールで動いてるなこの2人……。

 

そうやって苦労して訪問し、冬の間を過ごそうとした村でもまた厄介ごとに遭遇することになるんだから、アイビーの旅は大変です。

マジックアイテムを売っている店のローズさんは、こっちをからかってくる困った部分はあれど善良な人でしたが。

 

その息子で自警団のトップを務めているタブローは、色々な事情が重なっていたとは言え視野が大分狭くなっていたし。

冒険者ギルドのトップもそっち側だったのは頭がいたいですけど。未熟故の暴走ということで、まぁうん……もう少し頑張りましょう、感。

ローズに雷落とされたり、ちゃんと資料にあたって功労者一覧にアイビーの名前を見つけて、非を認めた後は頭下げてくれてましたし、最低限のラインは護ってましたがね……。

 

そうした火種を抱えつつ冬に備えることになって。アイビー達は、魔石を提供したりコメ料理を人に教えたりして、出来る範囲で貢献していたのが偉い。

不甲斐ない姿を見せたギルマスに、これまで多くのトラブルに遭遇してきたアイビーが見てきたことに基づいた助言を与えていたのも、彼女の旅が無駄ではなかったとわかる感じがして良かったですね。

最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。4

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「わたしが大切だと思っている人が、うわさなど信じずに私自身を見てくれる。それで十分なので、噂なんて気になりませんし、どうでもいいです」

 

冒険者のドルイドを仲間に加え、行動を共にすることになったアイビー。

愚かな子供が付きまとっているなんて噂が流れている、と他所の街から来たばかりのドルイドの師匠から伝えられたりもしてましたが。

噂は噂だ、と無視できるのは強いですねーアイビー。

 

師匠さんから伝えられた、文献に残された過去の事件についての情報を聞いてアイビーが気付いたことが、事件の本質だったのは良い着眼点でしたね。

調査方針が明確になりましたし、ソラのポーションに続いてフレムも魔石を作れるようになって。それらもまた良いサポートになってましたし。

……なりすぎている、と言う説もあるにはありますが。スライム達の能力が便利だからこそ、それに頼り過ぎないアイビーが好きです。乱用してお金稼ぎしようとかしませんからね、彼女。

 

街には入れないアダンダラのシエルも、その戦闘能力を活かして手伝ってくれてましたし。アイビーのためってだけじゃなく、自分が暴れたいっていう欲求もいくらかはあったんでしょうけど。

でも、アイビー達が好きなのも本当なわけで。どうしてもいつも外に置いていくことになっていましたが、変化の魔石を得てスライムに変身できるようになったのは良かったですねー。表紙イラストにも載ってて分かりやすいし、可愛くて良い。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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