気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ほのぼのる500

最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。13

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「ハタカ村でも俺は洗脳されてるんだ。それを、アイビーが助けてくれたんだ」

(略)

「そうなんだよ。しかも見返りを求める事なく『出来る事をしただけ』だって。そんな彼女だから信用しているんだ。ドルイドも俺の力を頼ったことは一回もないからな」

 

オカンイ村を目指すアイビーたち。

道中で雄大な川を目撃したり、釣りをして美味しい川魚を食べたりと、ほのぼのした旅を送れているのは良かった。

呪われた森と言われている、寿命を迎えた木の魔物たちが集っている場所を訪れたり、貴重な経験ばっかりしてますよね、アイビー。

……まぁ悪徳組織に狙われるとか、不幸な、踏まないで済むならそれに越したことはないイベントも踏みまくってるんですが……。

 

しかし道中で、森の奥に不法投棄されたゴミ山があるのを見つけてしまって。

ソラ達の食糧補給が出来るのは、ありがたくはありますけど。ゴミの魔力で問題が起きる事例を知ってると、頭痛い問題でもありますよね。

ドルイドとか「最近の冒険者は馬鹿なのか」とストレートに苦言を呈してましたし。

後に事情は少しわかりましたけど……オカンイ村でもゴミ山は把握していたけど別の問題が発生しており、そちらの対処の時間稼ぎの為に敢えて放置していたというのは、考えが甘いにもほどがある。

実際、魔物の暴走が起きてから自分たちの行いの愚かさを知ることになってましたし。阿呆かと。

 

ゴミ山で対峙した中位冒険者チームの『嵐』。気配の消し方には長けているが、冒険者としての経験はない。能力によっては上位だが、対応能力では下位でしかない、旅をする冒険者とか……厄ネタ抱えてますと言ってるようなものですが。

オカンイ村も近くでもカリョの花畑を発見してましたし、抱えている事情の多さとかで言えばアイビーたちも相当か。

 

オカンイ村でも麻薬だったり、洗脳の魔法陣だったりを使って暗躍してる存在が蠢いていたみたいですし、アイビーたちが来たことで対処できるようになったのは良かったですけど。教会の闇が深すぎるというか、手が広すぎるというか。

まぁそもそもこの世界、善良な人もそこそこいますけど、屑貴族も多いですからね……。

電子特典SSが「狙われたテイマー」で、スライムとの関係改善で成果を上げていたアミーシが怪しい奴らに狙われることになってましたし。闇が深いぜ……。

最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。12

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「特別なテイマーは、テイムしていない魔物とも仲良く出来るみたいなんだ」

 

ジナル達と同行してオカンケ村を目指すアイビーたち。

いつも通りシエルたちに連れられて森奥の洞窟に入っていくのを、まだ慣れていないジナル達が警戒してみているのは面白かったですね。

ドルイドも順調にアイビーに染まってるなぁ……。危険視されている魔物ドーリャとシエルが遊んで、なんならその後ドーリャが撫でてもらいに来てるの、可愛いと思います。

 

フィーシェが過去に読んだことのある「アダンダラもドーリャも洞窟の守り神」と書かれた本があるという話や、特別な本を置いている書店の話とか結構気になる話もありましたね。

シエルたちに連れられて森奥を進むことが多いアイビーたち。今回も隠されていた村を見つけたりしてましたし、この世界の伝承にも気になるところ多いですよねぇ。

「ふぁっくす」とかみたいにアイビー以外にも転生者の気配を感じる部分とかもありますし。

 

……そのジナルも、とある事件の顛末を知ったアイビーが泣いたことで犯人たちの捕縛にサーペントさんたちが協力してくれるのを受け入れていたりするあたり、なんだかんだ常識破壊されてそうですけど。

序盤で森の奥の洞窟で本格的な休憩をすることにツッコミいれつつ、自分もしっかりソルを撫でつつお菓子食べてる当たり、わりと早くから呑み込んではいましたけど。

ジナルの知人であるジャスやガルトスが、アイビーの事を知らない常識人枠で驚いていたのが笑えました。

 

ジナル達は、依頼人に問題のあるオカンケ村に荷物を運ぶ受けていて。上級冒険者である彼らが運んだ上で対処することで、馬鹿貴族をとっちめる囮捜査をしようとしていたわけです。

商業ギルドからの依頼で荷物を運んでいたわけですが……オカンケ村、冒険者ギルドのギルマスが不在な上、商業ギルドのギルマスは金に弱いとか言うなんとも心配になる村でも合って。

実際権力争いが起きているし、そのせいで犠牲になっている人も出ている。さらに前ギルマスはテイマーだったことや、テイムモンスターと最期に会うことも叶わなかったというのは……無常ですねぇ。アイビーが涙をこぼしてしまったのも、ソラ達との関係を大事にしている彼女なら無理はない。

面倒な問題に巻き込まれることになったりしてましたけど……挿絵は可愛かったですね。「作られた噂と本当の噂の見極め方は?」に「勘」と返されてる場面の挿絵、デフォルメ味強くてよりコミカルになってて良かった。



最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。11

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「ドルイドは、彼等に何を望むんだ?」

(略)

「彼等の望むように、生きてくれたらいい」

 

奴隷印を刻まれた女性マリャを助けたアイビーたち。

今は消えたらしいですけど特殊なスキルを持っていたマリャには、必ず追手がかかるだろうと予想したドルイドは、自分たちと同行する事で「三十歳前後の女性1人」という捜索対象「夫婦と子供」という集団になることで誤魔化そうとしたわけです。

 

方針を決めて行動を開始しようとしたものの、遠出したシエルがかえってこず……ソルたちはこの場から動かない方がいいとアピールしてきて。

シエルの帰還を待っていたら、なんと『風』のジナル達を発見して連れてきてくれたわけです。

シエルと知らない状態でアダンダラと遭遇して一瞬は死を覚悟したそうですが……尻尾で喜びを表現してすぐに分かったのは何より。

罠を使った狩りをするときに、獲物を追い立てて罠に入れてたりするシエル可愛くて好きです。久しぶりに見た気がする。

 

経験豊富なジナル達が同行してくれることになった上、戦力が増えたことで先に近くの村に入って情報収集とかしてもらえたのはありがたい。

実際、近隣の村には既に追手が派遣されていたみたいですからねぇ。

ドルイドも戦えるし、シエルっていう特大の戦力が要るので、襲われても対処は出来たでしょうけど。先んじて回避できる方が楽ですからね……。

 

アイビーたちが、以前とは違うサーペントさんと遭遇して、移動を助けてもらえることになって。ジナル達が常識揺さぶられてるのは、笑えました。

……以前のサーペント大移動が何かの異常の前触れと思われて、ジナル達が派遣されてきたっていう話を聞くと、まぁ気が抜けるか。

『森の奥から王都に向かって巨大な魔力が近づいてくる』っていう、魔物除けの為にシエルが森の奥で魔力を開放しているのを察知してる人もいて、それが王都で警戒されているって言うのも……アイビーたちの実態を知ってると笑っちゃいますけど。

王都からしたら警戒しないといけないのも分かる。サーペント達の異常行動も、原因不明の為、継続して調査してるって話ですしね……お疲れ様です。

 

ドルイドがかつて酒の勢いで命の契約を交わしたとか言う、「絶対に裏切れない相手」も登場。……彼らは実は教会の暗部に通じる過去を持っていたみたいで。

教会に対抗する準備を進めているジナル達にとって、貴重な情報源となったのは勿怪の幸いというか。ドルイド、隠し玉と呼ばれるだけの経験はいろいろ積んでるんだな……と

あらためて思いましたね。

マリャがアイビーたちと旅を少し贈ったことで、体力的な問題で旅を続けるのは難しいと判断して、名前を変えて別の街で過ごす選択を取ることになった際に、ジナル達の伝手を頼ってましたし、お互いにできる事で(結果的に)助け合ってるの良かったですね。

……ドルイドはエガ達を放っておけなくて契約しただけで、彼らに掛けられた制限が緩んだのとか予想外だったみたいですし。契約主として特段気にせず放置してたみたいですし。その自由さが、彼らに取っての救いになっていたのは良かった。

 

電子特典SS、アミーシとルッフィという。テイムモンスターとの関係を見直し始めて、スライムに少しずつ認められていっている2人のエピソードが続いているんですけど。

スライムのポニュがタライにお湯はってお風呂みたいにするの気に入っていたり、実に微笑ましくて良いですねー。ルッフィが他のテイマーのスライム撫でたら嫉妬するし、今回のタイトルにあるとおり「アミーシとルッフィの輪は少しずつ広がって」行ってるのが良かった。

最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。10

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「久々に全力で生きている子を見たんだ。応援したくなるのは当たり前だろう?」

 

魔法陣を巡る騒動に巻き込まれ、解決に協力したアイビーたち。

規模が大きいこともあり調査隊が派遣されてくることになったものの、隠したいことの多いアイビーたちは先んじで脱出することになったわけです。

アイビーとテイムした仲間たちに助けられた、というのを抜きにしても彼女が懸命に生きているのを見ていたオグト隊長や、ラットルア達が「ふぁっくす」を送ってもらって喜んでいるあたり、今も交流が続いて助けてもらえるのは彼女の人柄ですよねぇ……。

 

さてそんなアイビーですが。洞窟に踏み込んだ際に、木の魔物と遊ぶソラ達を目撃……したかと思えば、木の魔物の子供とかいう今まで知られていなかった存在を託されることに。

木の魔物にかつて襲われたことのあるアイビーでしたけど、ソルたちと遊んでくれた木の魔物は根を使った感情表現が豊かだし、トロンと名付けられた子供の木の魔物は小さいして、アイビーが「なんだか可愛く見えて来た」と受け入れることに。

実際トロンも小さい身体で喜びを表現して踊ったり、実に微笑ましいんですけども。

その後捨て場に行った時、ビンの中に入って遊んでたけど1人じゃ出られなくなってる場面についてた挿絵見ると可愛いって言うのも分かりますけど。

 

その直後に麻薬の原料になる植物カリョの花畑を見つけたりして、相変わらずトラブルに事欠かない旅おくってますねぇ……。

仲間入りしたトロンがカリョから栄養吸って枯らしてくれたおかげで、処理が楽になったりしたのは良かったですけど。

次に訪れたハタル村でも、教会関連の問題が起きていましたからね……。

複数の魔物を掛け合わせて作ったと思しき新種の魔物が襲撃してくるようになっていたり。村の女性陣から「屑」と評される行いを過去に行っていたみたいですし、今もなお体質が変わってないっぽいし。

 

王都から調査員が派遣されてはいるみたいですけど、それにしたってどこでも教会は屑だなぁ……。ドルイドと同じ師匠の下で研鑽した友人が、変わらず屑に対抗しようとしてたり、ドルイドたちに助言をくれたのはありがたかった。

……問題から逃げたと思った先で、教会に奴隷印を刻まれたと思しき女性を保護することになったりしてて、本当にトラブルに事欠きませんねぇ……。

アイビーたちがいたから助けられた人が多いのも間違いありませんけど、彼女達の安寧は遠い……。いやまぁ、アイビーいまはソルたちと言った仲間や頼もしいお父さんだったりいるし、楽しそうに過ごしてますけど。対処できるとは言え、問題がないに越したことはないですからね……。



最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。@COMIC7

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「よし ここからが時間の勝負だな」

 

2225話と番外編、書き下ろし小説「またな」を収録した第7巻。

人攫いの組織が長らく暗躍しているオトルワ町。自警団や冒険者ギルド内部にも敵の手が入り込んでいる厄介な状況ではありますが。

そんな厳しい状況でも、アイビーと一緒に戦おうとしてくれる覚悟の決まった人が居てくれるのも救いではありますね。

 

アイビーの連れているソラの能力で、スパイを見抜く大作戦。自警団の126人を調査するパート、ずらっと人が並んでいてこういうのは漫画の強みだなぁ……といいますか。

調査してるボロルダとアイビーが疲労困憊になるのも無理はない、という納得がある。

その動きを見逃さないようにしているメンバーもそりゃ疲れるよ……。

冒険者ギルドでは15人を調査したけど、7人に問題ありで……さらにはボロルダが育てた3人も入っていたりとか。

「緑の風」の面々の時もそうでしたけど、信じたかったけど裏切られていた。そんな状況でも奮闘してくれるメンバーは偉い。

 

森でトルトとマルマが大勢の犯罪者を匿っていて……それを確認したリックベルトが手配書を攫って記憶の顔と照らし合わせていたりとか。

信頼できる貴族であるフォロンダ領主が、組織とズブズブのファルトリア伯爵に相談しており、組織としても動きが出てきそうだという状況で。

アイビーが、監視についているミーラも利用した上で、今すぐ動こうと提案。臨機応変に対処してくれる雷王と炎の剣や、自警団の団長たちは有能ですね。手が足りないから、見方諸共眠り玉で眠らせようとかするアイビーの思い切りも中々ですが。

 

雷王たちの迅速さを見ると、緑の風のミーラは不本意な状況に置かれ続けていて本調子ではなかったとはいえ、動きが鈍かったので「上位冒険者と同等」の扱いに見合わなかったんだな……と言うのが見て取れるのがね……。

組織の仲間に作戦見破られているのがバレて「洞窟へ行け」と言われても、「行かない」という選択をしたので、まぁ抵抗の意思がそもそも薄かったのもあるか。

原作だと抵抗して眠らされていたハズなので、コミカライズ版はちょっとマイルドになってるか。ファルトリア伯爵を抑えるまでのテンポもサクサク進んでいて、独自の味わいになってました。

書き下ろし小説「またな」はミーラ視点で、事件後の扱いについて描かれていたのも良かったですね。

最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。9

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「今度は俺が守る。絶対に守って見せる」

 

表紙絵のステンドグラス、凄い綺麗なんですけど本編を知ってると恐ろしさもありますねぇ。アイビーの表情にも冷や汗浮かんでますし。

ハタカ村で魔法陣を用いた事件が起きている。

それに気づいたアイビーたちは、ソルとソラの力を借りて魔法陣の影響を脱して。調査に来たジナル達や、ジナルの息子でハタカ村の上位冒険者であるナルガス達のパーティ、ギルドマスターや自警団の団長と言った、洗脳されていた人々を開放して戦力を整えていくことに。

毒を盛られて長らく寝込んでいた団長が治療後しばらくして、少しでも動けるようになっているのアイビーのスライムたちは本当に規格外ですねぇ。

 

ソルやソラの力を借りてある程度の戦力を確保した後は、事情を知っている人間を増やし過ぎないために、伝手を使って魔法陣の研究者と連絡を取って。

団長やギルドマスター、ジナルやナルガス達も各々動いて状況を改善しようとしてるのがいいですね。まぁ、ナルガスたちは上位冒険者になったばかりでまだ混乱してて、指示待ちしちゃう青さもあったりしましたけど。

影響を解除するための魔法陣、使い過ぎるとそれはそれで身体を壊すものらしいですが……ソルから与えられた魔石が、悪影響を緩和してくれていたりと、アイビーたちの助力も大きかったですけどね。

 

違法な捨て場に魔法陣を敷いて、村で親しまれていた動物に悪影響を与えたり。

有力者を操って実験みたいなことをしたり、広場に寝泊まりしている人々にも影響を与えるように仕組んでいたり。長年準備していたんだな……という悪意が見えるのが恐ろしかったですけど。

アイビーたちがいなかったら、他に発見された実験に使われ滅びた村みたいな状況になっていたんだろうなぁ……と思うと、ハタカ村はまだギリギリ踏みとどまれたので良かった。

最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。8

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「あのですね、お話していない事がありまして」

「何だろう。訊くのが怖い気がする」

(略)

「一度も怖い話などしていませんが?」

 

表紙絵でスライムたちが探偵ルックな帽子と服や虫眼鏡持ってたりするの、可愛いですねぇ。アイビーも考えるような顔で虫眼鏡持ってるますし。仲いいなぁ。

本編はハタカ村でのエピソード。

ドルイドが森に違和感を感じていて、調査隊も派遣される事態になっていた。

捨て場に行ってみたら一切管理されている様子がないくらい荒れ果てていて……見つけられなかったけど、どこかに違法な捨て場が作られているだろうことも明らかだった。

不穏な気配がちらつく中ではありましたけど、アイビーがここでも料理知識を披露して、大人気屋台やってるのはほのぼのしてて良かったですねぇ。

 

ハタハフ町所属の上位冒険者チーム『風』の縁も出来て。

アイビーが無理やり連れられているのではないかとか、ドルイドが上位冒険者レベルの実力があるのに名前を知らないことに不信感を抱いて、探りに来た面もあったわけですが。

それでドルイドに変態疑惑かけられていたのには笑ってしまった。まぁ、そう見えるよ……。

怪しいところを調べる調査員としての顔もあるそうで、気になった事は無視できなかったんでしょうけど。

 

ハタカ村は禁忌とされる魔法陣を使う「誰か」によって多くの人が程度の差はあれど洗脳されている状況で。魔力の変異によってもたらされるそれらの異常を、魔力を食べるアイビーのテイムしているスライムたちが解消できることも発覚して……ここで縁を結べたのは問題解決につながる大きな一歩でした。

魔法陣の影響下に長く置かれていると体が崩壊すると言いますが、ソルとソラのコンビネーションで魔法陣の影響を取り除き、崩壊すらも治療できるのは強すぎる。

 

アイビーたちからしても、契約を用いて口外厳禁を確立した上で、2人の関与を出来る限り隠して、問題解決後に村から問題なく出られるように協力してくれる『風』と繋がりが出来たのはありがたいことですけどね。

まぁアイビーは、予期せず増えていく契約書の数に困惑してましたけど。アイビー以外の人々からすると、レアスライムだらけで魔法陣問題も解決できるソラ達の事って、爆弾情報以外の何物でもないからな……。

あとがきでは、この世界の闇を少し見せて、暗くなり過ぎないようにしたかったとされてましたが……かなりの大問題になっていったのは笑った。

最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。@COMIC6

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「お前たちの素早い判断に感謝する」

「一緒に戦うよ」

 

1921話を収録。

「緑の風」が裏切り者だろう、という情報を聞いてもなお「炎の剣」と「雷王」のメンバーは全員組織壊滅のために協力することを決めてくれて。

ラットルアが子供を気にかける性格で、組織の噂がある。そしてアイビーが不審な視線を感じたと伝えている。

そういう事情から彼がアイビーについてくれてるのは、安心できますね。

生活魔法が使えない人は珍しくない、とかこの世界の常識について色々教えてくれたりしてるのもアイビーにとってはありがたい話です。

 

緑の風のミーラが、仲間を連れてアイビーに接触してくる一幕もありましたが。

ソラによる問題なし判定を下される人物も一緒だったり。これまで逃げおおせている周到な組織の関係者とは思えない粗さをラットルア達も感じ取っていました。

ソラが取り締まりは失敗したというけれど、組織にとって何か問題が起きているのではないか、と推察してました。……実際ギルドマスターとかもそういう風に考えているみたいでしたけど、そういう所に気付けるから本当に9歳かと疑われることになるんだよなぁ。

あとカルアさんのデザイン、結構好みでしたね。可愛い。


巻末書下ろし小説が「ある自警団員視点」だったんですが。
雰囲気的に掲載最後の話であるアイビーの作戦結構した後の、巻き込まれ自警団員視点っぽくて、掲載タイミング早くない? とはちょっとなりました。
内容的には、自警団員の真面目に働いていて仲間の裏切りに心を痛めている青年の話でしたが。そんな話が、ボロボロ出てくる位に規模が大きい最悪の組織なんだなぁ……と改めて思いました。


最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。@COMIC5

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「一緒に組織を捕まえるために 協力してくれないか」

「――いいですよ」

 

1618話を収録。

ソラセンサーで無害判定された「炎の剣」と「雷王」が、オトルワ町への道中アイビーについてくれたり、オトルワ町についてからも気にかけてくれたのは助かりましたね。

……それだけ「組織」に対する警戒心とかがあって、アイビーの事を心配してくれていたわけですしね。

 

ギルドが最近つくった制度である「保護者代理制度」を使ってでも、アイビーを守ろうと考えてくれたのは良かった。ただ、制度を悪用したわけではないと示すために1年間活動を共にする必要があるから、逆にアイビーを困らせるだろうと冷静に判断してくれる人もいてバランスが良い。

アイビーも頼れる人たちが居て良かったけれど……町にくるまで不快な視線を感じることが無かったから、独断行動をとって不審者の存在を確定させて。

 

……その行動で、「炎の剣」たちも裏切り者の存在を感じ取って。仲間を信じたい気持ちもあったけれど、アイビーもまた嘘を吐くような子ではない。

そして、仲間に裏切りの影を感じ取ったラットルア達がアイビーを信じて、組織を壊滅させるために行動を開始しすることに。

そんな彼らを信じてアイビーがソラの存在を明かしたりして、危険な戦いが始まろうとする前だけど、ほのぼのする時間があったのは良かったですね。



最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。@COMIC4

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「俺たちがついてるよ」

 

1215話を収録。

アイビーが捨て去った故郷ラトミ村。収入源であるザロの実の収穫が上手くいかず、村長はかなりあらぶっていました。

「なぜ収穫が上手くいかない!」と文句を零して「頼りにしていた占い師がいなくなったから」と返されて暴力で返そうとするの、端的に言って終わりですよ。

農民も農具構えてただやられるだけじゃないぞ、という構えをとったりしてましたが。それでも村長派ではない村人たちは、続々と村を離れて行ってるような状況で。泥船も泥船だなぁ……という感じ。

 

一方のアイビーはソラとアダンダラと一緒に旅を続けていて。

強力な魔物であるアダンダラが同行してくれていることで、他の魔物や動物が近寄らず快適な旅を続けられていたのは安心できました。

アダンダラがアイビーにすり寄ってるコマの画とか、微笑ましくて良いですねぇ。

しかし一般的には危険とされている魔物で、アイビーがテイムしているわけでもないので、存在を公にすることが出来ず。

 

道中の森で危険な魔物が目撃され、その討伐の為の準備をしていた冒険者集団と鉢合わせたことでアダンダラとは別行動をとることに。

最初に良心的な冒険者グループ『炎の剣』と会えたのは幸運でした。良い交流できてますしね。魔物が想定よりおおくて、アイビーは足止めを喰らう形になりましたが。

滞在するならできる事をしたいと「ゴミ出し係自薦」してるコマのアイビー可愛かったです。

……ただ、ヴェリヴェラ副長が最後に伝えてくれたように、オトルワ村には人攫いの組織が存在していて。複数の冒険者グループが集まった討伐隊の中にも、その関係者が潜り込んでいた。気配を察知できるアイビーは、その不快さを感じ取って怯えてましたが。

ソラが危険人物を伝えてくれたりしたのは、一つ安心できる要素でしたね。誰が敵なのか分からない状態で、ずっと警戒を続けてるとすり減っちゃいますから。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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