気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

みきさい

左遷錬金術師の辺境暮らし 元エリートは二度目の人生も失敗したので辺境でのんびりとやり直すことにしました3

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「だからな、ジーク……弟子は大切にしろ。お前は本部にいた頃だったら絶対に弟子は取っていなかった。お前が弟子を取ったのはお前の心に余裕ができたからだ。その余裕は大事なものだから絶対に手放すな」

 

支部が燃えてから数日。

素材も燃えてしまったので仕事も出来ず……抱えていた案件は状況が状況なのと、元々そんなに急ぎの仕事でもなかったので、納期を伸ばしてもらえることになって。

ジークが監督して、三人娘は資格試験の勉強をしていたもよう。支部の焼失したあとばっかりみてると気落ちするでしょうし、勉強だろうと別の事で息抜き出来てるなら良し。

 

ジークが以前作った魔剣の評判が陛下の耳にまで届いて、新作製作の依頼が本部の支部長のところにまで届いたとかで。

ただ、魔剣に興味がない支部長は製作協力の名目で一時的にジークを呼び戻すことに。

三人娘の試験日程と併せてくれたのはありがたい。一緒に向かう飛空艇の中で、ヘレンを膝にのせているアデーレの挿絵が実に可愛くて良かったですね。

試験に向かっている間に、支部を立て直すための人員を派遣してもらってたし、色々とタイミングが良かった。

 

ジークを追い落としたアウグスト、実力はそれなりにあるけれど、性格はアレで。ジークが王都にやってきてるのを見て絡みにきたりしてましたけど。

ここでジークが人の顔覚えないのが聞いて「誰だお前」になってたの笑った。

そうやって小物だけど、報復するほど無能でもないと捨て置かれている状況に甘んじておけばよかったのに。試験において不正行為をはたらく、なんて悪事を重ねてきて。

アウグスト自信を挙げるだけじゃなくて、ジークの弟子を下げる工作までしてきたことで、逆鱗に触れて叩き落されることに。
そもそもリート支部の放火にも関与している疑いがあって、証拠がなかったために踏み込めずにいたところ、弱みを見せたわけなので……増長の果てというか、自業自得の末路だなぁというか。
ただ、左遷された結果ジークは丸くなったし、良い環境を得られたのでそこだけは評価してあげてもよい。

左遷錬金術師の辺境暮らし 元エリートは二度目の人生も失敗したので辺境でのんびりとやり直すことにしました2

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「君はそこまで偏屈な人間ではない。ただ優秀がゆえに行けるところまで行こうとしているだけだ。でも、それは君ができることであって、やりたいことではないんだよ。君は自分が思うよりもっと単純な人間だね」

(略)

「もっと適当に生きなよ。適当は楽しいよ?」

 

ジークが声をかけてみたところ、リート支部への異動を受け入れてくれたアデーレ。

かつての学友をスッパリ忘れていたジークに対して思う所、多少とは言えありはしたみたいですけど。手紙のやりとりをしたことで、彼に悪意が無いことが分かったのもあり、受付で飼い殺しにされてるよりは錬金術がしたいという理由もあったみたいです。

アデーレの友人からは「帰ったら付き合うことになりましたって報告受けそうになりそうで怖い」とか、付き合ってるみたいな風説も流れているとかなんとか。

 

ジークも変わろうとしてますし、なんだかんだ悪い環境では……ないと思うよ……。まだまだ人間勉強中というか、キツイ言葉選んでしまう癖は抜けませんが。

リート支部に元々いたエーリカやレオノーラが、勉強中でまだまだコミュニケーションに難があるジークを普通に受け入れてくれてるのが、彼に良い影響を与えてますし。

人が居ないから仕事も来てないという状況ではありましたが、今後に期待が出来る場所ではあるでしょう。

 

人員もまだまだ立ちないけどアデーレも来たことで、以前よりは形になって。

火事の鎮火に協力したことでジークが町長から感謝状を貰うことになったり、火事現場の復旧、火事対策の水曜石の納品とかも頼まれるように。

ジークが鎮火した倉庫の関係者である商人、保管していた魔術具が壊れたからとジークに文句を言っていましたが、貴族子女でもあるレオノーラを同行していたことで貴族の権威を恐れて静かになってたの小物過ぎる……。

 

しかも火事現場にあった抽出機とか、元々壊れる前提だったからか魔石抜いてたらしいし。国の支援を使って交換するつもりだったらしく新品を既に手配していたりと、隠すつもりあるのかってくらい杜撰。

いやまぁ、ジークが居なかったら焼失はしてたし、たまたま釣りをしてたジークが新品の機器の搬入を目撃したから追及する要因の一つになったわけで。ジークレベルの実力者が居ない田舎町での犯罪と考えれば……。でも普通に注目集めて捜査対象にはなってたしな……。

左遷錬金術師の辺境暮らし 元エリートは二度目の人生も失敗したので辺境でのんびりとやり直すことにしました

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「他人を思いやる、か……どうやるんだ」

「あなたは悲しきモンスターですか……」

(略)

「知らないものは仕方ないだろ。俺の二度の人生には、まったく必要のないものだったんだよ」

 

主人公のジークは転生者。サブタイトルにもある通り、元々エリートではあったみたいです。2度目の人生でもその才覚を存分に発揮。

国一番の学院で、過去最高に優秀な生徒が揃ったと呼ばれる世代のライバルを寄せ付けず、三年間首席を独走。錬金術師としても、他の生徒が10級の試験に挑むかどうかという時期に5級の試験に最速で合格したりしていたようです。

 

……しかし彼は、コミュニケーション能力が決定的に欠けていた。

在学中も他人と交流はしないし、卒業パーティーも時間の無駄と切り捨てた。

それだけではなく、自分よりも能力低い相手にきつく当たることも多々あって……

端的に言えば彼には味方と呼べる存在がほとんど作れなかった。

前世も、出世争いに負けたライバルに恨まれて刺されたらしいですし。2周目も、政治的権力を持つ家の子息をこき下ろした結果、仕事を奪われ他のチームへの合流も拒否されて、左遷されることに。

 

馬鹿は死ななきゃ治らない、とは言いますがジークは死んでも治らなかったタイプの馬鹿なんですよねぇ……。

いやまぁ、自信に満ち溢れた性格と言動の人物で、その行動に見合った才能も確かにあるみたいですけど。敵作り過ぎたのが良くない。

本部長が彼の師匠であり母のような存在でもあって。実際のところ、手を尽くせばジークを留め置く事は可能だったみたいですけど。

ジークへの妨害工作を跳ね返すだけの労力と比べれば、彼を留め置くメリットは重くなかった、とのこと。一応、裏の思惑として「あちこちに喧嘩売り過ぎたから、一回反省してこい」と環境をガラッと変えようとしたというのもあるみたいでしたけどね。

 

そしてジークは挫折して……使い魔の猫、ヘレンに窘められて少し自分を見直すことに。

会話中に厳しい言葉が出そうになって、使い魔とコソコソ会議を始める不審者になったりする場面も見受けられますが、割と改善頑張っているとは思います。

どうしてそれを早い段階にできなかったんだ……という気持ちはありますが。一回死んだ上で、もう一度失敗する位じゃないと彼の性根は叩き直せなかったってことなんでしょう。

そこでジークとは真逆の善性に溢れた新人錬金術師のエーリカや、レオノーラ。同窓であり、ジークに対して呆れつつも交流を続けてくれたアデーレとかの交流を通じてほんのちょっと真人間にはなってきたかな、という感じですね。

廃れかけの支部の評判改善にも(アドバイスもらいながら)務めてますし、頑張ってもらいたいところ。



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ちゃか

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