「だから、ね、青桐くん。夜明け前にウチの高校まで一緒に来てください」
表紙絵に惹かれて購入。
ロケットを飛ばす活動をしている物理部に関係する5人の男女の青春モノ。
視点が切り替わって、それぞれの思いが描写されていた所をみると、結局は一人でロケットを飛ばし続けていた青桐が中心にいるんだよなぁ。
本人は、そんなつもりはないようですけど、あちこちに影響を与えている。
割と作中の雰囲気も好みではありましたが……
ロケットマン、サムライなどと青桐をからかうクラスメイトの描写はどこまで必要だったかなーとか。
ちょっと引っかかる部分もあって、惜しいとは思いました。
ファミ通たまにこういうの刊行して来るから油断ならないというか。
高校生の鬱屈とした部分もあり、ままならぬ青春を描いた作品としてまとまっていて、結構好みでした。