気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

よう太

魔王の元側近は勇者に転生しても忠誠を捧ぐ

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『大丈夫なのです。ルルナ・プラウドは己の“誇り”に懸けて、バルド様に完全勝利を捧げるのです!』

(略)

「分かった。信じるとしよう」

 

とある神によって創り出された世界。

そこでは人族と魔族が長きにわたり戦いを繰り広げていた。しかし、魔族は「強大な力で人類に立ちはだかる舞台装置」としての役割しか望まれておらず。

魔族側が勝利を遂げたとしても、自分たちすら滅ぼして無に帰した世界に神は同じような環境を創り出す。

そんな中で生まれ落ちた歴代最強の魔王バルド。人類を滅ぼし、共に戦った魔族も滅び失せ、最後に創造神を脅しつけて世界の在り方を変えた上で、自分自身も滅ぼした最強最悪の存在。

 

バルドは、自分に付き従った六魔臣たちに、次の世界で新たなる人生を与えるのであれば自ら死んでも良いと言って、それを実行したわけですが。

……予期せず、遠い未来にバルド本人も女神によって蘇生させられることに。

バルドの要求を呑んで神が世界を作り直したとき、これまでの在り方から大きく変わったことで、世界の壁が薄くなったとでもいうか。

隙を突かれて異世界からの侵攻を受けることになり、今を生きる人類は抗って戦い続けているとか。つまりはかつての部下が渦中にいるということで、バルドは今の世界に存在を示すことに。

 

バルドは世界を滅ぼしつくした魔王としての能力は健在なものの、先述の通り異世界から侵略がされているほど、あやふやな状態になっていて。

彼が本気で能力を使うと、女神が悲鳴を上げるくらい危うい状況になっていたりもして。

懸念事項は尽きませんが……かなりテンポよく、かつての仲間である六魔臣の生まれ変わりたちと再会は出来て、人間になったことで以前と変わった部分はありつつ、変わらない部分もありつつで良い交流が出来ていたのは良かった。

俺と彼女が下僕で奴隷で主従契約

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「いつか私が恋をする歳になったら、お互いに対等でありたいと思い合える相手を探しなさいって。その人が自分よりも高みにいるなら、同じ高みへ登れる世に努力したいと思える。自分がその人よりも先へ行っているなら、追いかけてきてくれる人を探せって」

どっかで読んだような感じがするなぁ、というか。
読み終えた後、MFから出してればよかったんじゃないかとか思った。
まぁあっちでは同様の設定なゼロ使があるから難しいか。

女性にのみ魔力があり、召喚獣を伴って大陸にはびこる魔獣と戦っている世界。
主人公は、人間でありながら、召喚獣として呼び出されてしまって。
召喚したシェリーが、自分なりのポリシーを持ったうえで接しているのはいい感じですね。
主人公は普通に現代から召喚された普通の人が異世界では最強、みたいな方向になるんだと思いますけど……記憶失っているからなぁ。
 
異世界召喚ものとしては、元の世界に対しての郷愁とかは重要な要素だと思います。
そこがないのはちょっと味気ないかなぁ。
少しずつ記憶を取り戻してくイベントが用意されているっていうことでしょうけども。
WEB小説に多い、異世界転生と違って、召喚モノである以上は、そういう葛藤とかは必要な演出だと考えているので、その内描かれればいいですね。

テンプレではありますが、まぁそれなりに読める感じにはまとまっています。
ただ、この作品ならではの光った部分を出すところまでは行ってない印象。
次回以降の見せ方次第では評価変わるかもな、って感じ。


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ちゃか

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