気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

アリオ

ソード・ワールド2.0 魔法文明リプレイ 黄昏の国の魔法王

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カミュ:こいつ、戦場に女を!?

ギデオン:はっはっは。私の代わりに死んでもらう必要がありますからね!

GM:いやあ、魔法文明滅んでよかったわー。

一同:(爆笑!!)

 

第一話『災禍の足音』、第二話『貴族の血とは』、第三話『決戦のオルレーン王国』の三話を収録したリプレイ。

少し前に発売した魔法文明時代の情報を記したサプリメント『エイジ・オブ・グリモワール』準拠で新しい種族とか、追加された「印象」判定とかも描写されていました。

ソード・ワールドのサプリも気になるんですが、全くと言っていいくらい追い切れてないんですよねぇ。

なぜかウィザーズトゥームだけは持ってますけど。その内買い揃えたい。……そんな事言ってるうちに下手するとバージョンアップしたりしてな……

 

滅びた古代の文明、今に伝承のみ残る魔法時代。

中々にロマンがありますよねぇ。あとがきで著者も語っていましたが。今とは違う時代、異なる価値観でどんな生活が営まれていたのか。

そんな夢想の果てに描かれた答えのひとつ。当然のことながら、時と場所が変わっても、目的の為に必死になる様は似通っていて。

……いや、魔神研究にいそしんでる婆ちゃんはどこかで止まってもらわないと不味そうですけど……まぁ、タビットだから寿命の方が先に来るか。

 

デュランディルという天才が魔術を生み出し、高弟に暗殺され知識が流出。

魔法王が乱立し、研究の果てに多様なアンデッドが生まれ、リプレイではそうした流れを受けた魔法文明後期~末期にかかる時期の、ある連邦に属する国が舞台。

魔物知識判定に失敗したときの「おまえの正体、見破ったぞ! 不確定名「○○のようななにか」!」(○○はネタバレ回避で伏字)って場面では腹筋痛くなるくらい笑った。

正体を見破ったと言ってるのに……いやまぁ、判定に失敗したい以上仕方ないことですけど。直前の流れからのコレはひどい(褒めてる)。

いつもと違う時代が描かれていて、かなり新鮮で面白かったです。



ソード・ワールド2.0リプレイ Rock’nRole5 ファイナル・ショウダウン

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ヴェルグ まっ、待て待て。その分量を今からやっていると終電に間に合わんぞ! そしてプレイヤーのスケジュールや執筆時間の事を考えれば後日また集まるという訳には……

GM HAHAHA……朝まで遊ぼ(やろ)うぜ?

フレーズ くっ! GM卑怯! 無事に終電までにセッションを終えることを人質に取るなんて! 鬼!

 

10話「The Rightous Side of Death」と最終話「THE Wrong Side of Life」の2話収録した最終巻。

クルーンが12レベルに上がって、レンドリフトのライフォス神官の中でトップに近づこうとしている……この個性派がトップクラスって、レンドリフト大丈夫かな……

 

ヨミノの故郷で起きた不死の宝珠を巡る騒ぎ。

敵の幹部クラス…四天王は三人を倒したものの、最後の一人と敵のボスには逃げられて。

怪しげな黒い柱が出現したところで、ひとまずは隠れ里に戻ってきました。

そして、この黒い柱の調査に赴くことになったわけですが……「正直正面突破以外に方法が思いつかん!」という事で、スピード重視で突っ込むことに。

 

黒い柱は、不死の宝珠絡みだと思われ、内部には骨でできた建物やらが並び、死にまつわる謎かけやらが仕込まれていましたが。

途中クルーンが謎かけ失敗して倒れたりするハプニングがあったものの、何とかボスまで到達し、撃破。

再生怪人となった四天王と女帝は倒したが、もう一人いた黒幕には逃げられて。

 

……敵が何らかの儀式をしているのではないか、とPCたちが予想を立てて速攻で攻め込んでましたが、まさしくその通りで。

ヨミノの故郷という事で海中を舞台に戦闘をしていたので……最後は空中戦をしたい!と言うGMの思惑もあり、なんと城が浮上するという事態に。

空中要塞探索用のMAPが割と多い分量になっていたようですし(結局使わなかったけど)、このGMって結構こだわりの人ですよね……

どれくらいのギミックが仕込まれていたのか、怖いもの見たさで見てみたくはある。どこかで再利用と化しないだろうか。難しいか。

 

帝国内でのポジション的にヨミノが予想外のところに落ち着いていましたが……クルーンには、彼女が暴走しないようによく見はってもらいたいものです。

好き勝手暴れている、人蛮混合のチームでしたが、そのぶれないスタンスは見ていて楽しかったです。次回作も期待。



ソード・ワールド2.0リプレイ Rock’n Role4 ドロップデッド・マーメイド

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ヨミノ でも、メギスって四天王の中でも最弱なんでしょ?

GM 決定事項みたいに言うなよ! そうだけど!

一同 (爆笑)!!

ヨミノ やっぱそうじゃないの!

 

好評につき続編が出ることとなったリプレイ、ロックンロールシリーズ。

今回のメインパーソナリティーはヨミノ。

フレーズの過去や、その周囲のキャラなどを中心に進行した結果、PCであっても彼女の背景については余り触れられてこなかったんですよね。

まぁ、それでキャラが薄くならなかったのは、彼女のスケさん達への愛がすさまじく、この濃いパーティーに埋没しなかったからなんですが。

 

8話と第9話が収録されているわけですが。

ヨミノの故郷がピンチ、という事で同郷の相手が救いを求めて帝国へやってきて。

名を知っている相手がヨミノだけだから、と手を貸して欲しいというわけですが。

かつてヨミノを迫害しておいて、虫のいい話だなぁとは思いましたね。帝国の流儀に則って、見捨ててしまっても良かったのでは。

 

まぁ、同郷のよしみで……とかではなく、正式に依頼を持ってきたから、ビジネスとして受けるというのは、ヨミノも成長したな……と言いますか。

フレーズたちとの縁がなかったら、ヨミノもこの依頼受けなかったんだろうなぁ。

流れるように【クエスト】かけたクルーンも、バリスタ狂のトワイニアもいつも通りで、なんというか安定感のあるパーティーになりましたね。

近くにいるとSAN値減りそうなパーティーでもありますけど。

 

マーマンたちを襲っていた勢力には、お約束の四天王とかが居て。

そいつらを蹴散らしていきましたが、ラスボスまでは手が伸びず、また何か怪しいことを始めたようで、一時撤退する事になっていましたが。

さてはて、敵のボスは一体どんなキャラなんですかねぇ。四天王見るに、また変な方向に振り切ってそうな予感がしますが。

 



ソード・ワールド2.0リプレイ Rock’n Role3 ヴァンパイア・ゲームエンド

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フレーズ ……さようなら、知らない人。

 

ベーテGMが贈る、レンドリフト帝国で起こる事件を追うリプレイ、第三巻。

クライマックス! と帯に在る通りフレーズの因縁の相手を倒しにいき……見事それを成し得たわけですが。

ツイッターかなんかで「クライマックスとありますが終わりではありません」とか見て、てっきり誰か死んでうっかり続編コースかと思ったんですが。

ちゃんと解決したのは一安心しました。単に好調だったからこその続刊のようで。こういう展開を見るとホッとしますねぇ。

ライトノベルとかの短期打ち切りがホント増えてますから。

 

閑話休題。

本編は第6話と第7話を収録。

キャラメイクでクルーンが「魔法拡大/確実化」を取得して「確実な平和」を発動することが出来るようになったとか。

……途中「ピース」を唱えながら進軍してくるライフォス神官軍団のイラストまでありましたが……アレは、怖い。平和的じゃない何かだ。

6話はベーテGMのたっての希望でシティシナリオ。おまけにTRPGで推理モノという中々の難題に挑戦していますが……

見落とし手があったためにかなりショートカットされてますね。

ルールが膨大なだけにどうしたって見落としは出てくると思いますが、アレは痛い。

 

7話は、敵の目論見を阻止し、その上で本拠地につっこむイベント。

道中、GMの信用が全くないネタトークが笑えた。


GM
 ないよ! ってか、そんなことしてるとこのシナリオが終わらないよ!

ヴェルグ よいよい。みなまで言うな、GM。わかっておる。これから、ウィルダネスが始まるんだろう?

GM 俺本当に信用ねえな!?

いや、敵の本拠地に確実にここまで必要ないだろうけど詰め込んだ詳細設定とかを用意しているあたり、相当だと思いますが。
葛藤しつつ設定練り込んで完成させてしまうあたり流石としか言えない……。
母百合を巡る騒動には一先ず決着がつきましたが、この後どう続いていくのかが楽しみでならない。


 

ソード・ワールド2.0リプレイ Rok’n Role 2 ガンズ&ウルブズ

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クルーン「汝の隣人を愛せよ。調和の中にこそ真の平和が生まれる」私は、この言葉を信じて止みません。この道を、邁進し続けるつもりです。だから、私を惑わすことはできませんよ? どうか、消えてください

 

人族と蛮族とが入り混じった帝国で集まった曲者ぞろいのPCたち。

戦闘狂とか、クロスボウ中毒とか、ライフォスの狂信者とかネクロマンサー。

……まともな奴はいないのか!

いや、そんな混沌とした状態でシナリオが成立してしまうのが、この帝国の不思議というか。それを見事に調理しきるGMがすごいというべきか。

GMが自分のやりたいことをやるために、田中公侍氏の協力を経てモンスターデータ組むあたり本気だなぁ。PC側はPC側でノリノリですけどね。

 

今回は第四話と第五話が収録されています。

四話の方は、トワイニアの過去が迫ってくる話。

彼がかつて滅ぼした故郷……その生き残り。

最も、トワイニアに復讐するために一族の技以外にも手を伸ばし、格闘技の使い手だったはずがマギシューになるという超進化を遂げてましたが。

教会が持ってきた依頼。それをどちらが解決するかという争いを始めて。

……最終的に真正面から戦い始めるあたり蛮族的というかなんというか。

力こそパワーな世界な感じが。

 

そして、5話は吸血鬼絡みの事件が多発している中で、諜報と外交を司どる部署のトップに会いに行く話。

帝国が情報を求めているのに、それを出し渋っているため、フレーズたちが依頼を受けて直接足を運ぶことに。

 

無限図書館という、レンドリフトの主要施設に足を運び。そこで、凄い愉快でイラッとくるフェイスレスの司書と出会うわけですが。

このフェイスレス――名前はペルソナ――それは楽しそうにPCをいじくりまわしていて。いやぁ、ヴェルグが一周廻って面白く思えるというのも分かる感じがします。

平和狂いことクルーンの歪さも際立ってましたが。最後に、かなり重要なNPCが登場して、また話が大きく動きそうですねぇ。

敵の動きもありますし、名称も割れたから、次あたりで完結となりそうですけど。

 

ソード・ワールド2.0リプレイ Rock 'n Role1 レンドリフト・ミスフィッツ

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ヴェルグ  ふん。蛮族社会は常に生きるか死ぬかの二者択一よ。あれも欲しいがあわよくばこれも……などという態度の通じる場ではない。両方ともに欲しくば、両方手に入れられるだけの力を持て。力のないものは与えられた物で満足せよ。それこそが帝国の法でもあろうが。

アメリカ人GMと英国人編集者の米英コンビによるリプレイ。
部隊はレンドリフト帝国。ユーレリア地方の西部にある、『差別なき弱肉強食』を掲げる国。
国に貢献できるなら何でもOKみたいな裾野の広い国で、人族・蛮族問わず属しているカオスな国のようです。
基本方針としては「蛮族は戦場に」「人族は街に」で分けているようですけど。
せっかくそんな部隊で遊ぶんだから、とPCも人蛮混合。
レベルも9スタートと、実力あるキャラクターたちの冒険模様です。

変わった気風の国に属しているからか。
PCたちが個性的でもう。三人ほど戦闘に命かけている感じがするし。
「みんな仲良く」を掲げるライフォス神官に、ネクロマンサー(アンデッド使いのコンジャラー)と混ぜるな危険なにおい。

いやしかし、神聖魔法のピースがあれほど恐ろしい呪文だとは知らなかったなぁ……
もうアレは『神聖魔法』という名の違う何かだろう。
100%の正答ではないとGMが記していましたが、アレはアレで狂信者の雰囲気が出てて良かったと思いますがねー。
雰囲気で過ぎちゃてトラウマになってしまったのが難しい所ですけど。

三話まで収録されているんですが、あちこち笑えますね。
戦闘時に意外と活躍したスケルトンとか。戦闘狂すぎて武器から離れて禁断症状起こすライカンスロープとか。
PCの一人と敵側の首魁になにやら接点がありそうですし、次も楽しみです。
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