気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

アルボスアニマ

アルボスアニマ3

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「恵まれてなきゃ生き方の清濁なんて選べないさ」

(略)

「俺はお前がいてくれたら助かるよ ラジャード」

 

ラシャードが抱えている物が重いというか。

彼は彼で大変不器用だよなぁ。ノアの方も、能力故かリアルに温室育ちの生かそのあたりの機微に疎いからなぁ。

 

アスカムからの伝言を受けて、一人行動を起こしたラシャードを心配して追いかけたノア。

危なく一人で死んでるところでしたけど。何とか助かって。その代りラシャードとちょっとギスギスしてしまってましたね。

まぁ、この辺りで一回喧嘩しておいた方が、後腐れなさそうですが。

彼の回想で父親の描写が増えましたが……自由な人だったんだなぁ、とひしひしと感じましたが。

 

アスカムが雇った連中と追いかけっこしながらの探索。

起源追想の危険性なんかも、ここに来て明らかになりましたが……実行中に無理やり話されると死ぬって。それが分かってるってことは、過去にそれが行われたってことで……

アスカム一派と接触してしまいそうな状況ですし、かなりヤバそうですけど、どうなるかなぁ。

 

カバー裏の「知らない隣人」と、巻末会議が相変わらずのネタ具合で笑った。

お前等、今本編がシリアスなのに何をしてるんだ。

まぁ前作『虫籠のカガステル』の巻末もクライマックスまでこの調子だったと思えばいつも通りですね!




アルボスアニマ2

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「――だから もう絶対しくじらない」

「次は 絶対に」

 

故郷の仇である「アスカム」がイヴの前に現れて、ノアに用だと告げて。

戦力分析と宣戦布告、と言ったところでしょうか。

ノアは植物採集家に誇りを持っていますが、それはアスカムの在り方とは違って。

「採集家なんか盗人か略奪者だ」と定義して、盗み取った清の蘭を売ったことを反省する感じもないですしねぇ。

 

まぁ、海賊いたりする状況ですし。勝ったもん勝ちって言うアスカムの思想も分からないではないですけど。

思想の違いだけじゃなくてノアの「起源追想」という能力に興味があるために、色々と歪んでる部分もある気がします。

しかし彼の能力もよくわかりませんな。名は知れている。アスカムからは禁忌の子と呼ばれている。そもそも「起源追想」の能力持ちは一生外には出られないという決まりすらある。

 

ノアの父が残した仕事を、商会から与えられて。

その採取に向かう所をアスカムが狙う計画立てているようですけど。

父親は知力体力兼ね備えた理想的な採集家だったようなのに、ノアの体力のなさは目を覆いたくなりますね……

温室に閉じ込められて、そのまま外に出さない予定だったから運動能力とか重視してないのかもしれませんが。

いざさらわれたときの為に最低限は鍛えておいた方が良かったんじゃないかなぁ、と少し思いました。

 

アルボスアニマ1

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「若さんにとっちゃ採集家は夢にまで見た仕事だろうが あの嬢ちゃんには憎い仇だ」
「偶々見えた面の黒白どっちかが真実なわけじゃねえ」
「どんなモンでも日が当たりゃ影が堕ちる そいつがわかってんなら・・・」
「触れた面に対して正直に動きゃいいだけさ」

WEBで違う漫画描かれていた方で、そっちの作品が好きだったので、こちらも購入。
「虫籠のカガステル」は荒廃した世界で生き抜く人類の話でしたが。
今回のこれは、中世ファンタジーで、大分色が違いますねー。

植物採集家のノアとその護衛のお話。
ノアは、植物の根より記憶をたどる「起源追想」という特殊な力を持っていて。
それを活用して、植物を探したり、トラブルを解決するきっかけにしたりしています。
特殊能力を持つが故、隔離されて育っていたという彼が、なぜ外に出ているのか。
そのあたりは今後明かされていくんでしょうねぇ。

ノアは植物を集めることに対して、真摯に向き合っていますが。
商売の道具としてしか見ず、貴重なものを奪い取るような輩もウロチョロしているようで。
希少価値を上げるために、その植物の自生地を焼き払った奴も過去にはいたとか。
ノアの父親も「珍しい植物がある聞いて、生息地周辺の海賊を全滅させてでも向かった」という経緯があるとか。
……採集家がどうやって海賊全滅させるんだ……商会とかから手を回したんだろうか。
怪しげな連中が接触してきたところで終わっているので、続きが気になりますなー。


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ちゃか

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