気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

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CALL of CTHULHU 新クトゥルフ神話TRPG

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「浮き上がりしものが沈むこともあらば、沈めるものが浮き上がることもあり……

クトゥルフはいまだ生き続ける」

――H.P.ラヴクラフト

 

最新版となるCoC7版。

紙質が変わったのか6版と同じくらいの厚さなのに、比較的軽い感じがしました。

構成的にも個人的にはこちらの方が見やすくキャラ作成とかしやすそうかなぁ、とも思いましたねー。

 

旧版から神話生物の独立/奉仕という分類だったり上級/下級の区別だったりを廃止したり、戦闘以外ではあるもののプッシュロールといういわゆる「振り直し」のルールが出来たり、あちこち変更点はあるようです。

あとはサンプルキャラクターことハーヴェイ君の活躍を見ることになる、ロールプレイ例のページもかなり増えてた印象。ルールあちこち変わってるからこそ、具体例増やしたのかな。

 

あとは第7章で「チェイス」の詳細な設定がされていたのが新鮮ではありましたねー。

旧版も基本ルルブしかもってなかったので、もしかしたらサプリで追加されたデータが7版で纏められたのかもしれませんが。その辺り詳しくないんですよねぇ……。

 

ルルブ後半の章では魔道書、魔術、神話生物の情報がそれぞれ解説されてて、6版の時より見やすくまとめられていたように思います。

情報量が多いんですけど、まぁ一度に全部を理解しないといけないわけじゃないですからね。正気度なくなってしまう。

巻末のシナリオパートは未読。『古き木々のただ中で』と『紅文字』の2編が収録されているようです。



クトゥルフ神話TRPG VS いい大人達 リプレイ 生放送で邪神召喚!

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オッサン:これ、期せずしてこちらのピンチに助けてもらって、奇妙な友情とか思い出してハッピーエンドなのかと思いきや、そういう話じゃなかったの?

KP:え? 違いますけど(笑)。

オッサン:現実は非常であるのですか(笑)。

マッツァン:より、ヤバいのがきただけだぞ(笑)。

 

実況をやっているグループ「いい大人達」がクトゥルフ神話TRPGを遊んでみた。

と、この一文で内容が説明出来てしまう本ですねぇ。

クトゥルフのリプレイを読みたかったので購入。

 

いい大人たち、という実況グループについてはこの本で初めて知った形です。

あまり実況系を見ないんですが、読んでいて中々楽しそうな雰囲気だったので、一度見てみたいと思いました。

……まぁ、異動と引越しをなんとか終えたところで。まだまだ落ち着いてないので中々新しいことにまで手を広げる余裕がないんですが。

 

さて、本編は丸々一本分のリプレイが収録されています。

他のシステムとかだと、短めのシナリオ23話とか収録されているので、ちょっと新鮮。

KPを務めたタイチョーが初心者という所とか、実況をやっているからか会話が弾みがちだとか色々理由はあると思いますが。

 

特徴的なのは、PLが自分自身をPCとして作成した現代が舞台、という所でしょうか。

職業ごとに取得する技能に関しては、PLをよく知るKPが独自に設定。「ほかの言語:アニメ」って分類を作り出すあたり、あたまおかしいと思いました(褒めてる)。

なぜ初心者がこれを考え出せるかなぁ。いいなぁ、この柔軟性。

この「ほかの言語:アニメ」の笑いどころは、それを与えられたPCが、活用しようとしてことごとく失敗してる辺りですが。あれは凄かった。何回連続で失敗したんだろう……

 

スタジオで収録する予定が、ディレクターが変な要素を取り入れたせいで、一気にSAN値のピンチを招いて。そこから事態を解決するまでが描かれています。

PLが自分の分身としてPCを動かしているので、探索はしながらもPCになりきれてないところもありましたが。KPが目星をするかな、と想定していたのにしなかった、とか。

ちょっと遠回りしたかなという感じもありますが、全体的には楽しいリプレイでした。

 

クトゥルフ神話TRPG リプレイ 御津門学園ゲーム部の冒涜的な活動

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KP:さあ、ここで全員〈アイデア〉をロールしてください。
正宗:コロコロ……馬鹿なのに成功しちゃった。気づきたくない、気づきたくない!
KP:失敗していいロールなどありませんよ(ニッコリ)。


クトゥルフ神話TRPGのリプレイ。
ファミ通文庫から出ていたので、購入してみました。
クトゥルフは何度かプレイしたことあるんですが、リプレイを読むのは初ですねー。
単行本サイズのがいくらか出ているのは知っているんですが、ちょっと積読の山と財布との兼ね合いが付かなくて。
文庫サイズだとリプレイも手を出しやすいので、もうちょっといろいろ出してくれないものでしょうか。
まぁ、市場規模的にあまり手広くやるのも難しいってところなんだとは思うんですけど。

PLに井上堅二、築地俊彦、田口仙年堂の作家三人を招いてのリプレイ。
タイトルにある通り、ある学園のゲーム部の面々の物語。
ネット上で人気のゲーム『飢神』を造った少年たちが属する部活。
しかし、彼らは喧嘩分かれし、そのゲームはおかしな方向へと動き出してしまっていた。
制作者の片割れである悪巧み担当の伊丹薫。
その妹で、兄の尻拭いに奔走して変な技能を身に着けてしまったあいり。
ネトゲで「あいり(実は薫のネカマプレイアカウント)」と知り合い、リアルで会うためにやってきた肉体派ストーカー島津正宗。

見事なまでに個々の目的がバラバラだったといいますか、興味のある方向が違ったからなぁ。
よくこれでまとまって行動できたものだ。超常現象を目の当たりにしたっていうのも影響してますけれど。
プロローグとして、一度予行をやっていたらしく。その体験会のクライマックスの様子が描かれてましたが……
こっちの方をリプレイにした方が盛り上がったんじゃないのかなぁ、いっそ。

いや、本編が嫌いなわけじゃないんですけど、若干の物足りなさがあったかなぁ、と。
ハチャメチャなキャラ設定と、微妙に噛み合ってないPC同士の関係で、よくもまぁちゃんとゴールまでたどり着いたと思いました。
ちゃんと生存しているのもすごいと思いますし←
いや、自分は初めてのプレイで盛大に爆死して、クライマックスに辿り着けなかったんですよね。
比喩・誇張ではなく、リアルに爆発に巻き込まれたんですよ。

けど、なんか満足した、と言い切れない感じ。
かなり読みやすいテイストだったんで、初心者向けとしてはいいんじゃないかと思いましたが。
その分あっさり過ぎたのが、物足りなさの原因ですかね。そこら辺は少し残念でした。


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ちゃか

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