気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

エイフォニック・ソングバード

神曲奏界ポリフォニカ エイフォニック・ソングバード4

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「もともと世界ってのは不公平なもんなんだよ! 人間にゃ差があって当たり前なんだよ!」
「…………それは」
「それを嫌だと思うから努力するんだろ! ああ、分かるさ、努力は報われたいよな!? 誰だって無駄な事なんかしたくねえよな!? だったら――だったら最初から努力したら確実に報われる領域で戦えよ! 神曲なんて得体のしれないものを扱おうなんてすんなよ!」


前回の最後気になる引きをした割には、案外あっさり楽舞団の問題については解決したなぁ、という感じで。
まぁ、ここでしっかりとフォローをしなきゃ、なんでまた監督していたのかが分からなくなりますしねー。
神曲は本来、一人で演奏したほうが簡単。
単身楽団はそのためにある道具なわけですし。
合奏での神曲演奏は決して、個人で神曲が演奏できないから代替として行うようなものではない。
それをしっかりと宣言したうえで、同様のことを行うなら、認めるとまで言ってのける。
神曲公社がちゃんと仕事していたのはいい感じです。

まぁ、そんな大人のフォローもそうですけど。
ラグナスが今回の騒動を引き起こしたリックスに対して切った啖呵が中々のものだったんじゃないかと。
彼は彼で色々と悩んでいましたが、大事にしている場所を侮辱されて、怒れる熱さもあるんだと。
途中、叔父からの誘いもあって揺れていましたが、なんだかんだで、楽舞団はいいチームでした、という話。

合奏という、無駄が多いからと切り捨てられていった技術。
それを愚直に求めて磨き続けてきた彼らがつかんだ、彼らだけの武器。
なるほど、あれは確かに効果的な技術でしょう。
これからを考えるならば必要になってくるもの。
いい終わり方だったと思います。


神曲奏界ポリフォニカ エイフォニック・ソングバード3

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「お前もよく知っている曲だろう? 忘れたなんて言わせないぞ、何せ私は、この曲が」
しゃん、とタンバリンを打ち鳴らしてメイゼルは満面の笑みを浮かべる。
「大好きなんだからな」

「コガムラ神曲楽舞団の強み」を探して便利屋稼業を学内で行っている面々。
しかし持ってこられるのは、個人の神曲奏者でもできるような簡単なものばかり。
合奏という変わり種を効果的にPRするにはインパクトがなかったりする。
問題を起こすよりは地道な積み重ね、と明確なゴールがないまま右往左往しているのは若者ならではというか。

そんな模索の中で神曲公社の人間が、評価の為に監督することとなり。
さらに考えることが増えてきているなぁ、という感じですが。
「楽舞団」としての悩みと同時に、今回はメンバーそれぞれの悩みとかも出てきて。
それらを解決していく中で、チームとしての結束はさらに強いものとなったんじゃないのかなぁ、と思います。

他の生徒のストレスから来る問題と向き合い、それを解決することで、解決の取っ掛かりを得たようですけれど。
合奏と、ウリルの能力を応用した、一種の箱庭療法。
それはそれでいばらの道というか、活用の幅が狭い、と悩んでいるところに別の問題が。
最後、また面倒な問題が出てきたというか、難癖つけられてしまったというか。
逆によく今までこんな感じの問題が出てこなかったとも思いますが、さて、彼らはどんな手を打つのか。


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ちゃか

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