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「たぶん、あんたならわかるんだろ……この世界に、困ったときに助けてくれる神様なんていない。自分で足を動かすしかないんだ。そうしなきゃなにも守れない」
(略)
「――口だけじゃないのを見せてやる。来い」
聖女ユーリリアスとアルカシエルがカラー口絵に登場していて、見目麗しくて良いですねぇ。
……他のカラーイラスト、ウォルカ絡みで泣いてるパーティーメンバー3人と、世話になっている受付嬢とかで相変わらず暗いというか重いからな……。いやまぁ、聖女様方の絵になっているシーンも審問の場だから決して煌びやかなシーンでもないですけど……。
ウォルカ達が巻き込まれた、踏破承認事故。
ゴウゼルに関しては真のボスが倒されて、ウォルカが片目と片足なくす怪我をしましたが生還して、ひとまずは決着したわけですけど。一度事故が起きた以上「他のダンジョンの承認は大丈夫なのか」という疑問は当然出てきて……その対処のために職員の方々は奔走していたとか。
ゴウゼルの承認依頼を出した、ウォルカ達とも交流のある職員の少女シャノンは「自分が問題のあるパーティーに承認依頼を出したから、自分のせいだ」と悩み続けることになっていたし。
承認事故を起こした末に、聖都を出奔したパーティーの一員ながら、新人ばかり優先する男たちとの関係が悪化し、一時的に離脱して王都に言っていた女性フリクセルも、自分たちのパーティーに火種がくすぶっているのを知りながら解決を先送りにしていたことで、目をかけていた後輩が負傷した結果に心を締め付けられる想いを味わう羽目になったわけです。
……いやぁ、ウォルカ君罪な男だなぁ。パーティーメンバー以外にもあちこちに彼によって心を焼かれた人が居て、方向性は違うけど重い感情を秘めて、今回の事故で爆発して病む傾向にあるから……。
かつて友人がウォルカの様に足を失い、それでも戦おうとして……失意の中死んでいった過去を持つ冒険者ラムゼイ。まぁ、そういった失意の過去があって同情の余地はありつつ、今のラムゼイは酒に溺れる厄介者に堕ちていたみたいですけど。
思う所ありまくるラムゼイもまた、ウォルカに焼かれているクチだからな……。
普通なら剣士としては戦えない怪我をしたウォルカ。抜刀術というこの世界にない技に傾倒している、剣術馬鹿がそんな怪我してどうするんだ、と腐しつつ「その道は険しいぞ」と教えてくれようとしたの、ウォルカも言ってましたがひねくれてるというか面倒なタイプですなぁ……。
片目のウォルカに砂投げつけたり、義足狙ったりと分かりやすい弱点ついてくるような真似もしてたし。その戦いの中でウォルカは、グリムリーパーを斬った時の感覚を思い出して成長してるのがとんでもないですねぇ……。感化される人が増えたのも分かる。