気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

エンターブレイン単行本

全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティーが病んだ。3

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「たぶん、あんたならわかるんだろ……この世界に、困ったときに助けてくれる神様なんていない。自分で足を動かすしかないんだ。そうしなきゃなにも守れない」

(略)

「――口だけじゃないのを見せてやる。来い」

 

聖女ユーリリアスとアルカシエルがカラー口絵に登場していて、見目麗しくて良いですねぇ。

……他のカラーイラスト、ウォルカ絡みで泣いてるパーティーメンバー3人と、世話になっている受付嬢とかで相変わらず暗いというか重いからな……。いやまぁ、聖女様方の絵になっているシーンも審問の場だから決して煌びやかなシーンでもないですけど……。

 

ウォルカ達が巻き込まれた、踏破承認事故。

ゴウゼルに関しては真のボスが倒されて、ウォルカが片目と片足なくす怪我をしましたが生還して、ひとまずは決着したわけですけど。一度事故が起きた以上「他のダンジョンの承認は大丈夫なのか」という疑問は当然出てきて……その対処のために職員の方々は奔走していたとか。

 

ゴウゼルの承認依頼を出した、ウォルカ達とも交流のある職員の少女シャノンは「自分が問題のあるパーティーに承認依頼を出したから、自分のせいだ」と悩み続けることになっていたし。

承認事故を起こした末に、聖都を出奔したパーティーの一員ながら、新人ばかり優先する男たちとの関係が悪化し、一時的に離脱して王都に言っていた女性フリクセルも、自分たちのパーティーに火種がくすぶっているのを知りながら解決を先送りにしていたことで、目をかけていた後輩が負傷した結果に心を締め付けられる想いを味わう羽目になったわけです。

 

……いやぁ、ウォルカ君罪な男だなぁ。パーティーメンバー以外にもあちこちに彼によって心を焼かれた人が居て、方向性は違うけど重い感情を秘めて、今回の事故で爆発して病む傾向にあるから……。

かつて友人がウォルカの様に足を失い、それでも戦おうとして……失意の中死んでいった過去を持つ冒険者ラムゼイ。まぁ、そういった失意の過去があって同情の余地はありつつ、今のラムゼイは酒に溺れる厄介者に堕ちていたみたいですけど。

思う所ありまくるラムゼイもまた、ウォルカに焼かれているクチだからな……。

 

普通なら剣士としては戦えない怪我をしたウォルカ。抜刀術というこの世界にない技に傾倒している、剣術馬鹿がそんな怪我してどうするんだ、と腐しつつ「その道は険しいぞ」と教えてくれようとしたの、ウォルカも言ってましたがひねくれてるというか面倒なタイプですなぁ……。

片目のウォルカに砂投げつけたり、義足狙ったりと分かりやすい弱点ついてくるような真似もしてたし。その戦いの中でウォルカは、グリムリーパーを斬った時の感覚を思い出して成長してるのがとんでもないですねぇ……。感化される人が増えたのも分かる。



推しにささげるダンジョングルメ 最強探索者VTuberになる4

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「分かっているとも! キミこそ頼むぞ!? 痛快に、爽快に、私たちのことを救ってくれ!!」

「承った!」

 

先日、心霊スポットな別荘でデンジラスメンバーと一緒にコラボを行ったボタン。

場所提供のほか、霊能者らしくトラブル対処要因としても期待されていて、実際その部分の働きは最終的にちゃんとやったんですが……取れ高の為にちょっと幽霊刺激するような事をしたのも確かで。

その為に禊配信を行うことにしたとかなんとか。しかし、超人であるボタンには一般の罰ゲームは通じない……ので、コメント欄で募集することにして。

結果として、毎日配信を行うことになって。ボタンも「思ってたよりちゃんとキツイのきた」と思うやつが当たったわけです。

 

料理配信で深層由来の蜂蜜を持ち出して飯テロしたり、いつもどおり事務所でおすそ分けしたり。……ボタンの差し入れの影響か、食器類が充実してる気配があるのちょっと笑っちゃった。

毎日配信ちゃんとやってはいるけれど、当人のスペックと元々VTuber視聴者だった関係で配信映えするゲームに手を出すにも限界があって。

最終的にコラボに乗り出すことになったわけですが……以前、炎上騒動に発展し、結果として助けられた他箱のウタさんとの交流が描かれてたのは良かったですね。

リスナーから「自覚ある系のやべぇ奴」とか「むしろ型に囚われてくれ」とか言われてるの笑った。気持ちは分かる。

更に以前コメントしたことのある個人勢の海月ジェリーともコラボしたり、なんだかんだ珍しく穏やかなVTuberライフを送っていましたが。

 

……その裏で、アメリカでは謎の植物枯死事件が起きていて。

一般的には上澄み扱いされそうな、アメリカの専業探索者でも逃げるしかない脅威が暴れまわる事態にまで発展。

オマケに配信中にボタンがその怪物についてポロっと情報を零してしまったことで、またしても「どうにかしろ」と過激な主張がボタンの元に寄せられることに。

実際、ボタンの戦力であればドラゴンの撃退は可能であるけれど……分類的には、私人なんですよね。日本在住の一般人。

オマケに怪物退治のために力を振るえば、犠牲だって出る。外国で簡単にそんな事が出来るかって言うと、無理ですよね。

その無茶を通すために、男を見せてくれた人が居て。その男気に十分にボタンが応えてくれたのは良かったですね。

ギア×マジックの世界でエンジニアとして生きていく~転生者は悪役皇女を救いたい~

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「人間はギアよりずっと複雑で理解し難い」

「当たり前です」

 

半人半機の怪物ガーゴイルという存在に脅かされている世界。

そんな中で帝国は魔術と工業の力を合わせてギアと呼ばれる、人型のロボットを開発。その力をガーゴイルだけに向けるなら良かったんですが……他国への侵略にまで使って領土拡大を行って。

それに反発した帝国皇子が反乱を起こして帝国を瓦解させるものの……帝国という巨大な戦力が崩壊したことでガーゴイルとの戦闘が激化。結果として、帝国皇子の行いは状況を悪化させたのだ……。

 

といった展開を描く「ギア×マジック」というアニメの世界に転生した主人公。

複数クールにわたって描かれた大人気シリーズで、皇帝が他国を侵略したのはそのガーゴイルとの戦争を回避するために領土拡大政策を推し進めたという背景があったようですね。

皇子の行動によって死ぬ人が増えるため、どうにか阻止したいとは思ったものの……。

主人公のグリムは帝国によって侵略された土地の出身で、帝国での立場もない。親も既になく、物乞いしていきるスラム住人だったため、中々スタートは険しかったですね。

でもグリムには原作知識と、エンジニアに適した才能があって。危うい場面もありましたが、とある貴族の後見を受けられることになりギアに向き合う経験を積む事ができた。

そして彼の整備によって才能を開花させた兵士たちが大戦果を挙げたことで、帝国上層部の目に留まった。

 

帝国を瓦解させる皇子に近付く可能性がありつつ、皇子と敵対することになる皇女たちとの関係を紡げるという利点もあり……グリムは学院に通う機会を得て、国家資格に挑戦したりして、成果を積み上げていくわけです。

現時点では皇子を疑っているのは原作知識のあるグリムしかおらず、下手に情報共有するのも危うい状況で、グリムが出来る事をやってるのが良いですね。

一般聖者の救済戦線

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「ああ。俺の使命は勇者を『絶対服従紋』から解放することだ。ファル、ニケ、ミュー。力を貸してほしい」

 

主人公のジタローは、通り魔に襲われている女性を助けようとして刺され……そのまま異世界に召喚された。

その異世界では神々が干渉して、異世界から「勇者」を召喚し、絶対服従紋で縛り戦力とする行いが跋扈していた。これは本来、世界のルールから外れた行いだったが、神の干渉があるために見逃されていた。

 

しかしジタローは「救済者」という職業と固有スキル「治す」を獲得して異世界にやってきて……絶対服従紋や神の干渉の効果すら「治す」ことが可能だった。

そのため、法理の女神アストレアが介入できるようになったわけです。異世界召喚の禁呪を私利私欲のために使ったことで、ジタローの召喚した貴族を裁いた。

今の異世界は神々が異世界召喚を駆使して争う状況になっている違法状態だけど、その過程で信者を増やした神々を相手取る事は、法則を守っているために影響範囲が狭いアストレアには難しい。

 

そこでアストレアはジタローに加護を与え、信徒として扱うことにした。

アストレア信仰を増やすことに貢献してくれたら嬉しいけれど……メインの願いとしては、ジタローの「治す」で彼のように異世界に連れてこられた勇者を他の神の干渉から解放することを頼まれることになって。

「治す」スキルと、亜人への偏見が無い姿勢から、可愛い同行者を得たりもしてましたし。同様の仲間を増やしていくことは可能そうですけど。

召喚された「勇者」がジタローに味方してくれるかというと怪しい部分もありますし。そもそも勇者召還なんてやるのは貴族が多いので、厄介な敵と戦い続けることになりそうなんですよねぇ……頑張って欲しいものですが。

悪役貴族として必要なそれ3

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「あの時、光の剣聖は既に死んでいた。私は介錯したにすぎない」

「とどめをさしたことに罪悪感はないというのかしら?」

「ない。それに謝るというならそれは死んでいった光の剣聖への侮辱だ」

 

アブソリュートがスイロク王国への援軍から帰還。

国王陛下はヴィラン・アークとは信頼関係にあるみたいですし、アブソリュートに「罪を被せてしまったこと」を非公式の場所とは言え当人に直接謝罪してくれたりと、しっかりと遇しているように見せています。

原作知識を持っているとはいえアブソリュートが暗躍している教会を討伐する許可を得に行ったことと、今回の騒動でスイロク王国の闇の世界にもアーク家の手が伸びることで、力をつけることに王として危機感を持っているのも確かで……いざという時に、制止できるようにスパイを潜り込ませているっぽいのは、まぁ王としては正しい。

 

また、アブソリュートとの縁談が持ち上がったこともある王女、ハニエル・ライナナも曲者で……。

王子がアブソリュートに喧嘩を売ったことで王太子としての地位を追われたことで、今のところ次期王に就く可能性の高い少女。

しかし予知のスキルを持っている彼女は、アブソリュートが破滅する未来を見たことで、早々に未亡人になりたくないからと距離をとる選択を採ったとか。

 

アブソリュートを筆頭にアーク家が力をつける事を王家が警戒するのも分かる。

裏社会を統べるアーク家を筆頭に、闇組織に通じる家が多いことで貴族社会で嫌われているのも分かる。

ただ、国王が命令して派閥のトップに仕事を振った後、王子がアーク家の派閥にちょっかい出しているのを諫めないのはどうなんだ。

アブソリュートが戻って状況を把握した結果、一応示談は成立してましたけど。王子が自主的な休学することになってましたけど。期間が「少し」っていう時点で、甘いよなぁ……。

 

アブソリュート、スイロク王国で死して操られた剣聖にとどめを刺したことで、新しい因縁が生じたりしてるし……滅亡回避した平穏な未来は遠いですねぇ。

借金を背負わされ、原作ルートから遠ざけられている勇者、その借金のせいでパーティーを組むことも出来ず、迷いに迷いまくっていたみたいですけど。

そんな中でも、自分が勇者として目指すべき道を見出して、新しいスキル発現してるのが原作主人公らしい主人公補正というか。

「助けてと言えない誰かを助けたい」という理念は立派ですけど……勇者が助けたがっているウルと勇者は単に会話が噛み合ってなかっただけで、ウルは普通にあそこで幸せなんだよなぁ。押しつけがましいのがイヤ。

「アーク家をぶっ飛ばしたい」って目的をまだ掲げているので、いずれアブソリュートの前に立ちはだかりそうなのが、面倒ですね。



悪役貴族として必要なそれ2

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「戦うなら相手をしてやる。お前らの持ち得るすべてをもってかかってこい。だが、覚悟しろ。私は悪だ。こちらもお前らを決して逃がしはしないし、中途半端には決して終わらせない。一人残らず殺してやるぞ悪党ども」

 

スイロク王国を根城とする闇組織ブラックフェアリー。

その暗躍によって都市は落ち……さらには、国王も死亡。毒を盛られていたとみられるが犯人は見つかっておらず……。

王に代わって指揮を執ることになった王太子は、友好国であるライナナ国へ内乱鎮圧の助力を乞うことに。

15年前にも危機的状況に際して、アブソリュートの父親であるヴィラン・アークが派遣されたことがあるそうです。

 

しかしアーク家はあくまでライナナ国の裏社会を支配する闇の住人でなくてはならず、華やかな功績は両王家とヴィランという関係者全員が口を噤むことで隠されていたそうです。

その縁を頼っての援軍要請ではあるが、ヴィランが別件で長期間外しているため、裏で動ける人員としてアブソリュートを派遣することに。

実力的には問題なく職務を果たせるでしょうけど、他者からの印象が悪化する「絶対悪」スキル持ちのアブソリュートを裏での対処がメインになる予定とは言え、他国に派遣するのはチャレンジャーだなぁ……というか。

 

ブラックフェアリーの行動は早く、短期で決着する予想だから表の戦力である騎士とかを派遣していては間に合わないって言うのもあるでしょうけど。

こうやって差し迫った事態の時には頼って来るくせに、原作においてアブソリュートは切り捨てられたのか……と思うと、絶対悪の齎す破滅は恐ろしいですねぇ……というべきか。

 

アブソリュート、スイロク王国で起きるのが鬱イベントだと知っていたので気乗りはしなかったみたいですが。

……このままでは死ぬことになるスイロク王国の王女レオーネに、先の演習でアーク家の派閥のメンバーが助けられた恩もあるので、赴くことを決めて。

『悪役』として覚悟が決まっているアブソリュートは、どれだけヘイトを買うことになろうとも必要だと思う手を打っていくのが偉いですね。……スキルによって敵意を向けやすくなっているとはいえ、他国から読んだ公爵家の応援に対する態度じゃないだろ……みたいなのがなぁ。

悪役貴族として必要なそれ

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「この私に投降しろだと? 我が領土を土足で踏みにじり、荒らしまわるお前らに屈しろと? 国王の傀儡風情が図に乗るなよ勇者! 私は命ある限り領地と誇りをかけてお前ら賊を殺し続ける。そんなに犠牲者を減らしたいならこの私を殺してみせろ!」

 

大陸でもっとも栄えているライナナ国を舞台にした「ライナナ国物語」。

アーク公爵家という犯罪に手を出していた貴族家を、主人公である勇者アルトがヒロイン達と手を合わせて打倒する王道の小説だとか。

実際、アーク公爵家は国内の闇組織を牛耳っている家ではあるみたいですけど……要するに、派閥の家も併せて汚れ仕事を一手に担い、裏側から国を守っている防波堤みたいな家でもあるみたいなんですよねぇ。

実際、閑話で挿入された「原作完結から2年後」ではアーク家を失ったライナナ国は他国の組織が貼り込んだりして散々な目にあってましたからね……

 

主人公はいずれ破滅することになる悪役アブソリュート・アークに転生。

彼は力を得る代わりに嫌われる『絶対悪』というスキルを持って生まれていて……原作において配下の離反を招いた一因でもあったみたいです。

そうやって派閥が崩れていくにつれて、アブソリュート派閥が崩壊。『絶対悪』スキルは聖属性への弱点補正があり、勇者の傍に聖女がついていたことも影響してますが。

前世では「原作小説は好きだけど、主人公は好きになれないなぁ」という感想を持っていたアブソリュートは、原作知識を生かして準備万全にすることで主人公を叩きのめすことを決意。

 

幼少期から自信を鍛えぬき、配下を守ることでスキルによって悪印象は持たれるけど、庇護してくれる人と言うイメージも与えていって。

同年代の子供達がスキルの影響で嫌っていた自分たちを庇護してくれたことで、改心してくれたり。主人公が助けることになる奴隷ヒロインを先んじて買って、侍女として雇ってみたり。目的通り自派閥の強化は出来てましたが。

 

原作とは変わった形でしょうけど、アブソリュートを嫌う王太子がちょっかい出してきた結果、叩きのめして対立構造は出来たし。別のところで勇者との因縁も出来たし。

聖女もその勇者の背中を押すようなそぶりがあって。ライナナ教会、教会が信じる「善行」だけを正しいと認定して、それ以外の悪を排除することを躊躇わないタイプだって言うのが厄介過ぎますねぇ……。

死ぬ運命にあったキャラを助ける事が出来たり、アブソリュートの努力は実ってますけど闇は深い。

糸を紡ぐ転生者

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「はい、もし探しているのなら、元気で生きていることを知らせてあげたいと思いまして。もちろん捨てられていた可能性の方が高いのですが」

 

主人公のエディは、森で拾われた孤児。

七歳になった時に行われる祝福の儀で、女神様からステータスを授かることになっている世界で、彼が得たのは「糸」と呼ばれるこれまでの記録にないスキルだった。

孤児院の仲間たちとパーティーを組んで冒険者になろうとしていたところだったみたいですけど……「糸」というスキルは生産向きだろう、とパーティーから追放されることに。

 

パーティーメンバーの少女メアリーに好かれているエディの事に嫉妬していたアレン君が、町長の息子のユルゲンと組んで追放劇を実行に移したみたいですが。

息子がドラ息子なだけならまだマシでしたけど、町長も冒険者ギルドのギルドマスターもユルゲン側で、職権乱用してエディの登録妨害したりしてるの最悪~。

……まぁ小物過ぎて、かなり早い段階で悪事がバレて捕まる事態に陥ってたんですけど……。

 

ちなみにエディ君、ステータスを授かる時に記憶を取り戻した転生者で。

さらにはステータスを見られるようになったことで判明したんですが、彼はヴァルハーレン大公家に連なる身であることも判明。

エディを追放したパーティーメンバーとは違い、どこまでも味方してくれたハーフエルフのシスター・マルグリットからいろいろと教わり、スキルの使い方を研究した上で、エディは大公領を目指すことに。

「糸」のスキル、魔力が必要とは言え一度材料や糸そのものを取り込んでしまえば、触れることで自由に操れるし、再生産も出来るというかなり汎用性高いスキルだったのは良いですよね。

……まぁ職人のレギンさんが過去に知り合った人物が、「金属を取り込んで合金化する」という、エディと似たタイプのスキルを持っていたみたいですけど、魔力量が少なく使いこなせず絶望して死んだという話もありましたし、有用だけどエディ程使いこなせる人が居なかったんだろうなぁ……と言う部分はありました。

 

貴重な糸や布を生産できることもあって、商人ギルドに登録したことで身分証を得て動けるようになったのは良かったですけど。

エディ君に良くしてくれる人も多いんですけど、彼をないがしろにする愚か者もそれなりに居て。馬鹿の方がとことん馬鹿なんだよなぁ……そういうのを引き当てるエディ君はお疲れ様です。

 

ちなみにヴァルハーレン大公家の方々、幼少期に襲撃にあって見失ってしまったエディ君の事探し回ってはいたようですけど。

彼らの領地は王国の北方にあり……彼が過ごしたモトリーク辺境伯領の町コラビは王国の南方にある場所で。巻頭にある地図で見ると王国と同じくらい広い「魔の森」と呼ばれる魔獣たちの領域で接しているみたいですけど。赤子が通り抜けていると考えるのは流石に荒唐無稽すぎる。

その上、ある程度秘匿した上で、見逃しが無いように各領地を探し回っていたとするならば、そりゃ見つかりませんなぁ……。

 


剣の修羅 異端陰陽師の剣撃譚

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「では、せいぜいその優れた剣の腕とやらであがくがいいさ」

「剣を嘲る陰陽師さま。わたしが剣とはなんたるものかを教えてさしあげましょう。いざ、尋常に真剣勝負を願いつかまつります」

 

競技となった剣道ではなく、あくまで殺し合いの手段である「剣術」に心惹かれまくっていたとある老人。

一応その殺伐さを覆い隠すだけの社会性は持ち合わせていたみたいですけど。

気遣いに感謝する裏で「ただ殺し合いしたいなぁ……」って考えが常に走っているの、修羅すぎるんですよねぇ……看板に偽りなし。

映画などで行われる殺陣の役者として働いていたみたいですけど、歳には勝てず死亡。

 

最後の仕事であったとある漫画原作の、「妖怪の跋扈する魔京にて、陰陽師が活躍する冒険譚」の世界に転生。

原作においては主人公に成敗される悪徳貴族である、五十神秋継。五十神の家はかつては剣術によって妖退治に臨んでいたが、時代が進むことで陰陽術に切り替わっていったとか。

貴族は陰陽道を貴び、剣術などは術を使えぬ野蛮なものの卑しい技を切り捨てるような状況。

そんな中で剣術を追い求める彼は異端で……ついには父に家に残っていた剣術の伝承書を焼き捨てられてしまうことに。

 

別に父が嫌いなわけではない。これまで育ててもらった恩義もあるし、父がちゃんと仕事をしているからこそ養ってもらっているんだから、その言葉にある程度応える必要はある。

……そうやって秋継君、理性的な考えは出来るんですけど。それが分かってなお、彼は剣を捨てられなかった。

親の庇護の下で欲求に従って生きる事は不誠実だからとけじめをつけて、彼は家を捨てることにして。

 

そうやって外に出た矢先、秋継と同じように剣に憑りつかれた側の人間で、さらにはかつての五十神の剣について詳しい老爺と遭遇。

剣術の後継ぎとして鍛えられることになり……突如として現れた幼子に跡継ぎの座を奪われた孫に敵視されたり、魔京での反乱を企ててる人物たちに目を付けられた結果、戦を経験した剣士や切り札を持った陰陽師と戦う羽目になったりしてるんですが。

剣を持って戦えることを、本当に喜んで暴れまわってるんですよねぇ……生き生きとしてます。多くを切り捨てて血の海が出来るので、周囲は殺伐とした状況になりますけど。

実家で死んだように生きることになるくらいなら、まぁ今の方がマシ……なのかもしれない……。

 

漫画原作みたいに、そのままでも陰陽術に真剣に向き合わず悪徳貴族に堕ちるみたいですしね。でもまぁ、父としてはどっちに転んでも頭と胃が痛そう。お薬飲んで……平安自体風の作中に良薬あるかわかんないけど。そこは……陰陽術でどうにか。

剣の道を突き進んでいた結果、高貴な方を助けることになって。その姫が呪いを受けており毎夜襲撃があることで秋継は死闘を満喫してましたが。

結果として呪いから救われた姫が重い思いを向けてくることになって……予期せぬ縁で秋継父の胃にさらにダメージ入った気もしますが、強く生きておくれ。

Dジェネシス ダンジョンが出来て3年10 小冊子付特装版

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「後悔してるんですか?」

何を? いや、それはもう決まってる。

「いいや。他に手段はなかっただろ」

 

外国の工作員によって核兵器が使われそうになり、ダンつくちゃんパワーによってその燃料となるウランが消し去り、各国では原子燃料を使っている潜水艦なんかの原子炉も作動しなくなってしまい……緊急浮上するなどの大騒動に発展。

その真相を知ってるのはDパワーズの2人だけなわけですけども。混乱しつつも対処せざるを得ない各国首脳陣は本当にお疲れ様です……。

 

一応、Dパワーズの2人もウランの濃度を一応考えた上で行動してましたが、どうしたって予想外は出るというか。規定ギリギリを攻めるよな、と言われたらそれはそう。

ただウランと言う燃料が消し飛ばされたトラブルがありつつも、ダンジョンの本質は「奉仕したい」存在であって。

ダンジョン由来の素材で屈折率が高い透明な液体が見つかったり、ファンタジー金属を加工するとステータスを底上げできる効果が期待できることが分かったり。メリットもあるんですよね、ダンジョン。

スキルとかステータスとか、〈メイキング〉を持っている芳村以外にハッキリと見れないとはいえ、超常の能力は既に授けられているわけですけど。

 

ダンジョンの創造主であるダンつくちゃんへの質問箱。

まぁまぁ突飛なので一般公開されているけど、信じられてはいない。ただ一部では、回答に齟齬がないから、かなり作り込まれた設定だなぁ……と思われていたり。ダンジョン内部に電波が通じていることが公になったり。

事情を知っている日本は若手を引き込んだ対策チームを作ったりしていましたが。その中の一人が「デートしませんか」と提案したらダンつくちゃんが承諾してしまったり。

今回もまぁまぁ波乱の日々でしたが。エピローグで起きた出来事でまーた大変なことになるんでしょうね……お疲れ様です。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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