気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

オシバナ!

オシバナ! 3

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「…あんたもあっち側 自覚ないんだろうけど」

「夢中になれる事があって 得意な分野が有って やろうと思えば何でもできる人間のくせに」

「自己肯定感もうちょっと上げたら?」

 

21話~30話を収録。

3巻以降、電子限定刊行となったそうです。

王子様と呼ばれる紗和が、彼女を推している大田君を好きになってしまって。

「推し」との関係変化について悩んでいく、という「推し話」で。紗和、大田君だけの推しじゃなくて、ファンクラブがあって学校中にファンがいるのが大田君を悩ませているわけですけど。

メインカップル(未定)の話がじりじりと進んでいる中で、生徒会長となった八王子と紗和の親友である茉莉花が付き合い始めることになったりしてて。

 

……なんならこっちの方がメインカップルなのでは……?。いやまぁ他シリーズでも、複数カップルのエピソード同時進行してたので、どっちもメインと言って良いんでしょうが。

2人が付き合い始めても、紗和と茉莉花の親友関係が終わるわけでもないですし。

八王子と大田君も生徒会長と副会長として、交流が増えているわけですし。

茉莉花が休みの日に、親友からいろいろ話を聞いてるシーンで、大田君が「八王子さん百合の間に挟まる男って感じですね」という台詞に「人の事言える立場か?」と返してる親しさ前提のジョークって感じがする。

同時に大田君「百合の間に挟まる男」ってどっちかっていうとオタクの文脈じゃないかなぁ。マンガ研究部の女子2人が持っている「どこまでオタク用語か一般かセーフか境界があいまいで、外野から見ててハラハラする」という警戒心というか、言葉選びのセンスを磨いた方が良いと思うよ……。

 

2人がキスしてるシーンとか見て「リア充」とか言っちゃったり、推し活に熱挙げてた通り根がオタクだからなぁ大田君。とはいえ、生徒会副会長になったり、色々表に出ることも増えるだろうから、レベルアップは必要なんじゃないかと。あと、いい加減紗和の想いに応えるかどうかの答えを出してほしい気もするし、そこがハッキリするときはシリーズが完結する直前とかになりそうだから、延々と悩んでくれてもええんやで……?という気もする。

 

茉莉花の方は「便宜上」とか進展しない2人にイラついた時にストレス発散に行く先、と表現して「彼女らしいことするつもりはない」なんて言っていますが。

まめに連絡を取ったり週末デートとかしない……といいつつ自然に八王子の家についていって、することはしてるの脳がバグりそう。

八王子も、この状況に置かれて他に好きな子が出来る人いるのか? って考えてますけど。

茉莉花の考え的には、相手を束縛する気はないってことなんでしょうけど、行動では相手をしっかりからめとってるんだよな……。

 

まぁ茉莉花は茉莉花で、ちゃんと紗和好きだった時期があって、でも八王子と関係を進めていく過程で、その恋が終わってしまったと感じて涙を流す場面とか、ちょっと切ないけど好き。しんどくて大変だったけど、楽しかった思い出だからね……。

紗和が隣で寝ていても、特にそういうことしたいとは思わない。けど、八王子が無防備に寝てたらセクハラするという茉莉花、ちゃんと八王子のこと好きじゃん……。

オシバナ!

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「でも いつも応援してくれて褒めてくれて

 私が何かしたら喜んでくれて

 そんな喜んでくれる姿を見て こちらも心が温かくなるのは

 悪い関係では無いじゃない?」

 

とある高校で「王子様」と呼ばれている少女、押田紗和。

見目も良い文武両道な彼女は、多くの同性から慕われていて……あちこちの部活に応援として参加したりもしてるみたいですが、その活躍を応援するファンクラブのようなメンバーもいる状態だった。

とは言え、同世代の女子ほとんどが沙和に夢中なせいで、逆に男子生徒からの評判は悪かったみたいです。

 

そんな中で唯一周囲の目を気にせず、ファン活動に専念していた男子が太田君。

ファン活動してればワンチャンとか言う邪な考えも持たず、ただ沙和の活躍に一喜一憂する「推し活」を堪能しているだけのオタクだったわけですが。

ファンの中で黒一点である彼のことが気に入らない沙和の友人・茉莉花は「後々厄介になるかも」とか言ってますが……沙和自身は悪い印象を持っていなかった。

それどころか、友人との会話を通じて実は彼の事が好きなのでは? と気づいてしまって……。

 

距離を縮めたい王子様と、推し活こじらせオタク君が中心にいるラブコメですね。

茉莉花にも秘めた思いがあり、太田君に釘さしたりもするし。太田君は推し活動に軸を置きすぎてるきらいはあるし。

途中から登場する生徒会副会長の八王子くんも、青春こじらせてる感はありますが。

そういう儘ならぬ思いもまた青春の一幕だよなぁ、と微笑ましくなりますなー。

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ちゃか

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