気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

オーバーラップ文庫

恋結び天使ちゃんが女の子に免疫ゼロなボクにキスさせる ※相手の美少女たちはみんなサキュバスに取りつかれています

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「今から私がいいって言うまで、絶対に抵抗しちゃダメだから」

 

12回オーバーラップ文庫大賞銀賞受賞作品。

女子に憑りつく悪魔を捕まえるため、主人公・岡崎倫太郎の前に恋結び天使のノエマが現れることになって。

なぜ、倫太郎が選ばれたかというと、彼が「この街で一番モテない男子」だから。恋結び天使のお墨付きつき! やったね!

運命の赤い糸なんて言い回しがあるように、人と人の間には縁を結ぶ糸があるけれど……倫太郎にはなぜかそれがない。

 

事件解決のために天使が手を伸ばして、本来なかった糸を結んでしまうと元からあったものと絡んで予期せぬ結果を招いてしまうことがあるが……元から糸がない倫太郎ならその問題を無視できる、ということで白羽の矢がたったとか。

そして悪魔確保に協力してくれたら、願いを一つ叶えてくれるというボーナスはあるらしいです。

今回捕まえるのは、女子に憑りつく悪魔……もっと言うとサキュバスなので、それに憑かれた少女たちは精を搾り取るため、襲い掛かってくるんですよね。搾り取られないように耐えつつ、ノエマが悪魔を祓うって言う手順になるんですが。

 

倫太郎、縁の糸が無かったこともあって女子相手の免疫がまったくなくて。戸惑ったり、言葉の選択を間違えたり、失敗しながらも進んでいくような形になりますが。

それでもしっかりと憑りつかれた少女たちから悪魔を祓うことに成功してたので、頑張ってましたねぇ……。

無双ゲーに転生したと思ったら、どうやらここはハードな鬱ゲーだったらしい~聖剣を抱きし最凶少女の蹂躙無双譚~3

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「……騙されたよ。表面上は人畜無害な幼女だが、その内側には獰猛な獣がいたとはな」

「いい子の時間は大人が起きているときに。大人の時間は子どもが寝たときにってな。なら大人が眠ったら? くくく、分かるだろ、バニス。悪い子の時間だって相場が決まっているんだよ」

 

圧倒的な実力を持ちながらただの幼女を演じているシャロン。

「勇者の亡霊」という偶像を創り上げ、自分と別の存在だと認識させることで魔族を揺さぶり、人類を狩る側だと思っていた魔族に大打撃を与えることに成功したわけです。

しかし、ある意味では上手くやり過ぎたというか。

紅魔臣であるバニスは、自ら部下を処断する必要に駆られたこともあり、「勇者の亡霊」の正体を暴くため大きく動くことになるわけです。

 

「勇者の亡霊」が執着してると思しき、シャロン。

そんな彼女と親しくしている学生勇士であるモニカにリナ、ヴィクトリアを伴って調査に赴くことに。表向きは、ヴィクトリアとシャロンが魔族に襲われたとされる場所の調査任務で、教員としてバニスも同行するって形でしたが。

……哀れ、罠にかけられたのはバニス達だった、というわけです。シャロン、敵幹部を撃退するまでやっても、自分から正体を明かす以外で正体バレてないの凄いですよねぇ。

強さだけじゃなくて、演技も上手い。決してストレートに人類の味方というわけではなくて、自分の楽しみを優先してる部分はありますが。この強さを見ると、魔族に追い込まれた現状を打破する起爆剤にはなってくれそうだ、という期待がある。

 

紅魔臣であるバニスが死んだことで、新たな人材が派遣されてきて……また大きな動きが起きたりしてましたけど。

それすらも危なげなく撃退したシャロンは、戦闘面では本当に頼りになりますね。

転生者で原作知識もあるモニカの秘密も、その騒動の中で明らかになって……学生勇士の仲にヒビが入りそうな終わりでしたが、ヴァン、実力的にはまだ青いけど格好良いですね。どんな決着になるのか、続きが楽しみです。

ファンタジー何とか~うろ覚えのゲーム世界で伝説の悪役として生きるには~

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「…………そうか、じゃあ死ぬまで一緒にいろ」

 

『ファンタジーレジェンド』というオーソドックスなRPGゲームの世界に転生した主人公。

転生先はゲーム主人公でもなく、ゲームヒロインであるミリーを拉致する悪役貴族のゲルドだった。

ミリーとゲルドが同人誌のネタになっていることから、何となくキャラクターだけ覚えているだけなので、転生後にはもうゲームのタイトルすら忘れてるんですよね……。それが小説のタイトルにも反映されていて『ファンタジー何とか』になっているんですが。

 

ゲルド君がメイドに手を出そうとしたところ反撃されて、意識不明になった直後、主人公が転生してきた形になって。

主人公うろ覚えながらゲーム通りの悪役にはならないようにふるまおうとするんですよね。

まずは「記憶喪失したから、態度変わったんですよHAHAHA」というスタイルで、評判が悪かったメイドたちとも交流して、評価が上向くようになったんですが。

しかし領地がモンスターによる侵攻を受け、父も兄も亡くなり……貴族の責務として使用人を逃がし……気が付いたら、転生した直後の時期に戻ってきていた。

 

なんとか関係性が改善していったのに、それがリセットされるキツさを味わうことになったゲルド君ですが……。

それ以降、何度も繰り返すことになるんですよね。うっかり高レベルモンスターの生息地に踏み込んだ結果、そのままやられて死亡したり。家を出て野生児のような暮らしをしたり。一応、ループすることに気付いて、レベルとかは引き継げるからどうにか対策しようとはしてるんですが。

 

元々がうろ覚えなゲーム世界に入り込んでいるし、ループ毎の経験・記憶も引き継ぎなので、どんどん元のゲームの知識薄れて行ってるんですよね……。

進学する際にも主人公たちが通う学園とは違う学校選ぶルートが一回挟まったりしてますし。1周目で親しくなった人と断絶する辛さを知ったので、割と一人で動くことが多くなってましたが……根が真面目というか、何だかんだ仲良くなる相手が出来たりしてるのが微笑ましい。……毎回失うんですけど……。

 

1巻掲載の最後のループで、ついにゲーム主人公とヒロインに出会う事が出来たわけですけど、なんとかゲーム展開に沿うようにしようとしても、思うようにはいかず。ゲルド的には「この周も既に失敗しているのでは……?」という不安に駆られていますが。どうにかループを続ける状態から脱することが出来るといいんですがね……。

ロープレガチ勢と殺人鬼(誤) 異世界に迷い込んだ廃ゲーマーの無自覚無双

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「不思議な、ひとですね。貴方は」

(略)

「怖いのに、冷たいのに――こんなにも、優しい」

 

12回オーバーラップ文庫大賞銀賞受賞作品。

バトル特化型のVRMMOのプレイヤー・レタはある日、家族を殺されたと訴える少女イアと出会って。ロールプレイガチ勢のプレイヤーと解釈したレタは、面白半分で彼女の護衛を引き受けることに。

……実際には、イアの住む異世界とレタのプレイするゲームが繋がるなんて異変が発生したことで、奇跡のような出会いを果たしたわけなんですよね。

 

レタの認識では、高難易度のフィールドでレベルの低い護衛対象を守りながら、襲撃者を蹴散らし黒幕を暴く特殊なクエストですが。ゲームって認識だから、敵対者をキルするのに躊躇いはないし、自分も死んでも復活出来るから命のやりとりをしているのに態度が軽い。

でもレタの強さは本物で……。だからこそ、容易く命を奪うレタを恐れつつ、戦闘が絡まなければ一般人として普通に優しさを見せる彼の二面性にイアは心を揺さぶられまくるわけです。

 

お互いに噛み合わない会話をしてることも、そこそこあるんですが。

まぁ普通は「自分の住む世界が、他の世界と繋がった!?」なんて発想に至るはずもないので、仕方ない部分はあるか。

微妙なすれ違いを重ねつつも、事件解決まで至ったのはお見事でしたけど。

誤解したまま関係が続くのではなく、断絶して終わりでもなく。「ロープレガチ勢」という、タイトルに含まれた要素に本気だったのが良い味出してましたね。

ありふれた職業で世界最強14

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「……そうだな。俺は帰ってきた。これは現実だ」

 

異世界に召喚された南雲ハジメたちが、無事に日本に帰還した後のエピソードを収録した1冊。WEBで結構な分量のあるアフターストーリーを、本編ナンバリングに続いて刊行してるので、続いてくれたら嬉しいんですけど、どうなりますかねー。

 

南雲家の両親が、たくさんの女の子と良い関係になって、ぱっと見は偽装しているけど腕も目も失って戦い抜いた息子も温かく受け入れてくれたのが良かった。

敵対者には容赦なく対応してきた。そんな息子の罪を聞いた上で受け入れてますし。……なんというか、息子のハーレムをテンション高く受け入れてるし、義娘たちみんな猫可愛がりしてるし、許容範囲が広かったのはあるでしょうけど。真面目なシーンとの落差が凄いんだよなぁ。

 

集団で失踪して、突如戻ってきた。その上、何人かは亡くなっている。

さらには異世界や魔法の存在証明なんかも出てくるとなれば、世間を騒がせるのは間違いなく……当然、真実全てを公開出来たわけではない。

適当なカルト集団に拉致された、というフェイクストーリーを仕立てて帰還者一同で共有。必要に応じて魔法やアーティファクトを使って、帰還した後日常に帰れるように整えたりはしていたみたいです。

 

ただそんな中で、唯一の大人である愛子に避難の目が集中してしまって……。

身内認定してる愛子にそんなことされて魔王が黙っているはずもなく。各人に認識疎外のアーティファクトを配って、来るものに備える構えだったのが、ユエの神言をベースに世界を「拉致したカルト集団は酷い! 被害者は放っておいてあげよう」という方向に思考が向くようメディアを駆使して世界中洗脳したとか。

……まぁ、ネット社会でネタにされると延々とこすられるから、あまりにも解決方法が力業だけど正しい。

 

ハジメとヒロイン達の家族との交流が多く描かれていて、娘についた虫に思う所のあるパパが居たり、雫の実家が絶対なんか秘密抱えている面白家族だったり。

地球に帰還してからも話題に事欠かないですけど。アフターストーリらしく、平和な日常の微笑ましい話が多かったのが良かったですね。

洋服の方が好きだけど、ハジメにお披露目したことなかったから着物きて嬉しそうに出迎えちゃう雫のイラストとかありましたし。他の挿絵もヒロインがそれぞれ描かれていて、実に可愛かったですね。良い後日譚が読めました。

悪役令嬢はしゃべりません1 覚醒した天才少女と失われたはずの駒

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「わたくしに過分なご評価をくださるのは、閣下だけですわ」

「貴殿のご家族は、評価なさらないのか」

「ええ、何も存じてはおりませんでしょう」

 

乙女ゲームの世界に転生した主人公。

ゲーム本編では闇属性の魔術を使う悪役令嬢枠のリリアナ・アレクサンドラ・クラークだったけれど……流行り熱で高熱を出した際に声を失ってしまったものの、記憶を取り戻し同じ道を進まないように心がけることに。

この世界の魔法には詠唱が必須。つまり声が出せなくなったリリアナは、魔法を使う事が出来なくなってしまったということで……。

 

クラーク公爵家の令嬢であるリリアナは、王太子の婚約者候補として有力で……王太子妃教育も始めっている状態ではあるけど、声が出ないという欠点を追及される可能性も浮上してきた。

原作ルートを外れるために、リリアナ的には家族とも王族とも没交渉で良いという構えだし、父親であるクラーク公爵はその欠点を持って婚約を解消したい立場みたいですね。四年経っても声が戻らなければ、婚約者候補から外すという事にもなって。

それなのに、なぜか王太子との交流は途絶えず……むしろ声を失ってなお矜持を示してるリリアナに王太子側も興味津々っぽかったですけどね。

 

前世知識があるからかリリアナは、詠唱なしでも魔法を使うというこの世界の常識を破壊するような技術を身に着けて。

病気で声が出なくなったと思うよりは、魔法が存在する世界ならば「呪術で声を封じられたのではないか」という疑いを持つようになって。

有力な魔導士ペトラとの縁を紡いで、呪術について教えてもらったりもして……ペトラたちの助力を得ながらも、声を取り戻してるのはお見事。

 

とは言え、自分の声を奪う呪いを掛けたのは父である可能性が高く……表向きは声を取り戻したことを伏せつつ、味方を増やしていくことに。

実際、父であるクラーク公爵が結構暗躍してるっぽいですから、手札を伏せて暗躍するのは正しい。まだ情報が足りなくて分からない部分も多いですけど、リリアナの活躍には期待したいところ。

無双ゲーに転生したと思ったら、どうやらここはハードな鬱ゲーだったらしい~聖剣を抱きし最凶少女の蹂躙無双譚~2

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「ふふっ、人生を楽しむ秘訣は自分の機嫌を自分で取るころだもん。人生には凪もあれば嵐もあるけれど、小さな幸せを見つけられるゆとりがあればそうそう不機嫌には鳴らないと思うよ? 人間って言うご機嫌な生き物はね」

 

聖剣を持った勇士たちを育てるガレリオ魔法学園。

しかしそこは既に魔族に則られた人間牧場と化していて……。

人類の希望である勇者が倒れた後、勇者の資格持ちとして現れたシャロンですが、好きに暴れたいだけで別に「正義の味方」じゃないんですよねぇ。

 

シャロンが明確に有利なのは、敵にそこまで疑われていないこと。

一応魔族のカルラが監視役として傍に置かれていますけど、シャロンが演技スキルカンストさせてる事もあって、現状魔族は踊らされてるんですよね。

 

さらにはゲーム世界転生だと把握しているモニカと早い段階で知り合うことも出来て。シャロンの性格や、彼女が魔族側に被害出しまくってることで動きが変わっていることで、モニカの原作知識はそのまま流用できるものでもないですけど。

敵の武器についてとかの情報アドバンテージがあるのはありがたい。……まぁ、そもそもシャロン聖剣について知らないうちから魔族ぶっ殺しまくってる、トンデモ少女なので知識が不足したとて、どうにか乗り切った気もしますけど。

 

魔族側、バリーとナンナという生徒として潜り込ませていた人材が死んだ状況で、「学園に魔族が潜り込んでいるかも」という噂が流れ、学園内部に不穏な空気が漂うことで対処する必要に駆られたわけですが。

……その噂、シャロンがモニカを使って流したものだったので、ご愁傷様というか。

学園、教師にも魔族が盛り込んでいる敵地なわけですから、こっちからアクションを起こして敵の動きを誘うって言うのは実際理にかなってるとは思いますけどね。

 

ゲーム時代には死んでいたルートもあるキャラを、ひとまず救うことに成功したりしてますし。……シャロンの影にいる勇者の亡霊を引きずり出すための囮にされたのと、そもそもシャロンが流した噂をよりショッキングな噂で消すためとか言う側面もあったので、割とマッチポンプなんですが……。

魔族が出血を伴う事態になるとウキウキする、相変わらず刺激的な少女ですが……まぁ追いやられてる人類の希望には、なり得るのでは……劇物だけど……。

無双ゲーに転生したと思ったら、どうやらここはハードな鬱ゲーだったらしい~聖剣を抱きし最凶少女の蹂躙無双譚~

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「せいぜい楽しんでくれよ? 俺は勝手に楽しむからよォ!」

 

人類に敵対する魔族が存在する世界に転生した主人公。

前世は男だったが、今世はシャロン・ベルナという可憐な少女に生まれ変わっていたわけですが。前世の時から暴力性を抱えたまま生きていた彼は、それを『悪党』にだけ向ける程度の外面は装っていたわけですが。

魔族と言う人類の敵対者であれば容赦は無用と幼少期から魔族を蹂躙し、敵を打ち倒すことでスキルをカンストさせるまで成長していった。

 

神獣の加護として聖剣を託された勇士・勇者が戦っていたものの……最後の勇者であった人類の希望が死に、魔族の活動が活発になっていたのもあってシャロンとしては「倒していい存在」がたくさんいてウハウハだったみたいですけど。

聖剣を持った人物が死ぬと、殺した相手に武装が移動するため、未熟なうちは戦線に立てない。若い勇士を育てるためにガリレオ魔法学園という場所が作られたけれど……そこは魔族が人類を美味しく育てるための養殖場として使われている、という事をシャロンは知ってしまって。

 

シャロン、悪党だったら叩きのめしていい思想があるため、人類の敵である魔族を蹂躙するのに躊躇いが無くて。

その上、聖剣持ちを殺すと武器を得られるし、聖剣を持たずとも敵対者を殺すことで経験値が入り、スキルを習得したりステータス向上を図ることができる。魔族はそれを利用して人間牧場的に学園を使っている。荒廃した世界とは言え、流石に人を直接殺すのは憚られるけれども、「成長した人間を魔族が狩る。その魔族を自分が狩る」ことでパワーアップを図ろうとするの、状況に適応しすぎている……。

 

タイトルにある通りこの世界、ルート選択を間違えると仲良くなったキャラが殺されたりする鬱ゲー世界だそうですけど。シャロン、そのあたりの知識がない転生者だけど、世界に馴染んでるんですよね……。

シャロンに足りない「ゲーム知識」を持ってる転生者モニカに学園で早期に会えたのは幸いでした。まぁモニカ、原作知識を最大限生かすために犠牲を許容して、その上で自分が犠牲にならないようにモブっぽくこそこそ生きていて……苛烈に世界をつきすすんでいるシャロンとの相性は悪そうでしたが。

いやまぁ、シャロンクラスに我が強かったらもっと衝突激しくなっていたでしょうし、シャロンと言う『暴』の化身に屈するような小物さだったのは、逆に相性が良い……のか?

 

シャロン、魔族の敵として戦闘関連のスペック伸ばしまくってる他にも、演技スキルもカンストしてて、「無垢な少女」演技を普段はしつつ裏では魔族を殺しまくって「勇者の亡霊」とか言う存在しない敵対者を作って、魔族側を混乱させたりもしてるの上手いですよねぇ……。


フェアリーメイド1 傷だらけの妖精職人と壊れかけの人工妖精

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「ねぇマスター。あなたの望みは、なんですか?」
「俺の……望みは……」
 

11回オーバーラップ文庫大賞金賞受賞作品。

人々の生活を助けるために生み出された疑似生命、フェアリーメイド。

かつて栄えて、しかし人間に滅ぼされた妖精たちがエネルギーとなることで生まれた「マナの大流」。そこからマナを一つだけ取り出して器に込めることで稼働する機械だったが、経年劣化などから稀に暴走して、人を害することもあった。

さらに近年では寿命を迎えていないのに暴走する、特殊な事例も勃発していて……。

 

主人公のリュウジは、天才と謳われる父親シシヤマ・テツジから基礎を教わり、父と同じ最高峰の職人である「三天人」の称号を持つバーンズに指導を受けてフェアリーメイドを作る職人を目指していた。

しかし初めてフェアリーメイドを生み出した後、ある悲惨な事件が起きて……彼は、フェアリーメイドを破壊することを生業とする「壊し屋」として活動することに。

その傍らに彼の幼少期を知り、もうじき寿命を迎えることになるフェアリーメイド・ティルトアを伴って。

 

主な活動を壊し屋にしたとは言え、妖精職人として学んだ経験も活かしつつ、無茶を言う依頼人に応えようとしてるのは、彼も真面目と言うか。善良な性根を捨てきれてないなぁ……と青さを感じましたね。

若いのに色々背負いこみすぎてるから、擦れすぎるよりは全然良いですけど。

 

道を違えたことや、両親を亡くした後保護を断ってから師であるバーンズ相手には若干気まずい部分もあるみたいでしたけど。

十三人いる彼の弟子が立て続けに失踪する事件が起きて、無事が確認できるのが不肖の弟子であるリュウジとなれば無下にも出来ず。

「アリシア・シンドローム」について調べ、いくつかの事例に遭遇したことで、リュウジは真相に少しずつ近づいており……バーンズからの呼び出しに応えたことで、彼は真実を知ることになるわけです。

消された歴史、「アリシア・シンドローム」がなぜ起きるのか。そうした問題について深く知った彼が選んだ行動は……まぁ、彼らしいものではありましたね。過去を一つ越えた上で、次なる目標として誰もなしたことがないものを掲げた彼の旅路が幸い多い事を願うばかりです。

昔の男友達と同居をはじめたら、実は美少女だった~距離感があの頃のままで近すぎる~

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「けーちゃんの応援があれば、あたしは最強」

 

公園でよく遊んでいた幼馴染のまーちゃんとけーちゃん。

しかし「また明日」と約束していつも通り帰っていったまーちゃんは、それ以降公園にやってくることがなかった。

公園で一人待っていたけーちゃんこと主人公の霧島圭介は、母に手を引かれ帰宅。

その後しばらくして母も亡くなってしまい、父と2人暮らしになり……いつしかまーちゃんの事を思い出すことも減っていき、彼は高校生になっていた。

 

まーちゃんの件だけではなく、中学時代にもいろいろあって……トラウマになった、というほどでもないですけど、教室では寝たふりをして敢えてクラスカースト形成に乗り遅れてみたりして、気ままなぼっちライフを送っていた模様。

そんなある日、父が再婚するという話を聞いて。

その相手が「まーちゃんのお母さん」だという驚きと、再婚相手が引っ越してくるのが明日だって言う衝撃と……男友達だと思っていたまーちゃんが実は女子で、美少女に成長していた驚愕を一気に味わうことになるわけです。

 

まーちゃんこと真咲は、幼少期のまま朗らかに育っていて。その容姿を活かして、モデル活動をしたこともあったとか。

学校側の配慮で同じクラスになって、既に両親も籍を入れていて同じ苗字になった2人。さらには先生が「義理の兄妹になったんだから手伝ってやれ」なんて暴露までしてくれて。

真咲は素のままクラスに受け入れられていったわけですけど、ぼっちを気取って距離を取っていた圭介はその輪に直接入ることはできず。……出来たとしても当人の性格的にやらなかったでしょうけどね。

 

真咲は陽キャのノリも楽しめるタイプだけど、圭介とも絡みたくて。敢えて距離を取る圭介のスタンスは尊重しつつも、「家族なんだから完全無視もおかしいでしょ」と建前も設けて積極的に交流するという真咲が強い。

家も一緒だから仲良くゲームしたり、風呂上りの姿を見せたりとか……圭介だからこそ許してる、家族以上の距離感での交流は微笑ましい。

圭介が陰キャ認識なのは変わらないけど、それでも真咲を大事にしているってことで理解者が増えたりしていったのも良かったですね。

圭介の中学時代の因縁も解決できてましたし。真咲が人気過ぎて、ストーカー発生したりとかのトラブルもありましたが、乗り越えて幸せそうなのは何よりでした。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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