気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

カクヨム

蒼焔の魔女

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「いい? ずっとわたしの傍にいてね。フィオレ」

「……もう。……仕方ないね」

 

出来ちゃった婚を狙って男と付き合っていたけど、子供が出来て捨てられた母によって育児放棄されて育った主人公。

生き残るために学校にも通わず……近くにあった山に入り山菜を取り、図書館で得た知識を生かして罠を作って猟をしてサバイバルした経験があったみたいですが。

最終的に施設に保護されて、中学高校にも通った上、なんとか就職して働いていた。ただ、どうしても心は荒んだまま。

 

そんなある日、死んでしまった彼女は、異世界で目覚めることに

餓死してしまったと思しき、ガリガリに痩せた体で銀髪の幼女に、主人公の魂が宿ったような形で……彼女は自分でどうにか生き延びるしかない! と前世知識を生かしてサバイバル生活を送ることに。

めっちゃ暗殺されたっぽい死体と、馬車を発見して。そこから折れた剣を借りることにしたり。木のうろに生活拠点を作ることに成功したり。岩塩を発見したりして、幸運に恵まれたのはありつつ、半年森での生活を継続できたのは凄い。

ただ、生きていくことはできても、後ろ盾もない少女が一人で社会に復帰できる見通しはなかったわけです。

 

そんなある日、森の中でなにがしかの謀に巻き込まれ、殺されそうになっている少女・ルナリアと遭遇。

ウォーレス侯爵の三女である彼女を助けることにした主人公は、自分の名前をフィオレとすることにして。

ルナリアから魔法を教わりつう、フィオレの置かれている状況について話したりして。暗殺部隊から逃げつつ、ルナリアを探してくるだろう実家の部隊と合流するのを目的に動き始めることに。

 

フィオレは転生者としての経験値がありますけど、極限状態だからというのはあれど、ルナリアも割と強かですよねぇ。年相応の部分も、あるんですが。

危うい場面もありましたが、なんとか応援と合流できたし。フィオレを気に入ったルナリアが傍に置いておこうとしてますから、生活の拠点とか諸々の問題も解決したのは良し!

……ルナリアが暗殺されかけたことや、フィオレが森の中で見つけていた亡骸の件とかもあって、派閥闘争が激化しそうって問題はありますが。膿は出し切らないとマズいですからね……時間の問題ではあったか。

精霊樹の落とし子と飾り紐

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「もちろん、今日この場に居合わせたということが大樹様のお導きである。街に連れていこう。歩けるか、シーナ?」

 

主人公の椎名有華は、仕事からの帰宅途中異世界に迷い込んでしまって。

森の中に放り出され、魔獣に襲われて死にかけたところを、フェナという女冒険者に助けられることに。

世界樹信仰がある世界で、異世界からやってきた存在は落とし子と呼ばれてるそうですが……これまでに93の世界から落とし子がやってきた事が分かっていて。椎名と同じ地球からの来訪者だけでも現在23人いるって言うんだから、落とし子多すぎ……って感じではありますが。

 

この世界の飾り紐を腕輪のようにして、それを媒体をして発動するみたいですが。

魔法使う人と、飾り紐を作る職人とで相性が重要で……助けられたときにたまたま椎名がフェナの組み紐に触れてしまったことで、相性が良いことが分かって。

フェナからの支援を受けて椎名は職人として修行をすることになるわけです。

元々趣味として組み紐を作ったことがある椎名的には、大変ながらも楽しい環境ではあったようですけど。

 

この世界、食生活という意味では発展性がかなりあって。……要するに、日本暮らしの椎名からすると、物足りなさを覚えるもので。

色々と試行錯誤して、美味しい料理を作ってそれが親しくなった人々にも受け入れられているのが良かったですね。

フェナが貴族令嬢ながら腕に自信があって家を飛び出し、二つ名を与えられてその実力から領主からも尊重されているようですが。そのフェナのオモチャとして気に入られている椎名の存在もまた、落とし子という部分抜きにしても重視されることに。

飾り紐職人としての修行にも、料理の試作にもどうしたって出費がかさむわけですが。フェナが後見に立って出資してくれるおかげで、迷い込んだ異世界で椎名は途方にくれず済んだわけですから良かったですね。これが精霊樹様のお導きか……。

左遷の錬金術師の解決薬1

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「有効な手がないのでしたら、私が処置します」

 

セラ・ラスコットは国家錬金術師。

しかし彼女が興味があるのはポーション等の研究のみで、国家錬金術師ギルド内部での勢力争いにはさっぱり興味がなく……その結果、彼女は左遷されることになったわけです。

名目上は、冒険者ギルドが反乱を企てている疑いがあるから現地に行って内偵してこいというものにはなっていましたけど。

民間の武力組織である冒険者ギルドを、王国は良く思っておらず……一度は潰そうとして過去まであって、お互い険悪な関係である模様。

そんな関係の場所に内定にいくとか、身の危険もある仕事なわけですけれど。

 

その疑いがかかったのが、ポーションに使う素材の供給が顕著に滞っていることで。

反乱が真実だったらセラの身も危ういけれど、素材関連でのトラブルが起きていた場合、知識豊富な人材がいるのは手助けになる。

政治闘争の結果ではあるけれど、セラは知識も豊富で適任と判断されたそうですね。

現地に向かう隊商の馬車にお邪魔して、護衛の冒険者が負傷した際も、的確に処置してましたし、実際腕は良いんですよねセラ……。

 

あからさまに歓迎されていないムードでも、気にせずやるべきことに着手していましたし。

そもそも、歓迎されていないからって逃げ帰るくらいなら、錬金術師ギルドでの政治闘争ガン無視で研究に没頭とかしてないか。

道中で助けた冒険者……恩義のアウリオが、折に触れ手助けしてくれたのはありがたかったですね。

予期せず現地協力者が得られた形になるわけですし。

素材不足に困っているのは現地でも同じで、代替品の情報を示したり、魔物被害にあった人々を助けることで少しずつ彼女が認められていくのが良かったですね。

……セラ、とある異名を騎士団からつけられていましたけど、腕は本当に確かなので、はい。左遷される原因となった現地で起きていた問題、解決の道筋を見出してましたからね。実に頼もしい。

彼女の完全オリジナルポーションだけは絶対に呑みたくないですが。

転生凡人の英雄作成教室 見放された少女たち

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「前に教室作るって言っただろ? 完成したから、生徒を探しに来た」

 

主人公のエンディ・スカイグラスは転生者。

二級冒険者まではなったけれど、この世界の最上位層には叶わない。二級の階位も当人曰く「温情込みでもらったもので、実際のところ準二級くらいだ」ってことですが。

そんな彼は、小さめの教室を作り将来有望そうな生徒を鍛えようと思い立ったわけです。

目的は、指導によってえられる金銭的リターンという、実に俗物的なものではありましたが……正直に言うと向いてないよ……。

 

最初に迎えたのは、問題ある冒険者パーティーで搾取されていた記憶喪失の少女イヴ。

「誰かを助けたい」という思いだけを胸に足掻いていたけれど……彼女は、自分一人で戦う分には輝くけれど、誰かとパーティーを組んでいる時には弱体化してしまうという困って性質があって。

オマケに記憶が無いし、常識的に疎い部分もある。

才能を認めてくれたエンディに懐いて、才能を開花させていったのは良いけれど、信じすぎるきらいがあったので、ちょっと荒っぽい手段で現実を突きつけようとしたのは、必要なコトではあったでしょうけど。

その後、やるせない気持ちになってるし。結局見捨てきれないんだから、根っこの部分でひとが良いんだよなエンディ。

 

そしてイヴが卒業していったあと、エンディは魔法使いを多く輩出しているマルク・マギカ国の名家出身ながら、魔法を使えないために見捨てられた少女ムゥ・アスガルドを保護することになって。

エンディ、色々と試行錯誤していて戦闘技能の発現方法の再現とか、魔法式の改良とかしていてそれが生徒たちに刺さっていたのもあるし……。

追い込まれた状況だったところに、エンディが道を示してくれたことで前に進めたから、慕われるって言う構図が完成するんですよねぇ。

プロローグでなんか規模大きくなってるっぽいし、今後もこうやって女の子ひっかけていくんだろうなぁ(語弊)。

左遷錬金術師の辺境暮らし 元エリートは二度目の人生も失敗したので辺境でのんびりとやり直すことにしました3

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「だからな、ジーク……弟子は大切にしろ。お前は本部にいた頃だったら絶対に弟子は取っていなかった。お前が弟子を取ったのはお前の心に余裕ができたからだ。その余裕は大事なものだから絶対に手放すな」

 

支部が燃えてから数日。

素材も燃えてしまったので仕事も出来ず……抱えていた案件は状況が状況なのと、元々そんなに急ぎの仕事でもなかったので、納期を伸ばしてもらえることになって。

ジークが監督して、三人娘は資格試験の勉強をしていたもよう。支部の焼失したあとばっかりみてると気落ちするでしょうし、勉強だろうと別の事で息抜き出来てるなら良し。

 

ジークが以前作った魔剣の評判が陛下の耳にまで届いて、新作製作の依頼が本部の支部長のところにまで届いたとかで。

ただ、魔剣に興味がない支部長は製作協力の名目で一時的にジークを呼び戻すことに。

三人娘の試験日程と併せてくれたのはありがたい。一緒に向かう飛空艇の中で、ヘレンを膝にのせているアデーレの挿絵が実に可愛くて良かったですね。

試験に向かっている間に、支部を立て直すための人員を派遣してもらってたし、色々とタイミングが良かった。

 

ジークを追い落としたアウグスト、実力はそれなりにあるけれど、性格はアレで。ジークが王都にやってきてるのを見て絡みにきたりしてましたけど。

ここでジークが人の顔覚えないのが聞いて「誰だお前」になってたの笑った。

そうやって小物だけど、報復するほど無能でもないと捨て置かれている状況に甘んじておけばよかったのに。試験において不正行為をはたらく、なんて悪事を重ねてきて。

アウグスト自信を挙げるだけじゃなくて、ジークの弟子を下げる工作までしてきたことで、逆鱗に触れて叩き落されることに。
そもそもリート支部の放火にも関与している疑いがあって、証拠がなかったために踏み込めずにいたところ、弱みを見せたわけなので……増長の果てというか、自業自得の末路だなぁというか。
ただ、左遷された結果ジークは丸くなったし、良い環境を得られたのでそこだけは評価してあげてもよい。

錬金術師のハンドメイド~フリマやってるだけなのに伝説な扱いされてました~

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「可愛かったですよ?」

「可愛ければすべて許されるわけじゃないよ!」

 

地球上にダンジョンが現れた世界。

ポーションをはじめとしたダンジョン由来の特殊なアイテムや素材を求め、ダンジョンに挑む者は探索者と呼ばれた。

モンスターがダンジョン外に出てくる『氾濫』などの危険性もあり、いくつもの都市が滅びたりもしているそうで、それに抗う力を求めている側面もあるみたいです。

ダンジョンに積極的に挑む攻略系ギルドと呼ばれる集まりも生まれ、それを支援する商業系ギルドなんかもあって……というのが探索者のメインストリーム。

 

しかし、主人公の女子高生・蒼唯はそういった流れに興味がなかった。

性格的にも身体能力にも探索者としてダンジョン探索には不向きだった、というのもありますが。

元より裁縫が趣味で、錬金術師というジョブを得たことでそれを駆使したモノづくりにハマって、自分が好きなように「可愛い」要素を詰め込んだアイテムを作っていったわけです。

 

クマやライオン、シャチをあしらったファンシーな鞄を製作難易度の高い『時空鞄』にしたり。新発見したスキルを猫のワッペンに付与してみたり。

どこまでもエンジョイ勢で、攻略ギルドや探索者で誰が有名かとかには疎いけど、製作に関しては手を抜かないタイプなの良いですよね。

趣味の一環なので宣伝もしないタイプでしたが、その実力から固定客がついていて。蒼唯のスタンスを尊重してくれる人ばかりだったのは幸いでした。

ただその製作物によって後押しされて、それまで攻略されていなかったレイドボスを攻略するギルドが出たり、今まで見つかっていなかったスキルが発見されたり。

ダンジョンブレイクで滅びた都市が再生される、なんてトンデモが発生して、いよいよ彼女の存在を隠しておくことも出来なくなってきたわけですが。

趣味に合わなければ、政府からの依頼だろうと断る方針を貫くの、自由すぎるな……。まぁ、そんな彼女だからこそ、あれだけの事を成したともいえるので、変わらず居て欲しいですね。

異端のダークヒーラー、魔国幹部として人類を衰退に導くようです~金と知識を求めていただけなのに、なぜか伝説になっていました~1

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「エメラルダよ。これは俺の直観なのだが、キウイ・アラヤは〈風〉だ」

(略)

「俺はな、もしやすると今のこの魔国の重たい空気を、すっかりと押し流す新しい風がとうやく吹き始めたのではないかと思っているぞ」

 

多くの人が聖力を授かる世界。

しかし、主人公のキウイはそれと相反する属性である魔力を授かってしまったために、厳しい目で見られて育って来た。

聖力を使い人を癒す回復聖術は使えない。しかし、それを魔力で再現したダークヒールをキウイは扱うことが出来て。

数が少ないながらも魔物をペットとして飼育している人もいて、そんな人たちを相手にした医院を営むって言うのは、競合他社もいないから目の付け所は良い。

 

……しかし、王国が魔族の住まう魔国と開戦したことで、人の世界で異質であったキウイは自分の城を負われることになるわけです。

冤罪によって前線に連行されたキウイは、拷問されている魔族にダークヒールを使うことで、死なさず情報を引き出す事への協力を求められたわけですが。

彼は、早々に亡命を決意していて。密かに拷問されている魔族の協力を取り付けたキウイは、魔国へ逃げ延びることに成功したわけです。

当然、戦時下ですから直ぐに信用されるわけもなく。監視要員が付けられたりしていましたが。キウイ、自分の知識欲を満たせれば割と満足するタイプの研究バカで。

ちゃんと理論だてて勉強を行っていて、ダークヒールの研鑽もしっかり行っているのは偉い。

 

魔国内でゾンビが現れるトラブルに鉢合わせて「ゾンビってどういう挙動するんだ!?」って、戦闘能力ないのに調査に行ってしまうあたり、行動力ある研究バカなのが厄介すぎる。当人は研究できてればよいのに、なんかトンデモダークヒールの理論を編み出したりしてるし、戦果上げたりして当人も予想外の高評価を得ることになったわけです。勘違いものというにはキウイのスペックが高いんですよねぇ。

他の勢力の干渉もあって、キウイの望む研究生活はまだまだ遠そうですが、頑張ってもろて。

左遷錬金術師の辺境暮らし 元エリートは二度目の人生も失敗したので辺境でのんびりとやり直すことにしました2

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「君はそこまで偏屈な人間ではない。ただ優秀がゆえに行けるところまで行こうとしているだけだ。でも、それは君ができることであって、やりたいことではないんだよ。君は自分が思うよりもっと単純な人間だね」

(略)

「もっと適当に生きなよ。適当は楽しいよ?」

 

ジークが声をかけてみたところ、リート支部への異動を受け入れてくれたアデーレ。

かつての学友をスッパリ忘れていたジークに対して思う所、多少とは言えありはしたみたいですけど。手紙のやりとりをしたことで、彼に悪意が無いことが分かったのもあり、受付で飼い殺しにされてるよりは錬金術がしたいという理由もあったみたいです。

アデーレの友人からは「帰ったら付き合うことになりましたって報告受けそうになりそうで怖い」とか、付き合ってるみたいな風説も流れているとかなんとか。

 

ジークも変わろうとしてますし、なんだかんだ悪い環境では……ないと思うよ……。まだまだ人間勉強中というか、キツイ言葉選んでしまう癖は抜けませんが。

リート支部に元々いたエーリカやレオノーラが、勉強中でまだまだコミュニケーションに難があるジークを普通に受け入れてくれてるのが、彼に良い影響を与えてますし。

人が居ないから仕事も来てないという状況ではありましたが、今後に期待が出来る場所ではあるでしょう。

 

人員もまだまだ立ちないけどアデーレも来たことで、以前よりは形になって。

火事の鎮火に協力したことでジークが町長から感謝状を貰うことになったり、火事現場の復旧、火事対策の水曜石の納品とかも頼まれるように。

ジークが鎮火した倉庫の関係者である商人、保管していた魔術具が壊れたからとジークに文句を言っていましたが、貴族子女でもあるレオノーラを同行していたことで貴族の権威を恐れて静かになってたの小物過ぎる……。

 

しかも火事現場にあった抽出機とか、元々壊れる前提だったからか魔石抜いてたらしいし。国の支援を使って交換するつもりだったらしく新品を既に手配していたりと、隠すつもりあるのかってくらい杜撰。

いやまぁ、ジークが居なかったら焼失はしてたし、たまたま釣りをしてたジークが新品の機器の搬入を目撃したから追及する要因の一つになったわけで。ジークレベルの実力者が居ない田舎町での犯罪と考えれば……。でも普通に注目集めて捜査対象にはなってたしな……。

貧乏家族の長男はやがて『魔王』に成り上がる

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「まだ怖い?」

「怖いさ」

(略)

「だから、ちゃんと命を懸けるよ」

 

ダンジョンが誕生し、人々に解放されてから二十年。

そこから得られる資源などが注目を集める中で、日本は予算が少なかったりして他国に出遅れる、ダンジョン後進国になっていたようですが。

それでも魔石などの戦利品が換金できるのは間違いなくて。

 

……母が亡くなったばかりの主人公、一色樹。

中学卒業したばかりの彼は、しかし弟妹を養うために命を懸けてダンジョンに挑む冒険者となる事を決意するわけです。

パーティーを組むのが安全で推奨されているけれど、報酬も頭割りになるので稼げない。何よりも金が必要な樹は、危険を承知でソロで活動することに。

 

登録時に一ヶ月の訓練を受ける必要があったみたいですが、そこで最も過酷なコースを志望し乗り越えたことで、教官からもソロでやっていけるだろうとお墨付きをもらっただけあって、初回も危なげなく探索できていましたが。

最初は魔法が上手く使えなかったりして、未熟な部分もあるんですよね。若い彼を心配した、お節介焼きの先輩がアドバイスをくれたりして、着実に成長していくんですよね。

才能はあったのと巡りあわせもあって、早い段階で大物狩りをして結構な稼ぎを得たりしてるんですけど。元々が貧しかったこともあって、毎回オーバーな反応するのが面白くもあり、くどくもあり。早いうちに慣れな―。慣れ過ぎても良くないけど。



黄金の経験値9 特定災害生物「魔王」大戦バッドエンド

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「……なるほど。先輩として、か」

「そうそう、ひとつよろしくおねしゃすよ、レア先輩」

「むふん」

 

第四回公式イベント「大陸大戦」。

運営と通じて大戦を激化させるために暗躍しているレア達マグナメルム一行。

プレイヤー達はイベント中のデスペナ緩和とかのボーナス目当てにダンジョンアタックしたり、自分が所属する陣営を護るためだとか、各々の理由によってイベントに向き合っていくわけです。

 

多くのプレイヤーは大戦の被害をどうにか抑えられないか、と足掻いているんですけどね。

しかしウェルス王国は、聖女ちゃん推しの一派が「神聖アマーリエ帝国」の樹立を宣言し、国民たちの信仰心を持っていかれたことで、システム上滅亡判定が下されることになったり。

ポートリ―はバンプたちMPCの襲撃でいくつも街が壊滅状態になったりしてるので、その足掻きは実を結んでいないんですけどね……。

なんなら終盤は、「戦争止めたい派」だった人達のなかでもシステムが滅亡判定を下したからもはやこれまで、とウェルス王家と神聖アマーリエ帝国の戦いに、アマーリエ帝国側の応援として介入したりしてますからね。

一つの行動が思わぬ方向に影響を与えたりするし、行動がブレたりするの人間だなぁ……というか。

 

黒幕RPを続けて、時にちょっと抜けてる部分もありつつNPCと思わせ続けているレア達は上手くやってるんだなぁと思いました。

あと、今回ボス枠として扱われた王様とかレア達とかが巨大化して戦う場面の絵が、(電子で読んでるので多分ですが)見開きでバーンと何回も出て来たのは、レア達の規模感の違いが伝わってきて面白かった。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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