気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

カクヨム

盗賊少女に転生したけど、周回ボーナスで楽勝です! 100%盗む&逃げるでラクラク冒険者生活

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「そうなのか? ではリオはいつ何時、なにを見て行動を起こすんだ?」

「それはもちろん、面白そうだと思った時です!」

 

MMORPG「クラン・オブ・ジャーニー」。

そのゲームにのめり込んで、いわゆる「強くてニューゲーム」的な機能である「主人公転生」を10回もして、ゲーム周回をしていたクラジャン廃人の主人公。

11回目の「主人公転生」をしたところ、なぜかクラジャン世界の孤児の少女リオに転生してしまっていた。

 

現実となったクラジャン世界では、盗賊のジョブは窃盗と逃走に特化したスキルばかり覚えるせいで犯罪者になる確率が高いと色目で見られているそうですが。

廃人の目からすれば、モンスターから「盗む」アイテムにはレアなものが多く、非常に有用なジョブだった。

そのため、ジョブを授かる覚醒の儀を行った神官に心配されたり、養護院の院長からも「紹介できる仕事はない」と見放されたりするわけですけど。

それを「自由を得た!」と喜べるあたり、リオは本当にクラジャンが好きなんだねぇ……というか。11回目の「主人公転生」で得られるボーナスポイントも得ていた彼女は、エンカウント率を下げ、絶対先制攻撃が出来るようにし、その上で盗む成功率と逃走率を上げて、「見つからないまま近づき、盗みを確定成功させ、その上で絶対にげる」とか言うトンデモ盗賊となるわけです。

 

……クラジャン廃人として世界を楽しむことに集中してるから、モンスターのレアドロップに集中してますけど、普通に犯罪にも流用できそうだから、現実世界となったらそりゃ警戒されるわって感じのスキル覚えますなぁ……。

基礎スペックが低めらしくて、レベル上げが大変そうですから、リオみたいにボーナスポイントでもなければ4種のスキルをレベル上限まで上げられないでしょうけど。

リオはアイテム周回とかも無限やれちゃうタイプの廃人なんですが、同行者が出来た時も悪気なく10時間近く周回に連れまわして「せめてダンジョンでて一回地上で休ませて?」って言われてたの笑っちゃった。乾いた笑いの類だけど。

楽しさの為なら走り続けられるリオですけど、足元見えてなかったりする場面もあって。危ういところを窘めてくれる知人が出来たのは良かった。
常識破壊して突っ走る暴走特急の類ですけど、その結果助けられた人もいるのでヨシ!

覇王になってから異世界に来てしまった~エディットしたゲームキャラ達と異世界を蹂躙する我覇王~

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「今、我々は不測の事態に見舞われている。だからこそ、今までと同じやり方、同じ考え方では致命的なミスを犯しかねない。各々が明確な意思を持ち、何が最善かを考えて行動せねばならないのだ! 絶対に思考を止めるな! 我々が大陸の覇者であったのは過去の事と考えよ! 再び我らは歩み始めなければならないのだ!」

 

一つの国を選び、そこから大陸の覇者を目指す戦略シミュレーションゲーム「ソードアンドレギオンズ」。

主人公はその周回プレイを始めようとしたところ、異世界転移して。大陸の覇者となった時間軸のゲーム時代の拠点で目覚めたものの、素直に「ソードアンドレギオンズ」の世界にやってきたわけではなく、さらに別の世界に迷い込んでしまったという形の模様。

まぁ、シンプルにゲーム世界転移だと覇王になってる……大陸統一してるから、敵いませんからね……。

 

ゲームから現実になったことで、味方NPCもかなり生き生きと行動するようになってはいるんですけど。NPCキャラ達はこの世界に適応しきってないというか。思考がかつてのゲームシステムに縛られている部分もあって。

魔法や召喚などの能力は変わりなく使えるけれど、この世界の常識についても分からないことが多い。そんな中で主人公は試行錯誤していこうとしてるのが良いですね。

 

この世界には魔王と呼ばれる存在が居て、その魔力が世界中に広がり……それに影響を受けやすい種族は目が赤くなり狂暴になる狂化という現象が存在していて。

フェルズ達が持つ技術でそれに対処できることが早い段階で分かったのは僥倖でした。それまで対抗手段がなかったため、絶望の中に居た妖精族の救いになるでしょう。

一方で、突如として異世界から1つの城と、超常の力を持ち国という共同体の意識がる集団が現れて、武力衝突する羽目になったルモリア王国の騎士の方々はお疲れ様です……というかなんというか。

なんかフェルズ達の国エインフェリアの城が転移した場所、この世界の人々から禁測地認定されてる危険エリアという情報が放り込まれてましたが。フェルズ達のスペックヤバそうだから、なんか脅威とかあっても一蹴できそうな安心感がある。

ギア×マジックの世界でエンジニアとして生きていく~転生者は悪役皇女を救いたい~

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「人間はギアよりずっと複雑で理解し難い」

「当たり前です」

 

半人半機の怪物ガーゴイルという存在に脅かされている世界。

そんな中で帝国は魔術と工業の力を合わせてギアと呼ばれる、人型のロボットを開発。その力をガーゴイルだけに向けるなら良かったんですが……他国への侵略にまで使って領土拡大を行って。

それに反発した帝国皇子が反乱を起こして帝国を瓦解させるものの……帝国という巨大な戦力が崩壊したことでガーゴイルとの戦闘が激化。結果として、帝国皇子の行いは状況を悪化させたのだ……。

 

といった展開を描く「ギア×マジック」というアニメの世界に転生した主人公。

複数クールにわたって描かれた大人気シリーズで、皇帝が他国を侵略したのはそのガーゴイルとの戦争を回避するために領土拡大政策を推し進めたという背景があったようですね。

皇子の行動によって死ぬ人が増えるため、どうにか阻止したいとは思ったものの……。

主人公のグリムは帝国によって侵略された土地の出身で、帝国での立場もない。親も既になく、物乞いしていきるスラム住人だったため、中々スタートは険しかったですね。

でもグリムには原作知識と、エンジニアに適した才能があって。危うい場面もありましたが、とある貴族の後見を受けられることになりギアに向き合う経験を積む事ができた。

そして彼の整備によって才能を開花させた兵士たちが大戦果を挙げたことで、帝国上層部の目に留まった。

 

帝国を瓦解させる皇子に近付く可能性がありつつ、皇子と敵対することになる皇女たちとの関係を紡げるという利点もあり……グリムは学院に通う機会を得て、国家資格に挑戦したりして、成果を積み上げていくわけです。

現時点では皇子を疑っているのは原作知識のあるグリムしかおらず、下手に情報共有するのも危うい状況で、グリムが出来る事をやってるのが良いですね。

凡人転生の努力無双~赤ちゃんの頃から努力してたらいつのまにか日本の未来を背負ってました~4

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「――資格は要らないよ」

そうだ。資格は要らない。

「必要なのは、勇気なんだ」

 

合宿を終えて学校生活に戻ってきたイツキ。

祓魔師として努力して成果もあげて、アヤちゃんやニーナちゃんと言った友人もいる。トラブルには事欠かないけれど今世は割と充実してはいるんですよね。

……ただ、空虚だった前世の記憶・経験がそれでチャラになるわけでもなくて。

イツキが前世の自分も含めて自分自身だからと、過去の自分も受け入れて、その上で現世の方が好きだからと受け入れて前に進む姿勢を見せてくれたのは実に主人公していたと思います。

 

ニーナちゃん、母であるイレーナに魔法を教えてもらえるようになったのは良かった。夫を亡くした経験から、母の愛として厳しく指導されているようですけど。

……その横で、イツキが新しい魔法をどんどん習得していくのは、卑屈になって仕方がないというか。

 

更に新たな「魔」が蠢いている気配があり、結界を張っているとはいえニーナ1人を家に置いておくことを心配したイレーナは娘を如月家に預けることにして。

イツキとの距離が近づき、学校でのイベントもあって少し世界が広がりそうな気配があったのですが……。

「魔」は甘くないというか。イツキという脅威に対抗するための策を練ってきているし。その中でニーナが父が死んだときのトラウマを刺激されていたし。絶望的な状況を救ってくれたイツキに依存するような気配が生じつつあって、よくないなぁ……とは思いました。

 

まだ小学二年生という幼さで過酷な経験をし過ぎなのは間違いないし、病んでもおかしくないのは確かです。

でも、ニーナちゃん「イツキが来てくれる」の精神に染まってしまうと、祓魔師にはなれないんじゃないかな……という感想になる。

巻末の断章で、一人前の認定を受けるための試験に挑んだ少女祓魔師のエピソードとかありましたし。家族を魔に殺されて奮起して祓魔師目指す少女、珍しくなさそうでしたけど。あそこで描かれた1人みたいに、傲慢に染まるよりは挫折を知った方が(そこから起き上がれるなら)良さそうではありますが。さて。

一般聖者の救済戦線

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「ああ。俺の使命は勇者を『絶対服従紋』から解放することだ。ファル、ニケ、ミュー。力を貸してほしい」

 

主人公のジタローは、通り魔に襲われている女性を助けようとして刺され……そのまま異世界に召喚された。

その異世界では神々が干渉して、異世界から「勇者」を召喚し、絶対服従紋で縛り戦力とする行いが跋扈していた。これは本来、世界のルールから外れた行いだったが、神の干渉があるために見逃されていた。

 

しかしジタローは「救済者」という職業と固有スキル「治す」を獲得して異世界にやってきて……絶対服従紋や神の干渉の効果すら「治す」ことが可能だった。

そのため、法理の女神アストレアが介入できるようになったわけです。異世界召喚の禁呪を私利私欲のために使ったことで、ジタローの召喚した貴族を裁いた。

今の異世界は神々が異世界召喚を駆使して争う状況になっている違法状態だけど、その過程で信者を増やした神々を相手取る事は、法則を守っているために影響範囲が狭いアストレアには難しい。

 

そこでアストレアはジタローに加護を与え、信徒として扱うことにした。

アストレア信仰を増やすことに貢献してくれたら嬉しいけれど……メインの願いとしては、ジタローの「治す」で彼のように異世界に連れてこられた勇者を他の神の干渉から解放することを頼まれることになって。

「治す」スキルと、亜人への偏見が無い姿勢から、可愛い同行者を得たりもしてましたし。同様の仲間を増やしていくことは可能そうですけど。

召喚された「勇者」がジタローに味方してくれるかというと怪しい部分もありますし。そもそも勇者召還なんてやるのは貴族が多いので、厄介な敵と戦い続けることになりそうなんですよねぇ……頑張って欲しいものですが。

少年アウルのほんわか異世界ライフ~新しいご主人と巡り合い最強パーティとゆったり生活します~

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「ノーヴェ、あいつは普通だ。背伸びすんのが子供の特権だろォが」

(略)

「まわりが自立した大人ばかりで、自分は与えられるばかり。同等になりてェんだろ。いかにも子供らしいじゃねェか」

 

主人公のアウルは、とある商会で過酷な扱いを受けていた奴隷だった。

ある日痛めつけられる中で何かが砕ける音を聞き……そこから、前世の記憶を取り戻したわけです。

もしかしたら自分が聞いた何かが砕ける音は、今までの自分というか、魂的なナニカが壊れた音かもしれない、なんて思う位には状況は悪かった。

 

底辺の扱いで過ごしていたわけですが……ある日、商会が検挙されることになって。通常なら親のいない子供を引き取る養育院送りになるところ、精神が大人な彼は同世代の子供と一緒の生活をするよりかは、外に出て働きたいという意欲の方が強くて。

虐待するような扱いの奴隷は違法だけれど、雇用形態としての「奴隷」は存在して。肉体的にはまだ子供のアウルが働くためには「奴隷」である方が都合が良かった。

 

そんな彼が出会った主人が冒険者のハルクという青年だった。

ちょっと抜けているところもあるけど、ランクが高めのパーティーに所属する実力者で。

名前の無かった主人公に、アウルという名前を付けてくれたのも彼なんですよね。そしてハルクのパーティーメンバーたちも、調査依頼でやってきた拠点でもない街で唐突に奴隷を買ったことについてハルクを詰めつつも、アウル自身に問題はないからしっかりと保護したり、面倒見てくれるのが良かったですねぇ。

 

ハルクたちのパーティー、まさにアウルが居た商会で蔓延していた薬物についての調査の為に来ていたそうで。

アウルが知っていた情報で進展した部分もありましたし、結構ハルクと出会えたのは運命的だったと言えるのでは。

【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう5

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「えー、というわけで色々とお騒がせいたしましたわ。今後はやるとしても基本的に安心安全な深層攻略までにとどめてお優雅な配信を心がけていきますので、よろしくお願いいたしますの」

 

“深層が安心安全はもうバグなのよ”

 

疑惑を払拭するためにソロでの深層ダンジョン攻略に乗り出したカリン。

その工作を行っていたクラン、ブラックタイガーがメインの攻略を行い、情報も抱え込んでいたダンジョン深層攻略風景の配信。

それによって実力を示しつつ、敵へ打撃を与えることにも成功した。

けれどカリンは、疑惑の完全払拭のためにはあと一手必要だろうと感じていた。このままなら、親友である真冬が頑張ってその部分を穴埋めすることになるのだろう、とも。

 

だからインパクトを与えるために、深層の更に先。深淵にまで踏み込んでボス攻略を行うことを決意した、と。

……カリン、一般的な勉強はできないし、創作物にハマって「お優雅配信」を実行しているぶっ飛びキャラですけど。戦闘能力は本物ですし、友人も大事にしているし、こういう勘所を外さないのは強いですよね。

 

実際、深淵攻略も割と危なげなくやってたし。そこで出たボスがかなり貴重な素材落とすボスだったせいで、余計な爆弾まで爆発してたけど。

追い込まれたブラックタイガーが襲撃してくる事態に陥った際とか、「つまり、モンスターの攻撃で混乱してますのね?!」と明後日の方向で物事を解釈しちゃうポンな部分もありますけど。

 

これまでの描写で、カリンはやるよ。こういう子だよという信頼があるからな……。ここまで来たらこのまま突っ走って欲しい。今回の騒動を治める立場の人々とか、とても胃が痛い日々を送ることにはなるでしょうけど。

作中でもちょっと触れられてたけど、黒い噂のあるブラックタイガーを放置していた側にも多少の責任はあるから……。

重要情報ポロポロ落とすし、嘘が下手出しでリスナーからも「嘘が下手すぎて、信じられない情報に逆に信ぴょう性が出ている」とか言われてるの笑った。

そしてトンデモ配信をしたことで世界中に彼女の力が知れ渡った結果、カリンの同類……深淵に挑戦できそうな実力者……が興味を持って日本に襲来しそうなの、関係者の胃が危ない。合掌。

ノブレス・レプリカ―元“貴族殺し”の傭兵少年、学園都市に嫌々入学させられる―

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「……もうこれ以上、後悔したくない」

 

かつて古代魔術師が生み出した究極存在「メタル」。

人々のあらゆる願いを叶えるための魔道具にして使い魔で、「銀色の砂で構成された自在に変形できる体と、周辺の状況を学習する知能を併せ持ち、臨機応変に願いに対応する」という設計理念のもとに作られたみたいですが……。

メタルは誕生直後に人類に反旗を翻した。人類の発展を助けるための使い魔は、最悪の敵となり……人類は敗北。それまで暮らしていた地上を捨て、空に人工の島を浮かべ、空で暮らすようになったとか。

 

……まぁ、究極存在であるメタルは当然空にも適応するので、今も人類とメタルの争いは続いているみたいです。

メタルと戦うために人類は「ノブリス・フレーム」という、人型の機体を生み出して、それに乗って人々を守る存在がノーブル……要するに、貴族と扱われるようになった。

貴族として民を守るという矜持を持った人も、いくらかは要るみたいですけど。

その特権的立場に溺れている人も多くて。

 

主人公のムジカも、元々は貴族の子息ですが……今は傭兵。

彼の父は、最後まで民を守るという貴族の矜持を持って戦ったけれど、その最後はよりにもよって味方のノーブルによって穢された。

それからもノーブルの汚い面ばかり見せられて、厭世的な気分になり傭兵家業をしていたみたいです。

 

訳ありメンバー3人だけの傭兵団。メタルと戦闘すれば機体の修繕などで費用は嵩むわけで……資金に不安が出て来たある日、傭兵団の団長であるラウルが伝手で学園都市と呼ばれる浮島で仕事を得ることに。

ただし、ムジカとラウルの娘であるリムは、人質という名目で学校に通わされることになったわけです。ラウルとしても自由と引き換えの最終手段ではあったようですし、実際そこでムジカはまたしても腐ったノーブルを見る羽目になってちょっと荒んだりするんですけど。

 

……ラウルに言わせれば、「あいつが一番ノーブルに幻想を抱いている」んですよね、ムジカ。腐った連中相手に攻撃的になるのも、理想を穢された事への怒りがあるからでしょうし。

心が荒みすぎて、ムジカを心配してくれた相手にまで噛みついちゃうのは……まだ青いなぁって感じでしたけど。理想を抱いているからこそ。後悔があるからこそ。無理してでも戦いに赴く覚悟が決まっているのは、良かったですね。

勇者の孫の旅先チート~最強の船に乗って商売したら千の伝説が出来ました~

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「このシャングリラ号で世界を見て回りたいんです。いろんな国へ行って、世界がどうなっているかを見たいなって。それが祖父の遺言でもあります」

 

パル村という、100人程度が暮らすのどかな村で、祖父と2人で生活していた少年レニー。

彼の祖父コウスケは伝説の名工とも言われる鍛冶師だったが……実は、異世界からやってきた人間で。

「勇者」の固有ジョブを与えられていたというコウスケは、村が魔族に襲われた際に孫と村人を守るために戦い死亡。最後の戦いに臨む前に、レニーにステータスを見る方法を教え……レニーに「世界を見てこい」と言い残して。

 

そしてレニーは祖父の葬儀などが終わった後、祖父の遺言を守って村の外に踏み出す決意をして。

ステータスを確かめた見たところ、レニーは船を召喚するスキルを持った固有ジョブ「船長」を持っていた。走行距離などに応じて、どんどん召喚できる船は豪華になっていくことも判明して……。

 

最初は手漕ぎボートだったけど、成長して魔導エンジンが搭載されたタイプになったり。カラー口絵にも出てますけど、クルーザー規模の船まで召喚できるようにサクサク成長していってるのでテンポよいですね。

一般的なボートよりも凄い速度が出るので、重要な情報を抱えた騎士を運ぶのに重宝されたり。速度と積載量がある船を自在に呼べることで、商売にも使えるって言う発想は当然出てきたりして。

 

成人が16歳の世界でレニー君はまだ子供とされる13歳ながら、祖父の遺志を受けて外の世界に出ていて……。レニー君の持つ能力が高いのと、擦れてない純粋さがあって、出会うお姉さま方にとても良く気に入られて可愛がられてるんですよねぇ。

悪用することだって来そうなレニーの能力ですが、彼の「世界を見たい」って言う夢を否定せず力を貸してくれる人に出会ってるのが良かったですね。

冷徹皇子の帝国奪還計画1

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「殿下の支えになれれば本望です。後ずさる背中があれば、無理やりにでも押して差し上げます。如何なる失敗が待ち受けていても、その度に私が慰めて差し上げましょう」

「そんなものは要らない」

否定したのは後半部分だけのつもりだ。シャロンもそれは理解したかもしれない。

 

クーデターによって一族を殺されたものの、正統性を主張する大義名分の為に生かされることになった帝国の皇子ヘンリック。

彼は、帝国の宿敵である王国の属国であったはずの小国が、王国を裏切り帝国に与したため、婿入りすることで同盟の証とするために馬車に揺られていた。

そんな彼の中に、現代人・宮藤捻侍が憑依して。ヘンリックの記憶を引き継ぎつつ、精神の主体は宮藤が担っている。そんな事実に気付いた直後、彼は襲撃を受けることに。

 

ヘンリックは剣技をしっかり治めていたみたいですけど、宮藤の意識が写った直後で心技体が整っておらず危うく死にかけましたが。

彼の遺言……になるはずだった言葉を聞いた侍女の奮闘によって、辛くも命を繋ぎとめることになって。

それまで辛く当たっていたヘンリックが、自分を庇った事。死に瀕した際のうわ言で彼の真意を知ったことで、侍女シャロンが彼の味方になってくれたのはありがたかったですね。

 

ヘンリックは元々、大公国への婿入りという形で現在の帝国と距離を取り、帝国奪還の機会を得る足がかりにしようとしていたみたいですし。信頼できる相手が大いに越したことはないでしょう。

 

婚約者との関係は冷え切ってますけど、自分の立場を認めさせるために国王相手に成果を積み上げる事はしたりして。ただ、彼もまだまだ未熟なんですよねぇ。

宮藤の記憶取り戻した直後とか死にかけてましたし。大願成就の為に色々やっているけれど、失敗することもある。失敗し立ち止まりかけていた彼の背中を、強く推してくれるヒロインが居るのは彼にとって良いことだと思います。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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