気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

カクヨム

おっさん異世界で最強になる~物理特化の覚醒者~

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「私はソウシさまとずっと一緒に居ます。他のパーティになんて行きません」

「え? ああ、もちろん俺としてもその方がありがたいよ。大丈夫、フレイニルが嫌と言うまで一緒にいるから」

「嫌なんて一生言いません。だからずっと一緒です」

 

社畜リーマンだったソウシ。

彼は気が付いたら異世界で目覚め……そこでは、特殊なスキルに目覚めた覚醒者と呼ばれる人々は、ギルドに加入し冒険者として活動する義務を負うとか。

なにも分からないまま呆然としていたソウシにギルドの事教えてくれた人が「どこぞの村から『覚醒』して追い出されたんじゃろ」的なことを言ってたり。貴族であっても家を出る必要があったりするみたいですから、覚醒者の義務はかなり重く……一方で厄介な物でもある模様。

 

多くは1525歳の間で覚醒するなかで、アラフォーリーマンだったソウシが覚醒したのは稀有な事例で。

この世界の常識に疎いし、年齢差もあったりしてソウシはソロで活動を開始。

彼なりに安全マージンをとりつつもダンジョンに挑み続けて。メインはソロではあれど、他の冒険者と多少の交流をしながら自分を鍛え、実績を積み上げていくことに。

ソウシは最初の拠点であったトルソンの町近くである程度鍛えて、別の町に移ることにして。そこでもトレーニングとダンジョン探索を続け、上を目指す「冒険者らしい冒険者」としての活動を続けていたわけですが。

 

そこでソウシは明らかに出自が良さそうで……しかし、覚醒した為に冒険者になっただろう少女フレイニルと遭遇。

困っていた彼女を助けるためにパーティを組んで、フレイニルを鍛えていったら妙に懐かれてしまって。……懐かれた通り越して軽く依存に踏み込んでそうですけど。

異世界でいつまでも一人きりなのもソウシにとっても良くないし、縁が出来るのは悪いことでは……ないんじゃないかなぁ。多分。



他校の氷姫を助けたら、お友達から始める事になりました2

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「俺は、凪と幸せになりたい」

 

恋心を自覚したものの、家族も大事で……父から勧められた縁談に心を殺して臨もうとした凪。

しかしそんな一方的な別れは受け入れられないと、蒼太は彼女の家に乗り込んで。

あくまで養父母と凪の間ですれ違いがあっただけで、娘を大事に想っているのは間違いなくて。凪が本当に大切に想っている相手と傍に居られるように、縁談を取りやめることになって……はれて無事に2人は恋人関係となったわけです。

 

一度は別れようとした想い人と一緒に居られることに凪の氷は完全に解けた……というかデレデレになってるの可愛かったですね。「大好きです」って、ハッキリ口にできるようになってましたし。

 

縁談については、元々凪の養父のライバル企業からの拙速な申し出だったため、何だかんだなんとかなりそうだ、と言うのはまぁ……良かったですけど。

凪が蒼太に抱き着いている場面を微笑ましく養母が見守っているシーンは笑えた。

そして凪の好意が確かなこともあって、蒼太は凪の婚約者として認められることになって。

 

蒼太の部屋の合鍵を貰ったり。凪の学校に蒼太が迎えにいって関係を周知したり存分にイチャイチャしてるんですが。

凪の心にはそれでも、一度信頼を裏切って関係を終わらせようとした負い目があって。夢見も悪くなるくらいでしたけど……そんな彼女を、蒼太も彼の両親も受け入れてくれて、心配事が解消されたのは何よりでした。

他校の氷姫を助けたら、お友達から始める事になりました

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「海以君に。貴方に出会ってから、おかしいんです。気が付けばこの仮面が勝手に剝がれている。顔が綻んでしまう」

(略)

「だから、距離を取ろうとしてしまいました。……貴方を信じると言っておきながら。申し訳ありません」

 

他校に通っているけれど、その美貌から存在が知られている少女・東雲凪。

誰に告白されようとバッサリ切り捨てるし、常に表情を変えず距離を詰めようとすると無視されるため『氷姫』というあだ名が付けられているほど。

主人公の男子高校生、海以蒼太は彼女と同じ電車で通学をしていた。その美貌で目を引いて、存在だけは察知していたけれど、別にお近づきになりたいわけではないし。テレビで見るアイドルとかみたいに生きる世界が違う存在として、敢えて声を掛けようとは思っていなかった。

 

しかし……ある日、彼女が痴漢されているのを目撃してしまって、声をあげることにして。

翌日、電車で出会った凪の方からお礼を言うために近付いてきたことで、交流が始まることに。

痴漢にあったことで少し男性も、電車に乗るのも怖くなってしまったという彼女は……頼れる同性の友人も他に信頼できる人もいないから、と蒼太に電車で傍にいて欲しいと頼んできて。

蒼太も一度は「俺だって怖がっている『男』の括りなんだから」と危うさを指摘はしてましたが。凪が「蒼太を信じる、という賭けをする」と覚悟決めていたことで受け入れることに。

 

その日から蒼太にとって彼女は『氷姫』ではなく、東雲凪という少女に変わったわけです。

凪の恐怖心克服のため、蒼太と会話をするようになって。氷姫の氷は少しずつ溶けていき……学校でも、女友達が出来たりすることになるわけです。

同じ学校の女子と言うこともあって羽山さんとは結構親しくなってましたけど……それでも、一番最初の友達は蒼太が良いと「友達」呼びしなかった凪の意固地さというか変な真面目さ、なんかちょっと笑っちゃった。

羽山さん、凪の相談に乗って「めっちゃ恋してるじゃん」とか指摘してくるし、蒼太の友人からの牽制が入ってきた時とか、喧嘩売ってきたなら買ってやろうとか背中押してくるし、結構良いサポートしてくれてましたね。

 

凪は割と早い段階で恋心を自覚してたし、蒼太も柔らかくなっていく彼女の態度にどんどんほだされて行ったわけですけど。

凪、幼少期に養父に聞いた「人に弱みを見せるな」という教えを続けてきた結果『氷姫』になってしまった経緯があって……。変に真面目だから、変な噛み合い方すると、変な方向に転がってしまうんですよねぇ……。

心はハッキリ定まっているのに距離を取ろうとする凪と、友人に背中を押されてからでしたが、距離を詰めるために動ける蒼太くんが良かったですね。

異世界は猫と共に2 システムエンジニアが挑む領地再建の魔法具開発

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「その通りではあるんですが……。私は別にこれでぼろ儲けするつもりはないんです。他にも商品化できるものが、まだまだあるでしょうし。だったら、この程度の商品を独占して他の商会や貴族から目を付けられるより、共同開発にして恩を売った方が良いんじゃないですかね?」

 

魔物の群れが現れたため、騎士を率いて討伐に出たクラウフェルト子爵家の当主セルファース。

街道で1戦、境界の町テルニーでの1戦、隣領地への応援に赴いて1戦と戦い続けた中で、イサムがスキルを活用して作った魔剣フェリスシリーズだったそうで。

基本の切れ味が上がった上、長持ちするので連戦でも頼りになったそうです。

まだ解読できている魔法語が少なくて、改善の余地がありまくる中でも実用的なアイテム作れているのはお見事。

 

その中の一環で既に存在した保冷箱の改良案も作ったわけですが。

イサム自身が「これからもっと改善出来るから、既得権益を抱えている家とはひとまず仲良くして恩を売る」方向で考えていて。

他にも条件を引き出せそうだと言うのを踏まえた上で、セルファースがそれを受け入れてくれてる当たり、良い関係築けてるのが良いですね。

しっかり迷い人のイサムを守ってくれてるし、研究者とか職人気質のある彼の才能を生かせる環境を与えてくれているし。

イサムも良い環境で過ごせているから、無理のない範囲で貢献しようとしていますし。

 

いつまでも能力隠せないから、少しずつ味方を増やしていく準備もして。

……クラウフェルト子爵家の寄り親であるビッセリンク伯爵も織姫の魅力にメロメロだったので、もう外交の場に織姫先生に同行してもらうことで、条件を飲んでもらうことが出来るのでは……? 感がある。

いやまぁ、ちゃんと味方してくれる相手に、利益となる情報を見せつつの交渉した結果ではありましたけどね。

 

イサムは普通の人間ですけど、迷い人のやってくる世界は固定されておらず。獣人が来たり、身長5メートルの巨人が来たり、足が4本ある人が来たりとかかなり多様みたいですけど。

獣人の迷い人の子孫が織姫を見た結果、かなり衝撃を受けてたりしたので……やっぱり織姫先生のねこかわいいパワーで何とかなりそうな気もする。

異世界は猫と共に1 システムエンジニアが挑む領地再建の魔法具開発

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「そんなの、簡単じゃないですか!」

(略)

「寄越せと言われても、いや寄越せと言われないだけの力を我々が身に付けた後、公表すればよいだけです」

 

バツイチプログラマーな主人公マツモトイサムは、離婚後に織姫と名付けた猫を飼い始めて、世界一可愛いと愛でて暮らしていたが……ある日、織姫と一緒に異世界に召喚されることに。

魔法やスキルのある世界で、異世界人が定期的に呼び込まれる場所があることや、さらに異世界人は、強力な固有のスキルを持っていることも判明していた。

 

異世界人……迷い人の保護は王とその派閥のみの特権とされていたみたいですが。迷い人を巡って内乱がおきた過去もあるため、今では複数貴族の監視下で、順番に庇護者として迷い人を確保する形式になっているとか。

ただし、迷い人の持っているスキルと同系統の物を自派閥で持っていたり、水が豊富な土地に火の加護持ちを招いても宝の持ち腐れだから、ある程度の順番の調整は認められている……という建前で、有力な貴族は順番を後ろに譲って「わかりやすく有能な迷い人」を待つなんてこともしてる模様。

 

イサムは「魔法検査(マギ・デバッカ)」という、魔法の流れを見られるけど操作は出来ないというスキルを持っていて。今回の担当だったフェルカー侯爵には、不要と判断された。

繰り下がって彼を引き取ることになったのがクラウフェルト子爵家。

古い家系ではあるが、クズ魔石と呼ばれる魔石しか取れないため下に見られていたようです。

 

ただイサムとの相性はかなり良かったですね。貴族としての義務は自覚しつつ、変に偉ぶることもなく、迷い人であるイサムの事を尊重してくれてますし。

イサムのスキル、現代では失われた「魔法語」が解読できるということが発覚して、新しい技術を次々生み出していくことになって。

さらにはイサムと一緒に異世界に召喚された猫の織姫もまた「迷い人」として特別なスキルを得ていることが判明して……。この世界には愛玩動物としての猫が存在せず、メインキャラが次々ねこかわいいと虜になっていったのは笑えましたけど。可愛さを抜きにしても、固有スキル持ち2人確保したわけですから、クラウフェルト子爵家は大勝ちしましたねぇ。

転生薬師は昼まで寝たい1

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『どうやっても悪党は湧いてくるものです、そして手早く刈り取らないとこういう被害が生まれてしまう』

 

肉体は健在なのに、魂だけが消えてしまった異世界の少年トール。

神とその眷属っぽい誰かが、神の作ったシステムに齟齬が生じている現れだから、異世界の魂を持ってきてトールの肉体を生かすことで補填することを決定。

その穴埋めに持ってこられた魂が主人公。魂状態でも不思議と意識があり、神様にしっかりと挨拶をしたことで「薬師の加護」と呼ばれる加護を授かることが出来たわけです。

 

主人公は前世の知識も、トールとしての記憶も持っている状態で覚醒。

貧乏農家の三男だったトールは、跡取りとなる長男との折り合いも悪く、凶作の影響もあったために口減らしで村を追われることになって。

まぁ前からそんな話はされていたようで、トール君はしっかりと村を出たあとの準備をして、家に置いていたら家族にとられてしまう可能性もあると、別の場所に隠しておく周到さもあった。

 

加護持ちは50人に1人くらいの割合で要るっぽいですけど、加護にも強弱があって使えるかどうかには差があるとか。

そんな中で神から直接授かったトールの加護はかなり強力で……早い段階でそれに気づいたトールは、極端に目立つのを嫌い隠すことを決定。

面倒事を避けて、のんびり暮らしたいという夢に向かって、それなりの範囲で努力することにしたわけです。

 

……ただ、強大な加護を与えられた影響か、トールの望む平穏からは離れたトラブルに頻繁に遭遇することに。

悪縁ばかりじゃなくて、良縁も引き寄せてくれてるのだけは幸いですけど。

トール君の故郷である王国は、文明的にも発展していない小国で……隣国である皇国は製本技術ひとつとっても格が違うと感じさせるものだった。

出来れば移住したいがそう簡単にはいかないだろう、と思っていたところに、推薦する資格を持った人と出会い、認めてもらう事が出来たのはラッキーと言えるでしょう。

 

皇国に入ってからギルドに登録して、拒否できない指名依頼が入る高ランクには昇格せずほどほどで足踏みすることにしてましたが……「それなりに戦える薬師」という時点で貴重だったり、彼が実力を伏せている事を感じ取っている人が居たり。

規模の大きい事件の際には、ランク関係なく事件解決に必要な協力を求めるという特例事項でもって協力要請されたりと、トール君の望む平穏はまだまだ遠そうですねぇ。

……神の眷属に近い、調停者と呼ばれる存在と邂逅して色々と知識を与えられてましたけど、面倒事も抱え込むことになってましたし。いやまぁ、事情を聞いた上だと、遅かれ早かれではあったと思いますが。

転生令嬢アリステリアは今度こそ自立して楽しく生きる~街に出てこっそり知識供与を始めました~1

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「私は、私の領民が幸福になれる方法を見つけました。今の私の手の中には、それを成す機会と、それを可能にできる力があります。ならば最大限手を伸ばす事こそが、領主の義務であり誇りであると私は自負しています」

 

彼氏の浮気現場に鉢合わせ傷心の中死んだ主人公は、異世界転生した。

自分を捨てた男の吐き捨てた「自分が無い女はつまらない」という言葉に反発するかのように、次のせいでは自立しようと奮起して。

ヴァンフォート公爵家の令嬢アリステリアとして生まれた彼女は、王太子エストエッジの婚約者として王妃教育をはじめ、王太子の業務の手伝いなんかもしていた。

 

……しかし、今度は自立しすぎたというか。アリステリアがその有能さを周囲に示し過ぎたせいで、王太子は頑張っても追いつけず……自分よりもアリステリアの方が評価されていると、歪んだ感情を持つことになって。

そんな苛立った心を癒してくれる女性を見つけたことで、エストエッジはアリステリアとの婚約を公衆の面前で破棄することに。

 

アリステリアは、王家が公爵家に妙なレッテルを張って婚約破棄してきたという事実を武器に、交渉をして国の直轄地であるクレーゼン領の一代限りの統治権を得て、領主として赴任することに。

国の直轄地なので代官が統治しており、おおむね平穏を維持していた。

しかしその平穏が「停滞」に切り替わり衰退する分岐点にいる状態でもあって……。

アリステリアは、代官の有能さを認めこれまで通りの統治を認めつつ、問題点を指摘して改善のために動き出せるように状況を整えることに。

 

その上で、優秀な領主であった祖父の「市井の生活と言うものを肌で感じるべきだ」という教えを実践するために、彼女は自分の素性を隠して市内で暮らすことに。

そこでクレーゼンに住む女性たちのお悩み相談みたいな事をはじめて……代官による組織の改革と、アリステリアが市井で行う足元からの改革があって、上手くハマればより強い領地になりそうですねぇ。

まぁ、始まりは奥様方の井戸端会議で。アリステリアの家でそれを開催する代わりに、アリステリアの持っている知識を奥様方に与えるという形で。

王妃教育を受けていたのもあるし、転生者という事もあって簿記の知識とかもあるしで、かなり効果的な教えを奥様達は教授することになって……クレーゼン単体で見れば、良い流れが生じてて良かったですね。

 

王太子の方は、これまであったアリステリアのサポートがなくなって。

仕事量は変わっていないのに執務が停滞しつづけて。真実の愛として迎えた恋人に、書類の整理だけでも手伝ってもらおうとしたら、彼女も執務に関しての適性はなく……最終的には執務室にすら来なくなった。

有能な婚約者を追い出したくせに、仕事を放り出しては「これまで創り上げて来た王太子像が崩れる」とか考えているのが片腹痛いというか、小物すぎるというか。

……アリステリアを呼び戻して仕事だけ手伝わせてやろう、とか考えて。彼女を呼び戻すために、またしても冤罪を作り上げてるのが本当にもう……この国は駄目ですね。

一応、王太子としての立場はあるので、アリステリアの現状を調べて「それを違法とする」法を敷いて、「お前を糾弾する!」と呼びつけてるので、形式だけは整えようとしてますけど。こんなのが王太子だと、この国の未来は暗いな……。



薬売りの聖女~冤罪で追放された薬師は、辺境の地で幸せをつかむ~1

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「……死んで堪るか」

(略)

「こんなところで、死んで堪るか」

 

主人公の少女クナは、イシア国という小国の中でも辺境に在り最果ての村と呼ばれるアコ村で魔法薬師をしていた。

兄のドルフと一緒に祖母から継いだ薬屋を営んでいたが、兄ドルフの薬は効果てきめんなのに、クナの作るモノは効かないと村人たちから迫害されまくっていた。

最後には冤罪を着せられて村を追い出され……彼女は、死の森と呼ばれる危険地帯に放り出されてしまうことになって。

 

これまで心無い言葉を多数浴びせられ、ひどい扱いを受けて来たクナは自分に自信が無く……兄も追放を止めなかったことで、絶望して一度は死を受け入れそうになっていました。

ただ、元々クナは死の森でマデリに拾われた捨て子であり……唯一優しくしてくれたマデリの言葉を思い出したことでクナは、生きる決意をしたわけです。

武器を持った冒険者でも無茶すると死にかける場所で、実際クナは死にかけた青年を発見して、治療まですることになってましたけど。そんなところを渡り歩く知識があるのは凄まじい。

 

クナ、自己評価が低すぎるのと、アコ村っていうまともな市場が形成されていないような環境で育ったからか、報酬周りで不当に安くし過ぎている感があるのは、追々改善した方がよさそうだとは思いましたけど。

「ありがとう」なんて短い感謝の言葉すらアコ村では与えられなかった彼女の事を認めてくれる人が見つかったのは良かったですねぇ……。感謝されて涙してしまう位、限界だったクナが幸せになって欲しいと思います。

薬師としての修行を放り投げた癖に、クナが自分の後継者だという祖母の遺言を自分だけが聞いていたのをいいことに搾取しまくってた兄ドルフは、これまで通りが維持できず遠からず破綻しそうなので、せいぜい派手に散ってくれ……。

神様の予言書 俺の未来がアニメでは雑魚死だったので拒否します!!

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「答えありきで結果は出せない……と言いたいので?
「はは、偉そうに説教垂れる気はないけど、答えを写し書きしたところで公式は理解できないって事さ」

 

主人公のギラル君は、とある村で暮らしている善良な子供だった。

しかし村が野盗に襲われ……さらにその野盗は近くの町を治める領主とも繋がっていて……頼れるものの無い彼は、結局は自分の村を滅ぼしたのと同じ野盗に堕ちて。

最後には、勇者の強さを示すためにやられるモブキャラとして、死んでいくのだった……。

……という展開のアニメを、野盗に滅ぼされた村から逃げ出したギラル君は、一時的に迷い込んだ異世界で見ることになったわけです。

 

それを見せたのは引きこもってアニメを見ていたニートの青年。ただギラルには、アニメとか異世界の技術なんてものは分からず……未来を垣間見ている彼が「神様」みたいに思えた。

ニートの彼も、子供を放り出すほど冷酷でもなく。容姿が違うからかモブ悪役のギラルとギラル少年が繋がりはしなかったみたいですけど。

家事を手伝ってもらうという労働を与える代わりに衣食住を与え、簡単な勉強も教えてやった。そして少年の純粋さにあてられて「神様」と慕われる自分でありたい、と再起を決意出来たあたり、完全にくさり切ってなかったみたいで良かった。

 

ギラル君、だいたい一ヶ月くらい地球に居たみたいですが、異世界に戻ったとき、現地の時間はほとんど流れていなかった。

「神様」に教えを受けた彼は、苦しくても盗みに手を出すような事はなく……アニメ本来の流れとは違う行動をとったことで、異世界での庇護者を得て成長していくことが出来たわけです。

 

そして三年、鍛えられて冒険者としての実績を作ってきた彼は、恩人が結婚したことでパーティーが解散してソロ活動を始めることに。

ギラルが「予言の書」というアニメ、24話……つまり2クールやるそこそこ力の入った作品らしいんですよね。そして本来のギラルみたいに、悪徳に触れたことで悪役に堕した存在が複数存在するし……大規模な事件だって相応に起きる。

断片的とはいえ未来を知る身で、どうにか対策を取りたいと動いている彼の善性の心が心地よいですね。

 

……とはいえ、物語で言う勇者みたいになにか後ろ盾があるわけでもなく、情報が不足しまくっていて打てる手も限られていたわけですけど。

人探しの一環として盗賊退治をして、匿名で事後処理を国に投げていたことで一部の人々には認知されており……それが、結果として彼が未来を変えていくのに必要なピースとなるんだから、情けは人の為ならずとはこういう事か。

 

悪役側に四天王ポジションがいるみたいですし、その堕落前の姿も何人か目撃できましたから、少しずつそれらの事情に踏み込んでいく展開になるんでしょうね。

……書籍版は2022年刊行で続きないので、打ち切られてしまったっぽいですけど、WEB掲載は続いてて完結してるっぽいので読んでみようかなー。

ヴィーナスミッション~元殺し屋で傭兵の中年、勇者の暗殺を依頼され異世界転生!~1

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「いいか、生きて帰ることだけ考えろ。攻撃できたとしても魔法を放ったらすぐに撤退しろ。失敗してもいい、逃げてもいい、生きてれば次があるんだ。分かったな?」

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「俺はまだまだリディーナと旅をしたいと思ってる。そのことを忘れないでくれ」

 

サブタイトルにある通り、殺し屋から傭兵になった中年男性が主人公。

自分の死後残される知人がトラブルに巻き込まれないように依頼を出しておいたり、闇医者に頼るしかない自分の死体の処分には困るだろうと手配しておいたり。

諸々の準備を終えて死んだはずの彼は……女神を名乗る存在に、異世界に送り込まれることになったわけです。

 

異世界の神様の依頼は「半年前、地球から異世界にやってきた32人を殺してほしい」ろいうものだった。

神様の目線で言うと秘術である異世界転移技術に、帰還の方法を求めて手を伸ばす気配があるそうで。

一応、予期せず異世界に召喚された被害者たちだから、最初はエネルギーを貯めてから送り返すつもりだったみたいですけど。神様の言葉をつかえる聖女を、転移者たちが殺したこともあって排除を決定したとか。

どうせ死んだ身の上だし、と依頼を受けることにして、過去のコードネームから取って「レイ」と名乗ることにした主人公。

 

神に人の心は分からず、高スペックの肉体を用意してくれたものの、全裸かつ装備なしで異世界に放り出される事態になったりしてましたが。

魔法の練習をした上で、街に潜入。服を確保し、絡んできたゴロツキをぶちのめして当座の資金もゲット。

冒険者になって異世界で最低限でも身分を保証する立場を得たわけですけど。

依頼を受ける中で強そうな魔物と対峙した際に雷の魔法を使ったら自分も感電したり。才能と情報だけ叩き込んで送り出した女神様、異世界転移者……「勇者」と呼ばれるクラス転移した異世界人を排除を本気で排除する気が合ったのかと思いたくなりますね。

送り込んだ初日の全裸状態だったら流石にレイもやられていたのでは……?

 

異世界に送り込まれてから2週間程度の習熟訓練――ダメージで寝込んでいた3日も含む――で、エルフを狩猟対象のように追い込んで犯そうとしてる馬鹿転移者どもを始末していたので、レイに「転移者殺し」を頼んだのは間違ってなさそうでもありましたけど。

なーんか色々と不穏なんですよね。

勇者たち並びにレイが送り込まれたのがオブライオン王国という場所みたいですが、なにかしらの事情によって周辺国と不平等条約を結ばれている状況で。質の良い武具防具なんかはまず入ってこないし……それなのに内部は腐敗して内政も破綻寸前だって言いますし。

 

レイを送り込んだ女神様も「他の国にはまだ私の言葉を聞ける聖女が居るので、困ったら頼ってください」とか言うわりに、レイを全裸で頼る相手いない場所に放り出してるし……どこまで本気で問題解決してほしいんだ……? 感はある。

怪しさはありつつも、実際召喚された「勇者」連中は力に酔ってるのか、死霊術士のスキル持ちが国一つを滅ぼしてそこの民の死体をゾンビ兵としてさらに他国に攻め込んだりしてるので、排除できるなら排除した方が良さそうなのは確かですけどねー。勇者たちも半年で異世界で命のやりとりするのに馴染みすぎてるから、なーんか裏はありそう。



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ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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