気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

カンピオーネ!

カンピオーネ! ロード・オブ・レルムズ3

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「いやいやあ。ああいう子はむしろ」

(略)

「調子に乗ってるときの方が実力以上のものを発揮して、手強くなるもんだよ」

 

ヒューペルポレアは本当に神殺しの坩堝というか。

誰も彼もがこんな面白そうな状況でおとなしくしていられる存在じゃないよなぁと改めて実感することになりました。

護堂陣営はひとまずエリカと恵那が付き添ってきていたようですが。彼らが、かつておいていかざるを得なかった双子と、この世界だからこそ再会できたというのが喜ばしいし、そのシーンを見ることができたのはうれしかった。

 

とはいえさすがは護堂の子供たちというか、「感動の再会!」って感じじゃなく淡々としてましたが。

再会したからといって行動を縛るつもりもなく「この後どうするんだ?」って聞けるのも護堂らしかったですけど。

子供たちの霊視なども加味して一緒に行動することになって。なるほど、これまで断片的に見てきた構図はこうしてできたのか……。

恵那に言わせると祐理とリリアナは諸事情によりヒューペルポレア入りが遅れてるだけで、来る予定はあるとのことですからいつか見てみたいものですが。

ついつい積んでしまってる間に一年過ぎてて続刊出てないんですよね……悲しい。

 

騒動の根源となってるアイーシャ夫人を封印しようという試みはすでに行われていたようですけど。

当人は「それならば私を殺して」みたいな殊勝な態度とってるけど、絶対いざとなったら反撃くらうから封印にとどめておこうっていう判断は正しいと思います。

いや本当にカンピオーネ諸兄は、誰も彼もが殺しても死なないですからね……。

とは言えおとなしく封印もされてくれなかった、というか。なにがしかの介入があったと夫人は燃えてましたけど、本当だろうか。

 

一方で、救世の神刀を持つ雪希乃は黒王子アレクに奪われた弓奪還のために奔走することになって。

相変わらず蓮の正体に気が付かなかったり、護堂の代理として彼女の前に立った神様に押されたりと、まだまだ未熟さがありましたが。

今回1歩か2歩ほどは前に進めた感じがしてよかったですね。……とはいえ、それで詰めた差を状況次第で突き放してくるのが、神や神殺しの方々なんですけど。

がんばれ、応援だけはしているぞ……!

カンピオーネ! ロード・オブ・レルムズ2

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「そんなの、これからわかればいいことよ!」

 

魔王殲滅を誓い、ヒューペルポレアにやってきた雪希乃。

いかに神刀を持つとはいえ、彼女自身はまだまだ未熟で、その大願に見合った実力があるとは言い難い。

おまけに剣一辺倒というか、あちこち抜けてるんですよねぇ。同行者の蓮がカンピオーネであることにも未だ気付いてないですし。

 

今のところは良い様に動かされている感はある。とは言え、ただの駒で収まる存在でもなくて。

羅濠教主と相対して、追い込まれながらも封印するところまで持って行ったのはお見事でした。

……教主、気が付くと封印されてませんか。そして、かの女傑は封印されたところで、その内出てくるんだろうなぁと確信できるのが強い。

 

梨於奈がついに人型を取り戻したりして、蓮陣営が成長する展開が多め。

他陣営に比べるとまだ若い勢力なので、こうして一歩ずつでも進んでるのはいいですね。そういう意味では、早い段階で教主に会えたのが幸いなんですよね。……狼王とかだったら普通に潰しに来そうだし。

 

各勢力が好き勝手動いているようで、絡み合っている因果もある様子。

成長したエリカの姿が見られたのは嬉しいですねぇ。他のメンバーのイラストも見たいけど、登場はいつになるやら(そもそも既にキャラが多いから登場できるかどうか……)。

魔王内乱のど派手な権能バトルが楽しかったので、陸鷹化の妄想が実現してくれることを祈る。

カンピオーネ! ロード・オブ・レルムズ

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「だといいけどな……。でも、俺たちカンピオーネにはいつだって予想外の何かが起きるもんだ。おまえもいずれ、この世界にもどってくるかもしれないぞ」

 

シリーズの新章開幕となる1冊です。

『カンピオーネ!』と『神域のカンピオーネス』のキャラが、神話が再現された世界に集って好き放題暴れる、その序章というかダイジェスト版な感じ。

描写的には、カンピオーネスの主人公である蓮陣営の物が多いですねー。新ヒロインの子も蓮たちと今後行動をともにしそうな雰囲気。

 

最も新ヒロインの子、救世の神刀を振るう秩序側の存在で、カンピオーネ諸氏との相性悪そうですけどね……

だからこそ、カンピオーネらしからなぬチャラさも備えた蓮たち陣営なのかな? 護堂さんハーレムをこれ以上拡大するのもなんでしょうし。いや、彼は彼でなんか新キャラ侍らせてるっぽかったけど。

 

章ごとに、時間とメインキャラが変わる構成。

1章は、蓮と護堂の初対面エピソード。もともとはカンピオーネス4巻のドラマCD収録だったものを、再構築したものだとか。

護堂が、キス無しの自前の知識で剣を披露していて、凄い成長を感じた……護堂ヒロインズ達の活躍も今後あるといいんですが、どうなるやら。

 

2章は、鳥羽妹と厩戸皇子の珍道中。舞台となる、ヒューペルポレア世界を旅する二人が、現地住人と交流する話。皇子は始終楽しそうですけど、振り回されてる芙実花は大変そうです。

いやまぁ、彼女は彼女で中々強かになってきているというか、神に近しい現地住人たちにアイデアを齎し、急速に文明を発展させて満喫したり、地味にパワーアップしたりしてましたけど。

何と言いますかこう、混乱の一端を担っているのは間違いなく彼女達ですが、信じられるかこのコンビ、カンピオーネ居ないで都市発展させたんだぜ……? 

まぁ流石に武力面では劣ったようですけど、なんか剣の王様拾ってて嫌な予感しかしない。

 

3章は、新ヒロインの少女・雪希乃の物語。イラストが結構好みですねー。

護堂や蓮とはまた違う平行世界に住まう子のようですが、どうも神の末裔が治安を維持し、神殺しが生まれない世界だったようです。

その代わり、救世の神刀を抜けるようなジョーカーが生まれたりもしていたみたいですが。

彼女の世界が滅亡の危機に瀕しているため、その原因となっているヒューペルポレアに向かって対処しよう、という感じ。

 

4章が、ヒューペルポレアでの最新時間軸になるんですかね。

この章の前の幕間で、護堂が最初にこの世界に来てからは1年半くらいたっているようで、その間のエピソードが断片的に描かれたりもしてました。中々に気になるんですが、2巻が待ち遠しい。

ヒューペルポレアに到着した雪希乃が、蓮たちと遭遇して、情報を貰ってましたが……もうすでにヤバそうな気配しかない。本当に何してるの、神殺しの皆様方は……


カンピオーネ!EX 軍神ふたたび

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「いずれ決断の時がくるじゃろう。先日、我は言った。『父母に恥じぬほど強くあれ』と。それはおぬしも同じこと。『何が最善か、見きわめる強さを持て』。かりそめの友として贈る言葉じゃ!」

 

「カンピオーネ!」と「神域のカンピオーネス」をつなぐ、最終章。

魔王内戦から5年。

死亡説すら出ていたヴォパン侯爵以外のカンピオーネはそれぞれ元の世界に戻ってきたようです。……肝心の、アイーシャ夫人が行方不明というオチがつきましたが。

気儘に平行世界の旅を楽しんでる辺り、流石としか言えませんが。

 

内戦時に通廊を変な使い方したせいか、権能に変化が生じつつあって。

それが神々の住まう世界に繋がる「空間歪曲」として現実世界に現れた、と。

おいおい、どこかで聞いたことのある話だな……と思っていたら、後半の展開に驚きましたね。

いや、ブランデッリの名前とか守護者からして関係がない筈がない、と思ってはいましたが。予想以上に深く絡んでいたというか。

 

アイーシャ夫人の起こした騒動を解決しにいった結果、とはいえ、アイーシャ夫人が平行世界を旅するきっかけも内戦なわけで。世界を股にかけたマッチポンプなのでは……?

こうなると「神域のカンピオーネス」4巻の限定版についていたドラマCDが気になるところで。何処かで探してみるか。

カンピオーネとして権能の使い方が巧くなっていたり。

軍神ウルスラグナと何度目かの戦いをすることとなったり。

最終章に相応しい盛り込み具合だったと思います。満足。

 


カンピオーネ! 19 魔王内戦

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「夫人がどういう人間かは承知しているな? おまけに、日ごろから幸運と不幸のマイレージをたっぷりためこんでいる女性だ。俺は――ここぞとばかりにとんでもないやらかしをされそうで怖い。とても信用する気にはなれん」

 

カンピオーネが居ればいるほど強くなる、『最後の王』ラーマ。

護堂はかろうじて彼を追い払いましたが、問題が全て解決したわけではなく。

カンピオーネの人数分強化されるなら、カンピオーネ同士で戦ってその戦いの覇者が代表として戦えば良い!

と即座に、全員が思い至り、行動を開始している時点でどいつもこいつもろくでもないな……

 

護堂がラーマと戦ったという事もあり、カンピオーネたちは続々日本へとやってきて。

……編纂委員の方々は、胃が痛くて仕方ないんじゃなかろうか……

折角の機会だから、と開始の時間を決めて戦い始めることになりましたが。

誰もかれもが権能の大盤振る舞いというか、被害が拡大していく一方で。

まぁあくまで程度問題で、都市の一角でヴォパンが人々を塩の像にしてしまったり、翠蓮が魔の森作り上げたりしてるんですが。

 

開幕直後、魔王たちの一番の標的はアイーシャ夫人。

あの人が一番何をしでかすか分かりませんからね……よくわかります。

戦闘能力高い他の神殺しにアレだけ狙われて、何とか逃げ延びられているあたり、アイーシャ夫人も流石というか。

神殺しの魔王たちのほぼ全員が警戒していて、真っ先に排除に来るのもうなずける。

最後の二人になるまで協力して、そののち決戦を行おうとヴォパンと翠蓮の同盟が締結してるのも恐ろしいなぁ。

……ドニが嬉々として引っ掻き回しに来たので、彼の行動にも期待したいところです。

 

アイーシャ夫人が翠蓮の術で戦力外。アレクは自らの権能、大迷宮に避難中。

スミスが妖精の通廊でどこかへ……

となるとアイーシャ夫人とスミスは、内戦脱落かって感じですが。スミスは何か事前に仕込みしている描写があったので、そのうち帰ってきそうだなぁ。


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