「――俺は日南のことを、特別な存在だと思ってる。だからこれから勝手に、日南のことを水沢に話す」
日南との第二被服室での会合が終わり、迎えた3月。
彼女の誕生日が近づいており、泉の発案でサプライズパーティーが開催されることに。
チーム分けしてプレゼントを用意し、一番日南を喜ばせたチームが勝ちという主旨で企画が進み……。
友崎が菊池さんと水沢と同じチームになっていたのが、なんか味わい深くて良かった。
水沢も日南に対して真剣で、だからこそ秘密を共有しているであろう友崎にたいして踏み込んできて。
自分が日南の考えに利用されているとわかった時、友崎の中に怒りではなく悲しみがあったというのが、あの時間を大事にしていたのが分かって良かった。
日南との関係について悩み、相談することもあれど、それはそれとして菊池さんとバレンタインとかのイベントちゃんとこなしてましたし。
一つ問題抱えていても、それ以外をないがしろにしていないのはポイント高いですよ。
サプライズパーティーの打ち合わせの一環で、友崎家にリア充グループのメンバーと、菊池さんがやって来ることになって。
ちゃんと恋人として菊池さんを紹介して、友崎母と妹がすごいリアクションしているのが面白かったですね。
ゲーム好きな日南に刺さるプレゼントを求めて、友崎チームはプロゲーマーの足軽さんの伝手でプログラマーを紹介してもらったりもして。
その前に家族に紹介されたからか、足軽さんとの対面の時に「彼女」と紹介されてちょっと満足げにうなずいているの想像すると、凄い可愛くないですか? 可愛い
いつものメンバーでのUSJも担当して、サプライズパーティーも順調に進んでいった中で、あの引きは続きが気になりすぎるなぁ……。11巻楽しみ。