気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ガガガ文庫

カクリヨの短い歌2

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「僕が間違っていた。正しいことに疑問を向けすぎた。間違っていることに肩入れしすぎた。容赦も遠慮もすべきではなかった。ちゃんと、言わなくてはいけなかったんだ」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

三十一文字の歌が奪われ、歪んで帰ってきた世界。

歌に関連する独立機関として、歌典寮は国からも認められた地位を持っていた。

中でも、特に権力を持つ六歌澪と呼ばれる家が存在しているそうで。

その内の一人が、祝園の家を訪問。近く行われる会合場所に、一人戦国時代の犯行予告が届いたとかで、助力を要請。

ま、一番若い彼の独断っぽくて、ジジババは面白くなさそうでしたけど。

 

会合だけで終わるはずもなく、会合場所付近では喉貫き事件なんて物騒な事件も起きているとか。

それにも歌が使われていたこともあった、なんて前振りもあったためか。

はたまた真晴の名前が出たためか。完道はその話にのって、会合場所まで足を運ぶことに。

現地の人と交流してお菓子を与えられている藍佳が可愛くて良かったですね……。

 

そして、それだけ役者がそろって何事も起きない筈がなく。

案の定事件が起きて、人が死んだりしてるわけですが。喉貫き事件と同じ状況で関係者が死んでも、それを隠匿した上で会合を続ける神経の太さは凄い。

狸ばっかりだな、歌典寮。正確には六歌澪ですけれど。

喉貫き事件の犯人と疑われている相手の情報と、挙動が怪しい使用人の事があったので。ミスリードで使用人が何か仕出かすのかと思っていましたが。

……ミスリードはミスリードでも、そっちかぁって感じで。綺麗に騙されました。

 

罠を張っていた人物が、意地を張って逃げて。「詠んでたまるか……」と口にした場面が結構気に入っています。

まだ、心は折れていないようですし。3巻ではまた色々と企んでくるんだろうなぁ。楽しみ。

プロペラオペラ

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「うむ、そうだ、おれの行くべき道がみつかった。礼を言うぞカイル、お前のおかげだ」

 

このラノ2021、新作ランキング7位(総合11位)に入った作品ですね。

久しぶりの犬村先生の作品で、「飛空士」シリーズと同様の空を舞台とした話で、もうそれだけで古のラノベ読みは喜ぶやつですよね……。

戦闘機モノではなく、「浮遊石」という構造物によって飛翔する、航空艦隊モノですが。

地球に似ているけれど、セラス粒子層が上空を覆って居たり、メイン2人には特殊な異能が宿っていたり少しずつ差異がある世界が舞台。

 

傍系の日之雄王族であった黒之宮家は、しかし謀反を企てたとして地位をはく奪された。

国許には安らぎが無い、と自由を謳うガメリア合衆国へと父子は逃れ……

未来において、日之雄とガメリアの間では戦争が開幕する運びになった時、異国に逃れたハズの少年は、日之雄軍人として戦場に立っていた。

そのシチュエーションだけでも中々美味しいんですけど、そこに至る経緯がまたいいんですよね。

 

黒之宮家が没落したのは、幼少期のクロトが父母に言われるまま、正統の姫であるイザヤに求婚し、常日頃の発言から反意ありと判断されたからですが。

異国の地にあって、日之雄人としての想いを強くしたり、そこで見た怪物の存在から彼女を守りたいと思ったり。一度落ちてから再起する、主人公として王道の展開を歩んでいる気がする。

異能が「隔絶した知能」って言う、直接敵を排除するようなものでなく、使い方を工夫して武器にしてるって言うのも好き。

 

一方のイザヤも、守られるだけの姫ではなく、自国の不利を知りながらも神輿として戦場に贈られた子で。その事情を知りながらも、誇りを持って立っている姿は美しいと思う。

後半明かされた、彼女の内面についても良かったですし、幸せになってほしいなぁ、と素直に思いますが。

 

国力の差は如何ともしがたいんですよね。敵はレーダーを開発して、的確に狙ってくるのに、日之雄側は下から上がってきた見解を「ありえない」と握りつぶして大損害を受けたわけですし。

敵を過小評価し、かつての戦果を妄信し、愚かさを発揮してたのもいただけない。それで上層部のほとんどが脱落して、イザヤ達が昇進したのは皮肉ではありますが。

クロトの意見具申を聞ける懐のひろい人なども一緒に堕ちてて、資源不足に加えて人材も欠けていくとなると、勝ち目が見えなくてハラハラする。

その上、ガメリア側の怪物はまだ裏から手出ししているだけで、打って出る準備をしているところとなれば、先行き不安になりますが。

絶望的な状況で逆転を果たした今回のように、希望を見つけてくれることを願いたい。

育ちざかりの教え子がやけにエモい2

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「うんそうだね、そうだよね。あたしたちの関係は、あたしたちで決めればいいことだもんね。周りからとやかく言われる筋合いはない、ってあたしは思うな」

 

風邪を引いたひなたの看病から始まって、達也が風邪をひいた話で締めるのが好きですねー。対になる構成とか、何となく惹かれる。

そういう意味では、2巻は全体的に対比が効いてて好みの雰囲気ではありました。

 

豊田彩夏、瀬川菜月、手島美優。そして、藤本明日香。

ひなたと良くつるんでる三人の生徒と、達也とかつて付き合っていた先輩教師。

彼女達の「恋」の話。好きな人が居たり、あるいは未だ恋を知らなかったり。

想いが募ってイメチェンをしたり、そもそも恋ではないと決めつけたり。

 

菜月は「恋をしているからおかしくなる。『なんででしょう?』と首をひねるような行動にも出てしまう」なんて評していましたが、まさしく。

想いが結実して、幸せになるばかりではなく。時に人を、らしくない行動に書きたてる熱情もまた恋の一面でしょう。

そういう想いを抱く、青春模様を丁寧に刻んでいってる感じ。

 

しかしまぁ、ひなたがカッコイイと言ったほうが今回は適切かもしれない。幼少期はよくケンカしていた、と言うのも頷ける風格がある。

可愛い部分も描写されてはいますけどねー。ひなたの母親が達也に「血は水よりも濃い」なんて話をして、順調に外堀埋めてる感もありますが。さてどうなるやら。

ひなた、賢いし色々出来るけど、自分を御しきれてるかというとそうでも無くて、良くも悪くも年相応なのが、この作品の魅力になってると思います。

育ちざかりの教え子がやけにエモい

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「いらん。これでも教師だ。自分にうんざりしてることと、うんざりのきっかけに代償を求めるのは筋がちがう。筋がちがうことを生徒の前で見せられん」

 

イラストが可愛くてアド。

中学二年生ながら発育が良く、まとう空気も違うと特別視されている少女、椿屋ひなた。

告白されることもしばしばあって、クラスメイトからも「違う」と認識されている。

彼女の特殊さは生徒たちだけではなく、教師も把握しているもので。正直扱い兼ねている部分もあるようですけど。

 

家族ぐるみの付き合いがあり、彼女の幼少期を知っている隣人である小野寺達也は新米の中学教師で……ひなたの担任を務める事に。

本人としては知り合い故に、外してくれと希望していたようですけど。

教師と生徒としての交流と、お兄とひなたとの会話。公私が入り混じっている、二人のやりとりが楽しいですね。

 

タイトルと表紙の通り、この作品の中心にいるのは椿屋ひなたという少女なのですが。

章ごとに変わる視点に彼女のものはありません。

達也やひなたのクラスメイト、彼女と接点を得た先輩のもの。それぞれの視点から、多角的に彼女を見る。

お兄相手に言う冗談は、はたしてどこまで本気なのか。いったい何を考えているのか。描かれないからこそ、彼女の心が気になる。




カクリヨの短い歌

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「歌なんて、くだらないですよ」

 

積読消化。

7回ガガガ大賞受賞作。刊行はなんと20135月です。いや、刊行当時に買ってたんですって。その証拠に金帯ついてますからね。

大賞を! 7年も! 積むな! と自分にツッコミ入れたい感じ。

読みたい気分にならないと、読んでて楽しくないというのがモットーみたいなものなので、気が乗らないとこういう年季入った品が生まれます……

 

閑話休題。

タイトルに「短い歌」とあるように、短歌を主軸に置いた作品です。

一度、世界から三十一文字の歌が喪われ、帰って来た。

タイトルのもう一方、カクリヨとは失われた歌が迷い込んだ、異界のこと。逆に、歌が生まれ帰って来た世界はウツシヨと呼ぶようです。

 

しかし、ウツシヨに戻って来た歌は変質し、詠み上げると禍を招くものすらあった。

それ故に管理の必要が生じ、それが利権ともなり、歌を知る者同士での争いなんかも起こるようになったみたいですが。

普通の人々は、そんな事情も知らず、五七五七七の歌を諳んじる事も出来ない。

 

本格的に学んではいないけれど、国語の授業で触れた百人一首。未だにいくつか覚えていますよ。そういう人は現実にはそれなりに居そうですけど。

この世界には、ほとんど居ないのだ。何がしかの縁によって、禍を招かない歌を知る事もあるようですが、稀な例でしょう。

学校で学んだことも自分を構成するピースとなるわけで、喪失が、悲しいなぁと設定にしんみりしてしまった。

 

さて、まぁそんな世界で歌に触れている人々が描かれるわけですが。

祝園という、数多くの歌を収拾している名家の当主。

一人戦国時代なんて異名を持つ、傍若無人勝手気ままな歌人。

この二人を中心として物語が進みます。章ごとに、視点が切り替わる構成。

名家が抱える歌を狙った刺客を蹴散らす話があったかと思えば、一人戦国時代が歌の噂を聞きつけて東奔西走、持ち主を打破して歌を集める話があって、割と自由でしたね……

ファンタジー要素強めですが、戦闘がないエピソードもあり、全体的には落ち着いてる作品ですねー。嫌いじゃないです。

カクリヨの短い歌 (ガガガ文庫)
大桑八代
小学館
2013-05-31

飛べない蝶と空の鯱~たゆたう島の郵便箱~

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「約束したろ――いっしょに飛ぼう。空の最果てまで――俺はまだ、ジェシカを雲海の底へ連れていってない」

 

再読。あぁ、やっぱり懐かしいし楽しい。

飛空士シリーズもそうですが、ガガガの青いカラーリングが相まって、空をテーマにした作品が、更に美しく感じられて好きです。

 

霧の上に浮かぶ島に人々が暮らす世界。

霧の海には霧妖と呼ばれる魔物が居て、他の島と連絡を取るのも容易ではない。

「封書」と言う特殊な手紙を、命懸けで運ぶのが「武装郵便屋」と呼ばれる職業で――主人公のウィルとジェシカも、その一角に名を連ねるコンビだった。

 

ただし、落ちこぼれとして。

飛ぶのが下手で風を読むことのできない少年ウィル。

ある出来事がきっかけで空が怖くなった少女ジェシカ。

武装郵便屋は危険と隣り合わせで、それでも封書だけは確かに届ける為にバディを組んで飛ぶことが義務付けられていた。

本来なら2機編成の事を言うが……ウィルとジェシカは、2人乗りで互いの欠点を補う形で、飛んでいた。

 

そんな二人に、腐れ縁の相手が封書の配達を依頼してきて。

シリーズスタートとなるこのエピソードでは、まだまだおっかなびっくり飛んでいる二人が、新鮮ですねぇ。

屈辱を感じながらも、それでも空を飛ぶのだという二人の航海がとても眩しくて、続きを楽しみに待っていたのを思い出しました。




やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。14

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「君の気持ちは、言葉一つで済むようなものか?」

「……まさあ。たった一言で、済まされちゃたまんないですよ。だいたい言葉なんかじゃ、うまく伝わらない」

 

ついに完結。

12巻からやってたことって結局、謝恩会にプロムをやろうぜって、単純な話だったはずなのに、よくもここまで拗らせたと言いますか。

かなりの回り道をしているように見えますが、それこそが彼らには必要な冒険で、その果てに得た青春なのでしょう。

 

平塚先生が、八幡に色々言った後、それでも最高の生徒だと言ってくれるのが良いですね。

そう言ってくれる貴女が、彼らにとって最高の先生であったと思います。

13巻で八幡が言っていた「簡単なことが一番難しい」。

いやはや全くその通り。もっと容易い方法があったかもしれないけれど、もがいて足掻いた。

 

小町が入学して、いろはと交流していた場面とかが好きですねー。

割と相性良いような、悪いような。上手くハマれば結構面白くなりそうなコンビですけど。

いろはの「長続きするわけない」評とか笑っちゃったな。

女三人集まって姦しい会話を繰り広げていましたが。うん、「諦めないでいいのは女の子の特権です!」。可愛くあざとく笑うと同時にかっこいいと、思われてるのも納得の強さだ。

 

面倒な彼らが辿った、最高に面倒くさくて、眩しい青春ものでした。

甘さよりは苦味が強めな感じですが、八幡のひねくれた思考とか、結構好きでしたよ。

本編は完結したものの、短編集の予定などがあるそうで。

これからの彼らの姿がどう描かれるのか、楽しみに待つとします。

 


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。13

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「まぁ、君らしいやり方だな。勝算はあるのか?」

「なくてもいいです。どの道、他に方法がないので」

 

保護者からの意見があり、学校側ではプロムの自粛を求める方向になりそうだ、という話。

一度は内諾した以上、簡単に掌を返せないので、中止ではなく運営の自主判断に任せる方向だとか。

まぁ、頭ごなしに中止にしてこない分、柔軟なんじゃないですかね。平塚先生も、八幡にひっそりと状況を教えてくれてますし。

とは言っても、個人の裁量で出来る事など限られているわけで。

 

そんな状況で、一体八幡が何をするのかと思ったら……まぁ、いつもの彼らしい、卑屈なやり方でした。

彼は彼でスペックそこそこ高いし、行動力もあるんですよね。条件が整わないと、本気にならないだけで。

「ヒッキーにたまにすごく頭悪い……」とか。「君のやり方はまちがっている」とか「もっと簡単な方法あったんじゃない?」とか方々で言われてますが。

 

「簡単なものが一番難しい。俺にはこれが一番簡単だっただけだ」

と言うのが、結局は彼の軸というか。どこまで行っても不器用な彼らしい関わり方なんですよねぇ。

あぁもうまったく面倒くさい人だな。その面倒くささが、彼の魅力で、それまでの積み重ねもあって協力してくれる人々が居るわけですけどね。

葉山と八幡の、真逆だから少し通じる部分があるのが傍から見てると楽しいですね。そう言われた八幡の方が特に、すげー嫌そうな顔するでしょうけど。

 

しかし、もっと面倒な案を出して、元の案を通させようとか相変わらず癖のある手使いますね。本当に高校生かよ。

そしてその一手を活かす為に、過去の出来事すら利用するんだから、もう……。

 


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。12

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『……比企谷、ごめんね。それでも私はずっと待つよ。……だから、言葉にしてくれ』

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「……いつか、助けるって約束したから」

 

バレンタインデー、水族館。

いつもよりぎこちなさの増した、どこまで踏み込んでいいのか探るような会話。

話題を振れば反応するけれど、それは決して今本当に話したい事ではない。

三人が、それぞれ理解しているから、最後には沈黙が下りた。

これまで避けていた事。この先の話。あるいは、これまでの話。

言葉少なに語られた雪乃の、今まで誰にも打ち明けなかった事情。

 

それを二人に話、雪乃は一歩踏み出した。姉と、家族と向き合おうとした。

その少しあと、一色いろはがまたしても奉仕部に依頼を持ってきて。

彼女、行動力に溢れてるなぁ。奉仕部に頼りすぎともいえますが。いろはの持ってきた依頼でもなければ、奉仕部、不器用だから動き出さないしなぁ。

起爆剤として中々に有用。あ、こんな事言ってますが、一色いろはってキャラクターは結構好きです。

何のために、誰のためにするのか、という問いに「もちろん、わたしためです!」と宣言できる彼女は強い。

 

……まぁ、彼女のキャラは好きですが、この時期から唐突にこれまでやったこともないプロムを謝恩会に組み込むってのは、結構な無理難題の類なんだよなぁ……

その辺りを分かっていて、雪乃が手を貸すというのがちょっと新鮮。

スペックが高いものだから、着々と準備が進行していましたが。情報発信にSNSを活用した影響で、保護者から意見具申が出る辺り、リアルでうげぇってなりました。

代表としてやってくるのが雪乃母な辺り、容赦ないわぁ……



クラスメイトが使い魔になりまして2

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「やっと俺をみたな!? 俺が大嫌い、そりゃあ結構なことだよ! ありがたいね! やっと藤原千影さんが芦屋草太くんを認識しましたよ!? 最の高! 俺もお前なんて大ッ嫌いだね!」

 

ソフィアは消えたものの、千景と草太の主従関係は維持されたままで。

オマケに公衆の面前で魔力補給のためとはいえキスをしたことで、藤原家に呼び出されることに。

権力に貪欲な東の一大派閥。そこのトップである千影の両親は、派閥のトップと言う感じで手段を選ばない横柄な態度を見せて。

おっかないわ。そりゃ草太でなくてもお近づきにはなりたくないタイプだ。

当初は馬の骨を排除しようとしたが、『新魔術』と言う価値を見せたので、藤原家に取り込んでも良いとか言い出すあたりはもう……人の人生駒にしてゲームでもしてるのかよ……

 

とりあえず暫定婚約者プラスお目付役の派遣で、少しばかり時間を稼ぐことには成功していましたが。

学生である以上、藤原家問題にだけ注力するわけにもいかず。

課題を受領してみれば、「新魔術」を狙う協会に所属しない外部組織から襲撃を受ける羽目に。辛くも撃退はしてましたが、一つ間違っていたら敵の手に落ちてましたよね。

どこもかしこも厄介事しかないな本当。

 

いやまぁ、課題の時は旭やお目付け役の少女の水着を堪能したり、多少はラッキーな場面もありましたが。

それ以上のトラブルが押し寄せてきてますからね……

早急に強くなる必要を感じで師匠に修行を付けてもらって。千影との信頼関係を築くためにアレコレ課題を出されて。少しずつ相手を理解して。

 

そして、二人は本音を打ち明けることに。追い込まれたから、というのもありますが。

二人の間にある溝について、しっかり描写してくれたのは良かったですね。

草太が抱えている呪いもあって、全てを話せないとしても。お互いをしっかり見てないのは大減点でしょう。そりゃ師匠も呆れるわ。

ある程度の信頼関係を築き、眼前の問題を解決する事には成功したようで何より。また新しい火種抱えた気もしますけどね! 強く生きて欲しい。



プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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