気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ガンガンコミックス

黄泉のツガイ6

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「四百年ぶりの双子だぞ 「解」と「封」がそろえば 俺たち東村が天下を取れるんだぞ!」

「ガキ二人の人生犠牲にして得られる天下でふんぞり返ってるおっさんにはなりたくないんだよ俺は」

 

東村を襲撃し偽アサと子供を攫ったイワン。

彼が振るう刀のツガイから、左右様はユルの両親の血の匂いをかぎ取って……。

左右様がイワンを引き受けて、別途連れ去られたユルを田寺が追う形になったわけですが。

 

双子の力を開放するためにユルを殺そうと目論む新郷相手に臆せず、隙を見て逆に命を狙いに行くあたりが狩人メンタルだよなぁ。

相手もさるものというか、ツガイの能力によってユルもサクッと逆転されてしまってましたが。ツガイ持ちが12体を伴っている、っていうのが活きますよね。

……かと思ったら、影森当主のゴンゾウさんがトンデモ能力披露してきたわけですが。その爺さんの陣営に解の力を得たアサがついてるの、強すぎ。

たまにツガイ見えない人視点での描写も入りますけど、「じいさんがシャドーボクシングすると、建物が壊れる」みたいな警備員視点笑っちゃった。

 

影森内部にもスパイが潜り込んでいたみたいですけど、それをあぶり出すために先日の襲撃から内側に引き込んだ人材も活用しているの、良かったですねぇ。展開が繋がっている。

狩人メンタルのユルに射抜かれていたガブちゃん、強かったんだなぁ……。相性も大きいのだと実感しました。今回の彼女の戦闘シーン迫力あって好き。


失格紋の最強賢者~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~5

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「…といえば何となく生き残れそうな気がしてこないか?」

「してこないよ!」

「それイリスさんやマティ君の基準ですよね…」

 

マティアスの腕を切り落としたことで、優位を確信した魔族でしたが……。

さすがはマティアスというか。一瞬で腕をつなげて見せたのは、なんというか「知ってた」と言うほかない。

実際その後も仕込みなどを活かして、相手を圧倒してましたしね。

 

マティアスの前世が転生の術を行使した後、文明が衰退して。イリスはその余波で翼を負傷し山奥に潜んでいたため、長生きしているものの情報には疎く。

マティアスの前世と同じ名前の人物が魔法の神と呼ばれていたり、剣の神の名前にも覚えがあったり。マティアスは神様がいるなら戦ってみたいと思ってますが、それ高い確率で君自身のことでしょ……感はある。

 

ルリイ達が「常識外れの人なら既に学園に一人いるしね」とマティアスの事を指して言ってたのを、まったく気づいてませんでしたしね。

マティアスの直弟子2人に加え、人化したイリスを仲間に加えたマティアス一行の戦力本当にすごいことになってきたな……。

……マティアス一人で常識ぶち壊してるから今更? それはそう。

 

無詠唱魔法の教えを受けた第二学園の生徒たちも、大分実力伸ばしてきたみたいですねぇ。

第二に敵対心を燃やす第一魔法学園が152名の生徒繰り出してきたところを、5人で軽く退けてましたし。

まぁ魔族問題が迫ってる中戦力の底上げできるのはいいことですよ、うん。

 

巻末SSは『最強賢者、文房具を用意する』。

人に化けて生活することになったイリスですが、その力は変わらず竜のまま。剣だろうと素手で握りつぶしてしまえるわけで……そんな彼女が普通のペンをそのまま使えるはずもなく、マティアスがルリイに声をかけて特注品を作る話。コミカルで笑えた。



失格紋の最強賢者~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~4

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「親切に居場所を教えてくれたのですから 挨拶に行かねばなりませんね」

 

マティアスが魔族を1体撃退している間に、時間稼ぎをすることになったルリイとアルマ。

一撃をお見舞いしたのちに逃げるパターンをしっかり守って、マティアスが戦っている間しのいだんだから2人も見事ですね。

王様から直々にお言葉もらってるし。アルマは、褒章にお金が良いです! と彼女らしく振舞ってますし。

 

良い感じではあったんですが……謁見に使っている部屋に、魔族が盗聴の魔法を仕込んでいて。

……それに気付いたマティアスが逆探知した上で、襲撃に行くとか悪夢過ぎるな……。

 

移動手段欲しさに前世に知り合った暗黒竜イリスとか言う、ルリイたちからすると神話に謳われた脅威の存在に会いに行く辺り、図抜けてるというか。

イリスから情報をもらったことで、文明が滅びた理由が発覚したのは棚ぼたでしたが。発展した技術である魔力融合炉を爆発させた上で、魔族の暗躍によって技術が衰退したのはダブルパンチすぎるというか。むしろよく生き延びていたな、人類。

 

イリスの協力を得て魔族の拠点を襲撃し、割と容易く2体撃退したのは見事でしたねぇ。

マティアスの薫陶を受けてたルリイ達や、イリスにも感知できないのが1人残ったために、マティアスが仕留めに良く決断をして。

珍しく彼が流血してるシーンを入ってましたが、なんだかんだこのあと普通に撃退しそう。

 

巻末SSは『最強賢者、空中補給をする』。

イリスに乗って魔族の拠点に向かっている最中に、食糧調達と調理をしてのける話。なにやってるんだ……。

失格紋の最強賢者~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~3

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「『その生徒の名前はマティアスですよね? だとしたら異常なのはいつものことだから放っておいてください』だそうです」

「もう訳がわかんない…」

 

マティアスブートキャンプとして、ダンジョン内を2人で攻略していくことになったルリイとアルマ。

その2人の頑張りを見守るマティアスがとても楽しそうですね……。

実際、苦戦しつつも自分たちなりの工夫をしてマティアスからフォローされることもなく、10層まで到達したのはお見事でした。

そうやってちょっと自信ついたかな、というところでマティアスの強さにより衝撃を受けることになってましたが。

 

ちなみにダンジョン潜りの世界記録は23階らしいですが、30人パーティーを組んでようやくそれと言うあたりに、マティアス目線だと戦力低下著しいな……。

まぁマティアスの前世はとびぬけた実力過ぎて、彼の物差し信用できない部分もあるっちゃあるんですが。

 

魔族の脅威がある中で、マティアスと言う存在がいてくれたことは人類にとっての希望と言えるでしょう。

ダンジョンからかなり貴重な資材確保してきたし、迫りくる魔族の脅威にもいち早く築いて撃退してくれてますしね……。

 

巻末SSは『最強賢者、迷宮で食料を調達する』。

迷宮内部の食糧は毒を有しているため危険らしいですけど、マティアスの知識にはもちろん対策方法もあって。だいたいのこと知ってるな、本当に。

黄泉のツガイ5

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「おまえも俺をだましてたんだな」

 

小凶と大凶というツガイを連れたイワン。

空間系の能力を持っているらしく、祈祷師を介して結界に覆われた東村に侵入し蹂躙を始めたわけですが……。

解と封の双子の片割れユルを、偽物のアサを使って縛り付けたりした悪習のある村ですが……だからと言って、こんな風に殺されていいわけではないでしょう。

1巻の時の襲撃は双子のアサが関与していた復讐だったわけですが、これは本当にただの蹂躙じゃないですか……。

 

イワン、人斬りの性質を持っている上に最後に左右様と対峙したときにめっちゃ重要そうな指摘されていましたし、叩くだけ情報落ちそう。

祈祷師を利用するだけしたあと切り捨ててるイワン、外道だなぁって感じではありますが。その祈祷師の遺体にユルへのメッセージ残したり、どこまでも利用するつもりなの厄介すぎる。

 

ユル達が新しいツガイと出会ったりしてましたけど、犬が主となったために固有の名前を付けてもらえてなかった宇宙人っぽい2人。

彼らの訪問によってちょっと空気がコミカルになりかけましたが……東村のピンチを知らせに来たダンジの秘密に気付いたりして、ピリピリしはじめて。

イワンの呼び出しを見たことで、情報を聞いた外で活動する東村関係者「山賊」が対処に動くことになっていましたが。
ダンジと遭遇して情報を得たユル達も独自に動くことになって。……まぁユル君ハンターメンタルだから「山賊」に先陣切ってもらおうって言いだすの、強すぎるんだよなぁ。
現地に赴いたことで、敵から干渉されることにもなっていましたが。思った以上に空間能力系の能力持ちのツガイ多いんだなぁ。そうでもなければ、影森サイドが何年もアサたちの両親見つけられない、なんてことはないか。


失格紋の最強賢者~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~2

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「あの…入試に何かおかしなところがあった訳では…」

「おかしいのはお前自身だ」

 

マティアスの父親がかつて剣技の試験で2度試験官をぶちのめして、10点満点のところ30点をもらって合格した、というように。

実力主義を謳う第二学園は結構柔軟な対応をしてくれるんですよね。……とはいえ、50t年満点の試験で257点取ってるのはいっそバグでしょ。

マティアス自身ですら「何だこれ誤植か?」とか言ってましたし。それだけ常識外れのことしたんだよ、自覚しな……。

 

その異質さを認めた校長は、排除するような愚は犯さず。

何か秘密があると気付きつつも追求もしないで、むしろ力を貸してほしいと頭を下げられるところは好感が持てますね。

話を聞いて、魔法技術の衰退には何者かの意図があると再確認したマティアスは、面白そうな話だし、暗躍してる輩にも会えるかもと提案を受諾して。

 

自分が目的達成のために歩んでいる途中で、人類が危機に直面するのは望ましくないっていう、利己的な部分もありましたけど。

まぁそもそもが自分の夢のために転生までするような御仁だからなぁ。なんだかんだ知識の伝授には協力的なので、そこはありがたい。

マティアスの無詠唱魔法の派手な実演のあと、ガイザル先生の実践を見ると大分コミカルでしたけど、あれですら今の時代では凄い実績みたいですしね。

 

試験前に知り合ったルリイとアルマとパーティーを組んでダンジョンに挑んだり、少女2人にも惜しみなく知識を与えて常識をぶっ壊していったり。

相変わらず自分の道を突き進むマティアスが面白い。

戦闘を望んで第一紋を手放したマティに対し、ルリイは逆に戦闘よりも付与がしたくて第一紋を喜んでいたりしますし、受け取り方はそれぞれですねぇ。

付与が絡んだときのルリイ、分かりやすく目が輝いてたりテンション高かったりして可愛かったです。

 

巻末SSは『最強賢者、買い出しに行く』。

ダンジョン探索用の装備を買いに行ったマティアスたちの話。彼の知識で対処できる部分も多いけど、ルリイに頼るところもあって、良いパーティーになりそう。

失格紋の最強賢者~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~

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「わかったよ 僕に任せて」

 

3つの世界を滅ぼした最強と謳われる竜を、27秒で倒してなお不足を感じていた最強の賢者。

彼の目標は宇宙に住むより強大な魔物たちと戦うことだったが……魔法を使うのに必要な紋章が、本来戦闘に不向きとされる第一紋だったために限界を実感して。

生まれた時に決まるから変更不可な紋章を、転生することによって変えてしまおうと考えて実行できてしまうの、恐ろしいな……。

 

そして実際に成し遂げて、当人の嗜好に合致する第四紋を一度の転生で引き当てて。

マティアスとして新たな生を送ることになった主人公ですが……前世の彼が生きたころに比べて、転生後の時代は多くの知識が失伝して、紋章ごとの扱いもかなり変貌していた。

 

マティアス念願の第四紋は、射程が短い代わりに火力が出る近距離戦闘に特化した紋章でしたが……今世の常識においては「失格紋」と侮られるものだった。

当人はそんなこと関係ないとばかりに、自分のやりたいことをして。不遇をかこっていた長兄レイクの魔法技術を伸ばしたり、天災級の魔物を蹴散らしたり、誰もが驚くような付与魔法を成功させたり、自由で縛られないからサクサク読めて良いですね。

 

巻末SSは『最強賢者、キャンプする』。

合格発表後のレクリエーション的に開かれたキャンプ訓練で、魔物狩りをしてましたが。手加減するように校長から直々に言われてるマティ、面白いな……正しい判断ですけど。

黄泉のツガイ4

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「これは俺の仕事だ」

「「承った!」」

 

田寺家のツガイ、マヨイガの領域で手長足長と戦うことになった一行。

デラさんが左右様の主と誤認させて攻撃を引き受けたり、保管されてた武器で反撃を仕掛けたり、飄々としてるけど頼れるところは頼れますね。

……下界に出てる東村関係者で、4巻後半で発覚しましたがユルへ「山賊」差し向けたこと知ってる人とのつながりもあるので、信じすぎても良くないとは思いますが。

 

ユルも守られるばかりではなく、自分なりに出来ることをしてますし。狩人メンタルで、なんだかんだ強いんだよなぁ……。

左右様との信頼関係も築けているし、少しずつ成長もしてる。

 

とは言え、相手も油断ならない存在ではありますけど。

影森家のアスマ、人とツガイとで2重に尾行してマヨイガへの抜け道察知したり、大分食えない。

ただあからさまに怪しい動きしてるから、双子の両親誘拐とはまた別口なんじゃないかなぁ……。彼の叔父が、影森襲撃の際に潜んでいた刀使い囲いこんでるみたいですし。

その刀使いが東村まで襲撃したとなると、目的が分からんな。

なんで東村と影森と同時期に襲うんだ。双子の力狙いの分かりやすい小悪党、で済んでくれるならいいんですが。
沖縄に住む、双子の母方の祖母が「一言一句同じ電話をかけてくる」状態にされてたり、どこまで悪意が根付いてるのかがわからないからなぁ……。



黄泉のツガイ3

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「俺は逃げも隠れもしない こそこそする理由がない

 東村だ影森だとごちゃごちゃ面倒くさい どっちだろうが俺の首を取りたい奴は取りに来い!」

「ただし全員返り討ちにした上で情報を搾り取らせてもらう……ってな!」

 

アサは影森に保護されていたけれど、去年刺客に捕まってしまって……。

その時に殺され、伝承にある力を得て復活したんだとか。

死んだと思ったら不可思議な空間に居て「ここは地獄?」って思わず零したアサに「なんで死んだら地獄直行と思っておる?」って冷静にツッコミ入れる解のツガイ、面白すぎるな……。

 

ユルも東村の方で襲撃うけて、父の教えを基に撃退してきたみたいですけど。

下界に逃げたアサはアサで大変な時間を過ごしていたんですね……。兄をハンターメンタルと称したアサですけど、彼女も自分の手を汚したことで覚悟が決まったようですから、似た者同士と言えるのでは。

 

実質敵地である影森の拠点に、東村関係者の田寺さんも乗り込んできて。

死ぬと力を得る双子の秘密について田寺が明かさなかった理由が、「1回なら死んでも大丈夫と思うのは危険だ」というもので、それは納得できましたね。

色々な思惑があって双子を狙ってくる勢力がいるようですけども。

ユルも言ってましたが左右様が早い段階で、双子が悪いのではなくてそれを狙った奴らが争いを起こすだけだ、と言ってくれたのはありがたいですね。

スタンスが定まってきた感じはしますが、まだ情報が足りてない状況ですから、この後どうなっていくのかを楽しみにしたい。



黄泉のツガイ2

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「いつ何が起きても万全に戦えるように道具も万全にしておけって父様に教えられれた」

「わけのわからないいこの状況が怖いくないのか?」

「怖いも何も、村を襲われてからわけわかんない事しか起きてないだろ」

 

下界での保護者役である田寺たちを頼らず、単独(ツガイはいるけど)で故郷の村を襲撃した影森の関係者へ攻撃を仕掛けたユル。

妹からガチハンターメンタルと称されただけのことはある、というか。

とは言えユルも左右様も、隔離された村のことしか知らず。影森家側のツガイに、別空間に色々しまえる相手が居たり、特殊技能持ちが居たりで苦戦もしてましたが。

しっかりと一撃お見舞いした上で一人捕らえる辺り、強かです。

 

さてどうなるか、と思ったら影森家側に乗り込んでいくことになるんだから、展開割とサクサク進みますね。

影森家に保護されていたアサが、兄を慕っているけど距離感を測りかねているのいいですね。

……まぁ兄には甘いけど、それはそれとしてユルの故郷を襲撃したときみたいに容赦ない顔も持ってたりするんですけど。

 

素直に情報交換を行えるかと思ったら、影森の屋敷をツガイ使いが襲ってくる事件が起きて。

まぁ使い走りの相手が多くて、簡単に撃退はされていましたけど。

ユルの殺意を察知できる相手も紛れ込んでいたし、油断はならなそうですね……。アサが打ち明けてきた秘密と、ユルが経験してきたことなど、双子の運命は波乱万丈ですね……。ユルが下界に降りたことで、ますます激化していくんでしょうけど。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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