気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ガンガンコミックスONLINE

月刊少女野崎くん16

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「っていうかなんか女に厳しくねぇか」

「少女漫画の女の子は凄く頑張るんだよ」

「そしてその姿に男は惚れるんだ」

 

149158話を収録。

「慣れない恋に四苦八苦する男子高校生」という新連載の話題で「男主人公なら俺の方が上手く書けるのでは?」とか言う野崎君。……君、大分特殊事例すぎるし、独特の感性すぎるから無理だよ……その味わいがあるから人気漫画家やれてるんだろうけど、方向性が違うよ……。

 

150話は若松が友人に相談を受けているシーンを目撃して、後を付ける野崎と瀬尾の話で……ストーカーやめーい。今更か。

相談相手との半分こはしないのに、瀬尾相手には若松が自分から食べ物半分こしましょうと行くの、後のコマで最近食べ物で失敗してばっかだから美味しいもの食べて欲しいという純粋な好意と書かれてましたが、「特別なんですね」と言われてるのも間違いじゃなさそう。

 

演劇部はいつも通りワチャワチャやってるし、野崎と佐倉の交流も相変わらず噛み合ったりすれ違ったり、自由だなぁ……と思いました。

「溺愛」が分からないと言って試行錯誤してる過程があまりにも変なのに、出力された短編は面白いと評判なの逆にすごいよな……。

月刊少女野崎くん15

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「すごくない? 今うちの部全員演技してるの 日常会話全部嘘だよ」

「演劇部仲悪ぃのか? こわ…」

 

カバー裏が瀬尾遼介の人物相関図になってて笑った。

今回もなぜか佐倉と鹿島と結月の女子会に混ぜ込まれていたし、愉快な人ではありますよね……。

情報が不足してたり誤解している瀬尾兄の言動はどうしてもズレが生じて、ボケとツッコミが発生しやすいし見てて笑えます。

 

漫画家として他の先生と対談に乗り込んだ野崎君。

女性作家と謳いつつその実態は男子高校生なので、アドバイザーとして佐倉を伴っていましたが……。なんだかんだかみ合って面白くなってたのでヨシ。

あとは今回収録のだと、演劇部のゆかいな日常を描いた第143号が特にツボでしたね……みんなノリがよくて好き。

あとは佐倉と若松が校内で裏取引みたいな形で漫画の貸し借りしてるのも、なんか笑えました。

月刊少女野崎くん14

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「若松!! 尾瀬が…っ 尾瀬が尽くす男だったんだけど!?」
どうして!?

「作者も知らなかったんですか!?」
どうして!!?

 

堀先輩が背景担当だったと言う事に気付いた御子柴。

鹿島に隠し事をすることになるので、大分情緒が乱れてましたが……堀先輩の方は黙ってればバレないだろう、とのんきな構え。

作画の関係で止まり込んで、男三人の朝食が同じになったのを鹿島が聞いたりしてるので、その内ばれそうな気もするし、聞いたうえで「その食い合わせ流行ってんの?」と言ってしまう彼女ならバレない気もする。

 

14巻まで来るとあちこち煮詰まってくるというか、キャラの濃さが濃縮されて行って読むのに時間かかりますね。用法容量を守ってお読みください。

というのは冗談にしても、ローレライバレしたあとの若松と瀬尾のエピソードだったり、都先生のことを誤解している遼介くんだったり、あちこちで真実が明らかになったことで関係の変化も現れているのは、長く続いた作品ならではって感じがしますねぇ。

 

133話の扉絵が「みんなで りょうすけくんの げんじょうをかくにんしよう!」になってて語彙力……! ってなったりしたけど、分かりやすさは抜群なので私の負けです(なんの勝負だ)。

呟き企画で慣れないスマホを使いつつ、遼介くんを遠慮なくネタにしていく野崎君の神経の太さよ……。

月刊少女野崎くん12

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「私のことだけ特別扱いってことだよな」

「お前の観察眼はクソだよ」

 

相変わらず、毎日が楽しそうなキャラばっかりだなぁ。

メインキャラばっかりじゃなくて、佐倉のクラスメイト達も個性的ですからね。

なんか変わった遊びしてましたし。めっちゃ熱入れてましたし。

行動力が凄まじい人しかいないのかこの学校。

 

野崎くんと堀先輩の知り合った経緯。12巻まで明かされなかったその真実は――交換日記、あるいはリレー小説。

演劇の脚本に加筆合戦をしている中で、交流して背景やってもらったり、脚本書くに至ったりしているようですが。学内のノートを通じていたとはいえ、もうちょっとこう警戒しましょう……? 佐倉のツッコミが正論だよ。

 

ローレライだと打ち明けても信じてもらえない、結月と若松の攻防も変わることなく続いていました。

少女漫画を読んで心理を勉強しようとしても、結月には向かず。ヒーローに舌打ちする始末。佐倉に解説を頼んでも完結過ぎたり、読みこみが細かすぎたりで向かず。

ツンデレ解説させられてる御子柴には笑うしかなかった。自分のフィールドなら強いな……縛られた状態でも語るのか。

 

というか佐倉、迷わず縛るなよ。その縄どっから持ってきたんだ。トークが長引きそうだから逃げようとした結月まで縛られてましたが。

……いやだから、縄2人分もどこから調達してきたんだ。2時間の語りにつき合わされた結月はお疲れさまです。

ほとんど頭に残らなかったと当人は言ってますが、思考回路が順調にツンデレに汚染されてましたね。

それで振り回されるのは若松何だからもう……合掌。

月刊少女野崎くん(12) (ガンガンコミックスONLINE)
椿いづみ
スクウェア・エニックス
2020-08-11

月刊少女野崎くん11

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「やっぱり催眠術で人の心を操ろうなんて間違ってるよ!!!」

「お いいなそれ 30ページの読み切りの21ページあたりに出てきそうなセリフだ」

「ウワーッ なんとなくわかるー!!!」

 

鹿島の妹が登場。

姉に勝るとも劣らない曲者というか、妄想癖の少女。

それで割と行動力もありますね。

あれで中々個性が強い演劇部の面々を驚かせるって、相当ですよ……

 

締め切り間際の応援。

野崎が一番飽きてて、模様替えしようとしたり、2時間はかかる料理を仕込もうとしてたり、現実逃避もはなはだしくて笑える。

 

あとは、ついにローレライであることを若松に打ち明けようとする、って言うのも大きなイベントでしたが……

これまでの積み重ねの成果が、アレだよ……

カタルシスネタの話してるときの佐倉のリアクションが理想出来て楽しかった。

あとは、催眠術ネタも、かかりが良すぎる2人とその周囲のノリがよくて愉快でした。

堀先輩順応性高いな……

月刊少女野崎くん(11) (ガンガンコミックスONLINE)
椿 いづみ
スクウェア・エニックス
2019-08-22


女が苦手なヤンキーと少女の話1

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わが生涯に一片の悔いなし

「おい 俺置いて勝手に死ぬな」

 

Twitterで見ていたので、書籍化記念に購入。

強面で怖がられる熊田優。女の子が苦手で、緊張して言葉遣いが荒くなったりするのが誤解されてるだけで、言うほどヤンキーじゃないですよね。

苦手な勉強の対策として図書館に勉強しに来るくらい真面目ですし。

 

そんな彼と背が小さい同級生の女の子、卯月さやかとの交流の話。

背丈で最初に「子ども」認定したせいか、さやか相手には「女が苦手」な面を発揮せず普通に触れたりしてます。

さやかの方は逆に彼が好きなので、意識しまくってて、「ジャンル:幼児」分類に打ちのめされてますけど。頑張れ……

 

まぁ、どんどん熊田もさやかの事意識するようになってきますけどね。

「普通に話せなくなりそうで嫌なんだ」と言う想いから、一歩踏み込めばいいのに。

もどかしいし、甘いし、癒されますねー。かわいい。



月刊少女野崎くん9

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「そうか…そっちがその気なら力づくでとめるまでだ」

「今この瞬間から俺達は敵同士になる」

 

今回は若松が特に面白かったです。

野崎弟と御子柴を巻き込んでギャルゲーをやってる場面で、バットエンドへ。

「ハッピーエンドに行くためには一度追い詰められて壊れなきゃいけないんですよね…?」

「お前はどうして初めに乙女ゲームをしてしまったんだ…」

とか。

 

ローレライの歌声で、眠りに落ちるという事実に気付いた瀬尾が、ところかまわず若松を眠らせて……

周囲を白線で囲んだり、おかしな儀式のような状況を作り出したり。

あの状況整えるのも大変だったと思いますけど、瀬尾遊ぶことに関しては揺るぎないな……

 

その後、若松がローレライに心惹かれていると知った佐倉が、応援しようとして……

それを見た野崎が止めにかかるという愉快な展開。

力づくで止めるって、そういうじゃないだろ……あと、野崎のあの運び方だと普通に胸とか尻とか手が当たってると思うんですが……

 

演劇部のエチュードデーとかも面白そうですけどねー。

堀先輩と鹿島の環境もなんか変化しそうな雰囲気ですけれど……野崎と佐倉の関係はさっぱり変わりませんなー。

佐倉の思いに気付いてないのは肝心の本人のみって言うのがまた何とも。

月刊少女野崎くん(9) (ガンガンコミックスONLINE)
椿いづみ
スクウェア・エニックス
2017-08-22


月刊少女野崎くん8

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(そうか…この人には先輩が可愛く見えるのか…)

(そうか…こいつ結月に好かれてるかもしれねぇのか…)

((かわいそうに…))

 

自由なテーマでの読み切りを書くことになった野崎。

お題が自由なので逆に悩み、剣さんが他の作家さんでランダムカードで決めてる人がいるという話を聞きます。

要するに、三題話を自分で作れるように箱を3つ作って、テーマを放り込んでおくって言うアイテムなんですが……

野崎とそのアシスタントたちでやったら、凄いカオスな三つのお題になって……

折角ランダムに選べるよう箱まで用意したのに、最終的にカードすべて並べて選ぶという展開になってて笑った。


今回一番面白かったのは、瀬尾の兄貴のバイト先に鹿島がヘルプに入る話。

妹の友人から、妹の学園生活の様子が漏れ聞こえて頭を抱える兄……

オマケに、都さんと野崎の関係を誤解したままだから……一緒に店に来るのをデートと思って気落ちしたりと大変ですな。

若松ですら最近は瀬尾に反撃して悪くないリターンをもらってたり、安眠剤として歌姫の唄があったりするのに。瀬尾兄は今のところ癒しないよな……哀れな。

瀬尾兄と若松が遭遇して、お互いすれ違った会話をしたうえで相手を憐れんでる辺りには笑うしかなかった。

 

あとは、79号の鹿島の行動も笑えましたねー。

堀先輩愛情グラフとか書いて御子柴に解説している時間を部活に割けよ……!

鹿島の手作り大作戦が相変わらず凄いというか、彼女もスペック高いよなぁ……

手作りだとばれないように、ロゴからつくって誤魔化そうとするあたり、情熱傾ける場所を間違えてる。


以下に画像が特装版のものしか出てこなかったのでこちらを張ってますが、購入したのは通常版です。 



月刊少女野崎くん7

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「あ御子柴 さっき野崎が君のノートに落書きしてたよ 良かったの?」

「は!? 落書き!? まさかあいつ俺のノートをずたずたに……!?」

3ページ目が意外とよく描けたのであとでコピーさせてください)

『野崎!!!』

 

ガラケーで十分生活できる野崎と佐倉。

……作中キャラクターにスマホを持たせようとして、知識がないため失敗。

また突飛な実験を開始していて、学校で糸電話。

よく怒られなかったな……というか、意外なドラマが始まってて、野崎はどうしてその場面を見ていなかったんだ……

 

あと、今回は地味に瀬尾が笑えた。

野崎の友人たちが、アシスタントをしていたりする関係で、「野崎に聞いてみる」と行動方針をぶんなげる姿を見て驚いている瀬尾とか。

男子バスケ部が瀬尾対策で取った行動が意外とはまって、若松の逆襲が……始まらなかったところとか。

 

野崎が漫画家という事を隠して(周囲に信じてもらえず)いるのに、友人と上手く回っているのに。

一方で、タヌキ登場率がヤバい漫画家の都は、仕事を隠しているため、周囲に誤解を振りまいて、微妙にから廻っている。

この二人の差が割と面白いというかなんというか。何でも作品に生かそうとする貪欲さは、すごいと思いますがね。

                                                                                       

今回一番笑ったのは、67話の「怖い呼び出し」ですかね。

……御子柴の必死さが、素晴らしかった。

その後の、剣さんたちの締め切りの話は、切実すぎて笑えなかった……親戚で印刷関係の仕事してる人いて、その話聞いてるからなぁ……

前野は本当ウザいなぁ……これでよく仕事首になってないなぁ……

大月さんも哀れな……

月刊少女野崎くん(7) (ガンガンコミックスONLINE)
椿 いづみ
スクウェア・エニックス
2015-12-22


魔女の心臓7

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「針は始点に 針は終点に」
「決まった結果に辿り着く」
「悪足掻きだよ」

巻頭からまた、いい感じに重いのが来たなぁ。
内容としては結構ほんわかする話なんですけど。
ミカの旅の果てしなさを思い知らされたとでも言いますか。
彼女たちが訪れた街ではミカと同じようんな格好をした人が多く出歩く祭りが催されていて。
「境界の魔女に話を聞いた」体裁で綴られる作品を記した作家がいたため、それにあやかっている祭り。
……そしてそれは、創作などではなく、かつてのミカ自身の事だった。

500年は昔に語った話。小さかった街は発展し広大になっていた。
広がった街には、かつてよりも多くの人が住んでにぎわっていた。
ミカも、その作家の話を聞くまで、この街を過去訪れていたことに気付かなかった。
それはつまり、長い年月をかけて、戻ってきてしまったという事。
更には最初に気が付かなかったということは、探し求めている故郷に辿り着いた時それが分からないかもしれない、という事。

魔女としての業の深さを感じますね……けれど、果てのない旅路になるかと思いきや、ルミエールにまた妹が接触してきて、焦りを見せていたりと、進んでいる面もあるようで。
さて、あの妹たちは何を隠しているのやら。

気になるエピソードが最初にあり、後は1話完結のエピソードが3つと、番外編で王女と歌い手の話。
恋した神様と、湯あみ場での交流と、この世界の暖かさを感じる、優しい話でした。
間に、少年が一人で舞い上がっていたという籠の鳥の話が挟まるあたりは、厳しい仕様だよなぁ。
割とあっさりゲストが死んだり、痛い目みたりする話があるのでこの作品は油断できません。
番外編での二人は、意外と相性いいんだなぁと、想いました。
8巻の予告でクライマックスと謳っていたので、完結までわずかみたいですが、このまま応援していきたいところ。

魔女の心臓(7) (ガンガンコミックスONLINE)
matoba
スクウェア・エニックス
2015-08-22

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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