気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

キミと僕の最後の戦場あるいは世界が始まる聖戦

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦3

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「今回だけだ」 


BOOK☆WALKER読み放題にて読了。

イスカの事を意識しているアリス。

従者である燐からしても、その想いは自明というか。行き過ぎているように感じられて。

主と帝国剣士に距離を取らせるために、イスカ相手に毒を盛り警戒させるという作戦を取っていました。

平時であれば察知され、燐の思惑通りの結果を招いたのかもしれませんが……。

 

敬愛する体調であるミスミスが魔女に覚醒してしまった事。

次なる作戦が皇庁への潜入と、現ネビュリス女皇を捕獲するなんて規模の大きいものになった事。

悩み事を抱えていた彼は、うかつにもそれを飲んでしまい、皇庁の捕虜となって。

 

ミスミスが迷いなく助けると言ってくれる隊長で良かったなぁ、と思います。

裏側で色々と蠢いているんが察せられるので、イスカの傍に居るメンバーが真っ直ぐに進んでくれるのは救いですね。

帝国側も、情報を得る為には手段を選ばないというか、しっかりと研究する場所があってそこが成果を出しているんだから、ますます戦争が激化していきそうな雰囲気を感じて怖い。

 

捕まえたイスカに興味津々なアリスが、ひとりの女の子してて可愛いと思いますが。

敵の作戦で混乱した現場において、指揮を取ったりする王女としての顔の方が好みではありますかね。

 

捕虜の身から脱したイスカが、「今回だけ」と言って脱獄囚と戦う事になった燐に助力してるのが良いですねー。

こういう、敵組織が一時手を組む描写とか大好きです。

超越のサリンジャー。撃退こそされたものの手札はまだ残してみたいでしたが。最後、予想外の相手と対面してたっぽいしなぁ。

 

使徒聖ですら曲者揃いなんですから、トップの天帝が負けてるはずないんですよね。いったいどんなキャラなのか、楽しみな様な怖いような。

楽しみで言えば、イスカが助けて地位をはく奪されるきっかけとなった少女が思ったよりも大物だったというか。彼女が抱いていた決意とか、最後の台詞とか、気になる情報が増えた感じですねぇ。

描写少ないけど、なんかこのシリーズの推しになりそうな気配がする……。

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦2

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「その力で、何もかも簡単に勝てるわけじゃない」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで今月末まで。

細音啓先生の初アニメ化でめでたいですねー。追えてないうちに11巻まで出てしまった……。いつかちゃんと追いつきたい。

 

憑りついた者を魔女や魔人に変貌させる、未だ謎が多い存在である星霊。

それが地上に現れる、星脈噴出泉が帝国の内部に近く出現するのが観測されて。

百年前に現れたそれによって、大魔女ネビュリスが産まれた。つまりは、帝国と皇庁の戦いの発端となった出来事だとか。

新たな星霊使いが産まれるだけではなく、既に憑りついた者が浴びる事で力を強化できるとされていて。

さらには、そのエネルギーは使い切りとなれば、争奪戦が起きない筈がない。

 

皇庁側の事情なんかも出てましたが、内部の勢力争いとかもあったり、今回出てきたキッシングの危うさとか見るに、あっちはあっちでかなり闇が深そう。

帝国の闇が深くないかと言ったらそんなことは無くて、イスカはこの戦争を講和させようとしてますが、着地点探すの控えめに言って無理なのでは、って気がしてきますね。

使徒聖にまでなった彼の方がそれは良くわかっているんでしょうけど。それでも理想を目指す青さが主人公らしいと思います。

 

今回登場したネームレスとか他の使徒聖を見るに、イスカの能力が戦闘特化過ぎて小規模戦闘ならまだしも、戦局を動かすような大きな事が出来るのか、ってのは不安になりますね。

ネームレスこそ暗殺者あがりで、戦闘寄りなのかと思いきや、敵の打った手を予想して裏をかくみたいな真似はしてるわけですし。

 

相変わらずアリスとイスカが中立都市ですれ違ったりしてるのに笑いましたし、勝負の続きをするために助力する場面もあって、中々面白いコンビになってきたなぁ、と言う印象。

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦

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「お前は、いったい何者なんだ」

「あなたは、いったい何者なの」

 

科学力を有する帝国と、魔女の国と呼ばれるネビュリス皇庁。

この二国は永い争いを続けていて。

前線で戦うメンバーの中には、その戦いを止めたいという希望を持っている者も居て。

帝国側の最高戦力、使徒聖にまで上り詰めたものの、捕えた魔女を逃がしたために降格処分を喰らった少年、イスカ。

魔女の純血種として戦線を押し返している氷禍の魔女アリス。

 

最初は戦場で出くわした二人ですが、その後、中立都市で何度か出くわし、素の表情を見ることに。

偶然で何度も遭遇して。オペラを見たり、レストランでばったり会ったり、同じ画家が好きだという事が発覚したり。

プライベートな部分で、どんどんと距離を縮めていきますが……それぞれの立場があり、対話した結果、共に歩むことは出来ないと判断。

 

決裂するか、という時により厄介な状況になって、協力し合う事に。

お互いの理由を譲れなかっただけで、思想としては分かり合えないわけではないんですよね、この二人。不器用なだけで。

国の上層部は、二人を上手い事利用する腹積もりのようですけど、果たしてどうなるやら。

緊急事態に協力できる関係を維持して、この世界を変えていっていくれれば痛快ですけど。



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