「――好きな人と一緒にいると毎日楽しいです、って」
恋人同士の旅行を計画していたけれど、学生という身分もあって二人きりというのは許可が下りず。
そんな中、海のご両親から温泉街にある実家への帰省に同行しないかと誘われることになって。
隙を見て2人でイチャイチャしたり、付き合いが続くなかで「関係を先に進めるか」みたいな話も少しずつ出て来てますね。ある程度安定しているからこそ、どうなっていくのやら。
……相変わらずエピローグでの夕の雰囲気とか不穏だしなぁ。
帰省編のメインは、無職が常態化していた陸さんについて。
一応就活始めたり少し前向きになってきていたところだったみたいですが、帰省した先で昔なじみの女性・雫と再会。
かつて気になっていた相手であり……なんとバツイチ子持ちになっていて。
そんな驚きの再会を迎えた中で、いまどういう選択をするのかという部分に多くページが割かれていましたね。
陸と雫の関係について、即座に付き合うのではなく近くでよく見て見定めてほしいとラインを引くのが良かったですね。燻っていた想いが再燃するにしても、一回拗れたからには簡単にリスタートできるものでもないでしょうし。
拗れた恋の実例を見た後だし、夕の恋心問題があっても海と真樹はしっかり互いを見ていられるんじゃないかと思いますが……。夕との関係もあるからギクシャクはしそうだなぁ。