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「……必ず、一緒に帰ろう」

「うん」

 

VR機器に詳しい主人公ハルトは、久しぶりに幼馴染から相談を受けて。自分の知識を活かして、環境を整え初心者の友人にVR体験をしてもらおうとゲーム内で待ち合わせをした。

そこでイベントを見ていた所、突如としてゲームと似ているけれど、確実に違うファンタジー世界へとハルト達は迷い込んでしまうことに。

 

主人公たち以外にもこの現象に巻き込まれた人々は居て……初期の混乱の中で、命を落とす人まで出る状況。

ハルトと幼馴染は無事でしたが、ハルトのゲーム内の友人も犠牲になってしまって。

どうにか帰還の術を探そうとする者、手がかりのなさに諦めてこの世界に定住しようとする者などスタンスもバラバラな状況ですが。

 

主人公のハルトは、目的をもって世界を探索する方を選んで。

この世界ではプログラミング技術を用いて魔法のような事を実現できるが、ソースコードが特殊で、地球では作動していたものが機能しないこともあり、適した「言葉」を遺跡などで探すことになるんですね。

 

一方、幼馴染のミカはそうした探索にはあまり積極的ではなくて。ハルトは異世界に来てから出会った少女アイリと主に活動していくことになります。

ハルト、ミカ、アイリで「帰還したいかどうか」に対する熱量が、明らかに違うので今はいいけどいずれ破たんするんじゃないかと思うとちょっと怖いですね。