気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

グランクレスト・リプレイ

グランクレスト・リプレイ ライブ・ファクトリー ニートな君主の竜退治

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「でも、それは本当に背負える重荷かな? あのコ、潰れちゃうかもしれないよ? そう、すごく重いものだ……血と死だ」
血と死。
「そんなもの……両方とも、この世界でいくらでも見てきたよ」
眉一つ動かさずに、プロテアは不気味な己の似姿にそう答えた。
「ま、いいや。キミがそう言うなら止めやしないから」


グランクレスト・リプレイ。「MF文庫J」陣営のものですね。
ファンタジア文庫陣営との戦いがあるかもしれないということで、相変わらずの高レベル。
PC全員美少女とか、レーベルの色をよく判っていらっしゃる。
帯に、残念美少女って堂々と書かれていますけど、確かにあちこちで残念だった。
締めるべきところで締めてはいるんですけど、どうにも、緩さもあるというか。
面白いは面白いですけど、色物な感じがして、参考にはしにくいなぁ。

かつて志高いロードだったが、ある事情から、働きたくないと思うようになった、ニートな君主、ニーナ。
メイジでメイド。以前ニーナに助けられた経験を持つ少女、スティアリーフ。
アーティストの傭兵。寡黙で淡々と任務をこなす、異界から召喚した銃を放つ、インク。
自らの姿を変化させる能力を持つアーティストで、愛と放浪に生きる自由人、プロテア。

プロテア、〈専門知識:枕事〉を取得している・・・って自由にもほどがある。
地の文で「TRPGリプレイ史上類を見ないボンクラな判定である」とか言われているシーンありましたし。 

高レベルで行っている、特殊なリプレイだとはいえ、リプレイ2冊目で出てきたロードが「働きたくない」っていう色物なのははたしてどーなんだろうか。
まー、このレベルを再現できるだけの状況が整っていないですから、アレですけどねー。
とはいえ、流石クリエイターの参加しているリプレイと言いますか、設定を練ってあるので、働きたくない背景とかはなるほど、って感じでしたがね。
なんだかんだ言いつつ友人のために、賭けに出られる根性は良いものだと思いますがね。
この大陸、本気で末期なんじゃないかなぁ、というぐらい裏切りが横行している感じもしますけど。

こちら側の陣営はこちら側で必死に生きているんですよねー。
魔境である森の一部消滅させたのはこっちですが。
あーするしかなかっただろう、とは思いますが、それがまた新しい戦乱を招く、と。
なるほど、大陸から戦乱がなくならないわけですよね。
しかも、危険を乗り越えるたびに力をつけていきますが、それはつまり、うまく倒せれば、すごくおいしい獲物ってことになるわけで。

さておき、そういえばファンタジア文庫陣営は確かに軍勢を派遣していましたね。
ファンタジア側で出ていた情報の通り、「森の民」の一部を迎え入れたりしていますし、次回あたりでもう衝突しちゃいそうですけど、どうやって回していくんだろうか。
 

グランクレスト・リプレイ ライブ・ファンタジア 天災魔法師と竜を駆る姫君

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全裸の男:ふむ、私は目を開く。するとカタリナが見えるじゃないですか。
カタリナ:は、はい。
全裸の男:――一目惚れ、するわけじゃないですか。
カタリナ:なぜ!?(笑)
全裸の男:ワタシにだってわかりませんよ、そんなこと。
オルカ:ヒドイ返答だ……!

グランクレストRPGの初リプレイ。
ルールブックと同時発売で、人気クリエイターを集めた、豪華なリプレイ……なのは間違いないんですが。
ルルブ1と同時発売のリプレイで、レベルが15スタートってどういうことですか。ちょっと一回データ見直しましたよ。知らない情報がなんかたくさん出てきました。
新しく作っているシステムで、せっかく作家さんとかクリエイターを招くなら、その創造に枷をつけたくないから、好きに作ってくださいといった結果のようですが。さてはて。
ルルブ1で5レベルまでってことはルルブ2では10レベルまででしょう。いきなり上級のデータまで採用してませんか、これ。
楽しいは楽しいんですが、最初のリプレイとしてはちょっと取っつきにくいんじゃなかろうか。

参加者は、賀東昭二、深見真、石踏一榮、深遊の4人
全裸で登場する魔術師ヌル、拷問を得意とする国の暗部に属するマルタ、変身怪人で勢いでしゃべれなくなってしまったオルカ、変わったペットを飼っている姫であるカタリナ。
なんか混ぜるな危険な臭いがしますが、それでもしっかり話作っていくのはさすが。

TRPG初心者である深遊さんに、深見さんが教えた言葉が、まぁ、確かにと言いますか。リプレイ読んでいると、結構裏読める部分もあると思いますけど。

「いいですか。TRPGでは――GMの言うことを鵜呑みにしてはいけません」
「まぁ、それは言いすぎですが。バックストーリーを想像しながらプレイするのも楽しい遊びですね」

イベントものと言いますか、ある種のお祭り企画なので、MF文庫Jからもリプレイがでて、こちらの話とも関係してくるようです。
しかし、グランクレスト世界で『ライブ・ファンタジア』と『ライブ・ファクトリー』っていうのは、どうなんでしょう。同盟と連合関与してくるんですかねぇ。

あとは、データを組んでいる最中だったからか、結構遊び心満載ですね。記憶喪失のキャラが、記憶を取り戻すチャートがあったり、能力に不慣れなキャラが成長する判定があったりと、結構ネタは多い。個人的には記憶取り戻すチャートがひどい(褒め言葉)と思いました。ちゃんと関係ない記憶まで仕込んでいるあたり、芸が細かい。

 さて、MF文庫J側のリプレイでは、一体どんなイベントが起こりますかね。ちょっと楽しみ。

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ちゃか

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