「今度私にも食べさせてもらえないだろうか 魔物の肉を」
こんな方 人生で初めて出会ったわ
毒を持つとされ、食べると腹を下すなどの弊害が生じる魔獣。
実際には肉そのものに毒があるのではなく、魔獣が宿している魔力が人体にとって有害だそうで、適した処理をすれば食べられるし、なんなら結構おいしいみたいです。
主人公のメルフィエラ・マーシャルレイドは、その研究の第一人者であり当人も美味しいものを食べるの大好きで、色々と工夫しているみたいです。
……まぁ、魔獣という存在を食べることへの忌避感や、食べると有害であるという認識が強いことから彼女は「悪食令嬢」なんて悪評で呼ばれて、結婚相手もなかなか見つからないなんて状態になっていたようです。
そんなある日、常に魔獣の血に濡れる戦いの中に生きているため狂血公爵と呼ばれるガルブレイス公爵が、社交の場に乱入した魔獣を切り落とす場面に遭遇して……。
互いに悪評が付きまとう身でありながら、噂に踊らされることなく相手をしっかり見ていることで好印象を持って。
メルフィエラ、魔物使った干し肉持ち歩いていたり、それを公爵に差し入れしちゃったりする豪快さがあるので「悪食」って噂が無くても付き合いは限られたかもな……感はある。
ただそんな彼女だからこそガルブレイス公爵には合っていた部分はありますよね。
……相性の問題もあったからか、速攻で求婚されることになって話が進んでいったのはテンポ良かったですけど。
WEB小説のコミカライズで、原作も好きだったんですが最近更新停滞気味なのでそこは惜しい。