気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ジャンプコミックス

冒険王ビィト18


「ボクらが活かされた理由がきっとあるはず 一緒にビィトたちのために力を尽くしましょう」

「ライオ……死ぬのはそれからです!」

 

ライオを奪還して無事に帰国したビィトたち。

キッスに審判が下される日が近く……王様は、なんだかんだ言いつつ彼を気にかけていて、一日中べったりだとか。

王様がキッスの事を知って彼を認めて行ってくれてるの、良いですね。

 

天撃の才能がずば抜けているから必要としていないから才牙が目覚めないのだろう、というカルロッサの説も半分くらいは合ってるだろうとしつつ、キッスが自分の力に自信がない……自分を認められていないから、才牙に目覚めないのだろうなんてアドバイスもくれて。

王様が下した審判が、「バスターだから戦いの中で罪を償え」というのが良かったなぁ……。それはそれとして、奥義を一回見せただけで模倣されてるのはちょっと笑っちゃった。

 

ライオが意識を取り戻して、クルスと再会していたのも熱い展開でしたし。

ビィトが変わらず暗黒の時代を終わらせる熱意を持って進み続けていて、スレッドもここに至って戦士団への参加を表明。

陣容が厚くなったところで、魔賓館があるというエンドワールドへ踏み込む依頼が齎されて。順調に彼らも成長しているのが分かって良かったですが……終盤の展開には驚きましたね。予想外の動きする鬼札すぎる。

ワールドトリガー27

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「今回 遠征に行く前にお前自身の問題点が1つわかった だからこれでいい」

「お前がするべきことは落ち込むことじゃなくて 遠征までにこの問題点を改善することだ」

 

二宮も色々考えてはいるみたいですけど、言葉にするものが少なくて。

A級からの評価もちょっと辛口か……? 三輪から「このままだと雨取がつぶれるぞ」って発言も出てましたからね。

試験に本気で望んでいる修、仲間だろうと敵チームの弱点になるなら千佳狙いも辞さないあたりさすがのメンタル。冷や汗もかいてなかったぞ。

 

そしてボロボロにされて千佳は凹んでましたが。ずーんってなってる千佳、正直可愛かった。

東さんからのフォローもあって、今問題に気付けたなら改善していこうという方向に持って行ってくれたのは良かった。

後は、夜に同部屋になった絵馬と二宮が、各々が抱えていた胸の内を少しでもぶつけ合ったのは良かったと思いますね。

いつかはぶつからないといけなかった2人でしょうし。絵馬が人に期待するばかりで、自分から動いていないという点の指摘がされていたのは、彼の成長に繋がりそうですし。

カプセルで寝て起きた時に頭ぶつけてる東さん、ちょっと面白かった。

 

幹部陣がその日の評価下している会議シーン、相変わらず地味なシーンなんですけど、城戸司令が「三雲隊員の分析とアイデアも評価に値する」と言っていたり、それぞれの着眼点が見えるの好きなんですよねぇ。

読み返しても味がする、ワールドトリガー読んでるなぁって回で良かった。

若村が隊長として選抜されたのには、ボーダーとして先を見据えた方針故、と明言してくれたの良かった。

あと武富さん、「ランク戦実況開設システム運営主任」として幹部会議に参加してる絵面面白かったな。さすが実況実装の為に行動しただけのことはあるというか。そのまま主任やらせてるの、ボーダーの懐が深いというか。

 

質問コーナーも楽しかったですね。とりまるだけが片付けスキルを持っていたので、彼が抜けた後大変なことになっている太刀川隊とか。ルール無用で鬼怒田さんまで勧誘してる加古さん面白すぎるな……とか。面白ポイントが多かったです。

冒険王ビィト17

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「それに…賭けられるか?」

「おめーとは会えばケンカばかりだけど…腕を信じなかったことは一度もねぇ」

「賭けるに決まってんだろ!」

 

スレッドがドクターから事情を聞いたうえでビィトに合流してくれたのがありがたかったですねぇ。

ライオが未だ生きているけど操られているという情報を得た上で、それに対処できるだけの腕を持っていたわけですし。

良く喧嘩する相手だけど、腕は信じていると頼れる兄貴分の対処を一任したビィトとスレッドの信頼関係、結構好きです。

 

幽霊船の外で戦っていたポアラが翼の騎士の助言を受けて、才牙に覚醒。

ゴリッゴリのパワータイプって感じでしたけど、実に彼女らしくて良かったですねぇ。

その後、幽霊船でのヒスタリオ戦に加勢しに行ってましたけど。女性陣への依頼が「ぶっ叩け」で「得意分野」と返すあたりが、らしくて笑った。

ビィト、ポアラ、キッスにスレッドミルファ。5人そろってヒスタリオと戦うことになってましたが……自分自身に奥義・牙流転生を使ったヒスタリオ、厄介過ぎましたねぇ。

倒すに倒せず、最終的には斧の必殺技に頼ることになっていましたが。逆にここまで頼れるブルーザムの才牙の頼もしさよ……制御できないと自爆技になる怖さもありますけどね。

 

最後の煽り文で、魔人との最終決戦の火ぶたを切ることになる事件の決着、と謳われていて、シリーズの決着も近いのかなぁとちょっと感慨深くはなりましたね。

……掲載誌が季刊誌なので、なんだかんだまだ年単位で続いてくでしょうけど。ぜひ完結までを描いて欲しいですね。

ワールドトリガー26

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「仲間の心配してたのは おまえのほうじゃねーか」

「おれは心配してないよ オサムと組んだ方が勝てるってだけだね」

 

相変わらずの遠征選抜編。

戦闘シミュレーションは前日よりもユニットが増えて、参加者の処理能力に負担を増やしてくる、実にいやらしい構造になっていましたが。

臨時部隊がそれぞれの方法でしっかりと向き合って対処していたの、熱かったですねぇ。メンバー構成が違うから部隊ごとに強みと弱みがあって、多くのメンバーがそれを自覚してるのがすごい。ボーダー所属の学生たち、優秀過ぎる。

 

その中でも弱みを多く抱えているというか、課題が多いのがヒュースのいる若村隊なわけですが。

色々考えてはいるけれど、迷いすぎて足踏みしちゃうのが良くないですねぇ……と外野からは言える。

諏訪隊も香取が一回スイッチ切れて絶不調モード入って停滞しかけましたけど、三雲が他の香取隊メンバーから話を聞いたり、諏訪たちから話を聞いた結果、師匠を売ることになってたのにはちょっと笑っちゃった。

モニターしてる烏丸第一の2人のリアクションも面白かったです。

 

機能より負担増えた戦闘シミュレーションをしつつ、しっかりと対策のネタを発見してる修の視野は本当にどうなってるんでしょうね……。

データ不足してて他の隊と交渉したいとか、ライン的にOKかわからない部分がある時とか、しっかり隊長として責任を負うと言ってくれる諏訪さんも派手さはないけど格好いい。

 

各話の間に質問コーナーがあるのは恒例ですけど、今回はマニア向けに戦闘シミュレーターのスキルリストとか乗ってて、本当にマニア向けで笑った。大分作り込まれてて草。

しっかり「エスクード攻撃」あるし、「隠密狙撃」とかに対処でくる「直感回避」って影浦サイドエフェクトの再現スキルなのでは……? それを言ったら「ツインスナイプ」とかもあるし、ボーダーのエンジニア大分遊んでるな。芦原先生が「謎に楽しかった」って言ってるのわかるなぁ。

ワールドトリガー25

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(知恵絞れよ三雲…… おめーの得意分野だろ?)

 

戦闘シミュ演習が開始されることとなりましたが……。

中々に作り込まれてて、香取からは「クソゲー」「無駄に複雑」「これ作ったやつは頭が悪い」と散々な言われようですけど。

 

上層部、通常の防衛任務やら組織運営やらに加えて、このシミュレーターの作成までやってて、読者から見えない場所では遠征準備に向けた外部との交渉もやってるだろうから、マジ仕事多くてヤバそう。

部門ごとに分業はしてるでしょうけど、219話で特別課題の採点してるシーンとか、幹部集まっての会議形式にしてる場面を結構見てるので、結構時間カツカツなのでは……? みたいな気分になりますね。

 

シャッフル部隊だからこその味わいがあって、どのシーンも楽しいですよね。

これはB級ランク戦をしっかりと描いて、それぞれの舞台について詳しくなったからこそ楽しいエピソードだから、読んでて良かったぁと思います。

修が居る諏訪7番隊の描写が多いですけど、戦闘シミュへの向き合い方とか、特別課題が振られた時の対応とか、各部隊で個性が出てるのが良い。

隠岐さんが日佐人から「諏訪さんが隊長なのはラッキー」と言われた通り、諏訪さんの株がドンドン上がっていくのが個人的にはグッド。頼りになる年長者、いいですよね。

上手くいってる隊ばかりではなく、バチバチやり合ったりギクシャクしたりする隊もありますけど、これからどうなっていくのが楽しみでならない。

 

今回の遠征選別で描写が増えてきたけど、まだまだ謎が多い漆間だったり、カバー裏の片桐隊の面々のこととか、まだまだ魅力的なキャラ増やしていけるのが凄い。

自前で揉め事の種作りたくないと言ってる桃園君が、舞台に入ってすぐA級にあがったためテンパり気味の0.8人前スナイパーと書かれていたり、カバー裏情報の方が詳しいですからね。今後の活躍に期待。

でも、1人前スナイパーであろう12位が「あの程度は防御の内に入らない」とかいう変態技量持ちだからな……A級でやっていけてる0.8人前スナイパーって、普通に凄腕でしょ……。

Thisコミュニケーション

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「俺はデルウハ」

「毎日パンとサラミが食える立場を守れるなら 世界がガスに埋もれようと」

「化け物を殺す仕事に就かされようと構わない そういう男だ…よろしくな」

 

イペリットという怪物が湧くようになった地球。

この怪物は惑星を彼らに住みやすくする為、人を障害と認め最優先で排除しにかかった。

イペリットが出すガスで地上は覆われ、人類は高地へと逃れようとしたものの……そのわずかな土地を奪い合い、イペリットに襲われたって言うんだからどうしようもない。

優秀な兵隊を集めて反撃にでる世界連合軍計画ってのがあったらしいですが、遅きに失したとかなんとか。

 

そうした海外の事情に詳しいデルウハは、食事が取れれば汚れ仕事だろうと引き受ける主義の持ち主で、「あるとしたらここだけ」と長野を訪問。

飯が食えないなら死を選ぶ辺り筋金入りですが……ギリギリで隠された研究所のメンバーに助けられた。地下研究所ながら、生産設備も整っているようで200人ほどが生き延びているとか。

食事を提供してくれるなら協力します、とデルウハは言って実際軍事に詳しい人材を欲していたわけで、ギブアンドテイクは成立するんですが……。

 

この研究所では人体実験を行っており、それで作り出した女子5人の兵隊「ハントレス」による防衛を続けていた。

しかし実験体だった彼女達はかなり不安定で「力を誇示するばかりの子供たち」と評されてました。

ただし、軍人が出来なかったイペリットとの近接戦闘が可能な身体能力に加え、「死んでも一時間前の自分を再生する」という不死身の兵隊でもあった。

 

その能力を、研究所の所長よりも効率的に運用してのけるのがデルウハであり、この主人公最悪だよ、って言いたくなるんですよね……。

戦闘中に味方を斬ってしまい混乱した子が居て、その子と他のメンバーとの関係が悪化する可能性が高い。だから殺して記憶をリセットする。

生き残りも殺してしまえば「ミスで同士討ちした」と事実は消え失せるんですよ! と言い表情で告げるんですよね。怖いわぁ……。

 

所属していた軍隊で「悪魔」なんて呼ばれていたのも頷ける。

イペリットと至近距離で遭遇して、敵わないとわかったから逃げを打った。「部下より速く走れる状況だったから逃げるだけは出来た」って台詞、聞いてるだけなら「あぁ部下が何か荷物を持ってて、遅れてしまったのかな」って思うかもしれませんが……。

回想シーン見ると、部下の足撃って倒れたのを囮に逃げてるんですよね……自分が生き延びるという点においては間違ってないけど、躊躇いなく選択できる辺りが怖い。

ワールドトリガー24

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「三雲もそうだが『自分を認めてくれる仲間』がいなくても結果を出せるかどうかが問われるってことだ」

 

巻頭カラーイラスト、玉狛支部のメンバーの和気あいあいとした感じが出てて良かったですねー。

遠征選抜試験関連のエピソードで、今までやってたランク戦と比べると静かな展開が多いんですが、それでも面白いのが凄い。

 

まずは完成した11部隊を、A級はどう評価するのか。

閉鎖環境で問題が起きそうなところ、順調そうなところ。とりまる先輩が、氷見さんの印象他と違ってるのとか、それぞれで見えるものが違うのを端的に表現してて良い。

それを見た時の上層部の分析の際に、唐沢さんが諏訪7番隊あげて三雲贔屓を他2人にツッコまれてる場面は笑えた。一応、別の理由があるらしいですけど

 

そうやって外部からの解説だけじゃなくて、臨時隊長の口からコンセプトの解説をさせたり情報が順に出てくるので分かりやすい。

諏訪さんがくじの細工を見抜いていたリ、思っていたよりも視野が広い人だったんだなぁと、ガロプラ戦の時に外で指揮任されたのは伊達じゃないな感。……いやあの時は速攻で二宮に振ってましたが、適切な判断できるってことですしね。

臨時隊長が選ばれた基準とかもしっかり考察してましたし。修にアドバイスとかもしてたし、頼りになるわ~。

他の部隊も考えながら構築してる中で、若村のまだ及ばない感じが新鮮です。ワートリの学生たち、スペック高すぎるんですよねぇ……。

 

巻末には、初日終了時点での評価が掲載されてましたが。諏訪7番隊のエース、香取が得点1番だっての嘘はついてないけど、A級評価が最下位だったのには笑った。

他には漆間と菊地原もマイナス入ってて、漆間このままだと目的のボーナス遠いのでは? って気になったのと、菊地原なんで遠征経験あるのにマイナス貰ってるのよ……それだけチームの騒々しさにやられたか、非協力的だったのか。

鬼滅の刃公式ファンブック  鬼殺隊見聞録 弐

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誰かに称賛されたくて命を懸けているのではない

どうしてもそうせずにはいられなかっただけ

その瞬間に選んだことが 自分の魂の叫びだっただけ

そうだろう みんな

 

シリーズ完結後に出た、鬼滅の刃ファンブック第2弾。

最終決戦までを踏まえた隊士たちの情報などが描かれています。

巻頭は「鬼滅奇譚百景~増補改訂版~」として、炭治郎をメインにストーリーを振り返るカラーページ。増補改訂版とある通り、雑誌付録か何かの加筆版っぽいですね。

 

メインキャラごとに「大正コソコソ噂話」が掲載されていて、新鮮な情報もありました。

下弦の伍だった累は、入れ替わりの血戦に興味が無かったから下位にいただけで、実際は下弦の壱・弐くらいの実力があったとか。

実は、青い彼岸花を見た事があるキャラクターが居たというのも驚きましたね……。割と無惨惜しい所まで迫ってた説あるな。

 

柱相関言行録として、それぞれの柱に対してどんな印象を持っているかとか、全体的な打ち解け率が書かれていましたが……。

「柱になって日が浅いのと記憶障害があったため」と注意書きのある無一郎ですら40%あるのに、見事に30%で最低記録を叩きだしてる水柱さんは本当にもう……。これは嫌われてますわ……。

 

単行本未収録の「煉獄零話」、「年始番外編」などもありますが。

特別書き下ろしの「炭治郎の近況報告書」も良かったですねー。最終決戦後、実家に戻った炭治郎たち。

「善逸伝」はやっぱり彼らしい改竄が入っていたとかで。意見を求められてビシバシ指摘入れる炭治郎は強い。「全てが極端で偏っている」の、読んでないけど分かるわぁ……。なんで全79巻もあるんだ、善逸伝……。

ワールドトリガー23

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「これで余計に遠征選抜通るしかなくなっただろ?

メガネくん」

 

これで順位が確定することになるB級ランク戦最終戦、中位夜の部。

香取隊VS奈須隊VS諏訪隊の三つ巴で各隊一人落ちたところ。

それぞれに譲れない想いが合って戦っていますが……やはり注目は、ボーダーでトップクラスにギクシャクしてそうな香取隊。

 

エースの香取と若村が言い合いするのはいつもの事ですが、今回は香取が折れて若村の指示に従う形に。それで、いつもの調子が出ずに他の隊員からも様子がおかしいと思われてましたけど。

うう~ん流石指揮3BBF)というか。いや、他の隊員とかの頭の巡りが良すぎるだけで、年相応な感じだと思いますけどね、ホント。

……でも指揮3で言えば射手1位の出水もそうなんですよね。でも彼は実戦経験あるからか、大規模侵攻の時は3バカでちゃんと打ち合わせしてたからな……。

 

若村は試合中ですら「上位はどうなった」とか考えていて、集中しきれてないのも良くなかったと思います。彼、考えすぎるんですよね。

ガチガチの理論型で、その殻を破れれば上に行けるんじゃないかと思いますがどうなるやら。

 

ランク戦、なんだったらページごとコマごとに語れそうなくらいネタが細かいんですよね。

諏訪がベイルアウト直前に射撃で堤を逃がす手助けしてたり。奈須さんも想定外の時代に、弾を残していく気概があるし。

主人公たちがいないのにこんなに熱いって凄い。

 

そして、ガロプラとの再接触と交渉があって、ひとまずは穏当な感じになりそうでしたが。

陽太郎のことやボーダーの抱えていた事情とかがまた一つ明らかに。いやいや、雷神丸のことも含めてマジか。こんな重大な伏線が23巻まで隠されていたとか。

いや、これまでの積み重ねがあったからこそ、理解しやすくなっているんですけどね。

 

そう言う意味では、この次に行われる遠征選抜試験もそうで、ランク戦で各隊の事情とかを察しやすくした上で行われるからこそ、分かりやすい。

ランク戦でも接点のなかった漆間や、登場してないA級の顔見せなんかもあって、まだまだ面白くなりそうです。

チームごとの絆とかそういうものを見せて来てからの、隊員シャッフルは新鮮で凄い楽しみですね。

 

二宮が全く自重せずに東さんと千佳を持って行って悪目立ちしたからアレですけど。

古寺もしれっと木虎とってA2人態勢にしてるのがズルい。歌川も空閑持って行ったしな……。

隊員選抜時の臨時隊長たち、胸中触れられた部分と触れられてない部分あるので、選抜試験の中で明かされていくのを期待したい。なんで諏訪さんが香取とったのか、とか。

 

巻末おまけの、臨時隊長のアンケート公開も楽しくていいですね。

行きたくない隊員選んでないのも居て個性が出てる。面白さ重点の王子とか、麻雀要員を盛り込もうとしてる諏訪とか。

若村くん、隊員にコミュ力を求めてるけど、自分のも磨こうね……行きたくない人の理由が「見下されている気がする」って言うのも、自信のなさが現れてて辛い(絶対選抜試験で曇るので)。

まだ名前しか出てない、真木や草壁が「いきたくない理由」の方に選ばれてて、ますますどんなキャラか気になりました。続き楽しみ。

鬼滅の刃23

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「帰ろう ね」

「家に帰ろう」

 

珠世さんの、倒すために自分が強くなるのではなく、相手を弱くすれば良い。

この台詞から最終巻始まるのが、中々新鮮ではありますね。

生きる為に手段を選ばない相手を殺すため、手段を選ばない。そこまでやって、なお生き延びている無惨の生き汚さを想えば、大正解何だよなぁ。

 

無惨が柱達の抵抗を、赫刀を使っても効くはずがないとか言ってますが、縁壱とかいう後世にまで残る傷を与えた怪物を基準にすると、それはそうとしか言えないのが凄い。

追い込まれて、神経を狂わす衝撃波を発していましたが……初手からその血鬼術使ってれば、逃げおおせたんじゃないかなぁとか思うなどした。

まだ切ってない手札もあったでしょうけど、温存したまま死ぬ辺りがあまりにも無惨様クオリティ。

 

血鬼術なら、日輪刀が効くんじゃないかと自分に刺す炭治郎もさすがの根性と言うか。

誰も彼もがこの最終決戦で、出来る事をして足掻き続けていたのが、流星のように煌めいていた。

善逸が足を負傷しながらも奮闘したり、声かけを続けていたりと、臆病の虫がどこかにいったかのような活躍をしていて格好良かった。戦闘後は泣きごと言ってましたが。

彼らしくていいんじゃないですかねぇ。

善逸に限らず、誰もかれもが、自分らしさを貫いた結末だったのではないでしょうか。

……それが、鬼殺隊隊士としての「らしさ」であったとしても。

 

岩柱、蛇柱・恋柱の結末、風柱たちの治療風景など。

事後処理に入るんだな、というしんみりした空気をぶち壊してくるんだから、無惨様の置き土産が凶悪。

足掻き続けて、なんとか少しでも良い結末に辿り着けてほっとしてます。

最後の柱合会議で、義勇さんがちゃんと水柱っぽくなってて、言葉を尽くせているのがこれまでの騒動を思うと、成長感じられて良い。

 

そして最終回。本誌で読んでいましたが、なんか補足が多いというか、加筆により更に魅力を増しるように思えました。

あとがきがきとして、袖に書かれていたメッセージも尊い。

「何百年も前の出来事も、その時は今でした」から始まるメッセージに、元気を貰えました。素敵な最終巻だったと思います。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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