気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ジャンプコミックス

冒険王ビィト19

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「…ビィト 君はよく自分は球が良くないような言い方をするが決してそんなことはない」

「特にこと戦闘においてはまぎれもなく天才だ」

「君の頭脳は常に高速で回転し正解へと突き進み続ける 理想的だ」

 

7780話を収録。

ビィト騎士団に入りたいという提案をしてきた、魔人博士ノア。

才牙を砕かれたら普通数日は動けなくなるのに、治療されたミルファ達は活動できるようになっているのが凄い。

ノアから七ツ星たちが賭けで攻め込む順番決めてたって話だとかを聞いて、ノア自身の思惑なんかも聞いて……暗黒の世紀を終わらせるために、共闘することに。

陣営が違うのもあるし、一緒に行動するのではなくて各々で動いて影で連動する形でまとまったのは、良いですね。ビィトならではの判断だと思う。

 

ノアとの交渉が始まっても、ノアへの勝ち方を考え続けているし。

交渉がまとまったあと突然「眠る日」に入ってしまったと思ったら、夢の世界でノアと戦い続けて、たった一回だけでも手ごたえを感じる試行を見出したとか言い出すし。

その裏側で、ベルトーゼが秘匿された拠点に攻め込んで翼の騎士と戦う事態になっていたり。その圧倒的な力を見せつけたりしてるので、ここでノアとぶつかってビィトが経験を積めたのは良いことだと思います。

魔人陣営もロディーナがノアと接触してるし、シャギーも相変わらずなにか企んでそうな雰囲気がありますし。終わりに向かっている雰囲気もありつつ、もう一波乱二波乱くらいはあるだろうなぁ……。

ワールドトリガー29

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「……いや いろんなことがわかったよ」

「技術とか知識とは別の 根本的なことに気付かせてもらった」

「あとは オレ自身が決めることだ」

 

248257話を収録。

ヒュースからかなり厳しい指摘をされることになった若村。

その日の夜、同室だった半崎からフォローが飛ぶくらい厳しいという認識だったみたいですが。そんな中でも「得るモノがあったから、後は俺の判断することだ」と言える若村、この試験を通じて成長しているのが感じられましたね。

 

ヒュースはさらに、未熟な部分がある若村が試験の隊長として抜擢されたのは、そうやって一歩ずつ成長できる教官候補の一人なのでは、とまで考えているのが流石というかなんというか。

アフトクラトルで遠征に連れてこられる位の才能ある人材ではあるんだよなぁ……と改めて実感。

 

トリオン兵を使ったシミュレーション試験、諏訪7番隊の初日はスナイパーユニットを並べる形で稼ぎ、2日目は省力で行ってましたが。

戦闘順の妙があったとはいえ、今回はそこまで修のアイデアも刺さらず。修も活躍してるけど、失敗もあって。ちょっと凹む場面がありつつも、諏訪が「凹むなら終わってから」と言ったことで切り替えている場面が好きですね。

 

他にも課題を撮りためておいて、回答を共有してブーストするという……要するに「残業して点数を稼ぐかどうか」という問題。

点数を競っている選抜メンバーが残業に気付いて採用するところもありましたが。

採点する側のA級が、「残業ってどうなんですかね」って疑問を抱いてたりするのも、この作品らしくて良かった。

 

若村・ヒュースのやりとりでも、A級隊員それぞれの意見がありましたし。

A級が採点する側だけど……そのA級もまた幹部陣から評価されてるわけで、「加点が多くて減点が少ない」とか「地味ながら有用な働きが評価されにくい」とか、いろんな視点が見れるのが楽しい。

そしてこの閉鎖環境試験が面白かったので大分意識から薄れてましたけど、そういえばこれ一次試験だったわ。二次試験の戦闘シミュレーション、A級部隊との戦闘とか楽しそうですねぇ……見てる分には。選抜隊の方々はかなり大変かと思いますが、頑張ってもらいたいところ。

見どころかなりありましたが、重要拠点のターミナルが千佳のアイビスでも8発撃たないと壊れないシールドに守られてるって場面、トンデモなくて笑っちゃった。初期の基地の外壁より硬い。

ワールドトリガー28

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「『できるようになった』という無数の事実を忘れるな」

「そして自分に『できる』高さになるまで一段一段を刻んで行けば 必ず今より強くなれる」

「そしてそれが おまえの自信に変わるんだ」

 

239247話を収録。

自分たちでトリオン兵を作って戦わせる、という特殊シミュレーション。

辻が、ネイバーの襲撃の影響でトリオン兵に悪いイメージあるから、別系統のデザインとして恐竜に寄せてみたり。シミュレーションとは別口のアイデアとして、王子は肩に装備して援護してくれる小型タイプを考えてみたり、太一が輸送車両としての性質に注目したものを作ってみたりしてるの、それぞれの個性が見えて良いですねぇ。

小荒井が上手くかみ砕いて説明してくれてるのも読者的にもありがたいし、臨時部隊の中でもアドバイス役になってて作中でも意味があるのが良い。

 

他にも「ルール的に狙って引き分けに出来るんじゃないか」って案を出す隊員が居たり、かとおもえばヒュースは「俺のトリオン量なら火力と耐久を両立した飛行型が作れる」とストレートにパワーで解決しにきてたりしますし。

……いやまぁヒュース、そのトリオン量でごり押しする方が実際強いし、それだけじゃなくて樫尾がタネを見抜けずにいた、諏訪7番隊の作戦を(修を良く知っているアドバンテージあるとはいえ)速攻で見抜いてますから貢献度高いんですけども。

 

修のアイデア、戦闘ターンを切り詰めてコスト削減してるのも上手いけど、実際に大きく動くターン限定してることで、動かす側の負担も減ってそうなのが良いですよね。

見た目だけ偽装してる隊とか、奇抜な見た目のトリオン兵を作って情報量の暴力で殴り着てる隊とかいて、個性が光ってて楽しかった。

絵馬が自分から意見を出していくようになって、「B級隊員は真面目だから、対策出来るならしたがるだろう」って、まだ感覚に寄ってる部分は有れどしっかり要点押さえてたのは偉い。実際、村上10番隊とかは明日が4日目くらいの想定で対策が回っていったらどうなるのか、とか言うカードゲームの環境考察みたいなことしてるしな……。

諏訪隊も、順位が上がってきたこともあって「対策される側になったから、労力少な目で刺さるところには刺さる程度の案を考えろ」とか修に無茶ぶりしてましたが。修なら考え付くだろうなぁ……という信頼がある。

それぞれの順位や環境の中で、「トリオン量で『読み』を超える可能性のある若村隊(ヒュース)や二宮隊(千佳)」への警戒があったり。絵馬から、「『読み』を超えてくる、A級に感じるような怖さを感じたのは、歌川隊(空閑)と諏訪隊(修)だけ」という風に、玉駒第2がバラバラになっても、注目を集める個所に居るの良いですね。

 

そうやって修が注目を集める中で、若村はいろいろと苦悩して……それを抱え込まず、質問出来たのはこれまでの彼からすると一歩前進でしょうか。

その後ヒュースの正論パンチでボコボコにされるんですけど……。ヒュースも若村の師匠である犬飼へ一報入れて相談したりしたうえで、言葉を費やしているの良かったですね……。

 

犬飼、遠征も視野に入っていた隊の隊員なだけはあるというか。「おれがいなくなったらどうすんの」と、自分が居なくなる可能性を踏まえて、「戦う時は独りなんだから、独り立ちさせよう」と指導していたの重い……。

若村も悩んで悩んで、かなり苦慮してますけどまだ彼ら普通に学生やってる年齢なんですよね……凄い優秀なんだよなぁ。

ヒュースのたい焼きを使った『実力』の比喩とか、『努力』の考えとかかなり刺さりましたね……。



冒険王ビィト18


「ボクらが活かされた理由がきっとあるはず 一緒にビィトたちのために力を尽くしましょう」

「ライオ……死ぬのはそれからです!」

 

ライオを奪還して無事に帰国したビィトたち。

キッスに審判が下される日が近く……王様は、なんだかんだ言いつつ彼を気にかけていて、一日中べったりだとか。

王様がキッスの事を知って彼を認めて行ってくれてるの、良いですね。

 

天撃の才能がずば抜けているから必要としていないから才牙が目覚めないのだろう、というカルロッサの説も半分くらいは合ってるだろうとしつつ、キッスが自分の力に自信がない……自分を認められていないから、才牙に目覚めないのだろうなんてアドバイスもくれて。

王様が下した審判が、「バスターだから戦いの中で罪を償え」というのが良かったなぁ……。それはそれとして、奥義を一回見せただけで模倣されてるのはちょっと笑っちゃった。

 

ライオが意識を取り戻して、クルスと再会していたのも熱い展開でしたし。

ビィトが変わらず暗黒の時代を終わらせる熱意を持って進み続けていて、スレッドもここに至って戦士団への参加を表明。

陣容が厚くなったところで、魔賓館があるというエンドワールドへ踏み込む依頼が齎されて。順調に彼らも成長しているのが分かって良かったですが……終盤の展開には驚きましたね。予想外の動きする鬼札すぎる。

ワールドトリガー27

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「今回 遠征に行く前にお前自身の問題点が1つわかった だからこれでいい」

「お前がするべきことは落ち込むことじゃなくて 遠征までにこの問題点を改善することだ」

 

二宮も色々考えてはいるみたいですけど、言葉にするものが少なくて。

A級からの評価もちょっと辛口か……? 三輪から「このままだと雨取がつぶれるぞ」って発言も出てましたからね。

試験に本気で望んでいる修、仲間だろうと敵チームの弱点になるなら千佳狙いも辞さないあたりさすがのメンタル。冷や汗もかいてなかったぞ。

 

そしてボロボロにされて千佳は凹んでましたが。ずーんってなってる千佳、正直可愛かった。

東さんからのフォローもあって、今問題に気付けたなら改善していこうという方向に持って行ってくれたのは良かった。

後は、夜に同部屋になった絵馬と二宮が、各々が抱えていた胸の内を少しでもぶつけ合ったのは良かったと思いますね。

いつかはぶつからないといけなかった2人でしょうし。絵馬が人に期待するばかりで、自分から動いていないという点の指摘がされていたのは、彼の成長に繋がりそうですし。

カプセルで寝て起きた時に頭ぶつけてる東さん、ちょっと面白かった。

 

幹部陣がその日の評価下している会議シーン、相変わらず地味なシーンなんですけど、城戸司令が「三雲隊員の分析とアイデアも評価に値する」と言っていたり、それぞれの着眼点が見えるの好きなんですよねぇ。

読み返しても味がする、ワールドトリガー読んでるなぁって回で良かった。

若村が隊長として選抜されたのには、ボーダーとして先を見据えた方針故、と明言してくれたの良かった。

あと武富さん、「ランク戦実況開設システム運営主任」として幹部会議に参加してる絵面面白かったな。さすが実況実装の為に行動しただけのことはあるというか。そのまま主任やらせてるの、ボーダーの懐が深いというか。

 

質問コーナーも楽しかったですね。とりまるだけが片付けスキルを持っていたので、彼が抜けた後大変なことになっている太刀川隊とか。ルール無用で鬼怒田さんまで勧誘してる加古さん面白すぎるな……とか。面白ポイントが多かったです。

冒険王ビィト17

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「それに…賭けられるか?」

「おめーとは会えばケンカばかりだけど…腕を信じなかったことは一度もねぇ」

「賭けるに決まってんだろ!」

 

スレッドがドクターから事情を聞いたうえでビィトに合流してくれたのがありがたかったですねぇ。

ライオが未だ生きているけど操られているという情報を得た上で、それに対処できるだけの腕を持っていたわけですし。

良く喧嘩する相手だけど、腕は信じていると頼れる兄貴分の対処を一任したビィトとスレッドの信頼関係、結構好きです。

 

幽霊船の外で戦っていたポアラが翼の騎士の助言を受けて、才牙に覚醒。

ゴリッゴリのパワータイプって感じでしたけど、実に彼女らしくて良かったですねぇ。

その後、幽霊船でのヒスタリオ戦に加勢しに行ってましたけど。女性陣への依頼が「ぶっ叩け」で「得意分野」と返すあたりが、らしくて笑った。

ビィト、ポアラ、キッスにスレッドミルファ。5人そろってヒスタリオと戦うことになってましたが……自分自身に奥義・牙流転生を使ったヒスタリオ、厄介過ぎましたねぇ。

倒すに倒せず、最終的には斧の必殺技に頼ることになっていましたが。逆にここまで頼れるブルーザムの才牙の頼もしさよ……制御できないと自爆技になる怖さもありますけどね。

 

最後の煽り文で、魔人との最終決戦の火ぶたを切ることになる事件の決着、と謳われていて、シリーズの決着も近いのかなぁとちょっと感慨深くはなりましたね。

……掲載誌が季刊誌なので、なんだかんだまだ年単位で続いてくでしょうけど。ぜひ完結までを描いて欲しいですね。

ワールドトリガー26

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「仲間の心配してたのは おまえのほうじゃねーか」

「おれは心配してないよ オサムと組んだ方が勝てるってだけだね」

 

相変わらずの遠征選抜編。

戦闘シミュレーションは前日よりもユニットが増えて、参加者の処理能力に負担を増やしてくる、実にいやらしい構造になっていましたが。

臨時部隊がそれぞれの方法でしっかりと向き合って対処していたの、熱かったですねぇ。メンバー構成が違うから部隊ごとに強みと弱みがあって、多くのメンバーがそれを自覚してるのがすごい。ボーダー所属の学生たち、優秀過ぎる。

 

その中でも弱みを多く抱えているというか、課題が多いのがヒュースのいる若村隊なわけですが。

色々考えてはいるけれど、迷いすぎて足踏みしちゃうのが良くないですねぇ……と外野からは言える。

諏訪隊も香取が一回スイッチ切れて絶不調モード入って停滞しかけましたけど、三雲が他の香取隊メンバーから話を聞いたり、諏訪たちから話を聞いた結果、師匠を売ることになってたのにはちょっと笑っちゃった。

モニターしてる烏丸第一の2人のリアクションも面白かったです。

 

機能より負担増えた戦闘シミュレーションをしつつ、しっかりと対策のネタを発見してる修の視野は本当にどうなってるんでしょうね……。

データ不足してて他の隊と交渉したいとか、ライン的にOKかわからない部分がある時とか、しっかり隊長として責任を負うと言ってくれる諏訪さんも派手さはないけど格好いい。

 

各話の間に質問コーナーがあるのは恒例ですけど、今回はマニア向けに戦闘シミュレーターのスキルリストとか乗ってて、本当にマニア向けで笑った。大分作り込まれてて草。

しっかり「エスクード攻撃」あるし、「隠密狙撃」とかに対処でくる「直感回避」って影浦サイドエフェクトの再現スキルなのでは……? それを言ったら「ツインスナイプ」とかもあるし、ボーダーのエンジニア大分遊んでるな。芦原先生が「謎に楽しかった」って言ってるのわかるなぁ。

ワールドトリガー25

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(知恵絞れよ三雲…… おめーの得意分野だろ?)

 

戦闘シミュ演習が開始されることとなりましたが……。

中々に作り込まれてて、香取からは「クソゲー」「無駄に複雑」「これ作ったやつは頭が悪い」と散々な言われようですけど。

 

上層部、通常の防衛任務やら組織運営やらに加えて、このシミュレーターの作成までやってて、読者から見えない場所では遠征準備に向けた外部との交渉もやってるだろうから、マジ仕事多くてヤバそう。

部門ごとに分業はしてるでしょうけど、219話で特別課題の採点してるシーンとか、幹部集まっての会議形式にしてる場面を結構見てるので、結構時間カツカツなのでは……? みたいな気分になりますね。

 

シャッフル部隊だからこその味わいがあって、どのシーンも楽しいですよね。

これはB級ランク戦をしっかりと描いて、それぞれの舞台について詳しくなったからこそ楽しいエピソードだから、読んでて良かったぁと思います。

修が居る諏訪7番隊の描写が多いですけど、戦闘シミュへの向き合い方とか、特別課題が振られた時の対応とか、各部隊で個性が出てるのが良い。

隠岐さんが日佐人から「諏訪さんが隊長なのはラッキー」と言われた通り、諏訪さんの株がドンドン上がっていくのが個人的にはグッド。頼りになる年長者、いいですよね。

上手くいってる隊ばかりではなく、バチバチやり合ったりギクシャクしたりする隊もありますけど、これからどうなっていくのが楽しみでならない。

 

今回の遠征選別で描写が増えてきたけど、まだまだ謎が多い漆間だったり、カバー裏の片桐隊の面々のこととか、まだまだ魅力的なキャラ増やしていけるのが凄い。

自前で揉め事の種作りたくないと言ってる桃園君が、舞台に入ってすぐA級にあがったためテンパり気味の0.8人前スナイパーと書かれていたり、カバー裏情報の方が詳しいですからね。今後の活躍に期待。

でも、1人前スナイパーであろう12位が「あの程度は防御の内に入らない」とかいう変態技量持ちだからな……A級でやっていけてる0.8人前スナイパーって、普通に凄腕でしょ……。

Thisコミュニケーション

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「俺はデルウハ」

「毎日パンとサラミが食える立場を守れるなら 世界がガスに埋もれようと」

「化け物を殺す仕事に就かされようと構わない そういう男だ…よろしくな」

 

イペリットという怪物が湧くようになった地球。

この怪物は惑星を彼らに住みやすくする為、人を障害と認め最優先で排除しにかかった。

イペリットが出すガスで地上は覆われ、人類は高地へと逃れようとしたものの……そのわずかな土地を奪い合い、イペリットに襲われたって言うんだからどうしようもない。

優秀な兵隊を集めて反撃にでる世界連合軍計画ってのがあったらしいですが、遅きに失したとかなんとか。

 

そうした海外の事情に詳しいデルウハは、食事が取れれば汚れ仕事だろうと引き受ける主義の持ち主で、「あるとしたらここだけ」と長野を訪問。

飯が食えないなら死を選ぶ辺り筋金入りですが……ギリギリで隠された研究所のメンバーに助けられた。地下研究所ながら、生産設備も整っているようで200人ほどが生き延びているとか。

食事を提供してくれるなら協力します、とデルウハは言って実際軍事に詳しい人材を欲していたわけで、ギブアンドテイクは成立するんですが……。

 

この研究所では人体実験を行っており、それで作り出した女子5人の兵隊「ハントレス」による防衛を続けていた。

しかし実験体だった彼女達はかなり不安定で「力を誇示するばかりの子供たち」と評されてました。

ただし、軍人が出来なかったイペリットとの近接戦闘が可能な身体能力に加え、「死んでも一時間前の自分を再生する」という不死身の兵隊でもあった。

 

その能力を、研究所の所長よりも効率的に運用してのけるのがデルウハであり、この主人公最悪だよ、って言いたくなるんですよね……。

戦闘中に味方を斬ってしまい混乱した子が居て、その子と他のメンバーとの関係が悪化する可能性が高い。だから殺して記憶をリセットする。

生き残りも殺してしまえば「ミスで同士討ちした」と事実は消え失せるんですよ! と言い表情で告げるんですよね。怖いわぁ……。

 

所属していた軍隊で「悪魔」なんて呼ばれていたのも頷ける。

イペリットと至近距離で遭遇して、敵わないとわかったから逃げを打った。「部下より速く走れる状況だったから逃げるだけは出来た」って台詞、聞いてるだけなら「あぁ部下が何か荷物を持ってて、遅れてしまったのかな」って思うかもしれませんが……。

回想シーン見ると、部下の足撃って倒れたのを囮に逃げてるんですよね……自分が生き延びるという点においては間違ってないけど、躊躇いなく選択できる辺りが怖い。

ワールドトリガー24

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「三雲もそうだが『自分を認めてくれる仲間』がいなくても結果を出せるかどうかが問われるってことだ」

 

巻頭カラーイラスト、玉狛支部のメンバーの和気あいあいとした感じが出てて良かったですねー。

遠征選抜試験関連のエピソードで、今までやってたランク戦と比べると静かな展開が多いんですが、それでも面白いのが凄い。

 

まずは完成した11部隊を、A級はどう評価するのか。

閉鎖環境で問題が起きそうなところ、順調そうなところ。とりまる先輩が、氷見さんの印象他と違ってるのとか、それぞれで見えるものが違うのを端的に表現してて良い。

それを見た時の上層部の分析の際に、唐沢さんが諏訪7番隊あげて三雲贔屓を他2人にツッコまれてる場面は笑えた。一応、別の理由があるらしいですけど

 

そうやって外部からの解説だけじゃなくて、臨時隊長の口からコンセプトの解説をさせたり情報が順に出てくるので分かりやすい。

諏訪さんがくじの細工を見抜いていたリ、思っていたよりも視野が広い人だったんだなぁと、ガロプラ戦の時に外で指揮任されたのは伊達じゃないな感。……いやあの時は速攻で二宮に振ってましたが、適切な判断できるってことですしね。

臨時隊長が選ばれた基準とかもしっかり考察してましたし。修にアドバイスとかもしてたし、頼りになるわ~。

他の部隊も考えながら構築してる中で、若村のまだ及ばない感じが新鮮です。ワートリの学生たち、スペック高すぎるんですよねぇ……。

 

巻末には、初日終了時点での評価が掲載されてましたが。諏訪7番隊のエース、香取が得点1番だっての嘘はついてないけど、A級評価が最下位だったのには笑った。

他には漆間と菊地原もマイナス入ってて、漆間このままだと目的のボーナス遠いのでは? って気になったのと、菊地原なんで遠征経験あるのにマイナス貰ってるのよ……それだけチームの騒々しさにやられたか、非協力的だったのか。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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