気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ジャンプコミックス

ワールドトリガー6

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「行けオサム」
「『チカがやばいときには助けに行く』っていったんだ 頼むぜ」
「……! ……わかった!」
・・・そうだ
ぼくのやるべきことは決まってる 怖気づいてる場合じゃない

大規模侵攻の始まり。
迅の予知や、空閑とレプリカの知識。
それによって対策を取れていたため、最初の接触では優位に立ちます。
ただ、敵も念入りに対策を取っているわけで。
新型のトリオン兵が登場することで、戦場をかき回されたりと厄介な状況に。

五方向への同時進行で、ボーダーの戦力を分散したり。
分散したところに、新型をぶつけて捕獲しようとしたり。
そして新型に対応するために、部隊をまとめさせた上で目的の為にする。
人型のネイバーが敵として登場して、かなり厄介な作戦を練ってきているようで。

キャラクター多いし、分散して攻撃してくるので戦場もあちこちにばらけているんですが。
そのばらけた状況をうまく描いて、戦いの様子がよくわかります。
本部長が的確な指示を出したり、開発のタヌキ・・・じゃなくて鬼怒田が仕事を全うしていたり。
派閥争いがあっても侵攻においては一致団結してること。大人組もただ見ているだけじゃなくて、しっかり職務を全うしていること。
普通ならモブになるようなキャラにも見所があったりして、楽しく読めます。

あとは、もう一人のS級隊員天羽の様子描かれていましたけど、なんか、真っ平になっているんですけど、街。
恐ろしいな黒トリガー。
オサムも1巻で圧倒されていたモールモッドに一人でなんとか勝利したり、成長していていい感じ。

質問コーナーとか、隊員紹介とかおまけのコーナーが充実しているのもありがたい。
特に隊員紹介とかは、キャラクター多くて把握大変なので。


ワールドトリガー5

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三雲には才能も怖さも感じなかったが・・・
最後の一回だけは完全に読みを通された
それまでの20戦で俺の動きが掴まれていたという事か
「持たざる者」が知恵と工夫でどこまでいけるか この先が楽しみだな


風間に喧嘩を吹っ掛けられたオサム。
いやまぁ、迅が黒トリガーを代償に後輩たちに道を作ったことを知っているから、その「後輩」の資質を図ってみたくなった、という結構真っ当な理由なんですけど。

まぁ、オサムはC級での戦闘訓練で時間切れになったりと、才能は・・・はっきり言うとない部類。
それなのにA級の3位と当たって、勝てるはずもなく負けを重ねていくんですが。
風間から、迅の行動について、一矢報いる覚悟を決めて、押し通したのは格好いい。
風間も気にしていましたが「持たざる者」であるオサムがこれからどこまでいけるのか、が今度の焦点でしょうか。
遠征部隊を目指している以上、どうにかしてA級には上り詰めないといけないわけですが。
知恵と工夫、努力で差を埋めようとするのは、王道だよなぁ。

「ダメで元々」「負けも経験」いかにも三流が考えそうなことね
勝つつもりでやらなきゃかつための経験は積めないわ


木虎、なんだかんだで気にしているんだよなぁ。難儀な部分もちょっとあるけど基本的にいい子。
流石にボーダーの顔として広報を担当している嵐山隊の隊員ってところでしょうか。

少し気になったのは、オサムのトリガー4つしかセットされていないんですね。
前巻で戦闘していた嵐山隊の、レーダー使っている場面で7つセットされているような絵がでてましたけど。
8つセットできるけれど、全てセットしたりするわけじゃないのか、と。
まぁ、一気に情報出すと混乱するっていう面と、一度にそれだけ使いこなすのも難しいから少しずつ増やしていくっていう面があるのかなーと推測してみたり。

千佳が前回アイビスでドッカンと基地の壁ぶち抜いていましたが・・・
東さんが爽やかに佐鳥に責任押しつけていて笑った。佐鳥・・・本当ネタキャラだなぁ、あいつ・・・
開発の人が言っていましたが、基地もトリオンでできているそうで簡単に治せるそうです。
本当に便利だなぁ、トリガーとトリオン。そりゃあネイバーの技術を求めて遠征もするか。

風間と引き分けた経験がうわさで広がってオサムが居心地悪い思いをしているようですが。
それを見て喧嘩を売ってくる馬鹿もいたりするわけで。真っ当な理由で相手をしていた風間を見習えよ、緑川・・・
早いうちに空閑がぼこってくれたから、スカッとしましたけど。

爆撃型が来たり、特殊な門を発生させる小型のトリオン兵がきたりと、なかなか物騒な感じでしたが。
空閑の知識なども活用して、対策を練っているあたり、派閥はあっても防衛部隊としての仕事はちゃんとしているんだよなぁ。
で、対策会議をしたと思ったら、早々に襲撃が発生して。さー大規模侵攻編の開始ですよ、っと。


ワールドトリガー4

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「大丈夫だ……」
「未来はもう動き出してる……」

空閑の黒トリガーを狙って動き出した刺客、A級部隊4チーム。
相対する、S級の迅と嵐山隊。
迅が本当に格好良くて、良い先輩だなぁ、と思います。
今回は立ち位置から敵対していましたけど、そんな迅をしっかり評価している風間や太刀川も嫌いじゃないです。
勧められて素直にぼんち揚げ食ってるとこ描かれているのはもしかして初だろうか。
迅がランク戦復帰するって話をしたときの太刀川と風間の表情の差がいい感じ。

その戦闘の様子と合わせて、ボーダーの使うトリガーの解説も入ってきましたね。
今まで何となくの流れで描かれていた、武器の設定とかが色々出てきて、結構作りこまれているなぁーという感じが。
迅とA級部隊の戦闘とか、見やすくていい感じですし。

地味に活躍している佐鳥とか、迅との戦いを楽しんでいる太刀川さんとか。
いいキャラクターが多いですよねぇ。
派閥的に敵対している陣営の人々も、嫌いじゃないです。

空閑も、なんとか無事に入隊できて少しずつボーダー内部のことも描かれてきてます。
新人の三馬鹿トリオ・・・いや、実は素質で言えばオサムより上なんだけど・・・とか。
烏丸の弟子になったオサムに嫉妬する木虎とか。木虎、初期の高飛車な感じからすると、なんか面白いキャラになって来たな。

間に挟まっているネタ、今回はトリガーの解説まとめだったりしまsが。
ジャンプNEXT!掲載の番外編四コマがゆるくて笑えた。
部隊章ができるまでと、三輪隊長の悩み。いや、どっちもコメディよりですが。
個人的には部隊章の三コマ目と完成図が素晴らしいと思います。


ワールドトリガー3

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「…………別にそんないいもんじゃないよ ぼくはただ」
「自分が「そうするべき」と思ったことから一度でも逃げたら きっと 本当に戦わなきゃいけない時にも逃げるようになる」
「自分がそういう人間だって知ってるんだ」
「だからぼくは人のためにやってるわけじゃない 自分のためにやってるんだ」


オサムがまっとうに主人公しているなぁ、と。
トリオン能力も低めで、戦闘に関してはからっきし・・・まではいかないものの、大分劣っているのは確かなわけで。
それでA級を目指して動こうっていうんだから、なかなか大変そうな未来が待ってそうですが。
チカが行動を起こすと決めて、止めても聞かなそうだから手伝う、とそう言えるオサムは中々格好いいと思いますよ。

ボーダーも組織であるから、派閥なんてものが色々あるわけで。
ネイバーに恨みを持つから排除しようって派閥。街を守るために力を尽くす派閥。
ネイバーにも良い奴いるから協力しようぜって派閥。
やたらと手助けしてくれている、迅は三番目の派閥、玉狛支部の人間だそうで。
空閑をボーダーに入れることで、立ち位置を落ち着かせようと画策してます。
玉狛の面子が味方になってくれて、居場所がとりあえず確保できたのは良い事かな。

空閑の父から受けた「3つの教え」。こちらの世界に来た理由と、オサムの誘いを受けて決断したこと。
オサム、空閑、チカのチームは、どんな結束とか行動を見せてくれるのかこれからが楽しみ。
千佳は圧倒的なトリオン量あるし、空閑は黒トリガーあるし、そうでなくても戦闘経験や技術に知識とか色々持っています。けれど、このチームのリーダーは二人の意見もありオサムになるわけで。
なにかを掴まないとオサム、結構大変そうだけどどうなることやら。

相変わらず話の間に入っているオマケが笑える。
「連載前のスケッチブックが発掘されたので 昔のあいつら」とか載ってますし。
嵐山とか時枝とかほんと「誰・・・?」って感じで変わっている。
当時の設定では嵐山隊はダメな隊長をデキる隊員がサポートとかだったそうで。
広報も兼ねているって現行の設定とはだいぶ違う。

最後、派閥絡みで動きがありましたが。
やばい、迅さん格好いいんですけど。

ワールドトリガー 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)
葦原大介
集英社
2014-03-04

ワールドトリガー2

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「ごまかす必要ないだろ 誰かを助けたいってのは立派な理由じゃん」
「…………」
「……そんな立派な話じゃない ぼくがボーダーに入ろうと思ったのは……」
「何もできない自分に腹が立ったからだ」


新しく表れたネイバー。
空を飛ぶ爆撃型の敵。それを退治にいった木虎。
一方で、オサムは武器がないなりにできることを、と街の人の救援に向かう。
木虎もA級だけあって、初見の相手でも有効打を与えられるあたりさすが。
ただ、詰めが甘いというか、少ししくじりもあって焦ったりしますが。
こっそりと空閑が手助けして、無事に事件も解決、と。
空閑に「あいつはおまえとは見ているものが違うよ」と言われて、それを認めたり、自分がやってないことまで自分の手柄にする気がないというあたりだったり。
木虎なんだかんだでいい子ですよね。

少しずつ情報も出されていってますねー。
トリガーを起動している際に、様子が変わるのは、使用者の肉体をトリオンで作った戦闘用のボディと置き換えているからだーとか。

突発的に表れる門に対策を打って、オサムの勝手にトリガー使用した問題もとりあえず何とかなった…
と思ったら今度は空閑の方の問題が浮上してくるわけで。見せ方が上手いよなぁ、と思います。
空閑とオサムが本当に、なんだかんだで良い付き合いをしているよなぁ、という感じで。
こっちの世界に来てから、オサムに出会えたっていうのが空閑にとっては良い事なんじゃないだろうか。

実力派エリートを自称する、迅。
実際、その謳い文句に恥じない行動力ですねー。
飄々としながらもやることをやっているキャラは結構好きです。
要所要所でなぜか延々と「ぼんち揚げ」を食べているのが個性になってますが・・・その流れで作者さんのところに製造会社から送られてきたそうで。

間に相変わらずキャラクターなネイバーの設定が乗っていますが。
「バンダー」の解説が泣けた。捕獲と砲撃という相反する任務を課せられた哀れなトリオン兵・・・
作者に「コンセプトが緩かったため、残念ながらオサムにやられてしまった」とか書かれていますよ。
うん、要所要所で笑えるネタ挟んでくるなぁ。


ワールドトリガー1

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「みんなを助けたのは空閑だ」
「なんだそりゃ? 学校のやつらを助けたのはオサムだろ?」
「…………え?」
「オサムが逃げ遅れたやつらを助けて そのあとやられそうになって それをおれが助けたんだろ?」
「おれはオサムしかたすけたおぼえないぞ?」

結構気に入っているシリーズ。
本誌で読んでいたんですが、コミック持ってなかったので、思い立ってKindleでまとめて購入。
近未来のSFといった感じですか。
ある日、異世界への門が開いた街、三門市。
「近界民(ネイバー)」と呼ばれる彼らによって侵略を受けるものの、陰で対策を練っていた人々がネイバーを撃退。
防衛機関ボーダーを設立し、街を守っている。
ボーダーに属するC級隊員のオサムと、ネイバーの少年空閑。二人が出会って物語が動き出す、と。

オサムが弱いながらも、自分のやり方を守っているのが好印象。
一般人には、ボーダーの使う武器「トリガー」を使わないことだったり。
例え自分では勝てない相手だろうと、守るために挑む覚悟だったり。
無茶や無謀と呼ばれる類の行動が目立ちますが、それでも、と行動を起こせるのは良い事なんじゃないかと。
そもそも、C級隊員である彼は、訓練生なので、勝手にトリガー使っちゃいけないんですが。
ルール護って見殺しにするよりは、という判断が出来るのはいいですねー。

空閑に関しては、ネイバーとして門の向こうで過ごしていたから、こっちの事情には疎く、問題行動を起こすことも。
オサムとは案外いいコンビなんじゃないのかなぁ。
気苦労が絶えなそうだけど。
空閑との付き合いで注目を集めていますが、オサムがどうなっていくのかが気になりますねー。
木虎が高飛車で主人公の行動を責めてますが・・・そのあと空閑に指摘されて、ギクリとしている場面とか可愛いところもありますよね。
どのキャラクターもキャラごとに魅力あって、結構いい感じ。

あとは、話の合間にキャラクター紹介とか「脇役列伝」とかが乗っていて、中々笑える。


食戟のソーマ1~7

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「まず息子に謝れ!!」

父親の営んでいる大衆食堂で調理技術を学ぶ幸平創真。
この店を自分が料理を極めるための城として、真摯に向き合っていますが、父の都合で休店。
料理の名門学校に通うことに。それなりに気に入ってます。

2巻は寮生活を開始するところですね。
また随分と濃いメンバーを集めたものだな。
しかし、十傑の一人が在籍しているのに、事務員は寮の存在を把握していないのがいるのか。
タイトルにある食戟。
料理対決による賭け事というか、すべてが料理で決まる学校だという演出要素。
まぁ、演出というには、賭けられるものとか、かなりマジなんですけどね。
学校の根幹をなすシステムというべきか。

で3~5巻で、地獄の合宿篇。
合宿の審査員として、卒業生が登場。
1年生たちですら濃いキャラが多いのに、振いにかけられ残りつづけた卒業生が、薄味のはずもなく。
それぞれの個性があって、結構いいですねー。
幸平にライバルポジションとなるだろう相手が出てきたのもいい感じ。
卒業生との食戟と最後の課題。
幸平がまさかの苦戦。
イベントがどんどん出てくるので、テンポよく読めますね。

無事に合宿を乗り切ったら、今度は地元の商店街の町おこし。
十傑の関係店とちょっとした騒動を。いや、駅ナカに取られた客を見事に取り返しただけですけど。
商店街の強みを生かしてたのはいいんじゃないですかね。

そして、6巻からは秋の選抜が始まります。
十傑のほとんどが選抜の本戦に進んだ経験を持つそうです。
そのために盛り上がりも結構あるようで。
キャラが多いのに、それぞれに個性をつけて、うまく演出しているよなぁ、と思います。
途中で、ふらっと帰ってきた父親と料理対決したりもしてますね。

7巻までやって、予選はまだ終わっていません。
AブロックとBブロックとに分かれて、片方は終わったんですけどね。
幸平と、選抜の際に因縁の出来た、葉山が次回に回されています。
しかし、下剋上じゃないけど、トップ目指している志高い生徒結構いるんですねー。
薙切アリスが結構好きですよ。デフォルメ状態でお付きペチペチやっているところとか。
割と愛嬌あるというか、面白いキャラではありますよね。


 

エンバーミング1~5

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「どんな夜でも みんな安らかに眠れるようになるといいね――・・・」

シリーズまとめて感想ー。
5までなのは、手元に5巻までしか無かったもので。
そのうちちゃんと買いたいところです。 

人造人間をめぐる物語ですね。
人間の死体をベースに、作り出された、人間にあらざる人間。
彼らは、生前の通りに生み出されることはなく、記憶か性格か、どちらかが壊れているという。
まだ、そうした人造人間に進んでかかわるのは「悪人か狂人のどちらか」という格言も作中で出てきます。

人造人間に家族を殺され、のちに自らも人造人間となりながら、復讐を誓うヒューリー。
そのヒューリーを作り出した、ある人造人間の破壊を目的とするピーベリー。

人造人間の調整を主として、ある目的を持って行動している、大創造主の息子、アシュヒト。
アシュヒトと行動を共にする、ちょっと頭の弱い少女、エルム。

この2組がメインの登場人物ですねー。
W主役コンビ?
この周りに、ヒューリーと因縁の相手であるレイスだとか。
アシュヒトの父とか、「究極の8体」と呼ばれる至高の人造人間とかがいるわけですね。
重要な人物でいえば死体卿もそうですけど。

各エピソードの間に、博物誌として、19世紀世界の説明とか、いろいろと背景が語られているのも面白いかなーと思います。
結構好きなシリーズですよ。
雑誌の方で、ヒューリーたちが今空気になってますが。
そろそろ出てきてほしいものですねー。

1巻はヒューリーが一つの復讐を終え、新たな目的を抱くまで。
2巻はエルムとアシュヒトの珍道中。
3巻で2組が倫敦にて合流。仲間としてではなく、たまたま道行が重なった、そんな距離で行動を共にすることに。
人間組と人造人間組で行動が分かれたのがまた面白いですね。
究極の8体が案外結構早めに、しかも数出てきたなぁ、という感じです。
4巻・5巻はまだ倫敦編。
「どんなに苦しくても生きろ! お前の終わりは今じゃない!!」

ヒューリーが、究極の8体の一人、呼吸機能特化型、リッパー=ホッパーと戦います。
それだけじゃなく、さらに因縁のレイスが出てきたりと、イベントが盛りだくさんですね。




プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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