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「ただ1つだけ――ありがとう」

「あなたのおかげでわたしは自由を手に入れたから」

 

コミカライズ作品。

とある貴人に仕えるため剣術を学んでいた少女、シュリネ・ハザクラ。

しかし強敵と戦うことを楽しむ気質があった。犯罪者以外を斬る事はなく、シュリネ自身は制御できていたみたいですけど。彼女を「人斬り」と蔑む輩も多くて。

ついには仕えるべき人を殺され、その冤罪を着せられてしまうことに。罪を着せた一派がご丁寧に「お前には罪を背負って死んでもらう」と直々に宣言しに来てくれたので、シュリネはその相手ごと柵をバッサリ切り捨てることにしたわけです。

 

そうしてシュリネは国を離れて気ままに一人旅。

異国で保証人も居ない彼女は、個人で仕事を受けるにも障りがあって……路銀に心配がある状況のはずなのに、運任せで行き先決めてる当たり、かなり自由人ですよねぇ。

そうやって郊外に行こうと決めて乗り込んだ列車で、その国の貴族である少女ルーテシアを狙った襲撃が発生。

最初は自分を狙った追手かと思ったシュリネは、もののついでに護衛として自分を売り込んでその騒動に積極的に参加することに。

 

列車まるごと乗っ取れるくらい敵の手が長い状況で……それなりに自信をもって仕掛けてきていたでしょうに、単身で容易く蹴散らしたシュリネはかなり強いですよね。

女の身でそこまで腕利きなのも、故郷で嵌められた一因かもしれませんね……。

ルーテシアには狙われる理由があり、列車の襲撃を撃退しても次の追手が派遣されてくることになって。さらにその相手は、彼女の母の死にも関係があるとか……2代にわたって殺そうとしてくるとは、ずいぶんとまぁ血気盛んな敵ですな。

危険な相手だろうと、武装に心許なくても、護衛として戦いに臨むシュリネの覚悟決まってるところは結構好きです。