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「師匠。ここに来るまでに決めたことがあるのです。今から俺は……多くの同胞の屍を乗り越え、今度こそ望む未来を掴んでみせます。そのための覚悟は……既に済ませました」
主人公のヴィルガルドは、ゼルトリーク帝国の皇子。
とは言え、継承権は低く……宮殿に住んではいたものの、移動できる範囲にはかなり制限がかかっていた。
母の伝手で名の知れた武人を家庭教師に招けたり、籠の中ではあれど皇子として相応の暮らしをしてはいたようです。
しかし、帝国は国土拡張を続けた中で敵を多く作っており……そんな中で父である皇帝が崩御して。
後に明かされることでは、皇帝が亡くなってから帝国は新しい皇帝と、それを認めない貴族の派閥と、兵士崩れや他国の犯罪者が集った3勢力が争う内乱状態に陥ったとか。
そしてヴィルガルドの母の実家は、新皇帝を認めない派閥に属していて……反逆を企てた血筋だ、と排除されそうになって。
母はその混乱の中で命を落としたけれど、ヴィルガルドは幸い武術の教師に助けられて他国に逃れる事が出来た。
そこで武人として身を立てて、良い関係になりつつあった良家のお嬢様を娶るために奮起しようとした所、帝国との戦端が開かれて……敗北。
ヴィルガルドは新たに得られそうだった居場所すら、帝国に奪われることに。
敗走のなかでヴィルガルドはとある場所に迷い込み……秘された帝国の歴史を知り、奮起することになるわけです。
覚悟を決めるのがちょっと遅くなったかなぁ、とは思いますが。決めたからには成し遂げて欲しいものですが、どうなるやら。