「我ら騎士団が折っているのは、卑劣で凶悪な誘拐犯だ。我らの平穏を妨げんとする巨人を討伐に向かう勇者を、必要以上に足止めする理由はないからな」
世界の危機が頻発する小説。
この近辺、そういうネタ多すぎないか。
ザウエルがソロだったところから、パーティーとしての行動を意識してきているのがいいかなー。
主人公たちが特に報われることなく終わった前回と違って、今回は最後にちゃんと報酬が出ていたので安心しました。
ただ、報酬の割にどれだけ活躍していたかと言うと。
借金のために金策に走り回っていたら、世間知らずのお嬢様と出会う。
で、護衛の依頼を受けることになったわけなんですが、謎の集団の襲撃を受けて。
実際、良いところのお嬢様だったようで、誘拐犯疑惑を賭けられて逃げ回る羽目に。
呪われた剣持っているソロプレイヤーで、ぼっちだったザウエルにも、ちょっと手を貸してくれる人とかが出来て良かったねーと言いますか。
タイトルに関されている通り、これはユリスを巡る物語、と言う感じで。
その神官だった兄貴の関係者とかも出てきて、なにやら引っ掻き回してましたけど。
舞台の近辺に世界の危機が多すぎるというよりは、この近辺にユリスが封印したものを残しすぎだというか。
もう少し遠ざけておけばよかったのに。
さて、次回どうなりますかねー。