気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ソード・ワールド

ソード・ワールド2.0リプレイ たのだん2

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ポポ (リーリアを指しながら)この顔に見覚えはありませんよね?
その他一同 ポポさーん!? (大爆笑)
シャーリィ ポポさん、態度があからさますぎです!(笑)

前回初心者だった、ヒヨコ君ももう立派なゲーマーになってきた感じがありますねー。

第4話 なやましいじたい
第5話 まいごのまいごのるーんふぉーく
第6話 おもいでをとりもどせ!

4話は、前回最後の話の続き。
蛮族との戦いに負けて、捕まってしまったPCたち。
どうしたものかと思っていたら、捕まっていた場所に忍び込んできた冒険者が。
彼女は、助けてやるからちょっと力を貸して、と交換条件を持ちかけてくる、
まぁ、状況からして飲むしかなく、とりあえず助けてもらったところ、予想以上の厄介ごとが。
最初は此処であったことは忘れた方がいいと言っていたNPCが事件解決後「覚えておくわ」って言うあたり、嫌な縁が出来ましたね! ネタになりそう。

5話と6話は前後編。
なんとか拠点としていた冒険者の店まで戻ってきたPC一同。
村にはなにか変ったルーンフォークが主人を探してうろついていた。
どうやら、起動から1年以内に蘇生されたらしく、記憶がない。そして、荷物のように送られてきた為に、関係者もいない。
主人を探すルーンフォークを連れ、主人探しの旅に出る、っていうのが5話。
まぁ、探し物をする話で、たらいまわしにされたりして、結果かなりの遠出になるっていうのはお約束ですよね。

そして、赴いた先で調査をしてみたら、予想以上の大事のようで。
ルーンフォークの少女は、生贄に捧げられたはずだ、という相手から情報を取り、本拠地へ。情報を集めるに、どうもその儀式を行っているのは、チロルの昔の知り合いのような……?
と、結構ロールプレイが見ごたえある者になって来たかなーという感じ。

リーリアが案外戦えるって時に、仲間に引き込もうとしたポポの行動がわかりやすくて結構好きです。

ソード・ワールド2.0リプレイ たのだん1

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さなえ いえ、面白いので採用しました(笑)。シャーリーは自分の結婚式の途中に逃げてきた設定にします。
(略)
さなえ まぁ絵と本物は違うか……と思って、式には出たんだけど、戻った控室で「45点くらいの嫁だな」と言われて悔しくて逃げてきました。

RPG大好きな著者、藤澤さなえさんが、初心者のヒヨコ君を巻き込んで、実際にTRPGをやってみようっていうリプレイ。
そんなわけで、SNE系のリプレイにしては珍しいことに、プレイヤーAとかの無記名制じゃないリプレイ。まぁ、他の人はうー先輩とか仇名な人もいますが。
あとは、リプレイの中で珍しい事に著者がGMではない、っていう試みも。GMは田中公侍さんですねー。最近『カルディア・カーニバル!』を読みましたが、それのGMだった人。藤澤さんは、今回はプレイヤー側の人ですね。
解説の北沢慶さんによると、「プレイヤー視点からのリプレイを書き、どのようにプレイヤーとして楽しめばよいか、どのようなことを考えてプレイしているのか」ということを紹介しようとして書かれたリプレイだそうで。
最初の初心者を引き込んで、っていう部分もあって、結構初心者向けのリプレイかなーと思いました。解説とか多いし、結構丁寧なつくり。
キャラ作成の様子とか、話の間には、キャラクター解体新書って題で、シャーリーっていうキャラができるまでの、PLとしての考えとか書かれていますし。

地の文も他のリプレイだと「難度高くしていたのにここで6ゾロ出されるとGMとしては計算が崩れてしまう」とかGM視点ですが、今回は藤澤さんのPCシャーリーの視点で書かれているので、普通のリプレイとは違った面白さがありましたねー。

で、本編は、次の3話収録。
第1話 はじめてのくえすと
第2話 ばんぞくとのたたかい
第3話 ゆだんはたいてき

まぁ、初心者向けってことで、結構ゆったり進行って言いますか。
大きな問題もなくクリアしていったかなぁ……と思いきや最後の話に落とし穴が。
まさかシナリオ失敗してしまうとは。GMとしても、ちょっと予想外だったそうですが。
うっかり捕まってしまったPCの今後はどうなるんですかねー。

ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たちリターンズ2

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GM 『キミは跡を継ぐ者か!? さあ、此処に辿り着いたことで運を満たした! あとは知力と体力だ! それを証明するためにも、来たれ! 我が城に!』
一同 …………(生温かい表情)
(略)
ジーク すげえな女帝。これ見て戦意挫かれなかったんだ!(笑)
 
第34話 悩める迷路を破る方法
第35話 試される雛を助ける方法
第36話 上 妖しの異郷に踏み込む方法

上下に分かれたエピソードの前半しか入っていないとか!
そんなわけで、今回はちょっと戦闘分が足りないかなーという感じ。どちらかというと前回から続いている、陰謀の裏を取ったり、イベントをこなしていくっていう部分がメインになっていたかなー。

第34話
式典の絡みで皇城領を訪れていたジーク達。
前回捕まえた相手から聞き出した名前は、かつて女帝に反旗を翻した皇族。
ただまぁ、この男間抜けなことに、反乱のために奪った魔剣の創りだした迷宮に囚われていて。
女帝もさすがに、動きが取れないという事で、ジーク達が対処に動くことに。
面倒な妖精たちのリドルを超えて、相対した相手とやることがアレか……
メッシュのおだての技能は素晴らしいものがありますね。まさか、ロールプレイによってGMの想定を超えてくるとは。……前にも似たようなことやっているよなぞんざいズ。

35話
学園に戻り、今度は修学旅行に参加することに。
ジーク達はかなり高名・高レベルなキャラクターになっていますが、学校に通っているような学生たちは、まだまだ未熟なわけで。
学生たちの行動をほほえましく見守ったり、時には、危なそうだなーと心配したりと結構ハラハラしていたかなー。
先生たちがいろいろと仕掛けてきているのが中々面白いというか。
これは、なるほど七不思議っぽく伝わりそうだ、ってイベントがいくつか。
そして七不思議を解明しようと意気込んていたはずのムーテスがほとんど遭遇できないままに他のメンバーによって謎がとかれていっているのが面白かった。

36話
前回で、肝試しが行われる予定だったルートでいろいろ問題を見つけたり、気になる銅像を見つけて謎を深めたり、そろそろこのシナリオの背景が明かされてくるんじゃないでしょうか。……上下に分かれたエピソードの「下」あたりで!
一応、肝試しのゴール地点だった屋敷や銅像についての情報とかは軽く明かされますが、いかにも表に出ているのは嘘くさいというか、何か裏がありそう。
その裏がいつ明かされることやら。
すごくチョロイ、コレットの将来が地味に心配になったりしましたが。

ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たちリターンズ

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GM はい。彼女は第二の剣の神、アーメスの復活に加担という、わりと洒落にならない事件に加担しているので、さすがに無罪放免というわけにはいきません。が、その復活阻止に大きく寄与してくれたニゲラとイスミーの熱心な嘆願で、わりとあっさり死刑になりました。
一同 おおおいッ!(一斉ツッコミ)
GM あ、いえ、死刑にして蘇生の許可を出してくれたんですよ。(略)本当なら死刑にした罪人の蘇生なんて、許可出せませんから。

11巻で完結したリプレイ『新米女神の勇者たち』のその後を描く続編。
完結してから3か月後、ルーフェリアの護衛任務がジーク達にやってくる。
知己からの依頼という事もあって、ちょっとお気楽気分で出かけると、その先でちょっとうっかり? 高レベルモンスターと出くわしたりして。
参加しているぞんざい勇者団のメンバーは、ジークとメッシュ、エアとニゲラ、それにムーテスです。
このリプレイまでの3か月の間にジークとメッシュは復興を手伝い、ムーテスは自分で冒険者の店を起こした。エアはニゲラはライダー技能持ちのシフェナとイスミーを抱えて運送業やっているそうで。エアは相変わらず神官やって、ルーの傍に。神殿長になったそうですよ。

第32話 スクールライフを守る方法
第33話 黄金が平和に流れる方法

32話。
依頼を出してきたのはジャスティ。
後見の人が少し前にもめ事起こしかけた、ってこともあって蟄居しているようで。
領主代行を務めることになって、なんか大変そうですね。苦労人属性というか、うまく回らない生活を送っているような。
で、ジャスティが居る〈紫壁領〉には、伝統ある騎士学校があるようで。前領主が蟄居ってなにやったんだ、と不振がられて、実家に帰ったり休校する学生が出てきてちょっとピンチだとか。
なので、高名なプリ―スト招いたりして、傷ついた学校の名誉回復を手伝ってほしいという依頼。メッシュが言っていましたが、今回からは『学園編』という事のようで。
P25の目を輝かせているルーが可愛い。エアの神官の拗らせ方とか、ムーテスの権力の犬っぷりが凄い加速しているような。

33話
メッシュがあちこちでおいしいなぁ。妖精がやたらと出てくるので、これ前回も合わせて『ジークハルト・ブレード』を巡るシナリオになっていく予定だったんじゃないだろうか。メッシュがかっ攫って言ったけど。
妖精が見えないルーンフォークに懐く妖精……周りの妖精見える種族からすると、結構な笑いものだよなぁ。
アイヤールの女帝様の暗殺計画があるらしい、と話を聞いたジーク達。
式典が行われる領には、ルーもVIPとして招待されていた。ミスティの事も心配だ、ということでジーク達はその話の裏付けを取ろうと動き出す。
パーシバルのメイドは、しれっと毒盛っていたけどいいのか……仕える家の子息だぞ……? いや、それが安全の為でもあるけれど。
警備主任の協力を得て、ドレスやら警備隊衛視の衣装とかを借りて潜入調査ってほどではないけど、チームがばらけて行動を。
ランダムチャートで、うっかり数合わせを引いてしまったジークが残念というか、ここで、あのキャラを出すとかおいしいな、と思うべきなのか。

ソード・ワールド2.0リプレイfromUSA1 蛮族英雄―バルバロス・ヒーロー―

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GM ちょっと待ってね、今数を決めるから
(略)
GM (ころころ)18か。ちょうど割り切れるし、9匹ずついるね。
一同 ちょっと待ったぁぁぁぁあああああ!!
GM ん? どうしました?
エリヤ 1、数が多すぎる。2、故に確実に全滅する。3、そもそもSWでd20を使うな!

GM兼執筆者のベーテさんは、本名だとか。
日米のハーフで、アメリカ生まれ、幼少期は日本で過ごすも、以降はまたアメリカ。
で、なんでもアメリカTRPGは結構メジャーというか、巻末の解説には「アメリカにおけるTRPGは、ベーテ君曰く『インドアな趣味を持つ子なら、中学生までには一度は触れるぐらいポピュラーな遊び』だとか」と書かれています。
その環境はちょっとうらやましいですねー。
俺がTRPGに手を出したのって大学入ってから、高校時代の後輩に影響を受けてなので、結構遅いんですよね。まだ、初めてルールブックやリプレイの類に手を出してから、二年は立ってないですね。1年半ってところでしょうか。
でも、環境が充実しているがゆえか、リプレイっていう読み物は存在していないそうで。そんな、アメリカ出身のGMによる一風変わったリプレイ。

蛮族がPCとしてプレイできるようになった、という事でその要素を取り入れています。
具体的にはPCの一人がドレイク。
アメリカ出身という事で、そういった事情についてもちらほら書かれていたり。
自分のキャラクターに陶酔するタイプや、最強を目指すタイプのように『自分』がしたいことを追求するのが多い中で、『物語』を意識したプレイングを見て、結構GMとしても新しい発見をしているようですねー。

鍛冶に興味持ち、兄の計画を阻止しようと行動するドレイク、アンセルム。
奴隷として囚われていたもののアンセルムに助けられ、名誉点と金を溜め姫騎士と結婚するという目標を掲げ生きる人間、クリフ。
女だてらに騎士神ザイアの神官戦士を務める人間、エリヤ。
貴族の中で忌子として生まれ、他に子がないゆえに後継ぎとして育てられたものの、弟が生まれ居場所を無くしたナイトメアの少女で妖精使いのウィスト。
陽気で快活、細かいことを気にしないグラスランナーのミケ。

……なんか一人へんな変態紳士がいるぞー。いや、実際プレイ風景も主旨一貫してそんな感じでいっそ尊敬してしまいそうで怖いんですが。
一応名誉点ルールに則って、爵位を得られる⇒爵位を持った配偶者を得るルールもある⇒ゆえにルール的には姫騎士と結婚できる。
……まぁ、うん。本人幸せそうだからいいんじゃないかな。爵位を持った配偶者得られてもそれが姫で騎士かはわからないとおもうけど……本人が幸せなら……

スタートが明暗くっきり分かれて、男子チームが暗で、女子チームが明。
野宿してタンパク質に飢えた2人と、おいしいチーズを堪能している3人。
それぞれの事情によって彼らはある村へと赴き、そこで出会う。
村ではアンデッドが湧き、それの対処を求められる。
ロマンを求める変態紳士さんが、ちょっと引かれてましたが、まぁ、初めて会ったパーティーでしかも蛮族込みにしては、結構心温まるやりとりがあったかなー。

そして、2話は、前半のシナリオで呪いを受けたPCが発生したので、それを解除しようと"集いの国"リオスの第二都市リリオの中で神殿巡り計画を立てたり、赴いた先で試練を受けたりする話。
……こうして、街の有力者に対面すると、いずれ逃げられなくなったり、いつの間にか中枢に絡むような事件に巻き込まれるんだぜー、とか言ってみる。

まぁ、結構楽しんだので、その内続刊も買おうかなーと思います。

ソード・ワールド2.0リプレイ カルディア・カーニバル!

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プレイヤーD 占い師でうそつきだと、完全にインチキだなー(笑)。
フワ いえいえ、霊感商法なんてやったことナイデスヨー?
一同 (笑)

『カルディア・グレイス』というサプリで追加されたデータを紹介するという意味合いが強いリプレイ。新種族や、新技能など、それを中心に取得したPCたちの冒険模様がえがかれています。

こういう、サプリに合わせたリプレイとかもあると結構理解しやすくて助かりますねー。まぁ、全サプリに合わせて発行するっていうのは中々厳しいものがあるとは思いますが、たまにこうやって書籍化されてくれるとちょっと嬉しい。
SWはリプレイ読んだだけ、手元には基本ルルブのみって状態なんで、何言ってんの、という感じですけど。サプリメントも懐に余裕あったら手を出してみますかねー。
問題は、いつ余裕があるか、という所なわけですが。

第一話 カルディア・カーニバル
第二話 カルディア・クライシス 
の2話を収録。 
色々と紹介するという目的から、2話掲載した後には、用語解説なんかもついていたり。
また、巻末には、付録として、色んな店に出資することのできる『交易ルール』が追加されています。

シャドウのウォーリーダー、フィーのミスティック、フロウライトのコンジャラー、ウィークリングのプリ―スト、ラルヴァのデーモンルーラー。
フロウライトとか結構面白そうだと思いますね。
鉱石が人の形を取っているとか、なんかプレイしてみたい。……サプリないし、結構癖強そうなので、ぶっちゃけ運用しきる自信もないですが。

第一話は、説明のシナリオってことで、結構簡単に。
一般人が危険な場所に言ったみたいだから確認してきてよ、って依頼を受けてみたら背後には魔神使いの影が見えて。ラスボスを殴りに行く、と。
第二話は、ひょんなこと(GMという神の采配)から再び巡り会ったPCたちがちょっと規模の大きな事件に向き合う話。異種族の絡みはこのメンバーだと結構響くかなぁ。人間いないし。ウィークリングとラルヴァいるし。

元は単発のシナリオだったのを、書籍化に合わせて2話目を収録した、というタイプのリプレイ。データ解説用っていうのもあって、読みやすいけど、盛り上がりというかインパクトっていう部分では物足りない。まぁ、その辺はモノプレイ故となってしまうんですがねー。

ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち11

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エア うん。わたしが皇帝でもそうするわ。女帝は知ってるわけよ、アーメスのことを。で、あの柱を見たら、邪神の復活阻止のために、犠牲は厭わないと思うわね。内心はどうあれ。
イスミー つまり、まとめると。……一大事、ってことでやすね(重々しく)。
一同 (爆笑)
ムーテス うん。綺麗にまとめたね。いまだかつてないくらい。
エア そんなのは、3冊くらい前からわかってることでしょう!(笑)


リプレイ完結。収録は次の2話。
第30話 新米女神を守る方法
第31話 新米女神を救う方法

で、巻頭の目次にはないけど、間に「31話が始まる前の30.5話?」な感じでソラのエピソードが入っています。
流石に最後のエピソードともなれば、やっぱり全員そろってエンディングを迎えたいですからねー。
こういう展開は大好きです。

30話。
久しぶりに《白峰領》に帰ってきたぞんざい勇者団。
いや、ルーフェリアであったイスミーとニゲラからすると初めての場所になるんですけど。
アインベフさんもやってきてジークが魔剣をゲットしたりと、イベントも色々。まぁ、ジークの得た魔剣は、これから成長していくようなタイプなんで、このシナリオではあまり活躍してないですが。

アレンの能力の基盤である、補給基地―アーメスの信者―を倒すか。
アレンそのものと戦って打倒するか。
本体の宥和神アーメスを倒すか。

3つの選択肢を考えた中で、ジーク達は決断を下して行動する。
色々と情報を集めたりして喧々諤々議論したのちに。
さすがに、ルーが絡むと行動が慎重になりますねー。
まぁ、GMが脅しすぎたかも、と地の文で思っていることもありルートの一つは早々に断たれてましたが。、
こういう事態も想定して、いくつもルート考えているのは、用意周到というか、裏をかかれまくったからこその阿吽の呼吸といいますか。
情報の出し方が卑怯とまでは言わないけど、ミスリードを誘っているよなxあ、という感じで。
目先の事に気をとられてしまって、落とし穴に落ちた印象?
そしてパジャリガー・セカンドはいったい何をやっているのかと。
アレはアレでおいしいけれど。

30,5話
30話には参加できなかったソラが、最後だけ参加っていうのもアレだから、と31話の前に簡単にやった「ソラ個人版これまでのあらすじ」みたいな感じ。
相変わらずの面白アイテム収集癖によって、なんかイベント引き起こしてましたけど。
まぁ、アレがなくても別の形でイベント発生してそれを目撃するっていうシナリオになったんでしょうが。
プレイヤーとしてはちょっとへこみそうだなぁ、と。自分だったら、やべ失敗した、とは思う。
 
31話
新米女神の勇者たち、最後のシナリオ。
ソラが加わって、ぞんざい勇者団フルメンバー。うん、《投人機》なんて考えたのは誰だ…
エアとソラの姉妹の掛け合いも久しぶりだなぁ、という感じで楽しく読みましたが。
領主かくまったけど、抜け穴はふさいでなかったのか・・・そういえば話していなかったような。
ちょっと手落ちだろう。あそこで人形と対面しているんだし。それは、仕込みをするよね・・・
GMが途中で最後の出血大サービスしていますが、アレないと、結構やばかったんじゃないだろうか。
ラスボスの強さ云々というよりは、ギミック的なものも含めて。
パジャリガーがまたしてもおいしい。・・・セカンドもいないと詰んでたのかなぁ。その辺考慮したバランスで作っているとは思うけど。
途中驚きの展開がいくつか挟まりましたが、総合していい最終回だったんじゃないかと。


ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち10

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ムーテス よしきた! メッシュ! ここは僕にまかせて先に行け!
メッシュ 友よ!(感涙)
一同 (爆笑)
メッシュ ぶわわっ、っと目の幅涙を流して走りますよ、一回はやってみたいシチュエーションですからなー(笑)


・・・メッシュは乱戦宣言効かない《影走り》を取得しているんですが、ちょっとドラマを演出するためにわざわざ乱戦を形成するムーテス。うん、演出って大事。笑ったけど。

第28話 真(マジ)英雄と話す方法
第29話  領主の館に参じる方法

28話。
滅びの予言を見たミスティ。
その詳細を聞こうとした矢先、襲撃が。
ミスティが、女帝が、パジャリガー・スラッシュが狙われるなか、ジーク達は分散して戦闘に臨むことに。
シフェナを確保し、ついにその口から彼女の思惑が語られる。
・・・イスミーが面白いぐらい株を下げているというか、フラグをぶち折っているというか。残念。
イスミーがへこんでいる裏でプレイヤーが爆笑しているっていうのも、また、アレですなぁ。TRPGならでは。
あとは、ここまでのレベルになってくるといろいろ絡め手も増えてきますね。人形とか。 

今回は、パジャリガー・スラッシュの関係もあって、彼についてさらに追及していくことに。
メッシュのオリジナルだとか、パジャリガー・セカンドとか、間抜けな歌とかそんな要素が積み重なって、本当に英雄だったのか、とか疑いがなかったとは言いませんが。
こうしてしっかり知ってみるとパジャリガーさん、まっとうな英雄だったんですね。
穢れを嫌うライフォスを信仰しながらも、後々のことまで考えて、自分一人で問題をとどめようとしたんですから。
その妻だった、アナトラさんも中々の傑物ですよね。
墓守を一人で延々と続けているのは義務とか責任とかもあるでしょうけど、ここは愛ゆえに、としておくとすごくきれいな話かなー。
だが、パジャリガーとアナトラの凄さを見ると、ドワーフのカイトはなにをしているのかと。
ポエマーで情報を蒔いて伏線としつつ、遺跡をつくる。うん、すごいけど、なんかカイトさんは残念なイメージが離れない・・・

29話
決心を固め、色々と準備も整えて、そろそろクライマックスかなーといった風情。
ルーフェリアの神殿やら、エアの家やらがある『白峰領』へと赴くことに。
ミスティの予言もどうやらそこに関係ありそうですし、女帝としても、ちょっと領主の周りで心配事もあるようで。
GMが飛行船落としまくったせいで、PCたちが、無事に着陸したのを見て「まさか」と言っているのも笑えた。
とりあえず、領主の心配事の方を処理しようと館に。
シナリオもかなり回数重ねているので、まず疑ってかかる癖がついていますね。
それを考慮して、疑われないような配置をなし遂げたGMはファインプレー。
・・・だが、あのイラストは、駄目だろ・・・クライマックスかと思ったら腹筋に来るとか卑怯だ・・・!
一度落ちぶれたとはいえ、威厳ないにもほどがあるだろ、アレン・・・
黒幕としていろいろやっていて、警戒していたら初顔合わせがあの格好とか・・・
いや、存分に笑ったんですけどね?
 

ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち9

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エア そうじゃなくて! アイヤールという国を敵に回していいことなんて一個もないのよ! そして、礼儀というのはその可能性を少なくする方法のひとつなのよ!
ジーク もっとがんばれよ、ルーフェリア(真面目)。
エア 無理ー!(絶叫)


第25話 囚われの仲間を連れ出す方法
第26話 女帝の怒りを静める方法
第27話 眠れる竜と戦う方法

の3話収録。

25話。
アイヤールの皇女、ミスティがさらわれた。
その容疑者として囚われたのは、なんと旧友ムーテスだった。
ジーク達はミスティを、ムーテスを救うことができるのだろうか、というシナリオの序章。
ムーテスのPLが、自分で捕まっている様子をインパクトあるように演出しようとして自分で台無しにしてしまうあたりが、ぞんざい勇者団だよなぁ、という感じで安定して笑えました。
レベルも上がり名誉点も獲得してきて、結構こういう国のお偉いさんと絡む、面倒な問題に対峙するようになっているんですよねぇ。潔白証明するために“クエスト”かけてもらったり大変そうです。
そして、またしてもPCの活躍によって、思惑が崩れるGM。
まさか期せずしてスパイを締めて、ボス戦を華麗に回避しようとは。
それでもめげない秋田さんが素敵だと思います。

26話
死刑執行前にムーテスを拉致し、功績を持って、なんとかとりなしてもらおう大作戦を決行した一同。
まぁ、将軍とかが黙認してくれるのが分かっていての行動なんですけどね。
ミスティがさらわられた事件の調査のために、現場に赴く一同。
パジャリガー絡みで来たのが遠い昔のようです・・・一人記憶喪ってるの居るしな!
計算外に早く倒された敵を見てGMが「も一回戦闘し直さない?」とか聞いてくるあたりがまた愉快。
メッシュが有能だったとか、どういうことなの。ファンブルの友達なメッシュが。
ついに女帝と対面していましたけど、公私をしっかり分けられるキャラは好感が持てますね。
GMがなんか「飛行船何隻落とせるか」ってろくでもない挑戦してますけど、どうした。

27話
なんとか、ミスティを救出したぞんざい勇者団。
だが、ミスティは、古代の機械によって、肉体と魂を分断されてしまっていた。
そのままにしておくと危険で、同じ機械があれば戻せるということで、機械を求めて行動を開始。
敵のアジトに忍び込むことに。
3階建て+地下のアジトに忍び込もうとして、色々駆使して3階からはいるとか頑張るなぁ、と思いましたが、そこにモンスター配置するとかGMもわかってる。
これはGMの策略勝ちかなー、と思ってたら、別のルートで入ってたらそれはそれで大変そうだったという。
プレイヤーたちは、3階からじゃなかったら大変だった、みたいなこと言ってる人もいましたし、アレはアレで正解なのか。
そして、なんとか、ミスティを無事に元通りにすることに成功。
ただ、夢見姫という先読みの力を持つ彼女は、最後になにやら不吉な言葉を吐いて。
そこから次回に続く。

ムーテスが戻ってきて、ぞんざい勇者団の魅力が増したといいますか。
本当にチーム名が良く似合っていて、だけど、いいキャラなんですよね。
その辺のバランスはさすが、といいますか。

個人的には、今回の解説書いているのが『河野裕』さんだってところにも触れておきたい。
スニーカー文庫から出ている『サクラダリセット』とかが好きなもので。
SNE所属されてたんですねー。3年経った今もそうなのかはちょっと不勉強にして知りませんが。
 

ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち8

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イスミー しかし、こうして家族の話題が出ると、ルーンフォークというのは寂しい種族だというのがわかりやすな。
メッシュ ん? ふふ、私たちに家族など必要ありません。私たちに必要なのは、主人です。
ジーク まぁ、そんなことはどうでもいい(きっぱり)。
メッシュ ジーク様ぁあ!?

メッシュが相変わらず残念というか、今回はジークが酷いというか。
自分の行動について集中していてあまり聞いていなかったから、とプレイヤーは語っていましたが。

第23話 神様時代を巡る方法
第24話 うるさい親戚をまく方法
第25話 流れる島に忍ぶ方法

23話。
幻獣の島で、ソラが一体何をしていたのかとか、そこで目撃したシフェナの目的がなんなのかが明かされていく話。
ソラはとりあえず、はちゃめちゃしすぎて、尊敬というか恐れられていたようで。村の人たちも大変だっただろうに。
シフェナさんは、なにやらこの辺にある遺跡に興味があったようで、その遺跡の管理人のドラゴンまで登場してきて。
許可出してないやつに荒らされたくないから、どうにかしてくれと、人の手を借りに来たわけですな。あまり人の争いに関与したくないらしく、人の問題は人の手でどうにかしろと、戦力としてジークたちを自分の拠点に連行。
ソラとシフェナがうっかり意気投合してしまって、どうなるんですかねぇ、コレって感じですなー。

24話。
ドラゴンに送ってもらってジークの故郷であるリオスへ。
そこで現れたのは……ニゲラの父親。
ジークの弟も扱いに困っていたらしく、こっちに押し付けてくることに。
あぁ、アレは確かに厄介というか。どうしようもなさではリャンに近いものを感じたぞ。
リオスを巡るなかで、ジークは久しぶりに叔母のドーレと会話し、自分に隠されていた秘密を知ることに……!
GM、いつからこのネタを考えていたんだろう。結構前からだとしたら、壮大な伏線というか。もう、感服するしかない感じですが。
裏表紙のあらすじにあるから書いちゃいますが、遺跡探索した結果、得たものは決戦平気でした、って……どうすんのよ、ソレ。この巻では毎回思ってる気がしますけど。

25話。
GM公認の「面倒なもの」であるニゲラの父をルーフェリアの大司教に押し付けつつ、シフェナの行方を追う一同。
まぁ、それはソラの行方とイコールではあるんですけど。
どうやら、浮島を拠点にしているらしいと、情報収集した結果侵入……したものの、イスミーが凄く残念でした。
なにやっているの、彼は。潜入作戦を失敗して、状況を悪化させたようにも。
そして、最後には驚きの展開といいますか、アイヤールも一枚岩ではないようですねー。
プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

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