セイヴェル:……ありがたい言葉だがな。オマエラの手を煩わせはしないさ。
(略)
セイヴェル:(前略)やるしかない。オレはそのために、不死殺しになったんだ。
高名なNPCである皇帝や夢見姫をPCとした、超高レベルの超越者リプレイ第二弾。
それぞれ立場もありますし、所属する国も違うので、まさか2巻が出るとは夢にも思いませんでした。
それこそ前回のように余程の事情がなければ難しいでしょう。皇帝が共も連れずに駆けだしたなんて一大スキャンダルですよ。
……超越者である皇帝が、帝国最強の兵であるというのが間違ってないので、害そうとしたところで無駄足ですが。
ミスティンのように特殊事情がなければ、超越者に手出しして無事で済むはずないですしね……
そしてパブリックイメージを大事にして来たはずの皇帝がネタに走って、まさかの錬技を習得していたんですが……それでいいのか、皇帝。
今回起こる騒動は、超越者達が手を出すのにふさわしい、「邪神復活」。
危険すぎる為に封じられていた邪神が復活しようとしている、と。その情報や復活に先駆けて行われた工作の痕跡などをそれぞれに見つけ、行動を始めて。
過去の因縁とかも解決されたように思えるので、さすがに3巻は無いかなぁ。彼らが出陣しなければならない事件がそう頻発するって言うのも恐ろしい話ですし。
しかしまぁ、戦闘はもう安定しているというか、ここまで高度になると何をしているのやら理解できなくなってきますが。
行動を許せば、戦線崩壊もありうるからって、GMが嬉々として用意した敵を1ラウンドキルとかしてましたからね。
戦闘によっては手番余る場面すらありましたからね……GMもバランスとるの大変だったろうなぁ……
誰一人かけることなく、最善の結末をつかみ取ったのはさすが。
……まぁ、うっかり穢れ増やすと大変になる御方とかいますしね。
色々とぶっ飛んでいて、読んでいて楽しいリプレイでした。